kiyokiyo world Ⅱ -5ページ目

kiyokiyo world Ⅱ

昔の功夫映画ばかりです。

1982年の香港映画。袁和平監督。武術指導は袁家班。

 

倉田保昭さんが「霍府」に向かいます。そこでは師匠の高飛さんが弟子たちを指導していました。

 

覗いていた山怪さん。高飛さんに咎められます。霍の技は霍だけしか見てはいけませんでした。山怪さんの挙動に不信感を抱きます。彼の手はどう見ても功夫を修行した人の手でした。

 

高飛さんは弟子の劉鶴年さんに卵をぶつけるように指図します。生卵をぶつけられて、怒り出す山怪さん。本性を現します。

 

終始、山怪さんを圧倒する高飛さん。かっこいい。山怪さんが逃げ出した後、やってきたのは息子の袁日初さん。彼は高飛さんに功夫を学びたいと言います。高飛さんは自分の拳を動かすことができたら、教えてやると答えます。

 

動かない拳。そんな袁日初さんに厳しい言葉を投げつけます。霍の技は霍家の人であっても弱ければ、教えることはできないというきまりがあったのです。息子なのに教えてもらえないという悲劇。兄たちはちゃんと教えてもらっているのに。

 

外で落ち込んでいると、彼を若者たちがやってきます。劉晃世さんがリーダーのようです。バカにされ、殴られ。でも、勝てない・・・。本当に悲しい状況です。

 

倉田先生が通りかかります。霍という名前を聞いて立ち止まります。劉晃世さんが更に袁日初さんをボコろうとすると、彼の側近が止めに入ります。彼らが立ち去った後、優しく声をかける倉田先生。ですが、落ち込んでいる袁日初さんには響かず。手を払い除け、走り去ってしまいます。

 

会いに来た倉田先生に高飛さんは袁日初さんの家庭教師になってほしいと依頼します。倉田先生は体調が悪いようで、ずっと咳をしていますが、大丈夫なのかな?

 

袁日初さんは父に倉田先生を紹介され、驚きます。倉田先生は賢い人なので、袁日初さんがボコられた話を上手に誤魔化して、高飛さんに話します。

 

立ち去る前に高飛さんと劉鶴年さんは倉田先生の敏捷性を確かめる行動をしますが、反応が悪い・・・。眼鏡が割れてしまいましたメガネ何者なのかしら?彼も山怪さんのようなスパイ?でも、袁日初さんは倉田先生に親近感を抱き、嬉しそうです。

 

高飛さんが激しい修行をしている隣で倉田先生と勉強している袁日初さん。が、教科書の陰で遊んでいました。袁日初さんを説教するふりをして、隣の様子を窺う倉田先生。

 

高飛さんが勘付いて隣の部屋に入ると、倉田先生が居眠りをして、袁日初さんが隣を覗き見ているところでした。

 

激昂する高飛さん。倉田先生は寝ぼけているふりをして、袁日初さんを助けます。

 

落ち込むばかりで、逃げてばかりいる袁日初さん。倉田先生は我慢できなくなり、気合いを入れます。袁日初さんは倉田先生のスゴ技を見て、彼から功夫を習うことにします。

 

倉田先生は袁日初さんを利用して、高飛さんの技を盗んでいました。そして、袁日初さんに勉強を教えるふりをして、功夫を教えます。会話だけ聞いて安心する高飛さん。両方をいい感じで騙している状態です。

 

袁日初さんは倉田先生の咳を心配し、効果のあるスープを届けます。心から信頼している様子がちょっと切ない。

 

2人して高飛さんをおちょくるところが面白かったです。

 

倉田先生は日本から来ていて、やはり霍の技を盗もうとしていました。

 

海が見える崖で2人で話をしていると、劉晃世さんがまた絡んできます。怒った袁日初さんは彼をボコボコにしてしまいます。強い側近が袁日初さんを攻撃します。倉田先生が間に入り、最終的に劉晃世さんと側近を殺してしまいます。びっくりする袁日初さん。倉田先生は彼の前から姿を消すことにします。

 

ついていきたいと言う袁日初さんに自分の師匠からもらった牌を渡して、倉田先生は立ち去ります。袁日初さんは翡翠の首飾りを渡します。指切りをして別れる2人。

 

袁日初さんは倉田先生から教わったことを土台にして、高飛さんの技を盗み見て、修行をし、武術の達人になるという不思議な道を歩みます。成長した彼は梁家仁さんとなります。

 

劉鶴年さんが修行をしていると、鷹爪派の陳耀林さんがやってきます。劉鶴年さんが苦戦し、高飛さんが応戦しようとしますが、病気と年で戦うのはかなり厳しい状態。

 

このままでは道場の看板「武林泰斗」が壊されてしまう。=道場存亡の危機。梁家仁さんが駆けつけ、陳耀林さんと素晴らしい戦いを繰り広げます。看板を一時預かりするのは袁振洋さん。

 

梁家仁さんが勝ちます。陳耀林さんが罰ゲームとして自分の足を折ろうとしますが、それを止め、友達になろうと握手を求めます。感動する陳耀林さん。「勝ちと負けは人生の両面である。何事も真剣に受け止め過ぎてはいけない。」笑顔でそう語る梁家仁さんの言葉に自分もはっとさせられました。

 

高飛さんは不出来な息子だと思っていた梁家仁さんがめちゃくちゃ強くなっていたことに衝撃を受けます。祭壇の前に呼び出された梁家仁さんはビビりますが、高飛さんは彼を正式な跡継ぎと認めます。はりきって祭壇にお線香を供えます。

 

梁家仁さんは劉鶴年さんと袁振洋さんを伴って、船に乗っていました。同船していたのは馮克安さん。白人男性をもてなすために船上にいた一般客の妻にホステスまがいのことをさせようとして、トラブルになります。

 

馮克安さんが調子に乗っていると、床下から煙管を持った袁祥仁さんが登場。天然な彼は意図せず、馮克安さんを倒すことになります。怒り出した馮克安さんは彼を倒そうとしますが・・・。こてんぱんにやられます。イライラしていた白人男性は拳銃を袁祥仁さんに向けます。様子を見ていた梁家仁さんが彼の手を押さえます。それでもバカにする態度を変えなかったので、2人を海へ落とします。

 

負けたことがないというロシアのボクシングチャンピオンが香港にやってきます。調子に乗っている彼に実力を見せてやれと高飛さんに頼まれ、梁家仁さんは会いに行きます。

 

チャンピオンの関係者 馮峰さんは梁家仁さんに不利な条件を付けた試合設定を行います。グローブも自由に動かせないように結ばれてしまいます。それでも有利に戦いを進め、チャンピオンをKOします。

 

鷹爪派の黃哈さんの道場「振德武舘」に道場破りの日本人 李家鼎さんがやってきます。黃哈さんは速攻でボコボコにされます。

 

李家鼎さんは高飛さんの誕生日パーティーをしている「霍府」へ乗り込んできます。梁家仁さんが対応をします。煽ってくる李家鼎さん。耐える梁家仁さん。

 

ちょこまかとうるさい手下を倒します。宴会場で行われている京劇と同時進行で戦う場面が面白いと思いました。

 

そして、李家鼎さんも倒します。平然とした様子で宴会場に戻ってきた梁家仁さんを笑顔で迎える高飛さん。本当は心配していたのでしょう。嬉しそうです。

 

さて、李家鼎さんの父 方野さんは激怒。息子の指導者を非難します。顔が見えない指導者は李家鼎さんが勝つことばかりで考えていて、精神面は全くダメだったと言います。更にキレる方野さん。彼は指導者に責任を押し付け、日本代表として梁家仁さんと戦うように命じます。

 

指導者の天心流九段の山口江十郎は梁家仁さんと戦うことになります。気合いが入る梁家仁さん。そこに突然、倉田先生がやってきます。再会に感動する梁家仁さんですが、倉田先生はそっけない様子。

 

高飛さんの帽子目がけて名刺を投げる倉田先生。倉田先生こそが山口江十郎だったのです。みんな、びっくり。高飛さんは頭に来て、彼を攻撃しますが、彼らの武闘スタイルをマスターしている倉田先生にぶっ飛ばされます。梁家仁さんに警告して、立ち去ります。

 

自分の人生を変えてくれた師が自分の敵とは・・・。しかし、警告に屈せず、毅然とした態度を崩さなかった梁家仁さんを見て、きっと倉田先生は嬉しかったと思います。

 

梁家仁さんは家訓が記されている板の前で、どう戦うべきか思索します。そして、この家訓が自分たちの拳法、ひいては功夫の発展を邪魔していると考え、板をぶち割ります。中にメモが入っていました。直接的なヒントではありませんでしたが、今の梁家仁さんには十分なキーワードになったようです。

 

決戦当日。会場にはたくさんの人が集まっていました。陳耀林さんも駆けつけてくれ、激励してくれました。1人決戦の場に向かう梁家仁さん。

 

中はひっそり。倉田先生が琵琶を弾いていました。弦が切れました。倉田先生の負けを暗示しているのか。戦いが始まります。

 

自分が優勢になった際、梁家仁さんはどうしても躊躇ってしまいます。倉田先生は彼がくれた翡翠の首飾りを握りつぶし、本気で戦うように言います。顔に欠片をぶつけられた梁家仁さんは気持ちを切り替えることにします。

 

梁家仁さんは必死に戦いますが、これはどう見ても倉田先生の最期のお稽古でしょ。予想以上に立派に成長した弟子の戦いっぷりに感動しながら、死力を振り絞って戦い続ける倉田先生。泣けた・・・えーん

 

煽り続ける倉田先生をボコボコにし終えようとした瞬間、倉田先生の胸元から割れていない翡翠の飾りが落ちます。倉田先生の本心に気づいた梁家仁さん。しかし、倉田先生は事切れていました。

 

中国人側は彼が生きて帰ってきたことに大喜びしますが、彼の心はどこかへ行ってしまったよう。右手には翡翠の首飾りが。

 

この後、梁家仁さんこと、霍元甲は誰でも自由に武術を学べる道場を開いて、功夫が広まるように努力したそうです。

 

海辺を歩く梁家仁さんの姿で終わりです。

 

あまり期待しないで観たのですが、めちゃくちゃ泣けました。倉田先生、かっこよすぎる泣

 

袁日初さん&梁家仁さんのようにどんなことがあっても挫けずに努力する姿ってかっこいいいなと思いました。

 

時代が倉田先生と袁日初さん&梁家仁さんを出会わせ、そして、引き裂いたのかと思うと複雑な気持ちになります赤ちゃん泣き

 

やはり袁和平さん、吳思遠さんの関わっている作品が好きです。

 

1979年の台湾映画。監督は鮑學禮さん、武術指導は陳木川さん。原作は古龍さん。

 

たくさんの弟子に守られて、掌門人の史仲田さん、息子の王鍾さん、娘の李麗麗さん、弟子の凌雲さんが移動。棺も運ばれています。

 

切り立った崖で凌雲さんと王鍾さんが陶敏明さんと面会します。10年前、神龍と丹鳳との間で取り決めがあったようです。

 

神龍の掌門人は史仲田さん。丹鳳の掌門人は3ヶ月前に亡くなったと弟子の陶敏明さんは説明します。

 

武林界のトップを決める戦いができなくなりました。王鍾さんは史仲田さんがトップになったと言いますが、凌雲さんは空席になっただけだと答えます。

 

剣術は掌門人に教わったから、力を7割に減らしてくれれば、史仲田さんと互角の勝負ができると陶敏明さんは強気な態度。勝った方が名誉を手にできるので、どちらも必死。

 

陶敏明さんの強さが読めない史仲田さんは迷いますが、挑戦を受けます。

 

史仲田さんは背中を叩いてもらって、力を減らし、陶敏明さんと戦うことにします。ためらう王鍾さん。凌雲さんが史仲田さんの背中を叩きます。

 

史仲田さんは門派の宝である剣の鞘を王鍾さんではなく、凌雲さんに渡します。ショックを受ける王鍾さん。

 

人前で自分の剣術を披露したくないという陶敏明さんの要求に応じ、史仲田さんは彼女と2人で戦うことにします。

 

凌雲さんは陶敏明さんのツボを突いて、彼女の実力をチェック。そして、史仲田さんに彼女はあなたの実力の7割くらいですと報告します。

 

戦いが行われます。勝った人しか戻ってきません。

 

李麗麗さんは鞘を凌雲さんがもらったことに不満を抱きます。あれは王鍾さんが持つべきもの。文句を言っていると、戦いに勝った陶敏明さんがやってきて、彼らに手紙付きの剣を投げてきます。

 

手紙には「この戦いに怒って、文句を言ったり、仇を討とうとしたりしないこと。跡継ぎは凌雲さん。剣は門派と自分の墓を守るために使ってほしい。」と書かれてありました。李麗麗さんは納得いきません。

 

険悪な雰囲気の3人。そこに盗人が現れ、「神龍靈柩」と書かれた棺を持ち去ります。凌雲さんは追って、彼を問い詰めます。棺の中に美しい冷血女が隠れているとのこと。盗人は自分で確かめてみろと言われます。

 

8年前に凄腕武芸者だった冷血女は史仲田さんに神龍の剣で倒されたそうです。冷血女をこの目で見たいと熱望していた盗人は棺を覗きます。空でした・・・。凌雲さんに斬られます。「確かに彼女がいるはずだったのに。」と言葉を遺し、盗人は亡くなります。

 

凌雲さんが中を覗くと、史仲田さんの言葉が彫られていました。盗人の言う通り、史仲田さんは武林界を守るため、冷血女を殺していました。が、直後に間違いだったと知り、秘密を棺と共に埋めたとのこと。この過ちを償ってほしいと書かれてありました。

 

残りの盗人を倒し終わった王鍾さんと李麗麗さんは棺に財宝が入っていると聞いていたので、凌雲さんの行方を追います。

 

凌雲さんは棺の近くで静かに座っていました。すると、棺の蓋が開き、女性が出てきます。冷血女=苗可秀さんでした。空だったはずの棺なのに。どゆこと?

