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komomo日和

思いつくまま、気の向くまま
アラフィフ独身女の
ネコと旅行とその他もろもろ
孤高で優雅で役に立たない日常の記録

先日、毎年恒例の健康診断(人間ドック)のために健診センターに行ってきた。

今回はこの健診に伴いエラい目に遭ってしまった経験談である。

 

諸悪の根源は私がひたすら自堕落な生活を繰り返し、デブったことにある。

といってもコレは想定内であり、夏に定期的に健診している私は健診が近くなるとダイエットを始めて体重を前年度並みに戻すようにしている。

医者から「太りましたね」と絶対に言われたくない!というどーーでも良いプライドがあるためだ真顔

 

結果、夏痩せる⇒冬太る⇒夏痩せる・・・という最悪のルーティーンを繰り返すことになる。

そして今年も健診を間近に控え、嫌々ながらダイエットに励まざるを得なくなったのだ。

正に絵にかいたような自業自得である。

 

と書くと「健康診断のために痩せるなんて、意味があるのか」的なことを言われそうだが。

ウチの産業医曰く

「年に1回でも体重を戻したり禁酒したり禁煙したり、そうすることで体がリセットされれば結果として健康が維持される。そういう役割も健康診断にはあるんですよ」

とのこと。

健康診断で良好な成績を残すため(=医者に叱られないため)に年1回だけでも健康に気を付ける、これを繰り返していれば確かにそれ以上悪くはならないのだ。ナルホドなぁ。

 

とはいえ、昨年の診断から3㎏(控え目)程増えた体重を元に戻すのは、そう簡単ではない。

しかも短気な私は「時間を掛けて計画的に徐々に体重を落としていく」などといった健康的な減量は出来はしない。

よって、2週間ほど前から結構ハードなダイエットを開始することになった。

 

まずは絶食。

 
   

 

万年ダイエッターとして断言するが、一番簡単なダイエットは「食べない=摂取カロリーの抑制」だ。

食料を買わなければお金も貯まるし、正に一石二鳥であるチョキ

 

次に禁酒。

私は週7日飲酒生ビールする酒好きなのだが、本気のダイエット中は1滴も飲まない。

飲むと満腹中枢がバカになって、食欲が抑えられなくなるからだ。

 

そして最後は運動。

絶食で摂取カロリーを抑え、且つ運動で消費カロリーを増やす。

 

3日あれば2㎏は痩せる究極のドMプログラムである。

今回も2週間前から摂取カロリーを抑え気味にして、健診直前からドMプログラムを開始した。

 

結果、健診3日前の昼におやつのお菓子を食べて以降、本番までに私が口にしたのはコーヒー2杯とスイカバー(アイス)1個だけである。

その上、日帰り温泉で2時間サウナに入りフィットネスクラブで8㎞をジョギング、空腹を覚えたらお茶やダイエットコーラでごまかす・・・というメチャクチャなことをやった。

その結果、見事約3㎏のダイエットに成功チューチョキクラッカー

無事目標値を達成したのである。

この時の私の頭の中は、健診が終わったらランチで何を食べよう・・・ということでいっぱいだった。

スマホで健診会場近隣のレストランのメニューを眺めながら

「パスタかなぁ~~でも夏だから冷やし中華も良いかも。天ぷらそばも捨てがたいが、海鮮丼とか豪華だよね~~お願い

と前日の夜はひたすら妄想にふけっていたのである。

 

そしていよいよ本番当日。

例によって我が家の三男猫の「オレのケツを揉め」攻撃で朝4時に叩き起こされたのであったが・・・・・・起きれない汗

 

起き上がっても倦怠感でクラクラする。

階段を降りるだけで息切れが激しい。

気分も最悪である。

加えてお腹の調子も良くない。

 

実は健診に提出するために2日分の排○物(大)を準備しなければならなかったのだが、ほとんど固形物を取っていなかったため出るものも出ず、慌てて前日下剤を飲んだのだ。

3日間炭水化物(糖分)をほとんど取らないだけでも倦怠感は相当きつい。

加えて胃や腸が空にも関わらず下剤を服用したことで、完全に体調がおかしくなってしまったらしい。

 

血糖値が極端に下がる(=低血糖状態)と体が活動モードになるまで時間が掛かる、ということは経験していたのでとりあえずベッドで休んでみたものの、まったく復調する気配がない。

ヤバい、あと15分程で出かける準備を開始しなければ健診に間に合わない~~あせると焦り始めたところで、更に最悪の事態が。

急激に吐き気をもよおして、近くのゴミ箱にオエー○○してしまったのだ!

といっても2日以上前からほとんど何も食べていないから、出てきたのは昨日飲んだ下剤の残骸だけである。

明らかにいつもと違う私の様子を遠巻きに見ていたネコ達猫もギョッとした顔で

「オイオイお前、大丈夫かよ汗・・・」

という目で飼い主を睥睨している。

 

あかん・・・折角とっっっっても苦労して体重を減らしたのに、こんな状態では受診はおろか会場までたどり着くかも覚束ない。

今日は無理かえーん・・・と諦めかけたその時。

ん?なんか気分が良くなったかも昇天??

 

どうやら先ほどオエー○○したおかげで、スッキリしてしまったようである。

二日酔いの原理だ。

今から準備すれば健診には十分間に合う!

 

こうして私はヘロヘロの状態ながらも、車で20分ほどの健診会場に何とか乗り込むことが出来た。

とはいえまだ少しフラフラしている。

こんな状態でバリウムを飲んで診察台で回転させられたら卒倒するかも驚き・・・と心配したが、そんな醜態を晒すこともなく、表面上は何事もなかったのように人間ドックは終了。

 

最後の内科診察時にお医者さんから

「血糖値がかなり低いから、食事に気をつけなさい」

とアドバイスをもらった。

でしょうね真顔

 

「昨日はいつ夕食を食べましたか?」

と聞かれて

「・・・夕方の4時頃です」

と素知らぬ顔でウソをつく。

3日も断食したなんていったら、体重が増えた時以上に叱られてしまうことは目に見えている。

 

今までは多少ムチャしても身体がついてきたのだが、もう極端な事はしちゃダメなんだなぁショボーン・・・と加齢の現状を痛感した健康診断であった。

健康になるための健康診断を最悪の体調で臨むなど、良い大人のアラフィフがすることではあるまい。

本末転倒も良いところである。

 

