子どもたちの「遊び」とアーティストたちの「制作」。
一見、真逆に見えるようなお互いの行為を繋げる実験的行為。
アートを楽しむ。
泥んこになるようにして「色」を楽しむ。
そして、子どもたちの「跡」を引き継いでアーティストたちが「作品」に仕上げていく。
二つの企画を通して川越で画期的な試みが行われています。
二つの企画というのが、川越市駅近く、アートスペース「ruriro」で開催、
2020年8月1日[土]、2日[日]
◆「3原色で遊ぼう」
2020年9月19日[土]ー9月27日[日]
◆「子どもとアーティストの森 2020」
期間を置いて開催されたそれぞれの催しは、子どもたちとアーティストたちが繋がり合っているものでした。
まず、はじめにあったのが子どもたちのワークショップ「3原色で遊ぼう」です。
2020年8月1日(土)、2日(日)
「3原色で遊ぼう( ruriro壁面も使った家族限定アトリエ)」
『【子どもとアーティストの森】につなぐワークショップ!
ーアーティストへとつなぐ素材をつくろう!+ruriro空き地の壁にアートしよう!ー
今年は家族限定の貸切アトリエとしてのワークショップです。
ご家族でたっぷりアートを楽しみましょう!(ワークは子どもだけでも可)
室内での素材作りに加え、ruriro空き地スペースの壁面でアーティストと一緒に遊びましょう!
三原色を使って遊びながら、素材や技法を楽しみます。参加する子どもたちの遊びが、イメージの森の素材となり、6人のアーティストへとつなぎます。』
日時:8月1日(土)、2日(日) 一回のワークショップ時間は80分
①10時~11時(室内)
11時~11時20分(野外)
②12時~13時(室内)
13時~13時20分(野外)
③14時~15時(室内)
15時~15時20分(野外)
④16時~17時(室内)
17時~17時20分(野外)
講師:(室内・屋外)手島まゆ子+(屋外)版画家/早川純子、画家/両岡健太
*遊んだ後のアートは、「子どもとアーティストの森」展に引き継がれます。9月19日〜27日(23、24日休み)アートスペースruriro(ルリロ)で開催。
ruriroで開催された子どもイベント、3原色で遊ぼう。今年は家族限定のアトリエとなりました。
家族だけの80分。色と戯れ、思いっきりアートを楽しみましょう!という企画です。
小さな思い出の一コマに。
3原色で遊ぼうワークショップのファシリテーターは、「手島まゆ子」さん。
子どもも大人も安心して楽しみながら表現できる場をつくり、アート・自然・あそび、豊かな感性、自由な表現を大切に活動中。
保育園のアート講師や親子講座、保育関係の先生方への講座などの講師を務めています。また、『あそびの種 アートの芽』の屋号でイベントなどでアートワークショップを開催しています。
ruriroオーナー中村さんは、毎年夏には子どもたちにも、生活圏の中にあるアートスペースを体験して欲しいと夏休みにこのワークショップを開催していました。
しかし、今年は新型コロナウイルスの感染が広がり、どうしたら参加者が安心して参加できるワークショップが開催できるだろうかと考え、1回のワークショップを家族貸切アトリエトするカタチに行き着きました。
また、当日はその後に開催される「子どもとアーティストの森」に作品を出品するアーティストも参加、見学していました。
ruriro内を使って思う存分好きなように色遊びができるワークショップ。
家では絶対できない色遊びを子どもたちは、まるで田んぼの泥んこ遊びにように色遊びに夢中になっていました。
手を汚しても服を汚しても、誰にも怒られることのない時間は、子どもたちの想像力をどこまでも膨らませるよう。
そんな子どもたちの姿を傍らで見守るアーティストたち。
兄弟が多い家庭、一人っ子の家庭、3世代の家庭など、参加者それぞれの人数構成で、参加した家族が皆、それぞれのアートとの関わりが、新鮮で温かくて楽しい雰囲気になりました。
お父さんも子どもに進められて一緒にアートワークを楽しみ、自由気ままに自由自在?に描ける時間が楽しかったと大人の笑顔も見られ、大人も子どもも、心が解放されたように感じた80分でした。
全員の手形を記念に残した家族、昨年と同じ服で、手形を押してての大きさから1年の成長を見たご家族。今年と昨年が繋がった瞬間を何度か感じられました。