 

苗可秀さんは亡くなっていはいませんでした。ずっと棺の二重底に隠れていたようです。すっかり復活し、前よりも強くなったそうです。

 

冷血女と言われているけれど、自分の見た目だけで近寄ってくる男たちを追い払っていただけだったようです。しかし、美しさに嫉妬されたり、勝手に自分を取り合って戦う男たちもいたりで、どんどんそういうイメージになっていったとのこと。

 

過去ー。宴会で苗可秀さんは高強さんによって酒に薬を入れられたため、気を失ってしまいます。乱暴をしようとする高強さんは彼女に触れた瞬間、めためたに斬られます。

 

その話が高強さんの従兄弟である史仲田さんの耳に入ります。怒った史仲田さんは苗可秀さんと戦い、倒します。倒れる直前、彼女は真相を説明します。

 

一方的に彼女が悪いと思っていた史仲田さんは高強さんを問い質します。泣いて全てを告白する高強さん。史仲田さんは噂に振り回されたことを反省し、苗可秀さんの治療に当たります。自分の用の棺と見せかけて、苗可秀さんを入れ、ずっと面倒を看ていたそうです。

 

苗可秀さんは凌雲さんに自分の護衛をしてほしいと頼みます。凌雲さんは史仲田さんの遺志を守るため、引き受けます。

 

苗可秀さんは史仲田さんは優し過ぎ&素直過ぎだったと言います。先ほどの丹鳳との戦いには何か罠があったようです。凌雲さんも史仲田さんと似た性格でした。苗可秀さんは悪い人も多いから、もっと用心した方がいいとアドバイスします。

 

後から来た王鍾さんは棺の中が空なのを見て、凌雲さんを探しに行きます。

 

凌雲さんと苗可秀さんが移動していると、史亭根さんが文句をつけてきます。すかさず凌雲さんが戦闘態勢に入ります。そこに王鍾さんと李麗麗さんもやってきます。

 

史仲田さんの遺志を継いで彼女を守っていると凌雲さんは言いますが、王鍾さんたちが納得するはずもなく・・・。彼らは攻撃を仕掛けてきます。

 

苗可秀さんは2つの「護花鈴」を合わせます。強烈な音が鳴り響きます。なぜか凌雲さんだけは無事。この隙に2人は逃亡を図ります。

 

苗可秀さんは凌雲さんに片方の鈴を持っておくように言います。何かあったときに役立ちそう。神龍の剣に鈴を付けて、喜ぶ凌雲さん。

 

飲食店に入ると、苗可秀さんを見た客がみんな去っていきます。平気なふりをしているけれど、内心は悲しいはず。凌雲さんは自分の家紋が入った飾りを彼女に渡します。苗可秀さんは自分の面倒は自分で見られると言って、断りますが、凌雲さんは「まぁ、それでも持っていてよ。」と言います。苗可秀さん、嬉しそう。

 

そこに凌雲さんの仲間が怒りながら、やってきます。彼らも凌雲さんが苗可秀さんの護衛を務めていることに憤っていました。仲間たちは急用ができたので、立ち去ります。

 

凌雲さんは大金持ちの息子。実家ならばきっと彼女は安心できると思い、実家へ向かいます。しかし、途中で実家が経営している銀行と鏢局が襲われているのを発見します。

 

それを見た苗可秀さんは姿を消します。

 

凌雲さんは陶敏明さんに遭い、他の銀行や鏢局も危ないと教えられますが、その情報を振り切り、苗可秀さんを探しに行きます。

 

王青さんのところに大量の金品が集められていました。手下たちに凌雲さんの実家を襲えば、もっと金目のものが手に入れられると言います。相棒の蔡弘さんはニヤニヤ。実家を襲う計画を立てようとしているところに苗可秀さんがやってきます。

 

彼女は王青さんたちと組むふりをして、背後にいるボスを探ろうとします。凌雲さんを非難した仲間がやってきます。

 

凌雲さんは仕事中の鏢局が襲われているのを目撃し、敵を倒した後、苗可秀さん探しをします。

 

苗可秀さんは仲間と戦うことになっていました。戦うふりをして、その場を去るように警告しますが、聞いてくれません。そうこうしている間に仲間は蔡弘さんに殺されてしまいます。

 

タイミング悪く凌雲さんが登場。彼は苗可秀さんが仲間を殺したと思ってしまいます。凌雲さんは王青さんの手下を一瞬で倒します。苗可秀さんは王青さんたちに声をかけ、逃げます。その際、陶敏明さんがやってきて、「彼らは財産も狙っているけれど、一番の狙いは神龍の剣。気を付けるように。」と知らせてくれます。

 

王鍾さんと李麗麗さんは追跡を続けていました。

 

凌雲さんはけがをしている陶敏明さんを連れて、客棧にやってきます。李麗麗さんは彼らを発見。凌雲さんの部屋を訪れます。そして、色仕掛けで彼から剣を奪おうとします。少し抵抗する凌雲さんですが、いい立場に執着のない彼は李麗麗さんに剣を渡します。李麗麗さんは自分が門派のトップになったと宣言。

 

凌雲さんはしばらく陶敏明さんと行動を共にすることになるようです。

 

神龍門派の人たちが凌雲さんの家の危機を救おうと馬を走らせていると、王鍾さんと李麗麗さんが現れます。李麗麗さんはこの件に関わらないようにと彼らに命令します。神龍の剣を見せられ、渋々戻る人々。

 

李麗麗さんは正式な掌門人になるために凌雲さんを破滅させようとしていたのでした。

 

苗可秀さんは王青さんたちのボス 陳惠敏さんに会わせてもらいます。彼は自分が武林界のトップになろうと目論んでいました。

 

話が少し戻ります。陶敏明さんが亡くなった掌門人を弔っていました。そこに陳惠敏さんがやってきます。警戒する陶敏明さん。

 

5年前、大会で陳惠敏さんは掌門人のユニークな剣術を見て、気に入ったとのこと。史仲田さんと戦う直前だったので、彼は陶敏明さんに史仲田さんに頼んで力を7割にしてもらえば、あなたは勝てるとアドバイスをしたのでした。

 

冒頭の戦いに違和感を覚えていた苗可秀さんは陳惠敏さんの話に驚きます。そういうことだったのか。

 

実際の戦いでは終始、史仲田さんが優勢でした。木に隠れていた陳惠敏さんが背後から史仲田さんを攻撃して、倒したのです。史仲田さんは丹鳳の剣が刺さったままどこかに飛んで行ってしまいます。このようなことは望んでいなかった陶敏明さんは彼を非難します。

 

が、陳惠敏さんは偽の手紙を神龍の剣に刺して、神龍門派に渡すように陶敏明さんに命じたのでした。

 

両方の門派を潰すためにいろいろな罠を仕掛けていたことを苗可秀さんは知ったのです。

 

凌雲さんの家は大事になっていました。ここでようやく茅敬順さんを発見。

 

後から王鍾さんと李麗麗さんも到着。王鍾さんは凌雲さんを潰すことにためらっていました。李麗麗さんは史仲田さんが8年も苗可秀さんを隠していたことに激怒していました。李麗麗さんは王鍾さんにしっかりせぃと発破をかけます。

 

凌雲さんは両親に会いに行きます。父の房勉さんは史仲田さんの死を信じず、不機嫌に。揉めていると、王鍾さんがやってきて、凌雲さんに戦いを挑んできます。

 

ツトムの制止を振り切って、凌雲さんを襲い続けます。凌雲さんが史仲田さんの名誉を汚したと誤解していました。

 

李麗麗さんが屋敷の外で待っていると、陳惠敏さんがやってきます。李麗麗さんが誇らしげに神龍の剣を見せると、扇から鋭い針を出して彼女を刺します。神龍の剣を奪います。

 

本拠地で待っていた苗可秀さんは陳惠敏さんが神龍の剣をゲットしたことを知ります。凌雲さんの実家に行こうとしますが、王青さんたちはそれをさせまいとします。苗可秀さんは2人をボコって、向かいます。

 

王鍾さんは凌雲さんにやっつけられ、仇討ちが失敗したことに凹みます。

 

苗可秀さんがやってきます。凌雲さんは警戒します。屋敷の外に陳惠敏さんたちが集まってきていました。

 

苗可秀さんは本当に史仲田さんは亡くなったのかを凌雲さんの両親に尋ねます。もしかして、彼らが史仲田さんを守ってる?

 

遂に陳惠敏さんが彼らの前に登場。激しい言い争いをしていると、史仲田さんが床をぶち破って登場します。腹部に丹鳳の剣が刺さったまま。史仲田さんは戦いが不公平に行われたことに怒りを覚え、執念で生きていました。

 

責任を感じた陶敏明さんは王鍾さんの剣を奪い、自害します。

 

凌雲さんの両親は丹鳳の掌門人とも仲良しだったそうです。ってことは、神龍と丹鳳は仲良しだったってことかな。

 

凌雲さんと王鍾さんで手を組み、陳惠敏さんを攻撃します。途中、王鍾さんと王青さんの兄弟対決シーンもあって、面白かったです。王青さんと蔡弘さんは倒され、陳惠敏さん1人になります。

 

王鍾さんは陳惠敏さんの扇に刺されてしまいます。陳惠敏さんの強さに困った凌雲さんと苗可秀さんは「護花鈴」を合わせて、強烈な音を出します。

 

陳惠敏さんは「護花鈴」を払い除けると、史仲田さんを押さえつけます。史仲田さんは自分もろとも刺すよう凌雲さんに命じます。

 

腹に傷を受けた陳惠敏さんは凌雲さんと苗可秀さんの攻撃を受けて、力尽きます。

 

史仲田さんももう限界でした。「護花鈴」の音が平気なのは特殊な能力であると凌雲さんに伝えると、亡くなります。

 

鈴を残し、苗可秀さんは立ち去っていました。

 

苗可秀さんが1人馬に乗っていると、凌雲さんが追ってきます。史仲田さんの遺志ですからと言って、彼女の護衛を続けることにする凌雲さん。ほんとは好きなくせにラブラブ

 

苗可秀さんは笑顔になり、馬を進めます。2人で幸せに暮らせるといいですね。終わり。

 

陶敏明さんは狄龍さんの奥様。とてもきれいな方でした~。

 

映像が粗く、画面の端がカットされているため、ラストバトルがどういう仕組みだったのかがよくわかりませんでした。そして、陳木川さんを発見することもできませんでした。むむむ凝視

 

綺麗な画質で観てみたいものです。


1980年の台湾映画。

 

OPは陳木川さんと孫榮吉さんが猴拳の紹介をしています。2人が武術指導。武術顧問が陳秀中さん。

 

孫榮吉さんが逃げていました。彼は革命チームの一員。追っていたのは張翼さん。翼は自分がトップになりたいと考えており、孫榮吉さんを脅威と見なしていました。翼は絶対に彼を倒すつもりです。

 

さて、虎拳の道場に陳木川さんが出前に行きます。功夫に興味がある陳木川さんは師父の鄭富雄さんの近くに寄っていきます。弟子に攻撃の仕方を教える際、いきなり陳木川さんを攻撃します。

 

連続で攻撃を受ける陳木川さん。岩で抵抗します。ちょっとは教えてくれました。本当は通いたいけれど、お金がないのですタラーお金もない、基礎もない彼をトミオは冷たくあしらいます。

 

トミオが弟子に威張り散らしていると、總舘主 陳星さんが出てきます。

 

「三十六種馬歩」という基礎を知っているふりをしてしまったトミオは陳星さんに見せろと言われ、困ります。5つしかできなかったため、陳星さんに蹴飛ばされます。

 

街の中。功夫の基礎練に夢中になっていた陳木川さんは料理を持っていた女性にぶつかってしまいます。怒る女性。あまり気にしない陳木川さん。女性は更に怒ります。しかし、陳木川さんは彼女を転倒させた後、功夫の基本がマスターできたことに浮かれ、そのまま立ち去ってしまいます。通りかかった岳華さんは陳木川さんが特別な拳法を使う人だと誤解します。

 

陳木川さんは高雄さんに女性の治療代を払えと絡まれます。(実は女性と高雄さんは無関係。)手下に殴られそうになりますが、逃げ力の高い陳木川さんは攻撃をかわして逃げます。

 

近くにいた屋外床屋の孫榮吉さんが高雄さんたちを懲らしめてくれます。孫榮吉さんの動きがすごい。高雄さんをボコボコにします。

 

呑気な陳木川さんは馬歩のポーズで店に戻り、給仕の仕事をします。皿を片付けていてもそのポーズを続けるので、転びそうになります。老板娘の朱麗さんが皿をキャッチ。

 

岳華さんが孫榮吉さんのところで髭を剃ってもらった直後、高雄さんがリベンジをしに来ます。岳華さんはお金を払って、その場を去ります。

 

孫榮吉さん、またすさまじい勢いで彼らを倒してきます。出前中の陳木川さんはその様子を目撃。素晴らしい動きに感動。彼らを倒すのに加担します。

 

弟子入りを志願しますが、全く聞き入れてもらえません。遠くに翼の姿を確認した孫榮吉さんは姿を隠します。翼は陳木川さんを脅して、道場の場所を聞き出し、陳星さんの道場に乗り込みます.

