「第1回KOEDOアジアフェス終了」アジアならではのまったりとした雰囲気の中で | 「小江戸川越STYLE」

「小江戸川越STYLE」

「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真


 

一番象徴的な場面はと言われたら・・・・

そう確かお昼過ぎのことだったと思います。

ボランティアスタッフがタイの人たちにビールをご馳走し、

かんぱーい!と呑んだ後、



 

お返しにタイ料理を口に(*^o^*)

国際交流という言葉を謳わなくても

自然なやり取りがそこにありました。。。


 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


 

2014年3月22日KOEDOアジアフェスin蔵里、無事に開催することができました!

天気にも恵まれて、たくさんのご来場ありがとうございます。

アジアの雑貨に食べ物にワークショップにマッサージに音楽にパフォーマンスに、

アジアらしいゆったりした雰囲気の中で、多くの方で賑わいました。

来場者2000人。

いろんな方が訪れてくれて、お話しをするのが楽しかったです♪

アジアフェスは、出店者さんだけでなく、いろんな人たちが関わっています。

市民が支え作ったイベントでもあって、だから楽しいんです。

そんなアジアフェス、舞台裏をここに。。。

 

このイベントは、川越で第一回目となるイベントです。

じっくり時間を掛けて準備を進め、この日を迎えました。

当日が迫ってくるごとに、アジアフェス楽しみにしてるよ!という声を

あちこちで聞く事ができて、期待してもらっている様子が嬉しかったです。

 

アジアフェスのスタートは10時からでしたが、

10時前には蔵里広場に人がポツポツやって来て、

きっちりとしたスタート宣言もなく始まった感じも

アジアフェスらしくていいなと思いました。

蔵里の入口に出店していただいたのは、埼玉県在住タイ人クラブです。

埼玉県在住のタイ人が中心となって、
タイと日本の文化や伝統を共有し、文化交流を深めるための会です。
今から6年前に発足したそうです。
代表のスパタラーさんは川越在住。

 

活動としては、川越駅東口にあるクラッセ川越、
霞ヶ関ににある伊勢原公民館などで日本人対象のタイ語教室、
タイ料理教室やカービング教室にイベント活動、
それにタイ人を対象とした日本語勉強会や生活相談なども行っています。
まさに日本とタイの架け橋となっている会です。
100人以上いるメンバーは、日本人も多数入っています!

 

タイ人クラブはフードの提供とダンスショーで出店。

入口でタイの人たちのパワー溢れる元気な声と独特な香りで、お客さんを迎えたい、

これがアジアフェスなんだと、アジアフェスからのメッセージでした。

 

それは思った通りの雰囲気になりましたが、

こちらが思った以上にタイの人たちが明るくて元気で、

なにより一番イベントを楽しんでいました(*^o^*)

お祭りを楽しむのはこういうことなんだと、タイの人たちに教えられます。





 

ずっと元気で声を出していて、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれるブースでした。

それに美味しい料理♪タイラーメン、ガパオ、グリーンカレー、パッタイ、ドリアンのドライフルーツ。

料理を担当したのは、

西武新宿線南大塚駅にある「サバーイ・サバーイ 」です(お店の記事はリンクから)。

サバーイ・サバーイのお母さんは、

『本場の味しか作れない』とタイで作ってきたままのものをお店で提供しています。

このタイ料理が朝から大好評で、

フードは11時スタートとしていたのですが、どんどん売れに売れて、

お昼くらいにはグリーンカレーもガパオもなくなってしまう事態に。。。!

 

そこで急きょスタッフがサバーイ・サバーイに

ラーメンのスープを取りに行きを繰り返し、

なんと三回もお店と蔵里を往復してました(*^o^*)

「途中渋滞して蔵里と南大塚の往復で30分以上かかった!

早く届けたいと思って裏道裏道を練って持ってきたよ!」という話し。

お店ではずっとお母さんがスープ作りを続けていたそう。

 

そしてここでも調味料4点セットを用意してくれていました。

これがなければタイ料理じゃない!という、砂糖、唐辛子、ナンプラー、お酢。

 

これをタイの人はラーメンにもなんでも、

自分好みでドサッと入れ自分の味を作る。

そういうやり方を、タイ料理を購入した日本人の方も真似をして、

全部入れてみた!とか話してる光景がいいなと思った。

 

普段なかなか挑戦しようと思わないことも、

こういう場ならできることがある。新しい発見があるのもお祭りの楽しみの一つです。

ベンチに隣り合った日本人とタイの人が、

料理について話してる光景もあって、

自然と話してるような雰囲気を醸せたのは良かったです。

 



(ボランティアスタッフも民族衣装でお出迎え♪

リス族みたいだね、と誉め言葉なのかなんなのか言葉をかけられていました(*^o^*))



お客さんも本物の服で来られている方がいました!


