川越style『ポリパン®︎「ポリ袋でかんたん!天然酵母パン作り教室」』Olive | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

川越はパン文化が根付いている街。

個人店のパン屋さんが市内各地域にあり、その地域で親しまれていて、

新しくオープンする個人パン屋さんも続いている。

今や埼玉のパンの祭典といってもいい川越パンマルシェも、川越を会場にして毎年開催されています。

そして街の中では自分でパンを作ってみたいという人も多く、

川越のパン教室は盛況、そこに・・・新たな方法による、新たなパン教室が川越で広がり始めています。

まさに、川越の新しい動き。

この小さな胎動が、街の様子をきっと変えていくはず。

 

2016年3月12日(土)天然酵母ポリパン教室 Oliveの安藤さん主催による

 

「ポリ袋でかんたん!天然酵母パン作り教室」が開催されました。

今回の場所は、本川越駅から歩いて5分、

駅前交差点から川越街道を越え、左に入っていく細道の先、

ちょうど通町公園の向かいにある

「ティーベリー ~川越の幸せごはん いやしの種~(川越市西小仙波町1-3-11)」さんにて、

10時30分~13時30分に行われました。

 

 


テーブルの上に用意されていたのは、ポリ袋に入れられている材料。

パン教室といえば、

捏ね板やボウル、麺棒、発酵器に、オーブンといったお馴染みの道具を思い浮かべますが、

ここには、それら一つも用意されていませんでした。

あるのはポリ袋にフライパンにカセットコンロ。

これらシンプルな道具を使ってパンを作るのが、この教室の醍醐味なのです。

そもそも、ポリ袋で天然酵母パン作り、ポリパン®︎とは何なのか??

今、テレビでも取り上げられるほど話題になって、聴いたことがある人も多いかもしれません。

その名の通り、ポリ袋でパンを作るというもので、

画期的な作り方は、これまで誰も思い付かなかったある意味発明的。

作り方は簡単、ポリ袋に全部の材料を入れ、

混ぜるのも捏ねるのも袋に入れたままでき、捏ね台を必要としない。

手や容器や周りも汚さず、粉が飛び散ることもありません。小さい子どもがいても大丈夫。

一次発酵は袋に入れたままで、

二次発酵はフライパンで、

そしてあとはそのままフライパンで焼き上げたら出来上がり。

もともと、ポリパン生みの親である梶晶子さんは、

2004年に東京・三鷹に天然酵母パンとヘルシースープの店「happyDELI」を開店しました。

店舗販売、カフェ、車による移動販売をはじめ、

保育園などへの卸し、通販なども行っています。

また、少人数制のパン教室も開講している人。

手捏ねのパン教室を主宰しつつ、あるきっかけから、ポリパンは誕生したのだという。

2007年頃、公民館でパン教室を開いた時に、

粉を混ぜるボウルや捏ねる台など道具が人数分揃わず、

苦肉の策として編み出したのが、ポリ袋を使ったパン作りだった。

ところが、必要に迫られて浮かんだこの方法が思いのほか好評で、

本格的にポリパンを展開していくことになりました。

梶さんの本を開くと、ポリパンという作り方で、

プレーンやヘルシー、スイーツタイプのイングリッシュマフィンの他に、、

パンケーキに、ピタパン、ナン、フォカッチャ、パニーニ、ピザなど、

様々なパンを作ることができると紹介されています。

また、鍋を使ってカンパーニュ、ノワレザン、リュスティック、

型を使った食パン作りも掲載されています。

この方法なら、グラノーラも手軽に作ることができる。

 

現Oliveを主宰している安藤陽子さんは、2014年から梶さんの手捏ねパン教室に行き、

 

その後ポリ袋で作るパン教室に通うようになったのだそう。

happyDELI認定ポリパンマイスターの資格を取ってからは、

自分の教室、天然酵母ポリパン教室Oliveを主宰し、

2016年1月から教室を毎月のように開講しています。

創始者が梶さんなら、川越の第一人者は安藤さん。

 

今回のティーベリーさんでポリ袋でパン教室は、

 

今や安藤さんの大事な活動拠点の一つともなっていて、

それ以外にも、各地のお店とコラボして教室を開くことも多くなっています。

北坂戸のムーンフォレストさん、川越では石原町のbackyard cafeさんでポリパン教室を開催しています。

(「backyard cafe」カフェとして、花屋として、赤間川沿いの魅力スポット

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12129203407.html

 