この2週間余りで結果3㎏以上痩せたけど、そうなる前にそもそもしっかり体重管理しろよ!って、言われなくてもわかってるんだけど。

 

ところで、ご褒美の健診後のランチは前菜でミニ海鮮丼に茶碗蒸し、メインは抹茶パフェにしました。

自分に

「今、オマエが一番食べたいものは何だ?」

と問いかけたところ

「パフェですパフェ

となったからだ。

 

パフェは大変美味しかったが、3日の絶食後だったお陰で最後胃もたれしてまたまた気持ち悪くなってしまったのである。

我が家には4匹のネコ猫がいる。

もちろん、それぞれに個性があり性格も違うが、甘え方も大いに違う。

 

まずは長男、アイ

甘え方は絶妙なバランス、すり寄って来たと思うと適当に引いていく。

アタマも良く正義感があり苦労人、弟達の面倒も適当に見てくれるので、私の好きな「鬼滅の刃」に例えると竈門炭治郎タイプである。

 

そして次男のハル

四兄弟の中では一番の容姿を誇る。

超マイペースなところはある意味最もネコらしいとも言えなくはないが。

自分の欲望を果たすためなら(オヤツとか散歩とか)何十分でも飼主の脇でオネダリするネチネチとした執拗さは鬼舞辻無惨並である。

彼が人間なら絶対に友達にはなりたくないタイプだろう。

 

三男は通り越して、四男のロッキー

朝目が覚めた瞬間から廊下を全力疾走、文字通り猪突猛進馬!!

子猫の時に片目を失ったにもかかわらず、9才差の長男アイ以下誰彼構わずケンカを売って歩くランボー者(ロッキーなだけに×2回目)。

周囲の空気を読まず己の欲望のままに突き進む彼は、言わずと知れた嘴平伊之助タイプ。

ハンモックの上のハルにちょっかいを出して「シャーーむかっ」される

 

さて、問題は三男だ。

名はモモ

手足が短く耳も小さい彼なのだが、家族の中では

「ブサイクだけど何故だか無性に可愛い照れ

と評判(?)が高い。

 

ブサイクのクセにツンデレで、主人(一応、私)に甘えているところを他猫に見られるのを良しとせず、見られると

「いや、オレは別にこんな奴に興味無いし・・・凝視

とクールぶるところは冨岡義勇と言えなくもない。

 

そんな彼の彼の甘えん坊度が何故だか最近急上昇アップ、やたらと私にまとわりついてくる。

・・・と言うと

「え~~可愛いドキドキノロケ?」

と思われるかもしれないが、その甘え方が半端なくエグいのだ。

 

エグさその1:時間がエグい

ひとの部屋に入って来て

ニャォ~~ンドキドキドキドキオッドアイ猫

と甘えた声を出し、私を起こそうとする。

それだけなら

「や~~ん、可愛いドキドキ酔っ払い

のだが、それが朝の3時ともなると話は別だ。

 

エグさその2:起こし方がエグい

いかな愛猫とはいえ朝の3時に叩き起こされてご機嫌で対応できるほど私はオトナではない。

当然、無視を決め込む真顔

そうすると彼がどうするかというと・・・。

 

私の部屋には46インチの比較的大きなテレビがあり(嵐さんのライブDVDを観るため)、そこにSONY製の7万円もしたサラウンドスピーカーが付いている(嵐さんのライブDVDを観るため)のだが。

 

その上で爪を研ぐのだ!!!

 

あ゛あ゛あ゛~~ヤメテぇぇぇ~~私の7万円のスピーカーがえーん驚きゲッソリ!!と、たまらずはね起きると

オッドアイ猫オレの尻を揉めよ」

 

・・・・・・いやいや、今何時だよ汗

明日ってーーかもう今日だけどアタシゃ仕事だよ、オマエは昼間ずーーーっと昼寝ぐぅぐぅしてるからいいけど。

それにオマエのケツなら昨日も揉んだよむかっ爆弾パンチ!!!

 

私に叱られてイヤイヤ降りた奴。

 

と思いつつ我が家の義勇さんのケツを明方3時に揉む羽目になるのだ。

どうっすか?

どうっすか!?

ご満足いただけましたか!!??

 

オッドアイ猫うむ。満足じゃ。

 

いつからこんな甘えん坊モードが起動してしまったのか汗・・・気分は「なんだか最近冨岡さんがシツコくすり寄ってくるのでちょっとウザいと思う胡蝶しのぶ」である。

 

それでもこんな顔で見上げられると弱いんだよね~~あせる

 

このようにネコの甘え方は千差万別、中には迷惑千万なパターンもあるのでこれからネコを飼う方は心して頂きたい。

 

ちなみに鬼滅の刃における私の推しは我妻善逸

那田蜘蛛山編の「霹靂一閃、6連」シーンをオカズに酎ハイ3杯イケますグッド!!!!

人生も後半戦に突入して相当経つと、意識しない身体のアチコチに支障が生じてくるようである。

数か月前から右腕にシビレを感じるようになってしまった。

 

これが結構痛い。

酷いときには寝返りが打てないぐらいである。

つつつつついに私も50肩デビューあせるえーん!?

と思ったのだが、腕は上がるし肩回りに異常はないし、週1のジョギング走る人にも支障はない。

 

人生の諸先輩方に確認すると、50肩には劇的な治療法はないらしく

「気が付いたらなんとなく治っていたような気がしなくはないかもしれなくはない」

という参考にもならないいい加減なアドバイスをいただいただけであった。

 

だが40肩を患っていた同僚の症状が悪化し、入院する事態となったので治療の様子を聞いてみると

「麻酔を打って肩から剥がすんです」

 

・・・・・・何をっ!!??何から剥がすのっっあせるゲッソリ!!??

 

あんないい加減なアドバイスを信じて放置しておいて大丈夫なのか!!??

