親御さんが対応を試行錯誤されている間、
お子さんもそれに反応して、
必ず良い変化があるはずなんです。
でも、その変化は、
気を付けて、目を凝らして見ないと
分からないくらいの、
小さな小さなミクロの良い変化。
このミクロの良い変化を
キャッチできるかどうかが、
回復を促進するための鍵になります。
家族はひとつのシステムになっています。
お互いに影響しあっており、
鶏と卵のように、
お互いが原因でも結果でもある、
というグルグルとまわる関係なんですよ。
この中で、一か所に少しでも変化を与えれば、
全体に影響することができるんです。
家族の中で起こっていることを変化させたいとき、
自分が「家族」というシステムの
歯車のひとつであるとイメージすると、
その歯車の回り方を少し変えただけで
システム全体の働きが変わってくる、
というのは
なんとなく理解できるのではないでしょうか
お互いが原因でも結果でもある、
という仕組みを逆手にとって、
親の試行錯誤による親の良い変化
→子どものミクロの良い変化
→親が受け取る
→受け取ることで親がミクロの良い変化
→子どものミクロの良い変化
→・・・
という好循環を作り出すことが大切です。
この好循環を起こすために必要なことは、
たったひとつだけ。
子どものミクロの良い変化に気づくこと。
子どもの小さな小さな変化をキャッチすることです。
それができれば、
この好循環は自然と成立します。
とにかく、よく見ることです。
思い込みでも勘違いでも構わないので、
「もしかして、これが良い変化？」と感じることはすべて、
「良い変化」としてカウントしましょう。
目的は好循環を起こすことであって
正しい「良い変化」を探すことではないので、
間違っていようが思込みだろうが
問題ありません
わたしたち人間は、
間違っていることや悪い変化はすぐに目に付くのに、
「良い変化」を見つけることに関しては
ほんとうに苦手にできています。
「良い変化」は意識して探さないと見つからないし、
無意識に出来ていないとことろや悪く変化したところに
目が行ってしまうものなんです。
好循環を起こしてお子さんの回復を促進するため、
ミクロの良い変化探しの達人になってくださいね
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