ちなみに、昨年の川越パンマルシェでは、
安藤さんはボランティアスタッフの一人として、パンの祭典を支えていました。

 

 

 

「川越パンマルシェ2015 前編」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12033608609.html

 

安藤さんの教室では、毎回作るパンが違い、

 

これまでにフォカッチャなどを作ってきた。
今回の教室では、プレーンのイングリッシュマフィンに加え、

チーズたっぷりのイングリッシュマフィンも作る内容となっていました。

イングリッシュマフィンの材料には、
国産強力粉の春よ恋、塩は伊豆大島の海の精、きび砂糖、ホシノ天然酵母を使用。

教室の内容は、

先生が事前に作っておいた一次発酵が済んだ生地を使って、

参加者が分割・成形、フライパンで焼き上げるものが一つ、

その二次発酵させている時間を使い、

参加者がポリ袋を使って一から生地作りをし、

持ち帰って自宅で焼いてもらおうというのが一つ、二つから構成されています。

持ち物:は、エプロンにタオル、筆記用具、持ち帰り生地をいれるタッパー

(味噌の容器、2㍑のペットボトルの半分でもOK、浅めより深さがあるもの)。

パンを作るだけではなく、ティーベリーさんのようなお店とコラボすることで、

パンを作るだけでなく、作ったパンをランチの主役にして、

ティーベリーさんがスープ、飲み物、デザートを提供してくれるという

スペシャルな内容の教室となっていました。

 

今回ティーベリーさんの教室に集まっていたのは10人。

 

Oliveさんがfacebookで募集したところ、あっという間に席が埋まってしまったという人気教室で、

他の回、他のお店での教室も満員御礼が続いています。

回を重ねるごとに熱気が高まっているよう。

手軽にパンを作りたいという気持ちは、パンが好きな人なら誰しも少なからずあり、

ポリ袋で作れてしまうという手軽さが今急速に拡がっている。

また、手捏ねパン教室だと、参加者のほとんどが女性で、

男性はいても一人、二人という状況だと思いますが、

ポリ袋のパン教室には男性の姿も多く見られます。

手で捏ねるというと、心理的ハードルが高く感じてしまうそうですが、

「ポリ袋なら自分にもできるかもしれない」

男性にもそう思わせる手軽さがある。

また、BBQが好き、山が好きという人が、

自然の中で焼き立てパンが食べられたら、と夢を膨らませて参加するケースもあるそう。

BBQでパンを食べるなら、ポリパンはまさに打ってつけです。

 

10:30、参加者が揃ったところで教室がスタート。

 

まずはチーズマフィン作りから。安藤先生が手本を見せ、

生地をポリ袋から取り出して、スキッパーを使って分割、成形していくことを説明します。




 

 

 

袋の外から生地を触ったり押したりし、参加者から「この柔らかさ癒される」と声が上がる。

 