と戦々恐々としていたら、右腕のシビレが治まってきた・・・と思ったのに、今度は左腕が。

 

アカン・・・・・・真顔

もう放置による自然治癒は望めそうにない。

ここは金札束に飽かせて他力本願を活用しよう、という訳で人生初の整体に行ってみることにした。

 

 

ホットペッパービューティーのポイントが2,000Pほどあるし、これを使ってまずはお試し体験だ。

行ってみたのは職場近くの全国チェーン店。

今回は初回来店ということもありサービス価格の「60分施術3,980円」である。

まずはコース(メニュー)を選択する。

個人的には「美脚コース」「小顔ひきしめコース」に興味津々なのだが、アラフィフのオバサンの足が美しかろうが顔がデカかろうが小さかろうが、世間一般は痛くもかゆくもないだろう。

 

加えて、アラフィフにもなって女子力キープかよ・・・とかスタッフさんに思われるのもこっ恥ずかしいよなぁ汗とどーでもよい自尊心が邪魔をした結果、一番人気で無難な「全身整体骨盤バランスコース」を選択した。

 

施術してくれたのは30代半ばくらいの男性スタッフさんだった。

左腕のシビレを訴えると、そこを中心に診てくれるという。

腕を回したり首を傾けたり肩を押されたりすること数分でスタッフさん曰く

「首の骨が曲がっているのが原因ですね」

 

えっ!!もう分かっちゃったのポーン!?

私の身体が50年余りも蓄積してきた異常の原因が!!??

 

全国チェーン店、ということもあり可愛いお姉さんが優しく揉んでくれて終わりかなぁ、と軽く考えていたのだが、どうしてなかなか本格的である。

首には神経やらリンパ腺やら血管やら、よく分からんがとにかく重要なものがたくさん通っているので、骨が曲がるとそれらが圧迫されてシビレを引き起こすことがあるんだそうな。

 

「このまま放置しておくと、大変なことになります」

と聞きようによっては脅迫まがいの予言に一瞬ビビったが

「きちんと整体すれば、元に戻りますよ」

とのこと。

 

おいおい美脚だの小顔だの言ってる場合じゃなかったよ煽り~~危うく一生首が左斜め15度で固定してしまうとこだったじゃないのあせる

この際しっかりきっちり、生まれたてぐらいまでのウブな体に戻していただきましょうグッド!!!

 

 

こうして私の人生初の整体が本格的に開始した。

まずは歪んだ首の骨を元に戻すらしい。

「頭を少し引っ張りますよ~力を抜いててくださいね」

ボキ。

い、いま明らかに「ボキ」って鳴ったんですけど!?

私の首、取れてませんよね!?

 

「次は頭押し込みますね~~」

ウゲ。

ちょ、ちょっと苦しいんですけど~~あせる私の首、肩にメリ込んでません!?

 

ところで今更ながら思い出したのだが、私は背中から腰に掛けての部分を他人に触られるのが苦手(要はくすぐったい)。

思わず

「ああン・・・」

とか

「ぅう~~ン」

などと声を出しそうになり「おいおいこのオバサン何身悶えてんだよ」状態にならないよう冷静を装うのに必死であった。

もう後半15分は拷問である。

 

我慢してたら肩が凝って来たよ・・・これでは体に良いのか悪いのかサッパリ分からんではないかむかっ

と心の中でいちいち反応してたら何とか無事に施術が終了。

「効果は1週間くらい続きますが、継続することが大切です。次回の予約、取りますか?」

 

正直、1回やってみて様子を見ようと軽い気持ちで行ったのに「放置すると大変」などと脅されてしまった私に「もう結構です」などと言える選択肢は無かった・・・。

今回はお試し価格だしポイントも使えたから安かったけどさぁ、正規の金額は結構なお値段なんだよね・・・それを定期的に通えって、いったいどんなセレブたちが通ってんだよ・・・オエー

 

身体的には首は回るようになったけど、財政的には首は回らなくなるかもしれない・・・などと笑点なら座布団がもらえそうなことを考えていたら、少し暗鬱な気分になって来た身体は楽になったけど。

ホント、中高年の身体って、維持するだけでお金が掛かるんだよね汗汗

静岡市街は私のベッタベタな地元である。

駿府城公園。巽櫓の夕暮れ。

 

3月まで勤めていた職場が転勤となってしまい少し縁遠くなったが、それでも定期的に友人と飲み生ビール歩いている。

駿府城公園からかつての職場方面を眺める。

 

先日も友人Cと飲んできた。

ちなみに友人Cは高校からの付き合いなので、実質35年近くになる。

 

・・・よくよく考えてみると、学生時代の友人は親兄弟やダンナ、子供よりも長い付き合いになるのかもしれない。

生涯独身、という孤高の人生を選択した私としては、最期を看取ってくれる(かもしれない)貴重な存在と言えよう。

 

彼女との飲み会は、まだ日が高く社畜たちが上司の命令でアクセク働いているうちから、という決まりになっている。

彼らが働きアリよろしくセコセコ動き回っているのをビール生ビール片手に見下ろすことほど人生に充実感を感じる瞬間は無い。

 

飲み屋の1軒目を後にしたのが午後6時半ごろ。

辺りはまだ明るく、2軒目に寄る前に人宿町を散策してみないか?ということになった。

静岡駅周辺の代表的な繁華街といえば両替町が、あえて駅から少し離れた人宿町を散策しようとする辺りがちょっとツウなところだ。

 

余談だが、現在大河ドラマで絶賛放映中の我らが嵐さんの末っ子・Jが主演を務める『どうする家康』でもおなじみの徳川家康公が晩年を過ごした「駿府」には、かつての城下町を思わせる地名が数多く残されいる。

 

先述の「両替町」もそうだが、「鷹匠」なんて鷹狩が好きだった家康っぽいし、今ではメイン通りの「呉服町」や「伝馬町」も、よくよく考えてみると城下町&宿場町であった名残であり。

 

・・・などということはアルコールが充満した我々にはどーーでも良い真顔

見知った街中をほろ酔い状態で店を冷やかしながら、友人と千鳥足であることほど楽しいものは無い。

 

地元のアーティストさんが作品展示をしているギャラリーらしいところにたどり着く。

そのギャラリーで酔っ払いたちが写真撮影。

 

・・・アルコールはムテキだ。

「何故こんなところにカエルがカエル!?」

などと疑問を一切抱かず、被り物だって迷いなく被れてしまう。

例え職場ではクールビューティー(?)を気取っている私であっても。

 

忍法・メガネ残し!

