「玉劍留香」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1983年の台湾映画。87分の映画ですが、なぜか80分になっているものを観ました。

 

「北慶寺」に張復建さん、龍飛さん、白服の男性が大臣だった老人たちを連れて、やってきます。そして、金家の女性を引き渡すように脅してきます。珍しく張復建さんが悪役。抵抗する尼たちを殺します。

 

騒ぎを聞きつけた金家の女性が現れます。娘や姪でした。老人の姿を見て、同行することにします。老人は自分だけが殺されると思っていたら、女性たちも殺されると知り、ショックを受けます。

 

再び、争いが起きます。常山さんがキックし、徐忠信さんが鎌を振り回し、また尼が亡くなります。

 

そこに姫が輿に乗ってやってきて、彼らがやっていることを止めます。張復建さんたちは仕えている王の命令でこのような残酷なことをしていたのでした。

 

姫はは皇帝の名を出して、彼らの暴挙を止めさせます。しかし、老人たちを解放することはできませんでした。姫は金家の女性を気の毒に思います。

 

鄭少秋さんが大師に案内され「北慶寺」にやってきます。そこで姫たちと面会します。姫は王のやっていることを非難し、女性たちについて相談します。王は凄腕の側近7人を従えていて、手強い相手でした。

 

鄭少秋さんは皇帝に武術を教えている人の息子でした。女性たちを助けることになるとは思っていなかった鄭少秋さん。でも、姫の頼みだし、正義感が強い人なので彼女たちを安全な場所に移動させる仕事を引き受けます。

 

鄭少秋さんは女性たちを連れて、出発します。

 

王は陳鴻烈さん。女好きの彼のために龍飛さんたちは遊郭から女性を捕まえて、連れてくることにします。

 

怪しい物音がします。常山さんが辺りの様子を窺うと、壁に「7人を倒す。by 鐵面人」的なメッセージが書いてありました。屋根に人影を発見。鐵面人がいました。

 

鐵面人とは鄭少秋さんの仮の姿でした。陳鴻烈さんたちの会話を聞いていた鄭少秋さんは遊郭へ向かいます。

 

遊郭から女性を拉致してきた龍飛さんの前に鄭少秋さんが現れます。龍飛さんの鞭攻撃をかわしていると、女性たちがやってきたので、女性たちに戦いを任せます。がんばるのですが、龍飛さんの攻撃はかなり強力で苦戦を強いられます。なので、鄭少秋さんは助太刀します。お蔭で龍飛さんを倒すことができました。

 

陳鴻烈さんの元に大きな箱が届きます。張復建さんが開けると、中に龍飛さんの遺体が入っていました。

 

鄭少秋さんと女性は夜の街を輿で移動します。街の外れで、怪物のような刺客2人と斧を持った側近に襲われます。鄭少秋さんと女性は3人を倒します。

 

また側近を失った陳鴻烈さんは苛立ちを隠せません。張復建さんと龍世家さんは姫と繋がりのある鐵面人をすぐに暗殺することを進言。陳鴻烈さんは皇帝にバレないように鐵面人を殺すよう命じます。

 

側近たちは鐵面人になりすまして、式を挙げたばかりの夫婦をさらいます。鐵面人はあっという間に指名手配犯に。

 

集団で行動していた側近はいつの間にかいた1人に疑いを抱きます。本物の鐵面人でした。争いへ発展していきます。側近の誰かになりすましていた鐵面人は袋に放り込んだ側近を置いて、逃げます。側近は中から仲間を助け出します。

 

ここで途切れて、鄭少秋さんが女性たちと会話している場面にワープ。彼はイケメンだし、強いので、女性たちに好かれていました。

 

彼らは偽の新婚夫婦を演じて、側近たちを倒そうという計画を立てていました。

 

婿役は鄭少秋さん。みんな、嫁役を演じたい。なので、鄭少秋さんを捕まえた人が嫁役というルールで鬼ごっこで決めることにします。木の上から落ちそうになるふりをして、見事、嫁役をゲットした余安安さん。

 

ラブラブな新郎新婦を演じていると、側近たちがやってきます。捕まった余安安さんは陳鴻烈さんに襲われそうになりますが、交渉できる状態にもっていきます。

 

鄭少秋さんはヘタレな婿を演じていました。側には拉致された女性たちがたくさんいました。陳鴻烈さんをバカにし、怒らせます。

 

鄭少秋さんは本気を見せて、近づいてきた陳鴻烈さんを取り押さえ、捕まっている女性たちの解放を命じます。余安安さんは彼を殺してほしいと言いますが、宰相なのでそれはできないと断ります。彼を首都まで連行しようとしますが、徐忠信さん、龍世家さんの妨害により、陳鴻烈さんを逃がしてしまいます。