 

蛇拳でトミオを倒します。陳星さんが弟子に逃げるように指示して、戦います。動きが華麗な翼と力強さが魅力の陳星さん。かっこいい。が、陳星さんは追い詰められていきます。

 

さて、陳木川さんはずっと孫榮吉さんを追いかけていました。孫榮吉さんの家は木の上にありました。すいすいっと上がっていく孫榮吉さんを追いかけていきます。近づこうとすると、籠で下に降りようとするので、なかなか近づけません。陳木川さんはバランスを崩して、木から落ちてしまいます。

 

弟子にしてくれるまで、あなたが死ぬまで追い続けるという気合いの入った言葉を聞いて、孫榮吉さんは笑い出します。

 

さて、もう1人の孫榮吉Aさんは武舘で指導していました。そこに翼が高雄さんたちを連れて訪ねて、いきなり暴れ出します。弟子たちは逃げ出します。

 

孫榮吉Aさんは翼と戦うことになります。様々な拳法を使っても全て封じてくる翼。負けてしまいます。

 

孫榮吉さんは髭剃りの練習として冬瓜を剥く練習をさせていました。しかし、陳木川さんは床屋になりたいわけではないので、功夫を教えてほしいと要求します。

 

拒否する孫榮吉さん。すると、陳木川さんは彼の商売道具の鏡台と椅子を持って逃げ出します。捕まえると、今度はそれらを運ぶ棒を持って逃げます。手を焼く孫榮吉さん。

 

マジギレして追いかける孫榮吉さんを翻弄する陳木川さん。なかなかいい弟子になりそう。とにかく、ねばり強い彼の根性に感動した孫榮吉さんなのでした。

 

陳木川さんは店に戻り、無断欠勤したことを朱麗さんに叱られます。仕事に戻ると、さっき翼にやられた孫榮吉Aさんが友人と共に食事に来ていました。

 

翼は孫榮吉さんを探し出すためにあらゆる道場を訪問し、潰しまくっていたのでした。当然、恨みを買って、襲われることもあるのですが、翼は平気なのでした。

 

孫榮吉さんは翼が着実に自分に迫ってきているのを感じていました。妹弟子の朱麗さんは心配します。孫榮吉さんは動くより、潜んでいる方がいいと判断。そして、陳木川さんを巻き込まないようにします。

 

翼は孫榮吉Aさんの道場を奪った後、この地区を自分が管理すると宣言。住民たちに守ってやるからお金を払うよう、一方的に迫ります。拒否をすれば、高雄さんにボコられます。

 

拒否してボコられている男性。そこに岳華さんがやってきます。高雄さんと戦うかと思いきや、戦う価値もないと宣言し、堂々といなくなります。高雄さんたちは何となく怖いのでそのまま立ち去ります。

 

高雄さんは孫榮吉さんを発見。お金を払うように迫ります。孫榮吉さんは拒否。高雄さんと手下をやっつけます。

 

報告を聞いた翼は孫榮吉さんに会いに行き、突如、蛇拳で襲いかかります。猴拳で応じる孫榮吉さん。いい感じで翼をやっつけたのですが、自身も消耗していました。朱麗さんに看病されます。

 

自分で全てを解決しようとする孫榮吉さんに朱麗さんは陳木川さんに猴拳を教えてはどうかとアドバイスします。彼の才能を認めていた孫榮吉さんは決心します。

 

突然、翼は姿を消し、後ろ盾を失った高雄さんは街の人たちに追いかけられていました。陳木川さんは翼の失踪に疑問を抱いていると岳華さんが後ろからやってきます。よくわからない会話を交わして立ち去る岳華さん。

 

店に戻るとトミオがいました。どこかで功夫を学んできたようで、翼を倒す気満々。

 

孫榮吉さんは陳木川さんに冬瓜を背負わせてひたすら木登りをさせます。

 

ある日、朱麗さんを押して、店を出ようとしている高雄さんを発見。無銭飲食をしようとしているようです。怒った陳木川さんは高雄さんを倒し、お金を出させます。朱麗さんに褒められ、嬉しそう。

 

翼は川辺で先ほどの戦いを思い出していました。そして、謎のトレーニングを積みます。

 

孫榮吉さんは岳華さんの髭を剃っていました。孫榮吉さんは陳木川さんに本気で教える気であることを伝えてなかったようです。陳木川さんに教えてほしいと言われて、拒む孫榮吉さん。

 

話を聞いていた岳華さんは自分は功夫のスペシャリストであると言い出します。挑もうとすると、また「戦いたくなるときに戦う。」と宣言していなくなります。一体、どういうキャラなんだ?

 

翼のステップが速く、細かくなりました。ミニ冬瓜を潰す訓練もしています。細い竹の間をかいくぐる訓練もしています。結構、真面目な人なんですね~。

 

陳木川さんは店に孫榮吉さんを招き、自分の奢りで彼に食事を出して、酔っ払わせます。朱麗さんに見つかって、叱られます。

 

陳木川さんは孫榮吉さんが功夫を教えてくれないことに怒り、商売道具を壊しています。椅子の中から筒状になった冊子が飛び出します。拾ってみると、それは「大聖秘笈」。猴拳の秘密が書かれたものでした。すぐに孫榮吉さんに見つかってしまいます。

 

罰せられます。その後、功夫を教えてもらうために店に休みをもらいに行きます。孫榮吉さん、ちょっと咳込んでる。大丈夫かな。

 

練習、スタート!!どんどん上達していきます。

 

トミオが蛇拳を封じる鷹爪功を弟子に教えているところに陳木川さんが出前にやってきます。トミオの攻撃をかわして、立ち去ります。直後に翼&高雄さんが道場を訪れます。トミオは翼を攻撃しますが、あっという間にやられてしまいます。

 

翼は孫榮吉さんを探していました。陳木川さんを探せば早いと思った翼たちは店を訪れます。朱麗さんは彼はもういないと答えます。翼は手がかりを失いました。

 

陳木川さんは充実した日々を送っていました。目の前に現れた翼をシカトしようとしますが、止められます。

 

猴拳と蛇拳の戦いが行われます。翼が強くても挫けず戦い続ける陳木川さん。孫榮吉さんの居場所を絶対に言いません。翼の攻撃に圧倒されていると、木の上に蜂の巣を発見。蜂の巣を翼に投げつけて逃げます。

 

どうにか逃げ帰ってきた陳木川さん。孫榮吉さんは自分が不調なのを隠して、彼を心配します。陳木川さんの傷跡を見て、翼が更に上達したのを悟ります。

 

自分の体調では翼に勝てないと判断。陳木川さんをたくさんの小さい壺が転がっているところへ連れて行って、壺の上を歩くように命じます。焦る孫榮吉さんは彼をスパルタ方式で鍛えます。うまくできない陳木川さんに苛立ち、その場を去る孫榮吉さん。

 

陳木川さんは落ち込みますが、気を取り直して、再チャレンジします。いい感じ!冷静になった孫榮吉さんは彼の成長にびっくり。

 

逆さに埋めた壺を抜くように指示されます。孫榮吉さんの攻撃をかわして、ひたすら抜きます。実践形式の練習になってきました。

 

ある日、孫榮吉さんは急にお酒をごちそうしてくれます。猴拳の一番難しい術「醉步迷猴」を学ぶためでした。ここで「帰ってきたよっばらい」の曲が流れて、ちょっとウケました。

 

店に再び翼が現れます。対応した朱麗さん。翼は朱麗さんが孫榮吉さんと繋がりがあると知ったのでした。危険を感じ、逃げる朱麗さん。力の差は歴然。朱麗さんは乱暴されます。泣きながら、屋外へ出ます。

 

取り乱している朱麗さんは陳木川さんは発見します。更に動揺して、逃げてしまいます。陳木川さんから知らせを聞いた孫榮吉さんは体調を崩します。それでも、孫榮吉さんは彼を巻き込みたくないので、必死に自分で解決しようとします。

 

翼に挑戦状を送り、決戦の場へ向かいます。陳木川さんも追います。決戦は始まっていました。孫榮吉さんが殺されそう・・・。その瞬間、陳木川さんが割って入ります。陳木川さんと翼の戦いにシフトチェンジ!!

 

真剣な戦いの場に「帰ってきたよっぱらい」を流すセンス・・・。笑

 

翼がガチガチに技を決めようとしているのに陳木川さんはほわほわした動き。この相反する動きがいいですね~。翼の強力な攻撃に動きが止まる陳木川さん。

 

翼の動きをよく聞き、すぐに反応するようにします。翼は動きを封じられ、いっぱい攻撃を受け、遂に敗れます。

 

陳木川さんの次なる望みは強いを豪語している岳華さんと戦うこと。戦いの場を設け、彼に襲いかかろうとした瞬間。岳華さんは逃げ出します。どうやら、はったりだったようです。横で見ていた孫榮吉さんが笑い出し、2人で大笑い。終わり。

 

孫榮吉さんの動きが抜きん出ているな~と思った映画でした。攻撃も見事だし、やられ方も見事。

 

翼もめっちゃすごかったです。

 

映画のタイトルになっている「醉步迷猴」をどうして、途中で出しちゃったんだろう。あれを必殺技にすればよかったのに。

 

そして、陳星さん。途中でいなくなっちゃったけど、あれは倒されたんだろうか。

 

編集や展開が粗い感じを受けましたが、孫榮吉さんと翼のアクションでオールOK。私は気に入りましたOK

 

1980年の台湾映画。武術指導は關洪さん。

 

明時代。将軍の李自成 王俠さんが反乱を起こします。皇帝の劉立祖さんは失望。3番目の姫 燕南希さんが止めるのも聞かずに自害します。

 

様子を見に来た王俠さんは燕南希さんだけがいないことに気づきます。全力を挙げて探すように部下に命じます。

 

燕南希さんはどんな状況に追い込まれても、民のためにがんばりたいと思っていました。しかし、劉立祖さんは諦めていました。一緒に死のうとした劉立祖さんに腕を切り落とされた彼女は尼寺に逃げ込んでいました。

 

侍女が王俠さん情報を仕入れてきました。危険を感じ、尼寺を出ようとすると、尼が2人を出て行かないように説得します。しかし、燕南希さんはリベンジで頭がいっぱい。無理やり尼寺から出ていきます。目をつけられないよう侍女と分かれて行動することにします。

 

侍女が屋台で食事をしていると、変な輩が別な女性に絡み出します。腹が立ったので、侍女は彼らをやっつけます。その様子を黃家達さんが見ていました。

 

侍女は屋台の主人に耳打ちをして、多めにお金を払って、立ち去ります。男たちは仲間を連れて、また店に来ます。店主は侍女が残していった手紙と大量の卵を渡します。彼らをバカにした手紙でした。男たちは激怒していなくなります。


關洪さんが張繼龍さんたち手下を連れて、街を歩いています。燕南希さんはこっそり飲食店に入って、身を隠します。幸いなことに彼らは燕南希さんの特徴を知りませんでした。

 

立ち去ろうとした瞬間、後ろに座っていた羅烈さんが「もうお前は終わりだ。」的な発言をして、どっきりさせます。彼は虫を殺しただけのようです。でも、なんか気になる。

 

警戒を強める燕南希さんを尾行する羅烈さん。彼女は草むらに隠れます。「隠れているな。出てこい!」と言う羅烈さん。焦る燕南希さん。出てきたのは王俠さんの手下たちでした。王俠さんは彼を手下にしたいようです。いい報酬と高い立場を得られるようですが、断れば殺されるというとんでもないオファー。当然、羅烈さんは断り、手下を倒します。

 

「もう大丈夫だ。いい加減出てこい。」と言う羅烈さん。燕南希さんは諦めて出てきます。羅烈さんは自由な身のファイターでした。自分の判断で依頼を受けて、活動しているようです。

 

最初は下心丸出しで接してきた羅烈さんですが、彼女が姫だと知って態度を変えます。そして、忠誠を誓います。

 

王俠さんは女性たちを侍らせてお酒を楽しんでいます。常に誰かに攻撃されるのを恐れていて、情緒不安定です。そこにいきなり燕南希さんたちがやってきて、暴れ出します。

 

王俠さんに一生懸命向かう羅烈さん。しかし、王俠さんの方が優勢。羅烈さんはねばろうとする燕南希さんを屋根に投げて、逃げるように言います。羅烈さんは腹部を思い切り刺されます。

 

逃げた燕南希さんは学者の石天さんのところに逃げます。何をするにも詩を詠んでナルシストな感じ。けがをしている燕南希さんに気づいた石天さんは手当てをしてあげようとします。そこに張繼龍さんたちが捜索にやってきます。

 

石天さんは彼らを倒し、手当てをしてあげます。石天さんは人生に悲観的でした。燕南希さんはあなたの知識は何かを作り出せるすばらしいものであると励まします。それを陰から見ている召使い。

 

2人で話をしていると、馬の鳴き声が。隠れます。關洪さんがやってきて、探し回ります。燕南希さんは屋根の上に隠れます。また探しに来ると言って立ち去ります。

 

さて、侍女は馬に乗って移動していました。燕南希さんと合流できず、不安を感じていました。黃家達さんがすれ違います。

 

石天さんの父は王俠さんに殺されており、それ以来、彼はマイナス思考になっていたのでした。父が殺された母屋を紹介します。燕南希さんは自分の立場を明かします。姫だと知った石天さんは驚きます。

 

石天さんは彼女が自分のお嫁さんになってくれればと思っていたことを反省。彼女に仕える約束をします。

 

ガードの厳しい王俠さんを2人で倒すことができるのでしょうか。召使いが情報を漏らしていて、すぐに囲まれます。

 

石天さんに殺されたはずの張繼龍さんもいました。あれ?どういうこと?と思ったら、石天さんも悪そうな表情になります。王俠さんに買収されていたのです。(父を殺されたのは嘘?)