ちなみにコレはクールビューティーな私ではなく相方。

 

 

分かる人にだけ分かれば良いギャグ。

相方はこういうセンスに無駄に優れている。

 

「ずん」の飯尾さんは地元の情報番組で静岡県内各地をフラフラ歩き回るというコーナーを持っており、県内では結構な人気者である。

よって、静岡県民が彼に出会う確率は意外に高い。

 

私も相方も飯尾さん推しである。

少なくとも私は、もし街中で独身時代の彼に出会ったら結婚を前提にお付き合いを申し込んじゃうだろうくらいには彼のことが気に入っている。

(若い頃はイケメン好きのジャニオタおたくだったが、齢50になって「人間って、顔じゃないよね・・・凝視と悟った次第である。)

 

 

閑話休題。

静岡駅からダラダラ15分ほどあるけば、人宿町に行き当たる。

昔は限られた飲食店しかなかったのだが、最近はオシャレな店舗が増えていて驚いてしまった。

 

その一つ、「人宿酒店」でクラフトビール生ビールをいただく。

お店のカウンターにいきなり外人さん(=店員)が現れたので、高校時代英語は赤点を取りまくっていた相方とそんなヤツを相方に持つ私はビビりまくったが、バリバリ日本語OKだったあせる

 

実は静岡市は知る人ぞ知るクラフトビールの聖地。

駅から歩ける範囲でお腹いっぱいクラフトビールが楽しめる。

 

家族、恋人、自撮り・・・写真を撮る機会は数多くあれど、気の置けない友人が撮ってくれる写真の顔が一番素の自分らしい気がする。

 

胡散臭い営業マンみたいなコッチは相方。

 

 

以上、地元再発見となった酔っ払いによる地元散策でした。

他県民が静岡駅で下車することはほとんど無いかと思いますが(地元民としてもおススメしかねます)、万が一降りてしまった場合は両替町から人宿町辺りを彷徨えば夜生ビールは何とかなります。

自担の展示会に行ってきましたチュー!!

その名も『未来への言葉展』でっす飛び出すハート!!!

久し振りのアラシゴトでっす笑い泣き!!!

お陰様でテンションアゲアゲアップアップでっす!!!!

※今回は一部の方のみ盛り上がる企画となっていますので、興味が無い方はスルーしてください。

※更にレポがテキトーです。もっと丁寧にレポしているブログが山ほどあるので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

 

そもそも4月中に行く気マンマンで「ファンクラブ先行抽選」を取ったのだが。

仕事の都合で仕事の都合で仕事の都合で(悔しいので3回言ってみた)行けなくなってしまい。

泣く泣く諦めてえーん(もちろんチケットは使用せずお流れ・・・)一般枠で取り直した次第である。

よって、待ちに待っての満を持しての訪問なのだ!!!

値段だって普通の倍払ってんだよ物申す!!!

 

10時少し過ぎに会場である『六本木ミュージアム』に到着。

ここには『旅』以来、2度目の訪問だ(そしてすべて嵐がらみ)。

2019年の「旅」。この時は相方が一緒。

 

朝イチバンの回、ということもありすんなり入場。

・・・という訳にはいかなかった。

余りに久し振りのイベントで、すっかり勘が鈍っていたらしい。

 

この展示会では購入した電子チケットの他にも身分証明書が必要であった。

(ファンクラブのチケットなら更に会員証も必要だが、私は一般枠なので不要。)

事前に確認して「ハイハイ、免許証があればOKでしょ~」などと思っていたのだが。

 

その免許証を忘れたことに気が付いたのは、東京行の新幹線に乗り込んだ後であった・・・。

おーーーまいがーーーーッッドクロ雨オバケバレエゲッソリガーン!!!!!!!

 

今までこんなミスは犯したことが無かったのにぃ~~焦って財布の中を漁ったが、出てきたのは健康保険証ぐらいである(ちなみに健康保険証「だけ」では顔写真がないので不可)。

どどどどどうしよう・・・と顔面蒼白で受付のスタッフさんに

「すみません、健康保険証しか身分証明がありません・・・」

と蚊の鳴くような声で申告すると

「クレジットカードとか、お持ちじゃないですか?」

との天の声が。

 

有ります有ります、なんなら3枚くらい出ます!!!

ということで、なんとか無事に入場口を突破した次第である・・・寿命が3年縮んだぜゲロー

 

気を取り直して、展示室に入場する前の、数少ないフォトスポットで記念撮影カメラ

 

イイね~~ラブラブ右から左まで『櫻井翔』づくしラブ!!

担当でなければ全く興味のない空間だ。

 

ここから先は撮影禁止、文字だけでは退屈なのでザックリ説明しよう。

そもそもこの企画展は嵐の櫻井翔さんによる「言葉」をテーマにした展示会。

嵐のメンバーとして、報道に携わる人として、彼が大切にしてきた言葉たちがさまざまな形で、素材で表現されているのだ。

 

最初の部屋では櫻井さんの挨拶映像が流れ、彼がファンクラブサイトで書き綴って来た「オトノハ」(ブログみたいなもの)が、ロール用紙になって壁一面を覆いつくしていた。

ここで「オトノハ」に見入ってしまうと3日あっても時間が足りないので、気が短い私はお義理程度読んで後にする。

 

次の部屋では、彼が報道取材や嵐の楽曲でリリックを書くときに使った道具の展示が。

その先は、太平洋戦争で亡くなった自身の大叔父に関する取材の記録・・・と続く。

 

ライブから報道、戦争など様々なテーマがちりばめられた展示品の中で私が一番テンションが上がったのが、彼が作詞したラップ曲のメドレーを聞かせてくれるコーナー、その名も「サクラップサウナ」!!

 

・・・まぁネーミングはともかくとして、サクラップ(※)メドレーを貧乏人には手が出ないお高級なSONY製のイヤフォンで5分間タップリ聞かせてくれるのだ。

控えめに言ってもメチャクチャ高音質である。

ちなみに曲は

『Re(mark)able』

『Attack it!』

だったと記憶している(Hip Pop Boogieもあったかな?)

※嵐のラップ担当である櫻井さんが書いたラップのこと。

 

実際の楽曲はメンバーが歌っているので、櫻井さんが全て一人で歌っているこのデモ曲は、翔担垂涎の1曲と言っても過言ではない!!

ちなみに私は『Attack it!』の大大大ファンである、これ1曲で白飯どんぶり3杯行けますラーメン!!