色を混ぜて作り出すことに楽しさを見出す子、塗ること、洗うこと、再び塗ること、素材によって生まれる現象も多種多様。この時間には「上手に描こう」なんて考えず、ただ色を使って試してみたい事、思いつく事が展開されました。
想像以上に多種多様なアートへの関わりに多くの刺激をもらいました。ああ、自由だな!と。
二日間にわたって開催された「3原色で遊ぼう」。子どもたちのパワーと笑顔とあたたかな雰囲気の中、無事終了しました。
ワークショップで子どもたちが使った、子どもたちから出た様々な「素材」が、これから先はアーティストたちに渡り、9月の展覧会へと続きます。
9月19日からの展覧会「子どもとアーティストの森」は、この家族貸切アトリエでのワークショップ「3原色で遊ぼう」を、見学し、関わり、共に体験したアーティストたちによる展覧会です。
ワークショップでは、子どもたちはたくさんの素材を使い、色と遊び、おしゃべりしました。遊んだ素材、空想から出た言葉や体験など、共有した時間を元にアーティストたちが作品を創るという趣向です。
今年はruriro外の空き地にもアートワークを展開。室内から外へと作品世界が広がります。
一体、子どもたちの「素材」たちが、アーティストたちのどんな「作品」に仕上がっていくのでしょう・・・??
8月のワークショップ「3原色で遊ぼう」から時が経ち、この間にも、外空き地スペースの壁が、アーティスト林ゆいかさんの手により、変化をしています。
林さんは、ワークショップに参加した時の子どもたちとの会話を思い出しながら、筆を進めていた。
単純に見ると、ワークショップ中の絵は大分消えていますが、その時に関わった人の存在を感じているとの事。…(ワークショップ中も次のグループは前の絵の上に描くので、重ねられ、新しくなり、を繰り返す、という感じでワークショップは続いていました)
子どもたちを基点にして、それぞれの参加アーティストたちが自分たちの作品を制作していきました。
他のアーティストたちも、ワークショッで子どもたちが残した「跡」や体験したイメージを元にそれぞれ作品制作を進めていきました。そちらも、どんな作品が出来上がるでしょう??
アートスペース、ruriroさんがあるのは、川越市駅の改札を出て、ローソンを左手に真っ直ぐ進み、右手に郵便局を過ぎ、ファミリーマート手前の一軒家です。
(川越style「ruriro(ルリロ)」川越市駅近くのアートスペース
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12373872967.html)
アートスペース「ruriro(ルリロ)」
川越市田町2-6
049-290-2391
HP:
blog:「ルリロ・ruriro・イロイロ」
fecebookページ:「ruriro」
https://www.facebook.com/ruriro2018/
東武東上線/川越市駅 徒歩2分(*川越駅ではありません。ご注意ください)西武新宿線/本川越駅 徒歩8分駐車場はありません。近隣のコインパーキングのご利用をお願いします。
アート、は敷居の高いものなのか。どこか遠い存在のものなのか。
そこは、アートがもっと身近になっていく場所。
生活にアートを取り入れたらきっとこんな感じなんだろうな、と実感できる場所。
普段の生活にこそ、アートを。
ruriroはアート&クラフトを通して、こころが感じる、暮らしとつながるアートスペース。
一階はruriroとして企画展にこだわっているギャラリーで、上質なアートと出会うことができる場。
一ヵ月に一つの企画展を2週間ほどの期間開催するというスタンスで運営しています。
質の高い作品と一軒家という組み合わせが絶妙で、アートがより身近なものに感じられるよう。
一軒家ギャラリーだからこその、作品の展示風景が、生活にアートが入り込んだ時の風景にそのまま繋がっていて、実感しやすい利点がありました。
一階はギャラリーとして「企画展」があり、二階は「アート教室」、「レンタルスペース」となっています。
人によってruriroの位置づけが変わり、人によって使い方が変わる場所。
アート教室は、金継ぎ教室が行われています。
レンタルスペースは、個人的な作業場所、2~3人の打ち合わせ等であればゆったりと使うことができます。在宅勤務の小さなオフィス、気分転換にも最適です。
必要に応じてお茶等(有料)もサービス価格で用意。
6畳洋室と6畳和室です。