 

王俠さんは王妃にしてやると迫ってきます。抵抗する燕南希さんに召使いが襲いかかってきますが、召使いはいきなり向きを変え、石天さんの腹部を刺します。実は彼は燕南希さん側の人間だったのです。王俠さんによって致命傷を負います。苦しみながらも燕南希さんへの忠誠を誓い、彼女を逃がすことに全力を注ぎます。

 

洞窟のようなところをくぐって逃げます。馬に乗って逃げていると、身軽な手下たちが縄を網状にして彼女を包囲します。關洪さんが遠くから短剣を投げてきます。必死に抵抗する燕南希さん。そこに侍女が登場。彼女のお蔭で關洪さんと手下を倒すことができました。このとき、燕南希さんは關洪さんの命を絶つことはしませんでした。

 

侍女は愛国者と連絡を取り、仮の本拠地を用意していました。この話をやられた手下が聞いていました・・・。

 

燕南希さんが本拠地に着くなり、關洪さんたちの攻撃を知らされます。逃げます。侍女は彼女を助けるために自分の腕を斬り落とし、岩に顔をぶつけます。泣きじゃくる燕南希さんに逃げるように言い、息絶えます。

 

關洪さんは侍女の遺体を発見。燕南希さんだと思い、微妙な気持ちになります。

 

不安がなくなった王俠さんは嬉しそう。彼は燕南希さんの遺体を広場に吊るし、自分が即位することを人々に知らせます。

 

人々は悲しそう。王俠さんの支持率低し。陰で侍女の遺体を見ている燕南希さんは涙を流していました。彼女は全ての支えを失い、気がふれた物乞いとして生活するようになります。店頭にあう豆腐を手づかみで食べたことにより、豆腐屋と麺屋がけんかになってしまいます。

 

そこに黃家達さんが登場します。仲裁に入り、さっといなくなります。

 

彼は肉屋として一生懸命働きながら、病気の母を看病していました。母は彼に早く結婚してもらいたいと願っていました。

 

肉屋の近くでまた燕南希さんが騒ぎを起こしていました。なので、また助けます。

 

燕南希さんは彼の近くに出没するようになります。気の毒になった黃家達さんは彼女を自分の家に住まわせることにします。

 

母にバレてしまったので、黃家達さんは婚約者だと嘘をつきます。目が不自由な母は反応が異常な彼女に驚きますが、黃家達さんは誤魔化して、その場を乗り切ります。

 

母は自分の命があるうちに結婚してほしいと思っているので、黃家達さんにすぐに結婚するように言います。

 

宮廷では王俠さんが王としての活動を始めていました。しかし、すぐに敵が攻めてくる情報が入り、落ち着きません。

 

黃家達さんのところに仲間の金龍さんがやってきます。笑ってばかりいる燕南希さんにビビりながら、金龍さんは王俠さんの動きを知らせ、彼を倒そうと提案します。黃家達さんは表向きは肉屋でしたが、実際は王俠さんを倒そうとする愛国者だったのです。

 

母を安心させたい。黃家達さんは燕南希さんと結婚することにします。黃家達さんは仕方なく結婚するのですが、燕南希さんに失礼のないように接します。その優しさに燕南希さんは心打たれ、涙を流します。

 

戦いに行く前に母に挨拶をしようとした黃家達さんは母が首を吊っているのを発見します。血(?)で書かれた遺書。母は足手まといにならないようにしたのでした。

 

王俠さんは敵がいると思わる場所に向かっていました。途中で黃家達さんたちに襲われます。王俠さんは強い。馬車の中に剣を突っ込まれても剣をつかんで跳ね返します。馬が逃げ出した馬車を操作し、爆弾を投げ、黃家達さんを翻弄します。

 

姿をくらました王俠さんを追います。馬車の荷台の裏に彼は隠れていたのでした。激しいバトルが始まります。黃家達さんは龍、蛇、虎、彪のように戦います。鶴のイメージのときにフラミンゴの映像とカラスの鳴き声が出て、ウケました。適当だな。笑

 

しかし、王俠さんにダメージを与えることができません。殺されそう。燕南希さんが登場します。關洪さんも登場。しかし、彼の表情は暗い感じ。燕南希さんが自分を殺さなかったことに感謝するようになっていたのでした。

 

黃家達さんたちをこのまま逃がしてやってはどうかと提案しますが、王俠さんにめちゃくちゃ怒られ、揉み合いへと発展していきます。關洪さんは王俠さんに刺されます。

 

黃家達さんは燕南希さんが気がふれたふりをしていたことを知り、衝撃を受けます。そして、姫だったのか~!!

 

王俠さんは黃家達さんたちに爆弾を投げますが、長い髪の毛で跳ね返します。自分に爆弾が当たり、火だるまになります。關洪さんは死力を振り絞って、彼の腹部を刺して、事切れます。

 

燕南希さんは黃家達さんと永遠の愛を誓います。彼女の腕の中で力尽きる黃家達さん。

 

燕南希さんは尼寺に戻り、一生をそこで過ごしたそうです。終わり。

 

尼寺にいたという設定が最後に活かされていたのがよかったと思います。

 

この面子で石天さんが出演しているのがなんだか不思議な感じがしました。

 

1974年の台湾映画。

 

深夜、ある屋敷に何者かが侵入しようとしています。大金持ちのため、常に泥棒に狙われていました。屋敷のお嬢様 紫蘭さんは護衛と毎晩落ち着かないわね的な話をしています。

 

屋敷の主 曹健さんは60歳の誕生日に一番のお気に入りのコレクションである翡翠の神様を飾りたいと考えていました。無謀・・・。使用人が立ち聞きしていました。紫蘭さんはその使用人に不信感を抱いていましたが、曹健さんはあまりに気にしていません。

 

金庫に侵入していた泥棒は護衛に見つかり、バトルになります。他の護衛も駆けつけて、大騒動になります。

 

側近の余松照さんが彼を押さえて、拘束しようとしますが、ちょっとした隙に刃物を出して、自害してしまいます。

 

日本大使が軍人と会います。軍人は彼と繋がりをもって、北上してきている抵抗勢力を潰したいと考えていました。大使は曹健さんのお気に入りの翡翠の神様を欲しいと言い出します。軍人は底なしな要求にムカつきながらも何とかしようと画策します。蔡弘さんが命令を受け、曹健さんを訪ねることに。

 

今日は誕生日。曹健さんの家はウキウキムード。使用人が鳥籠を持って、外出。こっそり手紙を交換。悪党たちと情報交換をしているようです。

 

使用人は直接本拠地にやってきて、翡翠の神様が飾られることを知らせ、屋敷内の地図を渡して、帰っていきます。これをこっそり聞いていた黒衣の男性が出てきて、地図を寄こせと迫ります。全員、倒され、地図は黒衣の男性に渡ります。

 

曹健さん宅に余松照さんの甥 游天龍さんがやってきていました。彼は功夫が得意で道場を開いていました。紫蘭さんは彼に功夫を教えてほしいと頼みます。

 

宴が始まりました。翡翠の神様を招待客に見せていると、侵入者がいるとの知らせが入ります。余松照さんが見に行きます。やってきたのは蔡弘さんでした。

 

使用人は仲間が倒されたのを知らず、盗みやすい環境づくりをし始めます。

 

蔡弘さんは翡翠の神様を譲ってほしいと言いますが、曹健さんは断固拒否。言い合いになります。心配した紫蘭さんは態度の悪い蔡弘さんに意見します。

 

黒衣の男性が侵入し、護衛を倒し、翡翠の神様を奪います。余松照さんと游天龍さんはがんばりますが、黒衣の男性は翡翠の神様を壊すと脅してきたので、彼を逃すことにします。使用人は曹健さんを裏切っていたことがバレます。

 

蔡弘さんは部下から報告を受けます。黒衣の男性とは昔つるんでいた仲間。彼から翡翠の神様を手に入れようとします。

 

曹健さんは手紙を見て、悩みます。その様子を見て、游天龍さんは翡翠の神様を取り返す旅に出ることにします。

 

重傷を負った部下は亡くなり、使用人は耐え切れずに辞めます。翌朝、門を開けると、自殺した使用人が倒れていました。

 

曹健さんは紫蘭さんがこの件に積極的に関わることを嫌がります。危険な目に遭わせたくないからです。余松照さんも紫蘭さんを止めます。国宝であり、我が家の宝である翡翠の神様が外国人の手に渡ってしまうかもしれないと紫蘭さんは心配していました。曹健さんは游天龍さんと行動するという条件付きで翡翠の神様探しを許します。

 

黒衣の男性は取引相手である史亭根さんのところにやってきます。史亭根さんは翡翠の神様を見て、大喜び。彼にたくさん酒を飲ませます。これには毒が入っており、黒衣の男性は苦しみ出します。

 

この酒は史亭根さんを毒殺しようとしていた老人が持ってきていた酒でした。史亭根さんは激怒します。黒衣の男性は史亭根さんが毒殺しようとしたと誤解し、暴れますが、毒を飲んだ後だったので、彼にあっさり倒されます。

 

紫蘭さんが游天龍さんの道場を訪ねると、游天龍さんの妹と友達の王力さんがいました。游天龍さんと再会し、蔡弘さんの動向が気になることと、翡翠の神様がめっちゃ心配であることを話します。

 

游天龍さんの母も登場し、彼女を励まします。母は游天龍さんに任せるように言います。

 

ある山で史亭根さんと蔡弘さんが会います。蔡弘さんは小切手を渡し、翡翠の神様を手に入れようとしますが、史亭根さんは現金じゃないと嫌だったので、バトルになってしまいます。蔡弘さんは史亭根さんをやっつけて、翡翠の神様をゲットします。「少林木人巷」に出てきた場所で戦っていました。

 

蔡弘さんはゲットした翡翠の神様を軍人に渡します。軍人は日本大使に渡しますが、偽物だと言われます。自分の地位を守るため、軍人は本物を手に入れると誓います。

 

紫蘭さんは翡翠の神様のことが心配でイライラ。游天龍さんに八つ当たりしちゃいます。そして、単身で蔡弘さんのところに乗り込んでいきます。

 

蔡弘さんは彼女をバカにして、まともに取り合おうとしません。そこに激怒した軍人がやってきて、蔡弘さんをビンタします。このやり取りを見ていた紫蘭さんはなぜ曹健さんがあまりピリピリしていなかったのかを理解します。偽物だったから、心配していなかったのです。

 

軍人は紫蘭さんが曹健さんの娘だと知ると、彼女を人質にして本物の翡翠の神様を手に入れようとします。

 

蔡弘さんは曹健さん宅を訪問し、本物を渡すように迫ります。紫蘭さんに危険が及んでいると知り、曹健さんは動揺します。余松照さんに本物を持ってくるように命じます。

 

余松照さんはついてきた蔡弘さんの手下を殴ると、本物をゲットし、屋敷から飛び出します。報告を聞いた蔡弘さんは怒り、曹健さんは喜びます。

 

蔡弘さんたちが去った後にやってきた游天龍さんは曹健さんから話を聞かされ、驚きます。曹健さんは翡翠の神様はいいから、紫蘭さんを助けてほしいと頼みます。游天龍さんは向かいます。

 

余松照さんは追い詰められ、翡翠の神様も奪われてしまいました。そして、蔡弘さんに倒されてしまいます。後から駆けつけた游天龍さんは弟子と共に蔡弘さんの手下を倒します。

 

心労で弱っている曹健さんは自分のことはいいから游天龍さんを手伝ってほしいと王力さんと妹に頼みます。王力さんたちも向かうことにします。

 

游天龍さんは亡くなる寸前の余松照さんを発見。翡翠の神様が寺にあると告げ、亡くなります。

 

王力さんたちは廃墟となった寺に行き、様子を窺います。翡翠の神様を発見。妹は蔡弘さんの手下たちを煽って、戦いを始めます。妹がみんなを引き付けている間に翡翠の神様を取り戻すという計画です。

 

王力さん、背後から残っていた手下を攻撃し、翡翠の神様をゲット。妹を殺そうとしている手下を襲います。王力さんは妹を庇い、背中を刺されます。妹は激怒し、手下を倒します。王力さんは亡くなります。

 

落ち込みつつも翡翠の神様を運ぼうとする妹。蔡弘さんがやってきて、奪おうとしてきます。妹は果敢に戦います。

 

游天龍さんが駆けつけますが、蔡弘さんは翡翠の神様が入った箱を奪って逃げます。傷だらけの妹。彼女も亡くなってしまいます。游天龍さんは自分の服をかけてあげます。

 

滝の上で蔡弘さんが游天龍さんの弟子と戦っています。殺気立った游天龍さんがやってきて、猛烈な勢いで彼を殴ります。そして、滝へ落とします。

 

道場では余松照さん、王力さん、妹たちの葬式が行われていました。游天龍さんは悲嘆にくれる母に紫蘭さんの救出&仇を討ちに行くと告げて、出かけます。

 

日本大使と軍人を訪問し、取引をもちかけます。紫蘭さんは自分の解放より、翡翠の神様を重要視してほしいと游天龍さんに言います。游天龍さんは彼女を無理やり自分の道場に戻し、1人で彼らとの交渉を続けます。彼女に詰られ、ツラそう。

 