 

他にも、彼が原作した絵本を見ながら、メンバーとの絆を知らされてウルっぐすんとしたりして。

翔担であればハマること確実の、翔担のための展示会だ!

 

見たり聞いたり嗅いだり撮ったり・・・と、訪れた人を飽きさせないような配慮は、いつどんな時も心配りを忘れない櫻井さんらしい展示会だなぁ、と思わさせてくれた。

担当として、大変満足ですグッド!!!

 

そしてお約束のグッズ購入。

そうそうコレコレ、ライブとかに行ったらこの日常ではほとんど役に立たない上にやたらと高額な物品購入の無駄遣いが醍醐味なんだよね~~。

ああ~~・・・・・・やっぱりライブ行きてーーーーーよえーん酔っ払いえーんDASH!!!!!!

 

 

と、心の底から絶叫した帰り道。

折角平日に東京まで来たのだから・・・と午後は『スカイツリー』に行ってみる

 

天気が良ければ展望台に登りたかったのだがあいにくの曇天くもりなので、『すみだ水族館』とコニカミノルタの『プラネタリウム』で時間をつぶそう。

 

すみだ水族館。クラゲの大水槽がある。

 

何故か見ていて飽きない金魚。

今回のブログのタイトル画像に採用。

 

平日に車を運転しない旅行の醍醐味といえば、真昼間のビールでしょ!!!

未就学児のお世話に奔走するお母さまお父さまを尻目にペンギンペンギンの水槽を眺めながら飲むクラフトビールほど旨いものは無い生ビール!!

 

 

どうでもいいけど、平日なのに結構人がいたことには驚いたぞ。

地方なら絶対ガラガラのハズなのに、さすが大都会・東京である。

4月に入って職場が変わった。

そのお陰で準備を含めて、3月からメチャクチャ忙しかった、そりゃもうゲ○が出ちゃうくらいゲロー

・・・と、ここまでは約2カ月余りブログをさぼっていた言い訳である。

 

そんな多忙の日々の中、毎月愛読しているJ○B発行の「50代からの旅と暮らし発見マガジン」という、ビミョーなお年頃の私としてはちょっと抵抗感のある副題がついた通販専用旅雑誌『ノジュール』の早春の花の旅特集を美容院美容院で眺めていたのだが。

・・・いいじゃないの、桜

この疲れたココロを癒してもらおうじゃないの、桜に!!

 

目的地は日帰りで行けるところで、自宅から車で1時間半ほどの山梨県は『實相寺』

マガジンによると、ここには日本三大桜の「神代桜」があるだけでなく、この時期はスイセンの花も見ごろで「スイセン⇒桜⇒雪を被った甲斐駒岳』という三重奏の絶景が拝めるらしい。

 

だがここで問題が。

私は死ぬほど人混みが嫌いである。

「花より団子」という諺がある一方で、日本人は猫も杓子も花見が好きな人種である。

桜は見たいが人は見たくないショボーン・・・という歪んだ厭世観を持つ私としては、日の出とともに花見をすることを考えた。

 

が、待てよ。

早朝6時から花見を始め、1時間掛かったとして・・・7時。

折角旅行するなら他の観光もしたいけど、そんな早くからやっている勤勉な観光地などあるはずもなく。

往復3時間以上掛けて行って桜「だけ」見て帰ってくるって、さすがに面白みに欠けすぎだろ!

 

 

という訳で

朝イチバンにやって来たのは長野県、南アルプスに連なる『入笠山』です。

 

以前、母シズコと富士見パノラマリゾートからゴンドラに乗って山頂駅まで雲海くもりを見に来たことがあった。

その時は足手まとい(シズコ)がいたので断念したが、初心者向け登山でも有名なこの山に一度は登ってやろうと思っていたのだ。

(ちなみに母シズコは旅行運が悪いので、雲海は見れなかった。)

 

もちろん早朝登山なのでゴンドラは稼働していないから、途中の「沢入登山口」まで車で行ってそこから山頂を目指すことにする。

 

※以下、2023年4月1日現在の状況です。

メチャクチャ遡っていますので「雪がねーじゃねーか!」とか「桜咲いてねーぞ」という苦情は受け付けませんのでご注意ください。

 

駐車場はソコソコの広さがあるらしいが、なんせ人気の山なので万が一がある。

と思い、日の出とともに到着したら・・・人っ子一人いなかった汗

 

駐車場から整備された山道を1時間ちょい歩くと「入笠湿原」にたどり着く。

ようやく日が差し始めた時間帯で、当然ながら猫の子一匹いやしない。

 

ここから「マナスル山荘」経由で山頂へ。

途中の「花畑」(らしいところ)は

メッチャ雪ってんじゃん雪ゲッソリ!!!

私のシューズはフトゥーの登山靴、アイゼンとか持ってないんですけど!!!

 

それでも慎重に、恐る恐る、一歩一歩進んで行くと。

無事着きました~入笠山山頂です!

山頂付近は日当たりが良いので雪は無いのが幸いだ。

 

少し下ったビューポイントでは、富士見町の町並み越しに八ヶ岳も臨める。

入笠山は星空が素晴らしいらしいので、チャンスがあったら来てみたいものである(マナスル山荘までは車で来れる)。

 

 

さて、午前中には下山出来たので、このまま『實相寺』を目指そう。

 

おおっ!なんか想像以上にメチャクチャ桜してるじゃん!

 

門をくぐるといきなりの巨大枝垂桜が。

枝が大きすぎて棚が設置されており、その下をくぐっていく。

まさに桜のトンネルである。

 

天気は快晴太陽、桜は満開桜と、近年まれにみるお花見日和にテンションはダダ上がりだチュー爆笑アップ

 

 

 

てっきり「神代桜」一択だと思っていたのだが、境内には数多くの桜が植えられていてそれのどれもが巨木。

「○○寺の△△桜の子ども」などの看板が設置されていて、ここに来れば日本全国有名どころの桜をすべて見られるんじゃないの!?ってなぐらいの桜のオンパレードである。

 

ところで、肝心の「神代桜」は?というと。

 

境内の一番奥に鎮座ましましていた!