洋室には作業スペースとして90×180のテーブル、ホワイトボード、テーブルライトなどあります。
詳細はお店まで。
教室に来た人が企画展の作家の作品に触れたり、カフェに来た時に作品に触れるなど、アートとの境界線のない接点がここにはありました。
100%ギャラリーだけだと、きっと興味を持つ人は限られる。しかし、色んな面がある場だからこそ、期せずしてアートと触れることにもなり、意識や生活に自然な形でアートが入り込んでいく。
アートと生活の融合がゆるやかに行われているのでした。
毎回の企画展は、ruriro独自の視点で開催し、観賞するだけではない、色々なストーリーを感じ、体感できるものになっているのが特徴。ギャラリー、と一言では言えない展開がある場所がアートスペースruriroです。
(川越style「梶浦聖子 メイキング展「きのうおばあちゃんも生まれたって」ruriro
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12600654782.html)
「子どもとアーティストの森 2020」
9月19日[土]ー9月27日[日] 9/23(水)、24(木)休み 11:00ー18:00
『8/1,2の家族貸切アトリエでの素材を使ったり、共に時間を過ごした体験を元にアーティストが作品を作りました。さてさて、何で出来ているのか?近くで眺めて見て見てほしい…驚きと楽しさいっぱいです。
会期中に外の壁を林ゆいか公開制作の予定』
参加アーティスト
・森田太初
・梶浦聖子
・関野栄美
・両岡健太
・林ゆいか
・早川純子
会期中のワークショップ
9月19日(講師:手島まゆ子)
9月20日(講師:早川純子/版画家)
このワークショップでは、8月の貸切アトリエの素材から制作が始まりました。
素材から見つけ出すカタチ。
ruriro内には、8月のワークショップの時の子どもたちの「跡」を土台にしアーティストたちが作品化したものが展示されています。
・梶浦聖子/鋳造
みんなで描いた布を使って、落書き大魔神を作ろうと思っています
・関野栄美/ガラス
鋳造という技法で、ガラスの素材を使って作品を作っています
・両岡健太/絵画
川越に住みながら絵を描いています
・林ゆいか/絵画
目に見えないことを大切に、心に素直に絵を描きたいと思っています
・早川純子/版画
ひっくりかえる版画の世界を探索しに東京に生まれる。
一見すると、スペース内の作品は、アーティストたちの独自の作品に見えますが、いや、これらは全て、8月のあのワークショップで子どもたちの「跡」を土台にしているものなのでした。
彫刻 森田太初
心地よい日の光と風が通る外の空き地には、森田太初の作品「波紋」が大きく広がります。中心には大小の白い鹿。室内には金の鹿。
どんな記憶が広がりますか?
ガラス作家関野栄美
「8月1日と2日生まれの花とガラスの小瓶」
鋳造技法で制作したガラスの小瓶とバラの花の作品です。バラの花は、家族貸切アトリエで遊んだ和紙と布を使用しています。先日8月のワークショップに参加してくれたお子さんが見にしてくれて、遊んだ素材に気が付き、興奮の声!
子どもたちがパレットにしたトレー。無作為な色の勢いに巨匠の残した名画の子どもを描く。両岡健太の作品。10作品あります。
子どもたちの遊びとアーティストたちの制作。
二つの行為を結ぶ画期的な試みを開催。
「子どもとアーティストの森 2020」
9月19日[土]ー9月27日[日] 9/23(水)、24(木)休み 11:00ー18:00
『8/1,2の家族貸切アトリエでの素材を使ったり、共に時間を過ごした体験を元にアーティストが作品を作りました。さてさて、何で出来ているのか?近くで眺めて見て見てほしい…驚きと楽しさいっぱいです。
会期中に外の壁を林ゆいか公開制作の予定』
参加アーティスト
・森田太初
・梶浦聖子
・関野栄美
・両岡健太
・林ゆいか
・早川純子
アートスペース「ruriro(ルリロ)」
川越市田町2-6
049-290-2391
HP:
blog:「ルリロ・ruriro・イロイロ」
fecebookページ:「ruriro」
https://www.facebook.com/ruriro2018/
東武東上線/川越市駅 徒歩2分(*川越駅ではありません。ご注意ください)西武新宿線/本川越駅 徒歩8分駐車場はありません。近隣のコインパーキングのご利用をお願いします。