道場で多くの人が命を失ったと知り、反省する紫蘭さん。母は同行してきた兵士に自分の髪飾りを渡し、游天龍さんに元気であると知らせてほしいと頼みます。そして、紫蘭さんに游天龍さんが残していった手紙を渡します。

 

そこには復讐と国宝の死守を両方成し遂げるという強い決意が書かれていました。それは死を意味しました。

 

戻ってきた兵士が母の髪飾りを游天龍さんに渡します。受け取った彼は翡翠の神様を渡して、立ち去ります。

 

翌日、日本大使は車で移動していました。タイヤがパンクしたので、よく見ると、仕掛けがしてありました。游天龍さん、登場。彼の計画でした。

 

異国の恰好をした護衛を倒します。日本大使の腹心 馬金谷さんは游天龍さんを倒そうと挑んできます。馬金谷さんのメイクがすごい。

 

彼を倒すと、逃げ出した日本大使を追います。彼は翡翠の神様の入った箱を置いて逃げます。

 

これで終わりだと思った瞬間。蔡弘さんがやってきます。亡くなっていなかったのです。物足りない終わり方になりそうだと思いましたが、これで大丈夫。笑

 

激闘の末、蔡弘さんを倒します。なぜかこの場所を知っていた紫蘭さんがやってきて、傷だらけの游天龍さんに謝罪します。

 

歩きづらそうな彼を支えながら、「あまりにも多くの人が亡くなったわ。私たちでは扱いきれないから、翡翠の神様は国に渡しましょう。」と紫蘭さんが話す場面で終わります。

 

ほんそれ・・・。

 

王力さん狙いで観ました。出番が多かったので、嬉しかったですラブ

 

紫蘭さん、美しかった・・・飛び出すハート

1976年の台湾映画。陳少鵬さんが監督、武術指導を行っています。

 

清の将軍 王俠さんが部下の金剛さんと龍飛さんと面会。皇帝は明を支持する反逆者たちに苛立っているとのこと。王俠さんは彼らを見つけたら、すぐに殺すように命じます。反逆者たちの本拠地である寺も潰すように言います。

 

立ち去る金剛さんと龍飛さん。王俠さんが自室に戻ります。屋根に忍者みたいな恰好をした男性がおり、彼は王俠さんの部屋に近付いていきます。

 

OPは王俠さんが忍者と戦う様子です。

 

さて、場面が変わり、馬に乗って移動中の羅烈さん。途中、茶屋で休憩をします。部下たちと茶を飲んでいると、先にいた黃家達さんが何だか怪しい様子。

 

彼は店を去ると、いきなり外にいた羅烈さんの部下たちを攻撃し、荷物に隠していた反逆者たちの名簿、秘密の計画書を奪い去ります。あっという間の出来事で羅烈さんは何もできませんでした。

 

機密文書を奪われた羅烈さんはとりあえず移動します。途中で金剛さん一行に囲まれます。必死に戦いますが、勝てる予感がしない。羅烈さんは伝書鳩を放すと、自分の腹を刺して、自殺します。

 

金剛さんたちも機密文書を探していました。彼らは寺に向かうことにします。

 

伝書鳩が持ってきた文書を読む高僧の魯平さん。機密文書が盗まれたことを知り、ショックを受けます。

 

魯平さんは仲間を招集し、危機を知らせます。黃家達さん、聞江龍さん、古龍さんの3人が中心となって行動することに。この活動に参加する人たちでまた名簿を作成していました。

 

魯平さんの部下の僧は7人の弟子を連れて、寺を襲いに来た金剛さん一行と戦います。弓矢攻撃で全滅。金剛さんは寺に向かっていきます。

 

魯平さんは吊橋を使って、黃家達さんたち仲間を逃がしていました。魯平さん1人で金剛さんたちに立ち向かいます。その際、魯平さんは黃家達さんに名簿を手渡します。

 

逃げ道である吊橋を切り落とす金剛さん。魯平さんは吊橋ごと落下していきます。

 

深夜、黃家達さんはある建物を訪問しますが、そこには金剛さんが既におり、彼が来るのを待っていました。機密文書を渡すように迫ります。抵抗する黃家達さん。バトります。隙を見て逃げ出しますが、外には王俠さんとシンバルと鞭を持った僧が・・・。

 

王俠さんの説得に応じず、抵抗しますが、追い詰められます。彼はかつて明側の人間でしたが、今は清に仕えている存在でした。黃家達さんはそんな彼を非難します。

 

捕まえられた黃家達さんは王俠さんに交渉をもちかけられます。が、断固拒否。金剛さんは妹を人質にして、彼に脅しをかけますが、彼は脅しに屈しません。なんと黃家達さんは妹を乱暴します驚き絶望した妹は柱に頭を打ち付けて自殺します。黃家達さんは妹の口を開けて、中に何かを入れます。満足そうに笑う黃家達さん。怖い。

 

黃飛龍さんと唐龍さんが侵入し、面識のない黃家達さんを助け出してくれます。龍飛さんはここで倒されます。

 

黃家達さんは仲間たちが隠れている場所へ向かい、聞江龍さんたちと合流。今回の活動に参加している名簿を3つに切って、聞江龍さん、古龍さんと所持することにします。

 

古龍さんは王俠さん襲撃計画を提案します。王俠さんの家の近くで聞江龍さんは露店の経営者のふり。馬車を操る古龍さんがやってきます。示し合わせて暴れようとしたとき、屋根から弓矢を持った護衛たちが登場します。金剛さんの合図で矢が放たれます。黃家達さんたちは暴れますが、計画がバレていたため、思うような成果を上げることはできませんでした。

 

逃げて戻ってきた黃家達さんは3人の中にスパイがいると言い出します。古龍さんはキレ、別行動をしようと宣言して、立ち去ってしまいます。聞江龍さんも失礼なことを言われて気を悪くします。戦いが始まります。

 

黃飛龍さんと唐龍さんは彼らの戦いを傍観。王俠さんも見ていました。

 

黃家達さんは聞江龍さんをボコボコにして立ち去ります。けがを負った聞江龍さんに王俠さんが声をかけます。聞江龍さんは彼の甘い言葉に屈し、3人で分けた名簿の一部を見せ、古龍さんが向かった先を教えます。

 

古龍さんは「白雲山」の陳慧樓さんのところへ行き、彼女に名簿の一部を渡していました。(老女役を演じていました。)名簿を手にして、嬉しそうな陳慧樓さん。

 

夜、黃飛龍さんと唐龍さんが「白雲山」にやってきます。古龍さんは彼らを捕まえ、陳慧樓さんに見せます。陳慧樓さんは彼らを処刑しようとしますが、古龍さんは人質として彼らを活用することを提案します。古龍さんの提案が通ります。名簿が全て揃えば、もっと親切にすると言う陳慧樓さん。古龍さんは孫の龍君兒さんに好意を抱いているようです。

 

陳慧樓さん宅から出ると、黃家達さんが古龍さんを待っていました。古龍さんが黃家達さんの名簿の一部をほしがったため、戦いになります。

 

黃家達さん優勢のまま、戦いが終わります。陳慧樓さんが現れます。黃家達さんが名簿の一部を渡すと約束したので、黃飛龍さんと唐龍さんを解放。黃家達さんは彼らと帰ります。

 

黃家達さんは滝の奥に名簿の一部を隠していました。名簿を持って陳慧樓さんのところに戻ろうとすると、いきなり黃飛龍さんたちに襲われます。彼らは王俠さんのスパイだったのです。黃家達さんは強く、黃飛龍さんは倒れ、唐龍さんは川に転落します。

 

黃家達さんはシンバルを鳴らす僧たちのことを思い出し、なぜか黃飛龍さんの首にあった数珠を取り外し、自分の首にかけます。

 

王俠さん宅に僧たちが並んでいます。鞭を持っている僧の1人が龍冠武さん。王俠さんは近くにあるものを矢で射ります。聞江龍さんがその見事な腕前を褒めていると、ボロボロになった唐龍さんが転がり込んできます。

 

彼から報告を受けた王俠さんは彼を始末します。王俠さんは陳慧樓さんが邪魔な存在だと感じて、イライラしていました。

 

陳慧樓さんの元に黃家達さんがやってきます。彼から名簿をゲットした陳慧樓さんは攻撃をし、捕まえます。

 

古龍さんはドリスとの結婚を認めてもらうことができました。

 

王俠さんは名簿の3分の2が向こうに渡ったことを知り、イライラ。聞江龍さんは陳慧樓さん宅に向かいます。

 

ドリスは陳慧樓さんの考えに反対しており、同じ考えをもっている古龍さんと結婚したいと思ってはいませんでした。母に愚痴るドリス。

 

陳慧樓さん主催の会食が行われようとしていました。あるテーブルの食事に毒が入れられており、会場はパニックになります。陳慧樓さんは王俠さんの反抗だと疑います。

 

そのころ、古龍さんは洞窟の奥にある牢へ侵入し、黃家達さんを助けようとしていました。同じタイミングでドリスと母親も洞窟に来ていました。古龍さんと黃家達さんは実は明復興派だと知り、ドリスはほっとします。そして、そこに聞江龍さんも加わります。3人が仲違いしたのは演技だったようです。

 

陳慧樓さんが激怒していると、王俠さん一行がやってきます。僧たちはまたしてもシンバル攻撃で彼らの集中力を削ぎます。陳慧樓さんの息子が亡くなります。

 

5人で移動していた黃家達さんたち。ドリスの母は嫌な予感を感じて、残ることを決断します。

 

陳慧樓さんは健闘虚しく、王俠さんの矢で倒れます。残っていた母も見つかり、殺されます。

 

名簿が全部そろった王俠さん。金剛さんは次の指示を仰ごうとした瞬間、彼に襲われます。呆然とする金剛さん。王俠さんは弓型の武器で金剛さんを倒すと、僧たちに一帯を捜索するように命じます。王俠さん、何を考えているの!?

 

黃家達さんたちは竹林の中を移動中、鞭を持った僧に襲われます。4人は一生懸命戦いますが、この戦いでドリスは命を落とします。落胆する古龍さん。同情する聞江龍さんですが、黃家達さんは笑ってる。やっぱり怪しいな。

 

鞭軍団をやっつけ、3人で移動を再開します。今度はシンバル軍団です。やっと馬場さんを発見。シンバルを鳴らすだけでなく、武器としても使ってくるので油断なりません。

 

シンバルの音に苦しむ黃家達さんは数珠を解くと、2人に珠を渡して、耳栓にするように言います。これで楽になりました。シンバルを彼らの腹部に刺して、倒します。

 

喜ぶ3人。そこに王俠さんが登場。またバトルが始まります。3人で襲っても、攻略が難しいです。強い!

 

王俠さんの放った矢が聞江龍さんと古龍さんに当たりますが、黃家達さんも自分の武器から王俠さんに矢を放っていました。ただの棒ではなかったのです。苦しむ王俠さんを叩きまくり、崖に落とします。

 

聞江龍さんと古龍さんの傷は浅かったので、大丈夫でした。が、またまたいきなり黃家達さんが襲ってきます。彼がスパイだったのです。しかし、時既に遅し。抵抗する力は彼に残っていませんでした。棒を2つに分けると彼らを刺して、倒します。

 

不気味な高笑いを続ける黃家達さん。彼は妹の墓を掘り起こします。妹は既に骸骨になっていました。(何年後の話なんだろう。)口を開けると、羅烈さんから奪った文書が入っていました。取り出して、ニヤリと笑います。

 

嬉しそうに墓を去ろうとすると、向こうから王俠さんがやってきます。あれ?亡くなったのでは?実は胸に鉄板を入れていたため、矢を受けても平気だったのです。わざわざ見せる王俠さん、丁寧。

 

王俠さんは彼を攻撃しながら、とんでもない秘密を明かします。正体は魯平さんだったのです。魯平さんは王俠さんの兄弟でした。OPで王俠さんを殺し、入れ替わっていたのでした。

 

OPに大きな秘密が隠されていたのか~。見直すと、忍者っぽい男性の頭がちらっと見えており、魯平さんだなということがわかります。そして、「Brother.」と王俠さんは言っていました。これは入れ替わるための死闘だったのです。

 

黃家達さん、聞江龍さん、古龍さんの誰がスパイなのかを明らかにするために今回のような壮大な計画を立てたのでした。活動に関する名簿を渡し、どう扱うのかを見ていたのです。

 

急に大人しくなり、謝り出す黃家達さん。しかし、魯平さんが機密文書を返すように促すと、また鋭い目つきになり、襲いかかってきます。

 

魯平さん、もう手加減なし。完膚なきまでに黃家達さんをやっつけます。突風が吹いて、彼の体を砂が隠していきます。そして、遂には腕だけしか見えない状態に。そして、そして、腕も見えなくなります。

 

側で見ていた魯平さんはこれまでのことを思い出した後、思いを振り切るようにしてその場を立ち去ります。終わり。

 

かなりの珍映画。ラスト10分で映画の雰囲気ががらりと変わります。

 

王力さんを全く発見できなかったことが心残りです。羅烈さんの部下役だったのかな。それとも清軍の1人だったのかな。

 

1983年の台湾映画。「浪子快刀」で使われていたテーマ曲が使われていて驚きました。田鵬さんの他の映画でも使われているのかな。

 

夜の街。田鵬さんが歩いていると、襲われますが、彼は変わった形状の剣を使ってどんどん倒していきます。

 

僧、物乞い、道士などが忍者みたいな刺客たちに殺されます。遺体の側には牌が置かれます。

 

