子どもが学校に行きしぶるようになると、
休ませる?
それとも背中を押して行かせる?
という2択を迫られているような
感覚におちいりがちです。
そして、その2択は頭の中でいつのまにか、
完全登校か完全不登校か
という2択に変換されていきます。
の記事にも書いていますが、
私は、社会とのつながりは多いほどいい
と考えています。
ひとつひとつのつながりは太くなくていい。
むしろ細くてもいいので、
なるべくたくさんのところとつながること。
いったんつながったところとは、
完全に切れないようにしておくこと。
これがすごく大切です。
ひとつの場所で居心地が悪くなったり、
何かトラブルがあって行けなくなったときに、
必要以上に追いつめられずにすむからです。
いったんつらい場所からは距離をおいて、
ちがう居場所で自分を認めてもらうことができます。
居場所に保険をかけておく、
という考え方もできるかもしれません。
どんな形なら学校とつながっていられるか
この『居場所に保険をかけておく』
という考え方でいけば、
完全登校か完全不登校か、
という視点ではなく
どんな形なら
学校と子どもとの関係が途切れないか
ということにポイントを置くことが大切なのです。
いじめなどの深刻な事情を抱えている場合もありますので、
ケースバイケースではありますが・・。
たとえば、
週に1~2日、どこかで休憩を挟めば登校できる
学校行事や特定の授業が負担になっていて、
それだけ休みたい
部活ならでれるけど、授業はハードルが高い
など、いろいろな状況がありますよね。
学校によっても対応が異なるとは思いますが
まずは!
担任の先生に相談してみることです。
最近は不登校の子や
学校生活にしんどさを感じる子が増えているので、
希望どおりとはいかなくても
相談にのってもらえて
学校ができる範囲で
なんらかの対処をしてもらえることが多いですよ。
学校としてはどこまで可能なのか
本人や親の希望としてはどうなのか
「子どもの居場所を奪わない」ために
意見を出し合って、
ちょうどよい案を探してみてください。
そのステップを踏んだ上で
「こりゃダメだ」となれば、
その時点で、完全不登校の道を考えればよいと思います
学校に行くのは
いつでも辞められます。
どんな形なら行き続けられるか?を
試行錯誤したあとでも遅くありませんよね
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