 

樹齢2,000年と言われるエドヒガン桜だそうな。

正直、他の桜より樹勢が劣っており「最近気になりだしてきたお父さんの頭頂部」的な寂しさは否めないが、その幹回りの太さといい迫力だけは無駄にすごい。

 

 

 

ところで、冒頭に述べた「桜とスイセンと甲斐駒岳の三重奏」はというと。

境内の外に出て(少々はしたないが)お寺の敷地沿いの塀によじ登ると。

 

 

塀の中は立ち入り禁止区域になっているので人が映り込まず、ご覧の通りの絶景の撮影に成功カメラグッド!!!

このまま来年の「ノジュール」の記事に使ってもらいたいくらいである。

 

 

この景色が賽銭代だけで見られるのは素晴らしい(臨時駐車場代は掛かるけど)。

お寺の周辺には出店もあるので、「花より団子」派の方にもご満足いただけるであろう。

清里のジェラート屋さんが出店。右は桜のジェラート。

 

車でしかこれない少し山奥にあるせいか、混雑も思った程でなかったのも良かった。

ちなみにここから車で5分ほどのところには、内湯も露天風呂もほぼ全て温泉、サウナも2つあり水風呂は冷泉、なのに料金は800円ちょいというリーズナブルな立ち寄り湯『むかわの湯』があるので、こちらも是非チョキ

我が愛する郷土・静岡県から春の便りを2つお届けしようプレゼント

 

可睡齋のひな祭り(袋井市)

3月3日は言わずと知れたひな祭り。

 

余談だが我が家ではひな祭りも端午の節句も旧暦(1ヶ月遅れ)で実施するため、ひな祭りでは桃の花ではなく桜桜が満開、鯉のぼりは入梅直前の曇天くもりを泳ぐのが恒例であった。

 

ちなみに我が家のおひな様は亡くなったお祖母ちゃんが買ってくれた立派な七段飾りなのだが、

「全段飾るのはもぅ勘弁して頂きたいネガティブ

という母・シズコのワガママにより、10年以上前からローテーション方式を採用している。

ある意味、近代日本の働き方改革を先取りしていると言っても過言ではない。

 

管理職であるお内裏様とお雛様は毎年常勤なのだが、それ以外はシズコの感覚で登壇が決定する。

昨年はスタイル抜群の美人三人官女によるperfume形式だったが、今年辺りは久々に歌って踊れるアイドル・五人囃子によるJohnny'sバージョンが来そうな予感だ。

 

さて、静岡県では最近ひな祭りで全国的にも注目を集めているスポットがある。

遠州は袋井市の『可睡齋』だ。

つい最近も朝の情報番組『THE TIME』で生中継されたりして、調子コいているお寺さんである(一応、県内有数の名刹)。

 

時期がくると供養のために持ち込まれたというひな人形が寺内の各所に飾られる。

外階段も雛段化する。

廊下にもおひな様がズラリ。

 

ここの最大の見所が、関係者総出で1ヶ月掛かりで設置するという『大雛段飾り』だ。

その数およそ1,200体。

このひな壇、各部門ごとに分かれて設置されているので一見整然としているのだが、よくよく見ると下段はひたすら「三人仕丁」とかがずらーーーーと並んでいる地味な構成となっている。

どうせなら一番目に付くところは華やかな「三人官女」とか飾ればいいのにえー、と思わなくもない。

なお、このひな壇もスゴいけど、お寺の建物の中に自動運転式のエスカレーターが設置されているのもスゴい(むしろそちらの方が珍しい)。

 

更には今年は可睡齋オリジナルのおひな様も設置。

正に法要の真っ最中である。

おひな様もまさかのスキンヘッド。

役目を終えたら出家して坊主になるとは思いもしなかったであろう。

加えて今年の大河ドラマの主人公・徳川家康公とも縁が深いお寺、ということもあり

いたいた、最近静岡県内でやたらと目につく我らがJだよ(笑)

そのJのポスターの下のお内裏様が抱えているのは

あ~~・・・作っちゃったよ、今年限定バージョンのお守りだ。

「人生がうお守り」のあおり文句が失笑を誘う。

 

さすがお寺の中にエスカレーターを作っちゃうだけあって稼ぎどころは外さない。

このお守り、1,200円もするだけあってよく出来ており

そうそう、蓋を開けると中に家康公が居るんですよグッド!・・・って

買ったんかーーーい煽りガーンゲロー!!!

(この辺りはゴコイチが基本のアラシックの習性みたいなものなのでお見逃しいただきたい。)

潤坦が泣いて喜ぶ涎垂の一品である。

このひな祭りは(確か)3月いっぱいまでの開催だ。

 

さて、もう一つの春の便りは

 

浜岡砂丘の河津桜(御前崎市)

静岡県最南端の御前崎市。

そこの『浜岡砂丘』を含む自然公園内の歩道、500メートルほどに植えられているのは、早咲きの河津桜桜だ。

残念ながら今はまだ五分咲き程度であった。

 

浜岡砂丘はその名の通り「砂丘」なので、こちらを見るのもオススメである。

桜並木から一歩足を伸ばせば、駿河湾を一望する大パノラマが拝める。

風力発電の風車も風情がある。

 

おまけ。

浜岡砂丘から海岸線を東に向う車と、県内最南端の御前崎の岬が見えてくる。

ここにある『御前埼灯台』は、現役ながら登れる灯台として有名なのだ。

大人400円を払って登る展望デッキからは、海に向って断崖絶壁となっている御前崎の地形がよく分かる。

どれも静岡県が誇る景勝地なので、近くにお寄りの際は是非行ってみてくださいバイバイ

今日、とある女医さんとお話をする機会があった。

 

話は職場のメンタル一歩手前の男性職員に及んだ。

女医さんによれば、彼の周囲は女性の職員だらけで、彼のメンタル不調はその女性たちから厳しく接せられていることが原因の一端であるとのことだった。

 

女性職員たちのことも知っているらしいその女医さんは、私に向かってこう言った。

「その女性たちは独身で、子どもを育てたことが無いから人の気持ちが分からないんですよ」

 

 

 

え、そうなの?

人間って、そんなに単純なものなの?

 

結婚して子どもがいれば人格者で、子どもがいない人は人格ごと否定されるの?

自分の子どもを平気で虐待する親もいるのに、そんなヤツらより私はダメな人間なの?