「断魂五虎」という5人組が誰かを待っていました。しばらくすると、田鵬さんがやってきます。そして、あっという間に彼らを倒してしまいます。そして、「魔咒狼」と書かれてある牌を投げて、立ち去ります。

 

白飛雪という男性が忍者みたいな刺客に襲われて殺されます。また牌を残していきます。

 

場面が変わり、立派な原森さん宅。捕頭の王俠さんは原森さんと囲碁をしていました。侍女が奇妙なものを発見して、悲鳴を上げます。駆けつけてみると「魔咒」側から送られてきた不気味な牌でした。王俠さんは朝廷の命を受けて、調査に来ていました。

 

「魔咒」を倒す気満々の原森さんの息子をなだめ、南北神捕である2人の部下に「魔咒」の調査と逮捕を命じます。

 

北の神捕は張玲さん。伝書鳩が飛んできます。刺客を倒しながら、原森さん宅に向かいます。

 

酒飲み&ワイルドな恰好。田鶴さんにありがちな設定。彼は南の神捕。酒を飲んでいると伝書鳩が飛んできます。

 

「魔咒」に張玲さんと田鶴さんが動き出したという知らせが入ります。ボスは笛を持っている側近の女性に田鵬さんに知らせるように命じます。田鵬さんは「黑狼」という名で行動していました。

 

原森さん宅に刺客が侵入。息子が殺されます。「魔咒蛇」という牌が置かれました。

 

張玲さんの到着前にこのような悲劇が起こってしまいました。「魔咒」は有名な悪の組織ですが、秘密に包まれている組織でもありました。

 

情報を知っていると思われる紅草履の男に接近を試みることにします。遊郭にいるところに張玲さんがやってきます。逃げる紅草履。今度は田鶴さんに捕まります。

 

紅草履はボスや本拠地のことは知らず、繋がりしかわからないと言います。張玲さんは2人を尾行します。

 

遺体安置所のろうそくが灯るとき、何か知らせたいことがあるサインであるとのこと。田鶴さんは棺に隠れることにします。

 

そこに遺族がぞろぞろやってきます。棺が運び出されます。

 

1つの棺だけ葬式を模した連絡所向かっていきます。「魔咒」に連絡をしたい人が本来は入っているはずでしたが、中には本物の遺体が入っていました。田鶴さんが何かしたのかな。

 

別な方向へ行った棺を見ていた田鵬さんは棺に木の棒を投げると、田鶴さんが出てきます。張玲さんもやってきます。

 

「魔咒」のボスのお気に入りの女性が手下の1人と恋仲になり、逃げていました。そこに5人の刺客がやってきて、男性を殺し、女性に乱暴しようとします。田鵬さんに見つかり、5人とも殺されます。

 

紅草履は棺職人と会い、張玲さんの暗殺を依頼します。代々殺し屋だった棺職人は依頼を引き受けます。棺を引きずって、「管殺管埋」と書かれた旗を掲げて、夜の街を歩きます。

 

田鵬さんとすれ違います。同じ地域に2人も殺し屋はいらないとして、田鵬さんに向かってきます。が、田鵬さんにすぐに倒されてしまいます。

 

廃屋で寝ていた田鵬さんを張玲さんは捕まえようとしますが、彼はすぐに逃げていきます。やってきた田鶴さんに無理だろうと言われ、追跡を諦めます。

 

田鵬さんは「魔咒」のボスに会いに行きますが、一言も反応せず、差し出された酒を飲まず。立ち去ります。

 

「五絶震江山」が「魔咒」の手下を倒します。そして、夜道を歩いていた田鵬さんに挑戦してきます。棺職人を殺したことに腹を立てていました。1人が琴を弾いて、4人が剣で襲いかかりますが、これもまたあっという間に倒してしまいます。

 

海で2人の男性が田鵬さんを待っています。褒賞金を得るために彼を殺そうとしていました。彼らは田鵬さんが近づいてくると自分たちの貴重品を差し出して命乞いをします。田鵬さんはいきなり地面に剣を刺します。なんと仲間が地中に隠れていたのでした。全ての敵を倒します。

 

彼らの中の1人が田鵬さんに妻に渡してほしいと死ぬ間際に簪を手渡してきました。なので、彼は妻が経営している店に行き、簪を渡します。悲しむ妻。泊まる場所がないので、この女性が経営している店に泊まることにします。が、妻も客もいきなり襲いかかってきます。

 

突然、登場した張繼龍さんがダーツを投げて、みんなを追い払ってくれます。近くの木の上で酒を飲んでいる田鶴さん。

 

田鵬さんにしばらくついてきますが。完全無視されます。けがをしたふりをして、田鵬さんを油断させ、変な薬をかけます。崖から落ちた田鵬さん。張繼龍さんは探し回りますが、いません。田鶴さんが来たので攻撃をかわして逃げます。

 

田鵬さんは目を傷めたまま、剣を杖代わりに歩いていました。琵琶を演奏している女性に遭遇します。彼の様子がおかしいので、女性は田鵬さんの手当てをします。復活した田鵬さんはすぐにその場を出ていきます。

 

先ほどの葬儀のふりをした連絡場所では棺から張玲さんが出てきていました。僧たちと戦います。そして、全ての刺客を倒して、立ち去ります。

 

街へ戻ると原森さん、紅草履が殺されていました。混乱する張玲さんの前に田鶴さんが現れます。紅草履からは硫黄の匂いがしました。硫黄谷に行くことにします。

 

笛を吹く女性と修行をする男性の姿が。張玲さんと田鶴さんの姿を見て、移動する2人。田鶴さんは本拠地が近いと推理。追います。

 

田鵬さんは「魔咒」のボスにも嫌われ、敵にも嫌われる存在となっていました。

 

ある客棧に張繼龍さんの仲間たちが集まっていました。彼らは「魔咒」を倒したいと考えていました。2階から田鵬さんが登場します。彼はみんなを殺します。無抵抗な目の不自由な男性を発見。見逃します。

 

しかし、後でこの目の不自由な男性を含んだ3人の男に狙われます。田鵬さんはためらうことなく男性を刺します。そして、女性のところへ向かいます。首飾りを渡すとまたいなくなります。

 

張玲さんは1人で本拠地探しをします。田鵬さんが出てきてバトルになりますが、秘孔を突かれて気絶します。

 

田鶴さんは寝ている見張りを殺して、張玲さんを助け出します。客棧で目覚めた張玲さんは隣の部屋に魔咒の手下がいるのを発見。本拠地に潜入するためのヒントになる場所を聞き出します。

 

手下が言っていた祠に入ろうとすると、その前にいた易者に入るのを止められます。彼が差し出したおみくじを引くと、手掛かりになりそうなメッセージが書かれてありました。お金を払って、立ち去ります。尾行していた田鶴さんはそのメッセージを読んで、追います。

 

「不東不西我是東西」を書かれてある札の側に水が入っている壺がありました。水を飲もうとすると田鶴さんが止めにやってきます。すると、笛を吹いていた女性が襲いかかってきます。田鶴さんが彼女を抑え込みますが、突き付けられた剣を自分の腹に刺して、自害します。なかなか本拠地にたどり着けないでいる2人。

 

また硫黄谷へ向かいます。本拠地に着きました。ボスの側近3人に襲われます。ボスが出てきます。3人を倒した後、2人でボスに向かっていきます。張玲さんがボスの首に剣を突き付けた瞬間、田鵬さんが飛んできて、彼を斬り殺してしまいます。

 

自分がボスになりたいのかと疑う張玲さん。田鵬さんはボスが張玲さんを殺そうとダーツを持っていたのを見せます。命を助けてくれたのでした。

 

ボスのいた部屋を探ると女性が飛び出してきます。田鵬さんを助けてくれた女性が剣を持って襲いかかってきます。飛んで逃げる女性。飛んで追う田鵬さん。あっけにとられる南北神捕。

 

女性のいた場所で戦いが続きます。田鵬さんの飾りが切れ、田鶴さんのところに届きます。彼も巡捕でした。潜入捜査をしていたということかな。3人で協力し、女性を逮捕します。

 

映画終了5分前に初めて話し出す田鵬さん。でも、一言。逮捕された女性は「彼はきっとあの剣のように淡々としているんだわ。」と言います。田鶴さんは先ほど手にした飾りを彼に投げ返して、話は終わります。

 

田兄弟あるあるヤオイ映画って感じでした。

 

1983年の台湾映画。87分の映画ですが、なぜか80分になっているものを観ました。

 

「北慶寺」に張復建さん、龍飛さん、白服の男性が大臣だった老人たちを連れて、やってきます。そして、金家の女性を引き渡すように脅してきます。珍しく張復建さんが悪役。抵抗する尼たちを殺します。

 

騒ぎを聞きつけた金家の女性が現れます。娘や姪でした。老人の姿を見て、同行することにします。老人は自分だけが殺されると思っていたら、女性たちも殺されると知り、ショックを受けます。

 

再び、争いが起きます。常山さんがキックし、徐忠信さんが鎌を振り回し、また尼が亡くなります。

 

そこに姫が輿に乗ってやってきて、彼らがやっていることを止めます。張復建さんたちは仕えている王の命令でこのような残酷なことをしていたのでした。

 

姫はは皇帝の名を出して、彼らの暴挙を止めさせます。しかし、老人たちを解放することはできませんでした。姫は金家の女性を気の毒に思います。

 

鄭少秋さんが大師に案内され「北慶寺」にやってきます。そこで姫たちと面会します。姫は王のやっていることを非難し、女性たちについて相談します。王は凄腕の側近7人を従えていて、手強い相手でした。

 

鄭少秋さんは皇帝に武術を教えている人の息子でした。女性たちを助けることになるとは思っていなかった鄭少秋さん。でも、姫の頼みだし、正義感が強い人なので彼女たちを安全な場所に移動させる仕事を引き受けます。

 

鄭少秋さんは女性たちを連れて、出発します。

 

王は陳鴻烈さん。女好きの彼のために龍飛さんたちは遊郭から女性を捕まえて、連れてくることにします。

 

怪しい物音がします。常山さんが辺りの様子を窺うと、壁に「7人を倒す。by 鐵面人」的なメッセージが書いてありました。屋根に人影を発見。鐵面人がいました。

 

鐵面人とは鄭少秋さんの仮の姿でした。陳鴻烈さんたちの会話を聞いていた鄭少秋さんは遊郭へ向かいます。

 

遊郭から女性を拉致してきた龍飛さんの前に鄭少秋さんが現れます。龍飛さんの鞭攻撃をかわしていると、女性たちがやってきたので、女性たちに戦いを任せます。がんばるのですが、龍飛さんの攻撃はかなり強力で苦戦を強いられます。なので、鄭少秋さんは助太刀します。お蔭で龍飛さんを倒すことができました。

 

陳鴻烈さんの元に大きな箱が届きます。張復建さんが開けると、中に龍飛さんの遺体が入っていました。

 

鄭少秋さんと女性は夜の街を輿で移動します。街の外れで、怪物のような刺客2人と斧を持った側近に襲われます。鄭少秋さんと女性は3人を倒します。

 

また側近を失った陳鴻烈さんは苛立ちを隠せません。張復建さんと龍世家さんは姫と繋がりのある鐵面人をすぐに暗殺することを進言。陳鴻烈さんは皇帝にバレないように鐵面人を殺すよう命じます。

 

側近たちは鐵面人になりすまして、式を挙げたばかりの夫婦をさらいます。鐵面人はあっという間に指名手配犯に。

 

集団で行動していた側近はいつの間にかいた1人に疑いを抱きます。本物の鐵面人でした。争いへ発展していきます。側近の誰かになりすましていた鐵面人は袋に放り込んだ側近を置いて、逃げます。側近は中から仲間を助け出します。

 

ここで途切れて、鄭少秋さんが女性たちと会話している場面にワープ。彼はイケメンだし、強いので、女性たちに好かれていました。

 

彼らは偽の新婚夫婦を演じて、側近たちを倒そうという計画を立てていました。

 

婿役は鄭少秋さん。みんな、嫁役を演じたい。なので、鄭少秋さんを捕まえた人が嫁役というルールで鬼ごっこで決めることにします。木の上から落ちそうになるふりをして、見事、嫁役をゲットした余安安さん。

 

ラブラブな新郎新婦を演じていると、側近たちがやってきます。捕まった余安安さんは陳鴻烈さんに襲われそうになりますが、交渉できる状態にもっていきます。

 

鄭少秋さんはヘタレな婿を演じていました。側には拉致された女性たちがたくさんいました。陳鴻烈さんをバカにし、怒らせます。

 

鄭少秋さんは本気を見せて、近づいてきた陳鴻烈さんを取り押さえ、捕まっている女性たちの解放を命じます。余安安さんは彼を殺してほしいと言いますが、宰相なのでそれはできないと断ります。彼を首都まで連行しようとしますが、徐忠信さん、龍世家さんの妨害により、陳鴻烈さんを逃がしてしまいます。

 

鄭少秋さんたちは蛇だらけの地下に落とされます。

 

陳鴻烈さんは側近に再度女性たちを捕まえるように命じます。捕まえてきた女性たちの中に金家の女性たちが混ざっており、いきなり暴れ出します。陳鴻烈さんを捕まえ、鄭少秋さんたちを助け出してくれます。

 

陳鴻烈さんは姫の屋敷の前に放り出されます。助けにきた徐忠信さんは彼を助けるため、姫の目の前で彼を殴ります。姫は呆れて、連れて帰るように徐忠信さんに命じます。

 

みっともないことが続いて激オコな陳鴻烈さんは徐忠信さんに八つ当たり。3日以内に何とかしろと最終通告。

 