 

鄭少秋さんたちは蛇だらけの地下に落とされます。

 

陳鴻烈さんは側近に再度女性たちを捕まえるように命じます。捕まえてきた女性たちの中に金家の女性たちが混ざっており、いきなり暴れ出します。陳鴻烈さんを捕まえ、鄭少秋さんたちを助け出してくれます。

 

陳鴻烈さんは姫の屋敷の前に放り出されます。助けにきた徐忠信さんは彼を助けるため、姫の目の前で彼を殴ります。姫は呆れて、連れて帰るように徐忠信さんに命じます。

 

みっともないことが続いて激オコな陳鴻烈さんは徐忠信さんに八つ当たり。3日以内に何とかしろと最終通告。

 

鄭少秋さんは仇討ちに燃える金家の女性たちにそんなに簡単にできることではないから、覚悟をして臨むようにと話をします。徐忠信さんは彼らが潜伏している寺へ行って、勝負を挑みます。が、鄭少秋さんと余安安さんに倒されます。

 

陳鴻烈さんは彼が送ってきた徐忠信さんの首を見て、ヒートアップびっくりマーク

 

張復建さんは鄭少秋さんたちを倒すために外出中、「龍祥客棧」の出口に鐵面が引っ掛かっているのを発見します。飛び上がってその面を潰します。

 

鄭少秋さんたちは僧に成りすまして、移動していました。後から気づいた張復建さんは追いかけます。声をかけると、馬場さんと別な僧たちでした。馬場さんは素早く入れ替わって助けてくれたのでした。

 

「古松寺」に向かう大師たちに白服の側近が声をかけます。張復建さんがやってきて、白服を呼び戻します。僧の中に鄭少秋さんたちは隠れていたので、ほっとします。

 

陳鴻烈さんが輿の中で女性にちょっかいをかけています。見かねた大師は女性を放すように言います。ヤバい雰囲気になりかけたとき、白蘇真平が乗った輿が通ります。彼は位の高い身分のようで陳鴻烈さんも跪きます。

 

こっそり移動している鄭少秋さんたち。夜、鄭少秋さんが表で番をしますが、目覚めると女性たちの服がたくさんかけられていました。そして、女性たちと僧が彼の目覚めを待っていました。気まずそうな鄭少秋さん。愛されキャラのようです照れ

 

先を歩いていた女性2人は馬に乗った常山さんを発見します。2人で彼を倒そうとしますが、彼のキックにやられてしまいます。後から来た馬場さんたちが加勢しても厳しい。最後に鄭少秋さんが加わります。常山さんを倒して、みんなのところに戻りますが、この戦いで女性1人が亡くなってしまいます。

 

陳鴻烈さんを迎える女性と側近が。自宅に帰ってきたのかな。その横を大師たちが通過していきます。大師は陳鴻烈さんの側近 黒蘇真平が白蘇真平にそっくりなことに驚きます。

 

黒蘇真平は最も陳鴻烈さんに近い存在。絶対に守りますと自信満々。黒蘇真平と白蘇真平は双子で、命が繋がっていました。皇帝にとって大切な存在である白蘇真平を苦しめることは容易なこと。この繋がりを活かして、陳鴻烈さんのバックアップをしようとしていたのでした。

 

皇帝もこの秘密を知っていたので、黒蘇真平に手出しできず。108歳の現在も元気な黒蘇真平なのでした。

 

川で水浴びをしていた女性を龍世家さんは槍で攻撃して殺してしまいます。駆けつけた別な女性と鄭少秋さんは龍世家さんを攻撃して、倒します。陳鴻烈さんのところに彼の首と槍が投げ込まれます。

 

黒蘇真平たちはショックを受けます。鄭少秋さんを倒さねば、金家の女性たちを捕まえることは難しいと判断した陳鴻烈さんは黒蘇真平に彼を倒すように命じます。黒蘇真平は一計を案じます。

 

隠れている大師たちは双子の蘇真平の話をして、みんなを驚かせます。大師はがんばってこの状況を乗り越えようと話し合います。青い髪飾りを付けた女性は白蘇真平に手紙を渡す仕事を引き受けます。

 

陳鴻烈さんは大師を自分のところへ招きます。そして、黒蘇真平に隠れている金家の女性たちを捕まえるように命じます。

 

白服の側近が尼になりすました女性たちを襲います。僧たちは彼女たちを逃がして、命懸けで戦います。不安そうな女性たちは白蘇真平に会うために勇気を振り絞って、先に進みます。

 