 

もちろん、その女医さんは私が独身で子どももいないことなど知りはしない。

知っていたら、そんなことは恐らく言わなかったであろう。

 

だが直接では無いにしろ、「医者」という学識のある人からそう言われたことは、少なからず私にとってはショックであった。

家に帰って真っ先に母にその話をしたのは、「そんなことないよ」とか「それは極端でしょ」とか、とにかく否定して欲しかったからかもしれない。

 

だが母の返事は

「そりゃそうでしょ」

「アンタも他人からそう見られていることを覚悟した方がいいよ」

 

どんなに人に優しくしようとしても、どんなに人を思いやろうとしても、「結婚していないから」「子どもを育てたことが無いから」という理由だけで、冷たい人間であるとレッテルを貼られてしまう。

世間一般の人たちの多くは、そう思っているらしい。

どんなに望んでも子どもを持てない人たちがいて、そのことを深く悲しんでいるかもしれないのに。

 

そう思うと涙が出てきて仕方が無かった。

悔しいのか悲しいのか、自分でもちっとも理由がわからないけど。

日記には書いていないが、先日全国旅行支援を利用して千葉県にある夢のネズミの国に1泊2日で行って来た。

夢の国を満喫した翌日に訪れたのが、葛西臨海公園である。

 

ここで東京都民にお詫びをしなければならない。

私はディズニーリゾートのある舞浜は「千葉県」なのはもちろん知っていたが、葛西もなんとなく「千葉県」だと思っていた。

 

今回「全国旅行支援クーポン」の千葉県版を使用するにあたって、初めて明確に葛西が「東京都」であると認識した次第である・・・どうもすみませんショボーン

 

 

さて、前日はドン曇りくもり&凍えるような寒さ雪の結晶だったのに、この日は気持ちの良い晴天晴れ&穏やかな日和晴れ

昨日のディズニーと逆だったら良かったのにむかつき・・・とブツブツ文句を言いながら葛西臨海公園駅で下車する。

 

お目当ては公園内にある葛西臨海水族園だ。

 

 

正面ゲートから入り、チケットを購入してしばらく歩くと見えてくるガラスのドームが入場口。

入場料は大人で700円。

随分リーズナブルな感じだが、その分規模が小さく、普通の水族館ならいるようなイルカイルカやアシカなどはいないので、当然ショーなどもほとんどない。

逆にショーの時間に行動が縛られることもないので、自分のペースでゆっくり回れるのは利点である。

 

館内で特筆すべきはマグロうお座の大水槽だろう。

各地の水族館を回ってきたが、(ほぼ)マグロ専用でこれだけの規模の展示は観たことが無かった気がする。

本物のマグロは思ったよりも巨体、それが銀色に輝きながら結構なスピードで泳ぎまわる様はなかなかの迫力びっくり

コレが日々日本人の食卓を彩っているのか・・・と思うと漁師の皆様ありがとうございますお願いって感じだ。

 

・・・スピードが速すぎて全てピンボケ。

 

水槽前には階段状のステージもあるので、猛スピードで回遊するマグロをひたすら

「ぼーーーー・・・・・・無気力

っと眺めるのもシュールで良い。

ちなみに水槽に貼られた黄色のテープは、水槽の工事のためとの注意書きがあった。

 

そういえば、水族館でマグロが大量死したとのニュースを結構前に読んだ気がするが、それがここ葛西臨海水族園だったか。

マグロが水槽にぶつかる事故も時々聞くし、泳いでいないと生きていけないマグロの人生(魚生?)も「働かなければ食っていけない」人間同様になかなかハードである真顔

 

などと自分とマグロの人生を重ね合わせて感慨にふけった後は、屋外に出るとしよう。

待っているのはペンギンペンギンエリア

パンフレットの表紙にもなっているので、ペンギンはここのウリなのだろう。

(ウリという意味ではマグロでも良いのだが、パンフレットの表紙としては子ども受けは悪そうだ。)

 

ちなみに今年1月に訪問したしながわ水族館のペンギンエリアはこんな感じ。

 

水族館にも動物園にもいるオールラウンドプレーヤーのペンギンだが、小規模な水族館ならこの程度だろう。

 

葛西臨海水族園はどうかというと。

結構広いな凝視・・・園内のそこそこの面積を割いているのがはっきり分かる。

 

それにしても

・・・ちょっと数多くね?汗汗

 

地下への階段を下れば、水槽の中の様子を横から観察できるのだが。

 

いや、もうイモ洗い状態じゃんあせるあせる

 

だいたいペンギンって、泳いでいるのもいれば日向ぼっこしているのもいる・・・と気ままに過ごしている印象だが、ここのペンギンは殆どが何故かぐるぐると回遊していた。

これがもう、マグロも真っ青の迫力なのだ!!

その様子を音楽付きの映像でご覧いただきたい。

私の編集テクニックが少し上達したのがお分かりだろうか。

 

落ち着きのないペンギンどもだなぁ、と呆れていたら、その理由が直ぐに分かった。

たまたま訪れたのが10:30からのお食事ナイフとフォークタイムの直前で、彼らはそこに向けて準備運動の真っ最中だったのだ。

 

時間になると、飼育員のお姉さんが解説付きで食事の様子を見せてくれた。

アジ25㎏をばらまいた時の様子がコチラ。

普通の水族館だとお皿に入れたり1匹ずつ食べさせたりするのだが、ここでは豪快に撒き餌方式である。

 

ここのペンギンは4種類。

恐らく日本で一番メジャーな「フンボルトペンギン」

特徴的な眉毛が可愛い「イワトビペンギン」

小柄で青みがかった羽根が特徴の「フェアリーペンギン」

皇帝(エンペラー)ペンギンに次ぐ大きさでゆったりした動作がキュートな「オオサマ(キング)ペンギン」

 

先ほどから我が物顔で水槽内を暴れまくっているのが最も数の多いフンボルトペンギン。

その数140羽!!!

そりゃあ迫力満点なワケだよ驚き

 

ちなみに食事会が終了し、満腹になったペンギンたちはというと。

先ほどまでとは打って変わって明らかにダレまくっていて、誰一人としてヤル気が無いのがよく分かる。

 

隅っこにいたフェアリーペンギンは、飼育員さんから魚を直接貰っていたりしていた。

可愛らしい小さなボディとやりたい放題のフンボルトにはない奥ゆかしさで、好感度アップアップだ。

 

という訳で、葛西臨海水族園のペンギンエリアは食事時が絶対におススメ!!グッド!