スタッフ、仲良しのお友達で記念写真♪


スタッフ証は、サニーサイドテラス佐々木さんの手作りです。

よく見ると・・・写真がドリアン!

ちなみに持っていたバッグは、グリーンクラフトで買ったものだそう。

風合いもいいし、触ると違いがよく分かります。

やっぱりいい手仕事品を扱っているお店です。



会場にはたくさんの狐さんの姿も。

日本の民族衣装とも言える狐、

アジアフェスのチラシを配ってお手伝いしてくれながら、

フェスを楽しんでいました♪(狐の格好でマッサージ受けてたり(*^o^*))

入口から進むと、左手に雑貨ブース。


「ASIAN ACCSENTS(アジアンアクセンツ)」さんは、

「すべてのものを現地に行って、自分が対面で買い付けています。
うちは国内仕入れは一切ない」

というこだわりを持っています。

 

KOEDOアジアフェスのアジアン雑貨の出店で、
このお店を呼べたのは大きいです。
本物を感じられる場。

 

お店があるのは、西武池袋線小手指駅南口の近く。
お店には、手仕事の布にカゴにバッグにアクセサリーが所狭しと並んでいます♪

毎年のようにジャワを訪れ、
去年の12月にもバティックの買い付けに行っていたASIAN ACCENTSさん。
一度の買い付けで3週間近くは行っているそう!
いつも買い付けで行くのは、スマトラ島からジャワ島へ。

 

バティックといえばやはりジャワです。

バティックは、もともとは
現地では男女関係なく日常的に着用している腰巻。

 

「バティックの蝋描き染め(ろうがきそめ)は、
生地に蝋で模様を描いて、水で落とすと白い部分が模様として残る」

 

模様は花や海のものが多かったです。

手描きのバティックは作るのに1,2ヶ月、半年掛けて作ったものもあります。

 

バティックの魅力に取り付かれて、もう16年になると言います。

 

「現地にわざわざ行って、布を探して回って自分で買うのが楽しい。
新しく作られたものもいいけれど、オールドがやっぱり魅力的ですね」

 

ぱっと見て分かりやすいものよりも、

じっくり話しを聞いて分かるもの、あえてお祭りという場で本物にこだわったアジアフェスです。


KIRIC(キリク)は、

『アジアフェスのために買い付けに行ってきました!』というくらい、

このフェスに気持ちを込めていました。


買い付けに行ったのはラオスのルアンパパンなど2週間の行程。
街の通りは、夜になると毎日のようにナイトマーケットが開かれ、
モン族の人が作った手づくり品がたくさん並ぶそうです。

 

「夜になると道が、出店専用みたいなって賑やかになるんですよ」

 

ここで自身が現地のおばちゃんと交渉しつつ買ったものが、
アジアフェスでそのまま並んでいました♪

 

そしてKIRICの隣には・・・
WARMTHの可愛らしい雑貨が並びます。




タイ雑貨の「WARMTH(ウォームス)」 は、連雀町にあるお店。

アジアフェスのために3月22日の直前までタイに行っていて、

直接自分で買い付けたものが並んでいます。

上品な雑貨は女性に人気でした♪

 

雑貨ブースの出店者さんは、みなさん

その国に行って自分で買い付けてきたものばかりです。

もちろん、現地の人が作る手仕事品にこだわっているお店です。

簡単に、大量に、手に入るものではなく、それしかない一期一会のものたち。

そういうこだわりを持つ方々に出店していただきました。

楽しければ成功!だけでなく、そんな本物体験も広場に潜ませて(*^o^*)

本物は、イベントでは伝わりきれない部分もありますが、

見てもらって触れてもらって、その感覚はちょっぴり体に浸透しているはずです♪

こういう機会を通して、お店に興味持ってもらえたら嬉しいです。

 

広場中央のパフォーマンスでは、タイ人クラブのダンスショーが始まりました!

