人間ドックのためにダイエットしたらエラい目に遭った件 | komomo日和

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先日、毎年恒例の健康診断(人間ドック)のために健診センターに行ってきた。

今回はこの健診に伴いエラい目に遭ってしまった経験談である。

 

諸悪の根源は私がひたすら自堕落な生活を繰り返し、デブったことにある。

といってもコレは想定内であり、夏に定期的に健診している私は健診が近くなるとダイエットを始めて体重を前年度並みに戻すようにしている。

医者から「太りましたね」と絶対に言われたくない!というどーーでも良いプライドがあるためだ真顔

 

結果、夏痩せる⇒冬太る⇒夏痩せる・・・という最悪のルーティーンを繰り返すことになる。

そして今年も健診を間近に控え、嫌々ながらダイエットに励まざるを得なくなったのだ。

正に絵にかいたような自業自得である。

 

と書くと「健康診断のために痩せるなんて、意味があるのか」的なことを言われそうだが。

ウチの産業医曰く

「年に1回でも体重を戻したり禁酒したり禁煙したり、そうすることで体がリセットされれば結果として健康が維持される。そういう役割も健康診断にはあるんですよ」

とのこと。

健康診断で良好な成績を残すため(=医者に叱られないため)に年1回だけでも健康に気を付ける、これを繰り返していれば確かにそれ以上悪くはならないのだ。ナルホドなぁ。

 

とはいえ、昨年の診断から3㎏(控え目)程増えた体重を元に戻すのは、そう簡単ではない。

しかも短気な私は「時間を掛けて計画的に徐々に体重を落としていく」などといった健康的な減量は出来はしない。

よって、2週間ほど前から結構ハードなダイエットを開始することになった。

 

まずは絶食。

 
   

 

万年ダイエッターとして断言するが、一番簡単なダイエットは「食べない=摂取カロリーの抑制」だ。

食料を買わなければお金も貯まるし、正に一石二鳥であるチョキ

 

次に禁酒。

私は週7日飲酒生ビールする酒好きなのだが、本気のダイエット中は1滴も飲まない。

飲むと満腹中枢がバカになって、食欲が抑えられなくなるからだ。

 

そして最後は運動。

絶食で摂取カロリーを抑え、且つ運動で消費カロリーを増やす。

 

3日あれば2㎏は痩せる究極のドMプログラムである。

今回も2週間前から摂取カロリーを抑え気味にして、健診直前からドMプログラムを開始した。

 

結果、健診3日前の昼におやつのお菓子を食べて以降、本番までに私が口にしたのはコーヒー2杯とスイカバー(アイス)1個だけである。

その上、日帰り温泉で2時間サウナに入りフィットネスクラブで8㎞をジョギング、空腹を覚えたらお茶やダイエットコーラでごまかす・・・というメチャクチャなことをやった。

その結果、見事約3㎏のダイエットに成功チューチョキクラッカー

無事目標値を達成したのである。

この時の私の頭の中は、健診が終わったらランチで何を食べよう・・・ということでいっぱいだった。

スマホで健診会場近隣のレストランのメニューを眺めながら

「パスタかなぁ~~でも夏だから冷やし中華も良いかも。天ぷらそばも捨てがたいが、海鮮丼とか豪華だよね~~お願い

と前日の夜はひたすら妄想にふけっていたのである。

 

そしていよいよ本番当日。

例によって我が家の三男猫の「オレのケツを揉め」攻撃で朝4時に叩き起こされたのであったが・・・・・・起きれない汗

 

起き上がっても倦怠感でクラクラする。

階段を降りるだけで息切れが激しい。

気分も最悪である。

加えてお腹の調子も良くない。

 

実は健診に提出するために2日分の排○物(大)を準備しなければならなかったのだが、ほとんど固形物を取っていなかったため出るものも出ず、慌てて前日下剤を飲んだのだ。

3日間炭水化物(糖分)をほとんど取らないだけでも倦怠感は相当きつい。

加えて胃や腸が空にも関わらず下剤を服用したことで、完全に体調がおかしくなってしまったらしい。

 

血糖値が極端に下がる(=低血糖状態)と体が活動モードになるまで時間が掛かる、ということは経験していたのでとりあえずベッドで休んでみたものの、まったく復調する気配がない。

ヤバい、あと15分程で出かける準備を開始しなければ健診に間に合わない~~あせると焦り始めたところで、更に最悪の事態が。

急激に吐き気をもよおして、近くのゴミ箱にオエー○○してしまったのだ!

といっても2日以上前からほとんど何も食べていないから、出てきたのは昨日飲んだ下剤の残骸だけである。

明らかにいつもと違う私の様子を遠巻きに見ていたネコ達猫もギョッとした顔で

「オイオイお前、大丈夫かよ汗・・・」

という目で飼い主を睥睨している。

 

あかん・・・折角とっっっっても苦労して体重を減らしたのに、こんな状態では受診はおろか会場までたどり着くかも覚束ない。

今日は無理かえーん・・・と諦めかけたその時。

ん?なんか気分が良くなったかも昇天??

 

どうやら先ほどオエー○○したおかげで、スッキリしてしまったようである。

二日酔いの原理だ。

今から準備すれば健診には十分間に合う!

 

こうして私はヘロヘロの状態ながらも、車で20分ほどの健診会場に何とか乗り込むことが出来た。

とはいえまだ少しフラフラしている。

こんな状態でバリウムを飲んで診察台で回転させられたら卒倒するかも驚き・・・と心配したが、そんな醜態を晒すこともなく、表面上は何事もなかったのように人間ドックは終了。

 

最後の内科診察時にお医者さんから

「血糖値がかなり低いから、食事に気をつけなさい」

とアドバイスをもらった。

でしょうね真顔

 

「昨日はいつ夕食を食べましたか?」

と聞かれて

「・・・夕方の4時頃です」

と素知らぬ顔でウソをつく。

3日も断食したなんていったら、体重が増えた時以上に叱られてしまうことは目に見えている。

 

今までは多少ムチャしても身体がついてきたのだが、もう極端な事はしちゃダメなんだなぁショボーン・・・と加齢の現状を痛感した健康診断であった。

健康になるための健康診断を最悪の体調で臨むなど、良い大人のアラフィフがすることではあるまい。

本末転倒も良いところである。

 

この2週間余りで結果3㎏以上痩せたけど、そうなる前にそもそもしっかり体重管理しろよ!って、言われなくてもわかってるんだけど。

 

ところで、ご褒美の健診後のランチは前菜でミニ海鮮丼に茶碗蒸し、メインは抹茶パフェにしました。

自分に

「今、オマエが一番食べたいものは何だ?」

と問いかけたところ

「パフェですパフェ

となったからだ。

 

パフェは大変美味しかったが、3日の絶食後だったお陰で最後胃もたれしてまたまた気持ち悪くなってしまったのである。