映画ってやっぱり、エンターテイメントなのだ!! | komomo日和

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映画カチンコに求める条件は人によって違うのだろうが、私はやっぱり

「あぁ、この映画を映画館で観て良かったおねがい!」

と思わせてくれるのが最低条件だと思っている。

 

そんな気に胸焼けするほど思わせてくれる映画を1本、紹介しよう。

 

 

知る人ぞ知る、『RRR』である!!!

 

何故映画の紹介をするだけで「!!!」となってしまうのか!!

今回はエクスクラメーションマーク連発で行ってみよう物申す!!!

 

その前に前振り、というかグチ

そもそもこちらの映画は口コミで「面白い!」と大変評価が高いことは知っていた。

そこに来て休日の美容院美容院終了後に時間がちょうど良かったこと、映画館のポイントが溜まっていて無料鑑賞券が発行できたこと・・・などの好条件が重なり「じゃあ行ってみようか~口笛となった次第である。

 

休日ということもあり、思った以上に映画館は混んでいた。

普段映画は仕事帰りの平日にしか来ないのでその人の多さに少々辟易真顔していたのだが、加えて座席の直ぐ右横隣りに2人組の男子高校生(大学生?)に陣取られたのは更に最悪ムキーだった。

 

基本、映画は「ゆったり」と「集中して」観たい。

隣でポップコーンをガサガサされたり変なタイミングで笑われたりすると最悪ゲローむかつき、気が散って仕方が無い。

そのため私は映画館では飲み物以外は持ち込まないし、必ず事前予約して両隣に人が来ないよう配慮して席を取っている。

 

こういう人は多いらしく、大抵一つ飛ばしで席を取ることは暗黙のルールになっている、と理解していたのだが(特に最近はコロナ禍ということもあるので)。

なのにこの男子高校生たち、映画館素人らしく、たまたま空いていた2席に無理やり割り込んできやがったのであるむかっ

 

「お願いだから良い子にしていてくれよあせる・・・」と願いつつ映画鑑賞が始まった。

 

結論から言うと

嗚呼、映画ってやっぱりエンターテイメントなのね笑い泣き!!!

 

以前ブログした『トップガン マーヴェリック』はどんな人にもおススメできる上質なエンターテイメント。

テーマパークで例えるなら「東京ディズニーリゾート」である。

 

対してコチラの『RRR』は「浅草花やしき」。

同じエンターテイメントでも質が違って、この面白さは分かる人にだけ分かれば良いグッド!!!ってな感じなのだ。

 

 

先ずはこの映画、「インド映画」である。

インド映画と聞いただけで、ちょっとした映画通なら「あ~~・・・」と思うだろう。

そしてインド映画といえば、『ムトゥ 踊るマハラジャ』を思い浮かべる人は多いだろ(そして年齢が分かってしまう汗)。

アレを映画館で観たときの衝撃は忘れないが(衝撃的過ぎてストーリーは全て忘れているけど)、この映画はそれよりもCGやスケールが格段にアップしている!!

 

時は1920年代、第一次世界大戦後のイギリス統治下のインド。

デリーで出会った2人の青年、ラーマとビーム。

 

物語はこの2人の友情と裏切りと葛藤と・・・で最後どうなんのゲッソリ!?と、ハリウッド映画ならドンデン返しとかありそうだけど。

そこはインド映画、安心してくださいニヤニヤ大団円ですよ!!

 

無意味に長いダンスシーンだとか、戦闘形態の究極って肩車なのか!?とか、明らかに骨折しているであろう脚が野草を塗っただけで治っちゃうところとか、インド人って基本美形なのにあの胸毛と口髭はいただけない汗とか、隣の男子高校生せめてマスクしろよむかっとかツッコミどころ満載ではあるが。

観ているうちにそんなものはどーーでも良くなってしまって、やがて「いや、意外とインド人なら出来るかも!」と思わせるところがスゴイ!!!

 

真面目な要素もちゃんとあって、主人公の2人が実在する人物で、実際にインド独立のために反イギリス運動を行っていたことなどを知ると、他国の支配を受けたことのない日本人としては「インドの人って、イギリスの支配をこう見ているのね・・・凝視と考えさせられるところもあったりする。

インドの代表的な叙事詩「ラーマーヤナ」なんかも出てくるので、慌てて高校時代の世界史の記憶を辿ったりしてあせる

 

ともあれ、ストーリーは単純明快なので、私のようなちょっと痴呆よりのアラフィフでも頭を使わなくてよいところが良い(最初はインド人俳優たちの見分けがつかなくて困ったけど、だってみんな髭ヅラだし・・・でもラーマ役の俳優さんはホント美形でちょっとラブでした飛び出すハート)。

 

【注意点注意

とにかく長い・・・「3時間越え」と通常の映画では考えられない持久戦になるので、事前に食事やトイレを済ませることをおススメする(本来はインターバルが設けられているくらい)。ケツが痛くなることは必須ガーン

意外と多い残虐シーン・・・年齢制限の区分指定はないが、ストーリーの性質上殺戮や拷問シーンがあるので、苦手な方はちょっと注意が必要ドクロ

 

結果、興味あるけど観に行こうか迷ってる・・・という人には、3時間という長丁場であることがクリア出来るのなら是非是非是非!!!と人見知りで奥ゆかしい私としては珍しく強くおススメする物申すお願いグッド!

1回の映画料金で2本分の満足感はあるので、観た後「しばらく映画はもういいや~~」と思わせてくれるところもお得だぞ!!!!!