鄭少秋さんは仇討ちに燃える金家の女性たちにそんなに簡単にできることではないから、覚悟をして臨むようにと話をします。徐忠信さんは彼らが潜伏している寺へ行って、勝負を挑みます。が、鄭少秋さんと余安安さんに倒されます。

 

陳鴻烈さんは彼が送ってきた徐忠信さんの首を見て、ヒートアップびっくりマーク

 

張復建さんは鄭少秋さんたちを倒すために外出中、「龍祥客棧」の出口に鐵面が引っ掛かっているのを発見します。飛び上がってその面を潰します。

 

鄭少秋さんたちは僧に成りすまして、移動していました。後から気づいた張復建さんは追いかけます。声をかけると、馬場さんと別な僧たちでした。馬場さんは素早く入れ替わって助けてくれたのでした。

 

「古松寺」に向かう大師たちに白服の側近が声をかけます。張復建さんがやってきて、白服を呼び戻します。僧の中に鄭少秋さんたちは隠れていたので、ほっとします。

 

陳鴻烈さんが輿の中で女性にちょっかいをかけています。見かねた大師は女性を放すように言います。ヤバい雰囲気になりかけたとき、白蘇真平が乗った輿が通ります。彼は位の高い身分のようで陳鴻烈さんも跪きます。

 

こっそり移動している鄭少秋さんたち。夜、鄭少秋さんが表で番をしますが、目覚めると女性たちの服がたくさんかけられていました。そして、女性たちと僧が彼の目覚めを待っていました。気まずそうな鄭少秋さん。愛されキャラのようです照れ

 

先を歩いていた女性2人は馬に乗った常山さんを発見します。2人で彼を倒そうとしますが、彼のキックにやられてしまいます。後から来た馬場さんたちが加勢しても厳しい。最後に鄭少秋さんが加わります。常山さんを倒して、みんなのところに戻りますが、この戦いで女性1人が亡くなってしまいます。

 

陳鴻烈さんを迎える女性と側近が。自宅に帰ってきたのかな。その横を大師たちが通過していきます。大師は陳鴻烈さんの側近 黒蘇真平が白蘇真平にそっくりなことに驚きます。

 

黒蘇真平は最も陳鴻烈さんに近い存在。絶対に守りますと自信満々。黒蘇真平と白蘇真平は双子で、命が繋がっていました。皇帝にとって大切な存在である白蘇真平を苦しめることは容易なこと。この繋がりを活かして、陳鴻烈さんのバックアップをしようとしていたのでした。

 

皇帝もこの秘密を知っていたので、黒蘇真平に手出しできず。108歳の現在も元気な黒蘇真平なのでした。

 

川で水浴びをしていた女性を龍世家さんは槍で攻撃して殺してしまいます。駆けつけた別な女性と鄭少秋さんは龍世家さんを攻撃して、倒します。陳鴻烈さんのところに彼の首と槍が投げ込まれます。

 

黒蘇真平たちはショックを受けます。鄭少秋さんを倒さねば、金家の女性たちを捕まえることは難しいと判断した陳鴻烈さんは黒蘇真平に彼を倒すように命じます。黒蘇真平は一計を案じます。

 

隠れている大師たちは双子の蘇真平の話をして、みんなを驚かせます。大師はがんばってこの状況を乗り越えようと話し合います。青い髪飾りを付けた女性は白蘇真平に手紙を渡す仕事を引き受けます。

 

陳鴻烈さんは大師を自分のところへ招きます。そして、黒蘇真平に隠れている金家の女性たちを捕まえるように命じます。

 

白服の側近が尼になりすました女性たちを襲います。僧たちは彼女たちを逃がして、命懸けで戦います。不安そうな女性たちは白蘇真平に会うために勇気を振り絞って、先に進みます。

 

黒蘇真平は白蘇真平の命が大事なら、鐵面人を捕まえろと大師を脅します。大師は動揺します。

 

女性と姫は白蘇真平に会うことができました。白蘇真平もこの状況をどうにかしたいと思っており、黒蘇真平と自分の秘密を明かします。

 

青い髪飾りの女性から鄭少秋さんは白蘇真平の手紙をもらいます。1人で陳鴻烈さんのところへ向かう決心をします。鄭少秋さんの考えがわからない余安安さんは心配でなりません。

 

鄭少秋さんは鐵面人となって、陳鴻烈さんを訪問します。が、黒蘇真平の存在が大きく、陳鴻烈さんを倒すのは難しそうです。大師は白蘇真平も金家の女性も心配で何もできずにいました。

 

張復建さんが鄭少秋さんを襲います。鐵面を割られ、正体がバレます。次いで、黒蘇真平が彼に向かってきます。鄭少秋さんは彼を刺しますが、刺さった感じがしません。それでいて、攻撃力があるのです。彼のお得意の魔術です。さすがの鄭少秋さんもお手上げです。

 

鄭少秋さんは牢獄に入れられることになりますが、いつの間にか黒蘇真平の娘 王瑪莉さんを人質にしており、逃げ出します。

 

敵もさるもの。張復建さんが余安安さんを人質にして現れます。王瑪莉さんと余安安さんを交換しますが、陳鴻烈さん側は卑怯なことをしてきます。

 

白服の側近と戦い、彼を倒します。なぜか刺されて爆破。

 

余安安さんだけでなく、他の女性たちも人質になっており、鄭少秋さんは降伏することにします。

 

王瑪莉さんは黒蘇真平や陳鴻烈さんが悪いことをしていると気づき、止めますが、彼女は黒蘇真平さんに追い出されます。

 

思うようにいかない黒蘇真平は陳鴻烈さんに会いに行きます。王瑪莉さんが陳鴻烈さんの子どもを身ごもっていると話をしますが、陳鴻烈さんはありえないと言い切ります。

 

黒蘇真平は王瑪莉さんが陳鴻烈さんの子を産んでくれれれば、自分も力をもてるかもれしれないと思っていたのでした。陳鴻烈さんは彼の考えを見透かしており、嘲笑います。自分の野望を達成することができず、いいように利用されたと知った黒蘇真平。

 

牢に入れられていた鄭少秋さんと王瑪莉さんを出します。王瑪莉さんも自分に反抗的な態度を取るので、黒蘇真平は鄭少秋さんを刺そうとします。王瑪莉さんが間に入って、刺されます。王瑪莉さんは鄭少秋さんを好きになっていたのでした。囚われている女性たちの解放を黒蘇真平に頼んで亡くなります。

 

自暴自棄になった黒蘇真平は自分を刺し、白蘇真平と一緒に死ぬつもりでした。苦しみ出す黒蘇真平の腕がちぎれ、鄭少秋さんの首を絞めます。死力を振り絞って、黒蘇真平の喉元を突いて倒します。

 

陳鴻烈さんは張復建さん以外の側近が戻ってこないのを不安に感じていました。鄭少秋さんは1人でやってきます。手下たちを倒し、張復建さんと戦います。張復建さんもとても動きのいい方なんだな~と感心しました。

 

ぐるぐる巻きにされている余安安さんは不安そうに彼を見守ります。女性が1人やってきて、余安安さんを助け出してくれます。

 

鄭少秋さんは張復建さんの両腕を斬り落とし、キック。余安安さんと女性で彼を真っ二つにします。その勢いで余安安さんたちは陳鴻烈さんも殺そうとしますが、鄭少秋さんは止めます。

 

そこに姫が登場。聖旨を知らせます。処刑されると知り、呆然とする陳鴻烈さん。

 

鄭少秋さんがあいさつなしで立ち去ろうとしていると、余安安さんたちがやってきます。彼は世の中を知るためにあちこちを旅するようです。余安安さんともう1人の女性は亡くなった人たちのことを思い、尼になるつもりのようです。

 

余安安さんたちは名残惜しそうに彼を見送ります。終わり。

 

内容がチープで衣装もちょっと変な映画でしたが、敵となる俳優さんはよかったです。龍飛さん、龍世家さん、徐忠信さん、常山さんがいて、何もできないのはボスの責任です!

 

原作はもっと複雑で長い話なのだと思います。それを87分にまとめるのは大変だったと思います。おまけに字幕がかなり読みづらく、まとまりのない文章になってしまいました。間違っている部分もあると思いますぐすん

 

ワイヤー多用だったので、ワイヤーなしのアクションももうちょっと見たかったです。

 

1981年の台湾映画。鮑學禮監督作品です。

 

高強さんと葛長生さん兄弟は宮廷から父が彼らを待っていると呼び出しを受けます。が、これは彼らを暗殺しようとする計画でした。察知した兄弟は抵抗しますが、葛長生さんは兵士たちの攻撃を受け、亡くなります。

 

これまでも家族に危害を加えられていた高強さんは宮廷に復讐を誓い、その場を去ります。

 

指名手配犯となった高強さん。首都に向かう際、入口で妊婦と夫が兵士に絡まれているのを助けようとします。しかし、見知らぬ老人 盧葦さんに止められます。

 

彼らのことが気になりつつも盧葦さんの後をついていきます。彼は父の知り合い?弟子?でした。緊張が解けた高強さんは彼と親しくなります。復讐に燃える彼を盧葦さんは宥め、全力で彼をサポートすることを約束します。盧葦さんは高強さんに背格好が似ている男性を紹介し、入れ替わってはどうかと提案します。

 

夜になると悲しさと悔しさで涙がこぼれる高強さん。早く入れ替わって復讐したい気持ちが抑えられません。

 

高強さんはいろいろなことを信じることができなくなり、入れ替わりの男性が到着した夜、心労で一気に白髪になってしまいます。

 

嘆く高強さんに盧葦さんはこれであなたは変装した状態になったから、よかったのではないかと励まします。

 

首都に再び向かいますが、自分の隣にいた男性が自分だと疑われて連行されてしまいます。必死に彼を庇おうとしますが、無理でした。家族の復讐が大切・・・。我慢をして、門をくぐります。

 

李修賢さんは横暴な宮廷の中で真面目に勤めている役人でした。常に戦争をし、豪華な生活を求める王 王青さんにもっと民のことを考えるように進言します。新しい宮殿の建設の中止と減税を提案しますが、あっさり却下されます。

 

王青さんは李修賢さんを嫌っていましたが、彼は民からの信頼が厚い役人だったため、殺すのを躊躇していました。我慢できなくなってきたので、側近に暗殺を命じます。

 

豪華な飲食店の前で物乞いが最近の出来事をラップ調で話をしていました。経営者の女性がそれを嫌い、彼を追い出そうとします。

 

飲食店には売れっ子の芸者である施思さんと護衛の姜大衛さんが働いていました。彼らは両片思い状態のようですラブラブ

 

客の前で施思さんが箏を弾いていると、しつこい客が酒を勧めてきます。姜大衛さんは彼に金を渡して、それ以上しつこくしないよう警告します。他の客の前で恥をかかされた客は彼に襲いかかりますが、あっという間にやっつけられてしまいます。

 

客とその手下たちが剣を出して、暴れ始めます。なので、姜大衛さんは仕方なく4人をボコボコにして追い出します。

 

店内が壊れ、上客を失った経営者は姜大衛さんに文句を言います。姜大衛さんはうるさい経営者にお金を渡して黙らせます。決してリッチではないはずの姜大衛さん。施思さんのためなら、有り金全部出しても構わない。本当に彼女を想っているのですラブラブ

 

高強さんは李修賢さんが兵士を連れて移動をしているのを見かけます。そして、着ぐるみの虎が李修賢さんのいるゲル近くを歩き回っているのを発見します。

 

護衛たちは驚いて逃げ出し、李修賢さんは2人の刺客に襲われます。高強さんは着ぐるみ虎を倒し、刺客退治にも加勢します。

 

全てが終わった後、高強さんは立場を考えて、笠を外そうとしませんでしたが、李修賢さんに言われ、顔を見せます。

 

李修賢さんは彼が善人であると考えていたので、助けてくれたことを深く感謝します。

 

高強さんは李修賢さんが信頼のおける人物だと判断し、自分の復讐計画を打ち明けます。彼は綿密な計画を立てていましたが、それには地位の高い人物が必要でした。李修賢さんは彼の手伝いをすることを決心します。高強さんはその代りに彼に仕えることにします。

 

高強さんも李修賢さんも次期王と噂される王青さんを憎んでいました。王青さんは自分が放った刺客が失敗したと知り、怒ります。

 

李修賢さんは高強さんの素性を隠した状態で宮廷に連れていきます。王青さんの側近たちは高強さんを本当のお年寄りだと勘違いし、バカにします。

 

王青さんがやってきます。李修賢さんは高強さんが優秀な人物なので登用してほしいと薦めます。正体がバレることはなく、申し出は受け入れられました。

 

屋外の飲食店で李修賢さんが笛を吹こうとしていると、遠くから施思さんの箏の音が聞こえてきます。給仕にお金を渡し、演奏を止めさせるように言います。

 

施思さんが姜大衛さんのために演奏しているのでした。給仕はどちらのことも知っていたので、嫌がりますが、李修賢さんが怖いので、渋々、交渉しに行きます。

 

静かになったので、笛を演奏し始めると、笛を切られます。姜大衛さんでした。実は高強さんは彼の武力がほしかったようです。真意が読めない姜大衛さんは高強さんを襲います。2人とも剣の腕前はすばらしいので、激しい戦いとなります。

 

姜大衛さんは高強さんの手の甲に傷をつけたので、勝ったと思いましたが、自身の腹部の服が切られていました。姜大衛さんは負けを認め、剣を折って、去ります。

 

李修賢さんは王青さんの暴君ぶりがもう許せなくなっていました。高強さんと共に王青さんを倒そうと話し合います。実行するには姜大衛さんの力が必要だと高強さんは考えていました。李修賢さんに彼を推します。