黒蘇真平は白蘇真平の命が大事なら、鐵面人を捕まえろと大師を脅します。大師は動揺します。

 

女性と姫は白蘇真平に会うことができました。白蘇真平もこの状況をどうにかしたいと思っており、黒蘇真平と自分の秘密を明かします。

 

青い髪飾りの女性から鄭少秋さんは白蘇真平の手紙をもらいます。1人で陳鴻烈さんのところへ向かう決心をします。鄭少秋さんの考えがわからない余安安さんは心配でなりません。

 

鄭少秋さんは鐵面人となって、陳鴻烈さんを訪問します。が、黒蘇真平の存在が大きく、陳鴻烈さんを倒すのは難しそうです。大師は白蘇真平も金家の女性も心配で何もできずにいました。

 

張復建さんが鄭少秋さんを襲います。鐵面を割られ、正体がバレます。次いで、黒蘇真平が彼に向かってきます。鄭少秋さんは彼を刺しますが、刺さった感じがしません。それでいて、攻撃力があるのです。彼のお得意の魔術です。さすがの鄭少秋さんもお手上げです。

 

鄭少秋さんは牢獄に入れられることになりますが、いつの間にか黒蘇真平の娘 王瑪莉さんを人質にしており、逃げ出します。

 

敵もさるもの。張復建さんが余安安さんを人質にして現れます。王瑪莉さんと余安安さんを交換しますが、陳鴻烈さん側は卑怯なことをしてきます。

 

白服の側近と戦い、彼を倒します。なぜか刺されて爆破。

 

余安安さんだけでなく、他の女性たちも人質になっており、鄭少秋さんは降伏することにします。

 

王瑪莉さんは黒蘇真平や陳鴻烈さんが悪いことをしていると気づき、止めますが、彼女は黒蘇真平さんに追い出されます。

 

思うようにいかない黒蘇真平は陳鴻烈さんに会いに行きます。王瑪莉さんが陳鴻烈さんの子どもを身ごもっていると話をしますが、陳鴻烈さんはありえないと言い切ります。

 

黒蘇真平は王瑪莉さんが陳鴻烈さんの子を産んでくれれれば、自分も力をもてるかもれしれないと思っていたのでした。陳鴻烈さんは彼の考えを見透かしており、嘲笑います。自分の野望を達成することができず、いいように利用されたと知った黒蘇真平。

 

牢に入れられていた鄭少秋さんと王瑪莉さんを出します。王瑪莉さんも自分に反抗的な態度を取るので、黒蘇真平は鄭少秋さんを刺そうとします。王瑪莉さんが間に入って、刺されます。王瑪莉さんは鄭少秋さんを好きになっていたのでした。囚われている女性たちの解放を黒蘇真平に頼んで亡くなります。

 

自暴自棄になった黒蘇真平は自分を刺し、白蘇真平と一緒に死ぬつもりでした。苦しみ出す黒蘇真平の腕がちぎれ、鄭少秋さんの首を絞めます。死力を振り絞って、黒蘇真平の喉元を突いて倒します。

 

陳鴻烈さんは張復建さん以外の側近が戻ってこないのを不安に感じていました。鄭少秋さんは1人でやってきます。手下たちを倒し、張復建さんと戦います。張復建さんもとても動きのいい方なんだな~と感心しました。

 

ぐるぐる巻きにされている余安安さんは不安そうに彼を見守ります。女性が1人やってきて、余安安さんを助け出してくれます。

 

鄭少秋さんは張復建さんの両腕を斬り落とし、キック。余安安さんと女性で彼を真っ二つにします。その勢いで余安安さんたちは陳鴻烈さんも殺そうとしますが、鄭少秋さんは止めます。

 

そこに姫が登場。聖旨を知らせます。処刑されると知り、呆然とする陳鴻烈さん。

 

鄭少秋さんがあいさつなしで立ち去ろうとしていると、余安安さんたちがやってきます。彼は世の中を知るためにあちこちを旅するようです。余安安さんともう1人の女性は亡くなった人たちのことを思い、尼になるつもりのようです。

 

余安安さんたちは名残惜しそうに彼を見送ります。終わり。

 

内容がチープで衣装もちょっと変な映画でしたが、敵となる俳優さんはよかったです。龍飛さん、龍世家さん、徐忠信さん、常山さんがいて、何もできないのはボスの責任です!

 

原作はもっと複雑で長い話なのだと思います。それを87分にまとめるのは大変だったと思います。おまけに字幕がかなり読みづらく、まとまりのない文章になってしまいました。間違っている部分もあると思いますぐすん

 

ワイヤー多用だったので、ワイヤーなしのアクションももうちょっと見たかったです。