 

他にも同園では他の水族館ではなかなか見れないバックヤードものぞかせてくれたりする。

 

波が目の前なので天候が良ければテラス席でのんびりするのも気持ちがいい。

旅行に行ったら一度は食べる恒例のソフトクリームソフトクリームで、水族園の行程は終了。

 

ちなみに同じ葛西臨海公園にあるダイヤと花の大観覧車は、水族園の半券を提示すると大人800円の乗車料が1割引きになる。

 

高さ117mは日本でも最大級、頂点まで来ると年々高所が苦手になって来たアラフィフとしては足がすくむ景色が見られる滝汗

スリルを味わいたい方は、水族園とセットで行ってみてはいかがだろうか。

映画カチンコに求める条件は人によって違うのだろうが、私はやっぱり

「あぁ、この映画を映画館で観て良かったおねがい!」

と思わせてくれるのが最低条件だと思っている。

 

そんな気に胸焼けするほど思わせてくれる映画を1本、紹介しよう。

 

 

知る人ぞ知る、『RRR』である!!!

 

何故映画の紹介をするだけで「!!!」となってしまうのか!!

今回はエクスクラメーションマーク連発で行ってみよう物申す!!!

 

その前に前振り、というかグチ

そもそもこちらの映画は口コミで「面白い!」と大変評価が高いことは知っていた。

そこに来て休日の美容院美容院終了後に時間がちょうど良かったこと、映画館のポイントが溜まっていて無料鑑賞券が発行できたこと・・・などの好条件が重なり「じゃあ行ってみようか~口笛となった次第である。

 

休日ということもあり、思った以上に映画館は混んでいた。

普段映画は仕事帰りの平日にしか来ないのでその人の多さに少々辟易真顔していたのだが、加えて座席の直ぐ右横隣りに2人組の男子高校生(大学生?)に陣取られたのは更に最悪ムキーだった。

 

基本、映画は「ゆったり」と「集中して」観たい。

隣でポップコーンをガサガサされたり変なタイミングで笑われたりすると最悪ゲローむかつき、気が散って仕方が無い。

そのため私は映画館では飲み物以外は持ち込まないし、必ず事前予約して両隣に人が来ないよう配慮して席を取っている。

 

こういう人は多いらしく、大抵一つ飛ばしで席を取ることは暗黙のルールになっている、と理解していたのだが(特に最近はコロナ禍ということもあるので)。

なのにこの男子高校生たち、映画館素人らしく、たまたま空いていた2席に無理やり割り込んできやがったのであるむかっ

 

「お願いだから良い子にしていてくれよあせる・・・」と願いつつ映画鑑賞が始まった。

 

結論から言うと

嗚呼、映画ってやっぱりエンターテイメントなのね笑い泣き!!!

 

以前ブログした『トップガン マーヴェリック』はどんな人にもおススメできる上質なエンターテイメント。

テーマパークで例えるなら「東京ディズニーリゾート」である。

 

対してコチラの『RRR』は「浅草花やしき」。

同じエンターテイメントでも質が違って、この面白さは分かる人にだけ分かれば良いグッド!!!ってな感じなのだ。

 

 

先ずはこの映画、「インド映画」である。

インド映画と聞いただけで、ちょっとした映画通なら「あ~~・・・」と思うだろう。

そしてインド映画といえば、『ムトゥ 踊るマハラジャ』を思い浮かべる人は多いだろ(そして年齢が分かってしまう汗)。

アレを映画館で観たときの衝撃は忘れないが(衝撃的過ぎてストーリーは全て忘れているけど)、この映画はそれよりもCGやスケールが格段にアップしている!!

 

時は1920年代、第一次世界大戦後のイギリス統治下のインド。

デリーで出会った2人の青年、ラーマとビーム。

 

物語はこの2人の友情と裏切りと葛藤と・・・で最後どうなんのゲッソリ!?と、ハリウッド映画ならドンデン返しとかありそうだけど。

そこはインド映画、安心してくださいニヤニヤ大団円ですよ!!

 

無意味に長いダンスシーンだとか、戦闘形態の究極って肩車なのか!?とか、明らかに骨折しているであろう脚が野草を塗っただけで治っちゃうところとか、インド人って基本美形なのにあの胸毛と口髭はいただけない汗とか、隣の男子高校生せめてマスクしろよむかっとかツッコミどころ満載ではあるが。

観ているうちにそんなものはどーーでも良くなってしまって、やがて「いや、意外とインド人なら出来るかも!」と思わせるところがスゴイ!!!

 

真面目な要素もちゃんとあって、主人公の2人が実在する人物で、実際にインド独立のために反イギリス運動を行っていたことなどを知ると、他国の支配を受けたことのない日本人としては「インドの人って、イギリスの支配をこう見ているのね・・・凝視と考えさせられるところもあったりする。

インドの代表的な叙事詩「ラーマーヤナ」なんかも出てくるので、慌てて高校時代の世界史の記憶を辿ったりしてあせる

 

ともあれ、ストーリーは単純明快なので、私のようなちょっと痴呆よりのアラフィフでも頭を使わなくてよいところが良い(最初はインド人俳優たちの見分けがつかなくて困ったけど、だってみんな髭ヅラだし・・・でもラーマ役の俳優さんはホント美形でちょっとラブでした飛び出すハート)。

 

【注意点注意

とにかく長い・・・「3時間越え」と通常の映画では考えられない持久戦になるので、事前に食事やトイレを済ませることをおススメする(本来はインターバルが設けられているくらい)。ケツが痛くなることは必須ガーン

意外と多い残虐シーン・・・年齢制限の区分指定はないが、ストーリーの性質上殺戮や拷問シーンがあるので、苦手な方はちょっと注意が必要ドクロ

 

結果、興味あるけど観に行こうか迷ってる・・・という人には、3時間という長丁場であることがクリア出来るのなら是非是非是非!!!と人見知りで奥ゆかしい私としては珍しく強くおススメする物申すお願いグッド!

1回の映画料金で2本分の満足感はあるので、観た後「しばらく映画はもういいや~~」と思わせてくれるところもお得だぞ!!!!!