午前と午後の二回、違うメンバーがタイ伝統のダンスを魅せてくれました。



民族衣装で蓮の花を持ちながらのダンス。

ゆったりとしたダンス、見ている人もゆったりした気分に♪

食べながら、雑貨を見ながら、自由な空気で過ごせる雰囲気で。

 

イベントは、実際にその場所に来てもらわなければなりません。
だからこそアジアフェスで考えたのは、
そこにずーっと居られるような雰囲気を醸すこと。
ただいるだけで、なんだか楽しい気持ちになれること。
右からは音楽が聞こえ、
左からはタイ人の元気な声が聞こえて、

雑貨が目に入りカービングの美しさに見とれて気持ち良さそうなマッサージがあって

美味しいものを食べる。
ただいるだけで、いつまでも五感が刺激されて飽きないこと。
そんな感じをアジアのフェスなら実現できると思いました。


ダンスを見ながら雑貨を見ると、

サニーサイドテラスの優しいベトナム雑貨に引かれます。


 


 

隣に出店しているグリーンクラフトは、

確かな手仕事を扱うお店。
こういうお店の物を、いいと思う方が増えると嬉しいなあと思います。


ブータンの衣装で目立っていた荻野さん。

あの方現地の方なんですか?と聞かれましたが、いや違うんです(笑)

民族衣装着てると、みんなそう思いますよね。

アジアはその服着ると現地の人に見えてくる。

ブータンの人に見えるくらい、アジア同士は近いし繋がりが強い、

間違われる感じがまた心地よかったりします。

 

サニーサイドテラス 」と「グリーンクラフト

この二つのお店があってこそのアジアフェス実現です。

その10年来の繋がりを現在から遡って、新所沢の「レンレン」まで辿りました。

アジアは近くて広くて深い、

アジアを巡るように、アジアフェス出店者さんを巡る旅。

そちらもご覧ください♪

 

アジアフェスで、他のイベントではなかなか見られない出店が

青空マッサージでした。

担当したのは、仙波町にあるタイ古式マッサージの「ヌアッド・ケア・トゥクトゥク 」さん。


(ケーブルテレビの取材で、

『ちょっ蔵お出かけ!まちかど情報局』の八っちゃんがマッサージうけてます(*^o^*))

 

トゥクトゥクさんは、お店からマットとベンチを持ち込んでのタイマッサージ。

この青空マッサージがとても好評で、次々とお客さんがテントの中に入っていきます!

イベントの最中にマッサージを受けられる、まったりしたアジアフェスならではです。

そんな雰囲気がいいじゃないですか♪

 

そうそう、音楽出演していただいたMUGEN LIFEのメンバーも、

出演前に「マッサージ受けました!」と話していました。

出店者さん同士お互いのお店を行き来して楽しみ、

出演者さんが出番前にマッサージを受ける、

自分たちも楽しんでいるフェスです。

 

12:00からの出演がMUGEN LIFEでした。




アジアフェスのワークショップは、今までの川越にないものを用意。

アトリエジャスミンの菅原さんに出店していただき、

カービングワークショップを行いました。

フルーツや野菜を彫り上げ、食卓を彩る草花に仕上げるタイ伝統の芸術、カービング。

参加者にソープカービングを体験してもらい、

みなさん真剣な表情で彫っています。

このブースも人気で、待っている方が多数いました。。。!

参加者のソープカービング、上手に花を作っています♪

 

そして、菅原さんによるデモンストレーションも行われ、

カービングを初めて見る方、その超絶技巧にびっくりする方、

たくさんの方が息を呑むように見つめていました。。。



これらがどんな作品になるのか、のちほどのお楽しみ。。。


お祭りの楽しみと言えば美味しいもの!

広場の奥にもう一つのフードブースを用意。

RagCafe 」、

 

チャオエムカフェ 」、

 

手作りかあちゃん弁当の店 」です。

今回のアジアフェスは、食べ物のレベルが高い!と

多くの方に言っていただきました。

それはもちろん、アジアンフードに詳しい人たちで悩みながら厳選したので、

自信を持ってお勧めできるお店ばかりでした。


特にRagCafeは常に人が並ぶ状態が続きました。
イベント自体に初めて出るということで、気合い入れてたくさん作って臨んでいたんです!