参加者は先生が用意した生地を袋から取り出し、

分割、生地を平らに広げた上にプロセスチーズを載せ、

キュッと閉じるように包んだら、とじ目を下にしてフライパンの上に並べていく。

一つのフライパンに一人2個、計8個の生地を並べます。





ここまで進めてきた参加者から、

「簡単であっという間ですね」と驚きの声が上がり、

「そこがこの作り方のいいところなんですよ」と応える安藤先生。

ポリ袋でパン教室はおろか、パン作り自体が初めてという参加者が多い中、

和気あいあいとした雰囲気で進んでいく。

他のパン教室では、捏ねるという工程があるため立って作業するのが当然ですが、

ポリパンはなんと、椅子に座りながら作業するという、ある意味衝撃的な光景。。。


その後は、フライパンを使って二次発酵へ、

カセットコンロでフライパンを温めて、生地の酵母を元気にさせます。

横にタイマーを用意し、

時間を計りながらフライパンの火加減を強火・弱火と調整していく。

参加者は先生の説明の通りに火を点け、

時間を計って「よし、もう大丈夫!」と止める。

なんだか、パン教室というより料理教室のような光景。

蓋をしたフライパン内に熱がこもり曇っていく。生地の酵母が元気に活動しています。


パン作りは、生地を下から熱を与えるというのが重要で、フライパンだからこそできる加熱です。

「今の状態を見ておいてくださいね。

生地がだんだん膨らんできます」 と安藤先生。

二次発酵で生地が膨らむのを待つ間、

もう一つ、自分たちでポリ袋を使って生地を作ってみようという内容へ。

まずは先生が手本を見せます。取り出したのが、ホシノ天然酵母。

実際にスプーンですくって水と混ぜながら生種を作る様子を見せる。

酵母の培養の仕方もレシピに記載されていました。

ポリ袋に入れられているのは、小麦粉、きび砂糖と自然塩、そこに生種を加えていきます。

全ての材料が袋に入れたら、空気を吹き込んで膨らませ、

いよいよポリ袋をシャカシャカと振って混ぜ合わせていきました。

安藤先生の見本の後に、参加者がそれぞれ挑戦していく楽しい光景。。。












この光景がポリパン教室の楽しいところで、

袋の両端を手にしてみんなでシャカシャカ混ぜ合わせて、笑顔が溢れます。

「まだ混ぜ合わさってないかな?」
中の生地を確認しながら、ひとかたまりになるよう、さらに振り混ぜていきます。

「だんだんまとまってきた!」

生地としてまとまったら袋の空気を抜き、口を閉じる。

生地が2~2.5倍ほどになるまで発酵させます。これが一次発酵。

教室の最初に用意されていた生地というのは、

先生がここまでの段階まで作ってきてくれたものを使用していました。

参加者一堂で振って作った生地は、それぞれ家で二次発酵のあとに焼き上げてもらいます。

そうこうしているうちに、フライパンの中の生地がまた少し膨らんできたようです。

最初の状態から比べるとふっくらとした形になってきていた。

二次発酵が済んだら、蓋を開けて生地を引っくり返しては両面に熱を加えていく。

一方のパンには、下にとろけるチーズを敷いて、

後々にカリッとしたチーズの羽つきにしようとしていました。

 

 



 

 



こんがり焼き目がついたら出来上がり。

「美味しそう~♪いい香り!」

「こんなに簡単にパンが作れるなんて!」

「家で作るのが楽しみ」

「また教室に来たいです」

など、驚きと感動の声が上がっていました。

簡単そうに見えて、でも本当に簡単、それがポリパンです。

最後まで和気あいあいとした雰囲気で進んだ、

天然酵母ポリパン教室Olive安藤さんの
「ポリ袋でかんたん!天然酵母パン作り教室」でした。

そして、ここからがもう一つのお楽しみ。別の時間が始まります。

テーブルの上に置いていたガスコンロやフライパンなどの道具を片付けていく。

おや、ティーベリーさんのサラダやスープ、デザートも準備ができたようです。

お店とコラボしたスペシャルな内容、お皿にたっぷりサラダが盛られて、

今自分たちで焼き上げたばかりのマフィンも載せ、テーブルセッティングしていく。

トマトとロマネスコは川越Farmer's Marketの利根川農園さんのもの。

そこに安藤先生が試食用にと作った、鍋で焼いたシナモンロールや食パンも添えられて、

「いただきます!」

「いただきます!」豪華なランチタイムの始まりです。













これからも安藤さんの教室は、ティーベリーさんのようなお店とコラボしていき、

回によって作るパンも変化していくと思います。

人気教室ですぐに埋まってしまいますが、ぜひあの楽しさを体感してみてください。

直近の予定としては、

4月2日「親子でポリパン~ポリ袋でかんたん♪天然酵母パン教室~」
川越市北部地域ふれあいセンターがあります。

backyard cafeさんとの次回コラボ教室(満員)では、エッグスラットを用意してくれるとのこと。

他にも川越のお店とコラボすることも増えていくと思います。

今後はピタパン、パンケーキ作り教室も開講していきたいと話す安藤さん。

また、初の野外開催として、2016年7月3日の川越Farmer'sMarketでも、

蓮馨寺の木の下でフォカッチャを作る教室も開催予定となっています。

まさに、BBQ感覚で楽しんでください。

 

 

(①「川越Farmer'sMarket 」2015年7月12日蓮馨寺

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12050052825.html

 

ポリパンの伝道師として、安藤さんはこれから活動を広げていくはずです。

 

これからの開催は、facebookのページなどで発信されていきます。

「天然酵母ポリパン教室 Olive」

アドレス polipan.olive@gmail.com
ブログ http://ameblo.jp/ando-yo
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