酔っ払い、夜の静岡市街を歩く。 | komomo日和

komomo日和

思いつくまま、気の向くまま
アラフィフ独身女の
ネコと旅行とその他もろもろ
孤高で優雅で役に立たない日常の記録

静岡市街は私のベッタベタな地元である。

駿府城公園。巽櫓の夕暮れ。

 

3月まで勤めていた職場が転勤となってしまい少し縁遠くなったが、それでも定期的に友人と飲み生ビール歩いている。

駿府城公園からかつての職場方面を眺める。

 

先日も友人Cと飲んできた。

ちなみに友人Cは高校からの付き合いなので、実質35年近くになる。

 

・・・よくよく考えてみると、学生時代の友人は親兄弟やダンナ、子供よりも長い付き合いになるのかもしれない。

生涯独身、という孤高の人生を選択した私としては、最期を看取ってくれる(かもしれない)貴重な存在と言えよう。

 

彼女との飲み会は、まだ日が高く社畜たちが上司の命令でアクセク働いているうちから、という決まりになっている。

彼らが働きアリよろしくセコセコ動き回っているのをビール生ビール片手に見下ろすことほど人生に充実感を感じる瞬間は無い。

 

飲み屋の1軒目を後にしたのが午後6時半ごろ。

辺りはまだ明るく、2軒目に寄る前に人宿町を散策してみないか?ということになった。

静岡駅周辺の代表的な繁華街といえば両替町が、あえて駅から少し離れた人宿町を散策しようとする辺りがちょっとツウなところだ。

 

余談だが、現在大河ドラマで絶賛放映中の我らが嵐さんの末っ子・Jが主演を務める『どうする家康』でもおなじみの徳川家康公が晩年を過ごした「駿府」には、かつての城下町を思わせる地名が数多く残されいる。

 

先述の「両替町」もそうだが、「鷹匠」なんて鷹狩が好きだった家康っぽいし、今ではメイン通りの「呉服町」や「伝馬町」も、よくよく考えてみると城下町&宿場町であった名残であり。

 

・・・などということはアルコールが充満した我々にはどーーでも良い真顔

見知った街中をほろ酔い状態で店を冷やかしながら、友人と千鳥足であることほど楽しいものは無い。

 

地元のアーティストさんが作品展示をしているギャラリーらしいところにたどり着く。

そのギャラリーで酔っ払いたちが写真撮影。

 

・・・アルコールはムテキだ。

「何故こんなところにカエルがカエル!?」

などと疑問を一切抱かず、被り物だって迷いなく被れてしまう。

例え職場ではクールビューティー(?)を気取っている私であっても。

 

忍法・メガネ残し!

ちなみにコレはクールビューティーな私ではなく相方。

 

 

分かる人にだけ分かれば良いギャグ。

相方はこういうセンスに無駄に優れている。

 

「ずん」の飯尾さんは地元の情報番組で静岡県内各地をフラフラ歩き回るというコーナーを持っており、県内では結構な人気者である。

よって、静岡県民が彼に出会う確率は意外に高い。

 

私も相方も飯尾さん推しである。

少なくとも私は、もし街中で独身時代の彼に出会ったら結婚を前提にお付き合いを申し込んじゃうだろうくらいには彼のことが気に入っている。

(若い頃はイケメン好きのジャニオタおたくだったが、齢50になって「人間って、顔じゃないよね・・・凝視と悟った次第である。)

 

 

閑話休題。

静岡駅からダラダラ15分ほどあるけば、人宿町に行き当たる。

昔は限られた飲食店しかなかったのだが、最近はオシャレな店舗が増えていて驚いてしまった。

 

その一つ、「人宿酒店」でクラフトビール生ビールをいただく。

お店のカウンターにいきなり外人さん(=店員)が現れたので、高校時代英語は赤点を取りまくっていた相方とそんなヤツを相方に持つ私はビビりまくったが、バリバリ日本語OKだったあせる

 

実は静岡市は知る人ぞ知るクラフトビールの聖地。

駅から歩ける範囲でお腹いっぱいクラフトビールが楽しめる。

 

家族、恋人、自撮り・・・写真を撮る機会は数多くあれど、気の置けない友人が撮ってくれる写真の顔が一番素の自分らしい気がする。

 

胡散臭い営業マンみたいなコッチは相方。

 

 

以上、地元再発見となった酔っ払いによる地元散策でした。

他県民が静岡駅で下車することはほとんど無いかと思いますが(地元民としてもおススメしかねます)、万が一降りてしまった場合は両替町から人宿町辺りを彷徨えば夜生ビールは何とかなります。