 

彼を思い通りにするには施思さんを利用するのが一番だと考えます。

 

そのころ、王青さんの護衛 許文銳さんが施思さんを無理やり連れ出そうとしていました。王青さんの側近からの要望でした。姜大衛さんが止めに入り、大きな騒ぎになります。李修賢さんが登場。許文銳さんが困っている隙に彼女を連れ去ります。そして、1人で護衛と戦っていた姜大衛さんを高強さんが安全な場所に移動させます。

 

高強さんは姜大衛さんに素性を明かします。彼が真面目な役人であることを知り、姜大衛さんは笑顔を見せます。このまま、逃げる必要がありますが、姜大衛さんは母のことが気がかりでした。

 

案の定、母は許文銳さんに脅されていました。姜大衛さんは高強さんの助けを借りて、母を救出。李修賢さんのところに逃げます。

 

姜大衛さんは施思さんもいることを知り、安心します。そして、李修賢さんに仕えることを誓います。

 

施思さんと母が別室に移動した後、3人は本題に入ります。王青さんの暗殺計画です。姜大衛さんは全力を尽くすことを誓います。

 

姜大衛さんは施思さんに自分の意思を伝えます。悲しみつつも彼の意思を尊重する施思さん。

 

宮廷で側近から李修賢さんについての報告を受ける王青さん。でも、まだ余裕そう。

 

時は経ち、姜大衛さんと施思さんには幼い息子がいました。姜大衛さんの修行を見て、息子は功夫を習いたいと言いますが、姜大衛さんは本を読んで勉強するように言い聞かせます。

 

決戦のときが近づいてきていました。二度と帰ってこれないことを想定して、いろいろ考えているようです。姜大衛さんも施思さんも心の中は苦しんでいました。

 

李修賢さんがやってきたので、彼に施思さんと息子のことをお願いします。

 

中途半端な状況に耐えられなくなったのか、姜大衛さんは王青さんの暗殺にいきなり取り掛かります。王青さんの寝台は厳重な警備がされており、警護をかいくぐって、王青さんを攻撃するも、失敗に終わります。

 

李修賢さんたちが助けに駆けつけてくれたお蔭で姜大衛さんはどうにか逃げることができました。

 

彼らの仕業だと疑った護衛たちが高強さんのところに向かいます。2人はずっと家にいたふりをして彼らの追及をかわします。膠着状態のところに李修賢さんがやってきて、自分の友達だから大丈夫と押し切ります。どうにか誤魔化せた~アセアセ

 

3人だけになってから、急いた行動を反省する姜大衛さん。李修賢さんと高強さんはもうこの件に関わることができません。今度、関わったら、真っ先に疑われて、殺されてしまうからです。姜大衛さん1人で王青さんを倒すということになりました。がんばれ、姜大衛さん。

 

王青さんは李修賢さんを疑っていました。姜大衛さんを住まわせていたことも怪しいと感じます。王青さんは姜大衛さんを宮廷に呼び出します。

 

腕前を知りたい王青さんの側近はマジモードで彼を攻撃します。姜大衛さんは強くないふりをして、この状況を乗り切ります。

 

ある日、突然、王が亡くなったという知らせが入ります。李修賢さんは喜びますが、高強さんはこの王を自分で彼を倒したかったので、悔しがります。

 

王青さんだけは自分で倒したい。2人は彼を倒すために行動を起こします。李修賢さんは王青さんに呼び出されます。

 

李修賢さんは王青さんが国を統一するために誰を将軍にしたらいいか考えを述べます。王青さんは美しい愛人を手に入れたので、機嫌がいい状態でした。李修賢さんは彼を自宅に招くことにします。

 

李修賢さんは手下たちと集まり、王青さんを倒すために気合いを入れます。そして、姜大衛さんにいい剣をプレゼントします。

 

姜大衛さんは母に別れを告げます。姜大衛さんが息子の寝顔を見ているときに母は足手まといになってはいけないと判断し、自害してしまいます。箏を弾いていた施思さんは姜大衛さんから別れを告げられ、ショックを受けます。失敗したら、王青さんの愛人にされるかもしれない。危険な立場です。

 

黙って運命を受け入れるだけなんて嫌だと思った施思さんは一緒に活動に加わり、姜大衛さんを助けようとします。いきなり決まった話ですが、うまくいくのでしょうか。

 

王青さん訪問の直前、部下の蔡弘さんが李修賢さんの屋敷に怪しいところがないかチェックします。王青さん、到着。愛人と施思さんが箏の演奏を競います。

 

この会食がどう仕組まれているのかがわからないのでドキドキですラブラブ

 

李修賢さんは着替えついでに姜大衛さんに指示を出そうとしますが、着替えに行く必要はないと王青さんに止められます。が、愛人が「行った方がいい。」と口添えしてくれたので、行くことができました。

 

姜大衛さんは王青さんに料理を運ぶ役になって彼に近付く計画です。しかし、計画がうまくいかない感じがした施思さんは箏の弦を切って、周りの目を引き付けた後、自害します。みんな、パニックにガーン

 

姜大衛さんは料理に隠していた剣を取り出し、王青さんを襲います。せっかく刺すことができたのに、間に愛人が入ってきて、失敗。なかなか倒すことができません。逆に刺されてしまいます。

 

安心した王青さんは蔡弘さんに姜大衛さんの遺体をひっくり返すように命じます。ひっくり返すと実はまだ生きていました。死力を振り絞って、正面から彼に斬りかかります。そして、首まで斬り落とします。すごい・・・。

 

姜大衛さんは施思さんの元に駆けつけ、2人で抱き合いながら、亡くなります。息子が両親を探す声が響きます。李修賢さんたちははっとします。泣きじゃくる息子。

 

李修賢さんが抱き締めますが、彼は両親の元に行き、号泣します。申し訳なさそうな李修賢さんと高強さん・・・。終わり。

 

この時期の鮑學禮監督作品はいい感じで安っぽいので好きです。舞台とBGMにもっとお金をかけていれば、もっと評価が高くなったと思うのですが。もったいないです。

 

今回は武術指導として参加している李龍吟さん。葛長生さんと許文銳さんとかなり一緒なので、これからもトリオで出ているか、確かめたいところです。

 

鮑學禮監督の作品は必ずと言っていいほど、盧葦さんが出演しています。味のあるいい役をいつもしているな~と思いますOK

 

1978年の香港映画。


「猛龍過江」のCHUCK NORRISとの対戦シーンを活用。撮影が終わった直後、上から照明が落ちてきます。危ないねと話をして控室に戻ると、嫌な感じの男性が勝手に入室してBILLY LOを待っていました。

 

よろしくない組織の遣いでした。何かの契約に応じるように迫ります。BILLYは彼を殴って、拒否の姿勢を示します。

 

BILLYはGFのANN MORRISのところへ行きます。彼女は歌手です。

 

組織のトップであるDR. LANDのところに先ほどの側近がやってきて、BILLYとの交渉がうまくいっていないことを報告します。

 

DR. LANDは澳門で行う空手選手権を成功させようと気合いを入れていました。掛け金で大儲けしようとしていたのです。いい選手を参加させたいと考えていました。誘いを断った人たちはDR. LANDの手下たちに殺されているようです。このままではBILLYも・・・驚き

 

ANNと出かけているところに側近たちが登場し、BILLYを脅します。BILLY、結構みっともないやられ方してるな・・・。

 

BILLYは親しい新聞記者 JIM MARSHALLに相談します。JIMは田俊さんが契約を断ったため、DR. LANDの手下 HAKIMに殺された話をします。いいところなくやられる田俊さんが・・・。

 

大人しく従った方がいいと助言するJIMですが、BILLYは余計に彼らに屈しない気持ちを強くします。


親戚なのかな?京劇役者の喬宏さんに相談しに劇場へ行きます。話し中に楽屋に手下たちが乱入してきます。黄色い服を着ているのが馮克安さん。ROBERT WALLさんに腹部を蹴られて、また倒されます。BILLY、かっこ悪い。

 

BILLYはANNに電話をして、6時のフェリーに乗るように言います。フェリーには陳龍さんが乗っており、彼らの様子を監視していました。BILLYはアメリカに帰国するように頼みます。ANNは断ります。

 

ANNはBILLYが心配なので、JIMと一緒に「精武門」のラストシーンを撮影しているところに向かいます。

 

撮影メンバーの中ににDR. LANDの手下が紛れ込み、空砲を撃つふりをして、BILLYの顔面に発砲します銃大けがを負います。

 

幸い、命は取り留めました。BILLYは自分は亡くなったことにして、全く別な人物として生きる道を選びます。ANNにも内緒でした。で、ここで李小龍さんの葬式の映像が使われます。

 

組織は本当に彼が亡くなったのかと疑っていましたが、ANNがマジギレしているので信じます。ANNはあまりのショックで錯乱状態。入院することに。

 

入院して落ち着きを取り戻したANNに対して、帰国を勧めるJIM。しかし、まだやることがあると言うANN。何を考えているのでしょうか。DR. LANDも彼女の動向を気にしていました。

 

DR. LANDはANNと強引に面会します。ANNは激昂し、パニックになります。彼は怒り、いずれ殺すことを決断します。

 

整形手術が成功したBILLYは自分の控室にこっそり戻り、髭をつけて出かけます。そして、澳門に向かうDR. LAND一行を尾行します。

 

ANNは撮影現場でBILLYを撃った手下を覚えていました。DR. LANDに同行していたので、確信を得ます。JIMに知らせると、警察に知らせることなく、単独で復讐しようとします。

 

BILLYは彼らの尾行を続けます。DR. LANDは手を組む相手と会います。BILLYは屋敷に潜入し、様子を窺います。そして、庭で寛いでいるDR. LANDに襲いかかります。

 

ここで数人の手下が出てきます。林正英さん、火星さん、鍾發さんが出てきます。彼らと倒した直後、ROBERT WALLさんがやってきたので、BILLYは逃げます。そして、路上で行われている獅子舞に紛れて姿を隠します。

 

試合会場。サモさんがROBERT WALLと戦っています。健闘虚しく、彼はやられます。サモさんのサポートメンバーの1人が惠天賜さん。ANNはこっそり会場にやってきていました。拳銃を手にし、DR. LANDを撃とうとした瞬間、老人に変装したBILLYに止められます。聞き覚えのある声に驚き、固まるANNなのでした。

 

ROBERT WALLさんは試合に勝ち、みんなに担がれて控室に戻ってきます。みんなにちやほやされ、ニコニコ笑顔。着替えをしに1人で隣の更衣室に行きます。そこに現れたのが老人に変装したBILLY。激しい戦いを繰り広げます。途中、元彪さんがBILLY役を演じていました。いいキックだ!激しい物音に気付いた関係者たち。心配して扉をこじ開けると、ロッカーに沈むROBERT WALLさんの遺体が・・・。

 

ANNはJIMの職場に来て、BILLYは生きていると話をします。JIMはそれを否定し、拳銃を預かります。ANNが帰った後、BILLYはJIMと電話で話し、ANNに全てがバレたと知ります。なので、ANNに夜中の学校に来るように伝えてもらいます。

 

DR. LANDはBILLYの死を疑っていました。側近はBILLYの墓を暴き、彼の遺体が陶器でできていることを発見します。

 

ANNは学校に向かい、久しぶりにBILLYと再会します。整形手術を受けたため、前と顔が変わっていることを心配するBILLY。2人のお互いを想う気持ちは変わっていませんでした。尾行していた手下たちはそれを目撃していました。

 

帰宅したANNは駐車場でバイクに乗った手下たちに襲われ、誘拐されます。JIMは側近から、それを知らされます。大急ぎでBILLYに伝えます。ANNを助けるためには1人で九龍の倉庫へ行かねばなりません。

 

BILLYはANNを助けると、1人でバイクに乗った手下たちと戦います。手下の1人に成りすまし、黄色い服を着ます。頭脳プレーで全員倒します。

 

外で待っていた自分の顔面を撃った手下を激しい雨の中で倒します。そして、DR. LANDがいる「THE RED PEPPER RESTAURANT」に向かいます。

 

で、ここから李小龍さん多めのシーンが続きます。まずは「虎殿」でDAN INOSANTOさんとバトル。お次は「龍殿」で池漢載さんとバトル。そして、HAKIMとバトル。HAKIM、デカ過ぎ・・・。HAKIMが光に弱いことを利用して、どうにか勝ちます。

 

物音を聞きつけた側近が上から降りてきます。BILLYは鋭い刃が仕込んである彼の杖を奪い、ボコボコにします。

 

上に行くとDR. LANDが。近づいてみると、両手首を切って自殺しているようです。しかし、頭を捻ると、それは人形でした。彼は隠し扉の向こうに隠れており、逃亡を図ろうとしていたのです。

 

BILLYは隠し扉を破壊し、屋上にいる彼を追い詰めます。屋根に降りたDR. LANDはバランスを崩して、落ちます。派手な電飾看板にぶつかって落下。彼の遺体が映ったところで終わりです。

 

香港も澳門も雰囲気がよくって、うっとりしちゃいましたラブこの時代にタイムスリップして、訪ねてみたいな~。

 

内容はめちゃくちゃでしたがサモさん、元彪さん、林正英さん、火星さん、鍾發さんが出ていたので、それだけで観る価値はあると思いました。

 

李小龍さんが田俊さんと解元さんと3人で戦うシーンとか、卡薩伐さんの出演シーンとか、黃仁植さんが池漢載さんのスタントしてるシーンとかあるんですよね。観てみたいです~目