川越で珍しいチャオエムカフェのベトナムの生春巻き。

他にも揚げ春巻きやチキンライス、おこわなど

ライさんが作る本場のベトナム料理、完売御礼でした。

 

そして、かあちゃんの手作り韓国料理も大人気。

韓国のり巻きが売れすぎて、何度も自転車でお店に取りに行ったかあちゃん。


朝の4時から準備しても間に合わないくらいの盛況ぶり。

出店は広場の一番奥でしたが、

元気な声は広場中に響き渡っていました。

そして、飛び入り参加で手伝ってくれるボランティアスタッフもいて、

市民の熱はさすが川越ですね!

 

 

広場はぎゅうぎゅう詰めでもなく、まったりとした雰囲気。

いつまでも居られるこの感じは、今までの川越のイベントにない雰囲気がありました。

目当てのものを買ったら帰るではなく、

なんとなくもう少し居たくなるような場所。

会場を見渡して、『本来イベントってこういうのも大事なんだな』と思っていました。

冷静に運営を見ている僕らスタッフ自身が、

居るだけで楽しい気持ちになっていたくらいだから、

お客さんも同じ気持ちだったら嬉しいです。

 

今回のアジアフェスで、一番盛り上げてくれたのが、

やっぱり埼玉県在住タイ人クラブの方々。

ダンスは見ているうちに・・・一緒に踊ってましたよ。。。(笑)





このノリがアジアフェス♪

 

そしてタイの方々もヒートアップして、

もっと踊りたいとフェス終了間際に、予定になかった蔵里入口に移動しての

最後のダンスを披露!



この会のエネルギーとまとまりは凄いですね。

川越のど真ん中に新風を吹き込んだようなタイの方々でした。

圧倒されっ放しです(*^o^*)

アジアフェスの象徴的な存在でした。。。!

 

 

最後まで人は途切れず、名残惜しそうに広場に残っていました。。。

 

川越で産声を上げた新しいお祭り、KOEDOアジアフェス。

第1回目のイベントということで、

準備に半年をかけました。

最初はふとした言葉から、去年の9月のことです。

「アジアフェスやりたいですね」

きっかけはいつもそんな言葉からですよね。

だんだんと話しが広がり、たくさんの人を巻き込み、

少しずつ前に進む日々。

打ち合わせを重ね、重ねるごとに

「自分たちがこのイベントを実現するんだ」と自覚していきました。

 

声をかけると手伝うよ!と言ってくれる市民は多く、

そういう方がいてこそ、ここまで来れた。

 

そしてなにより、この二人の尽力です。。。



サニーサイドテラス佐々木さん、グリーンクラフト荻野さん。

本当にお疲れ様でした。。。!

 

川越のアジアフェスは、今日だけ良ければいいとは思っていません。
盛り上がればいいだけなら、今までこのような伝え方はしていないです。

宣伝というより、丁寧に伝えようとしてきました。

 

イベントを通してできるのは、こういう楽しい体験から、
普段何気ない時にふとアジアンフードを食べてみようと思ったり、

アジアン雑貨を自然と手に取っていたり、

今までよりほんのちょこっとだけ生活にアジアを取り入れていた、

そんな風に繋がっていけばいいなと思います♪

そもそもイベントの意味とは?と考え、アジアフェスを掘り下げた答えがそれです。

 

フェスで気になったお店は、また後日に訪れてみてください♪

出店者さんもみんなフェスを楽しんでいて、

終わった後も余韻に浸りながら楽しかったです!と言っていました。

アジアフェスに行きました!行ってみたかった!と話すと

喜んでくれると思います(*^o^*)

 

そして、スタッフのMVPはこの方!

ブースや音楽の紹介、呼び込みにと、

最初から最後まで声を出し続けていたノブさん、お疲れ様でした!

即興で面白いフレーズがよくあれだけたくさん出ますね(*^o^*)

と、いつも感心してます。。。

一番記憶に残っているのは、

かあちゃん弁当のブースで「人生はのり巻きです!!」と声を上げていた言葉。

それにかあちゃんが

「そうだそうだ」と相づち打っていたのが忘れられません(笑)
そういうノリもアジアフェスなんです♪

 

来場者のみなさん、出店者のみなさん、

そして支えてくれたボランティアスタッフのみなさん、ありがとうございました。



 







 

市民参加型のイベント、

2014年3月22日第1回KOEDOアジアフェス、

成功を祝してここに。


 

読者登録してね