弥生時代の講演会 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

結局この冬は

愛車のキャンピングカーでの遠出は無し。

遺跡巡りもしたいなぁと思いつつ

断念ショボーンタラー


というわけで

この期間に少しでも勉強おねがいキラキラ

ちょうど

面白そうな講演会が開催されていたので

聴きに行ってきましたー!


2月9日
大阪府立弥生文化博物館


【弥生時代の高地性集落とは】
企画展にともなって開催された講演会。




弥生時代の中期終わりから後期にかけて

それまで低地に展開されていた集落が

突如、丘陵上など標高の高いところへ集団移住!

そんな様相が西日本など各地でみられます。


これは魏史倭人伝の【倭国大乱】を示すもので

つまり各地争いが激しくなり

防御のために高地へ移住したのでは?

という説が戦後から展開されていたのです。

しかし

本当にそうか?

もう一度考え直す必要があるのでは?

という問いかけの意味を込めての企画展とのことでした。


やはり戦前、戦後は

遺跡から当時の様子をイメージするにも

【戦い】と結び付きやすいのかな?


ここ数年の自然災害の多い時代になると

高台移住と聞いて思い浮かぶのが

【津波】など【自然災害】

ですよね。


というわけで

そういった視点から

もう一度見直してみる研究者の方もいるようです。


しかし

これといって洪水や津波のあとが残っているわけでもないとのこと。

まだまだ謎、なんだそうですびっくり??


時代によって歴史観が変わる


面白いですね。

この先、新たな時代となって

また違った歴史観が語られているかもしれません。

大変勉強になりました。


この弥生文化博物館の講演会は

これまで何度か聴きに来たことがあるのですが

聴講の方がリピーターさんが多いのか

講演者やスタッフの方とすごく仲良しなのね。

なので

講演中にツッコミが入ったりして

和気あいあいで面白いです爆笑


近くに池上曽根遺跡という

弥生時代の巨大集落跡があり

この博物館も弥生時代に特化した

なかなか面白い展示が盛りだくさんです。

遺跡を復元した公園もおすすめです。


同じ府立博物館である

古墳時代に特化した

近つ飛鳥博物館といい

なかなか行きづらい場所にあるのがね

残念ですキョロキョロアセアセ


3月にかけて

まだまだ面白い講演会があるので

ぜひぜひ行ってみてくださいねー。

上差しclick上差し

そうそう

ミュージアムショップにて発見



池上曽根遺跡出土

大型建物バージョンの野帳!!

ひそかに収集してます、、野帳ですウインク

やったね!




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