1979年の台湾映画。
目の不自由な嘉凌さん。男装しているので、みんなは彼女を男性だと思っています。少年と力を合わせて酒蔵に侵入し、酒を盗むところから話が始まります。そして、飲んだくれて、醉拳を見せるシーンがOPになります。
飄々とした男性が検問で兵士に疑わしい人物と見なされ、首を絞められます。責任者が彼の持っていた手紙を読んで、男性が特別捜査官であり、悪党たちを捕まえるためにやってきたと知り、慌てます。幸運なことに男性は亡くなっていませんでした。
その様子と唐龍さんたちが見ていました。彼らは悪党。街で悪さを計画しているようです。
孫嘉琳さんが侍女と実戦練習を行っています。父親が見守っています。使用人の余松照さんがトラブルを報告にやってきます。孫嘉琳さんの家は金持ちでしょっちゅう泥棒が入ってきました。警備を強化するためにファイターたちを募集することにします。
その知らせを興味深そうに見る唐龍さん、馬金谷さんたち。
目が不自由な嘉凌さんはホームレス状態。客棧の側で鈴の音を聞き、過去を思い出します。
嘉凌さんの父は薛漢さん。武術の達人で弟子たちがいました。嘉凌さんも武術に堪能でした。嘉凌さんに好意をもっていた弟子 呂道生は結婚を申し込みますが、嘉凌さんは相手にしませんでした。
左腕のない男性が薛漢さんにチャレンジしに来ます。弟子たちが代わりに戦います。弟子たちを倒したので、嘉凌さんは彼からやる気を感じ、薛漢さんに弟子にするようにアドバイスします。
薛漢さんは8年前、14人の悪党集団を捕まえようとして、13人捕まえました。逃げた1人ではデカい2人組と組んでいるとのこと。男性がその逃げた人物ではないかと疑いますが、彼は否定します。
弟子入りの儀式を終え、薛漢さんが近づいた瞬間、男性は義手に仕込んだナイフを出して、薛漢さんを刺します。弟子たちは男性を追いますが、男性の仲間 矮子王さんが吹き矢で次々を殺していきます。「女忍者」に出てきた場所です。
そして、更に2人の仲間が嘉凌さんたちを待ち構えていました。左腕のない男性たちは13人の恨みを晴らすために薛漢さんを襲ったのでした。
嘉凌さんは弟子たちと共に戦います。彼らは敗れ、嘉凌さんは追われます。「少林木人巷」に出てきた場所に移動。デカい2人組に体を押さえられ、矮子王さんの吹き矢を目に受けてしまいます。
悲しい過去を思い出してしまった嘉凌さん。近くに左腕のない男性がいたのに気づき、隠れます。彼女に好意をもっていた呂道生もいました。
孫嘉琳さん宅では唐龍さん4人を雇い入れました。
また孫嘉琳さん宅の酒蔵に入って酒を盗んだ嘉凌さん。孫嘉琳さんは追います。目が見えない設定なのに攻撃を巧みにかわします。嘉凌さんと少年は逃げます。嘉凌さんは過去の悲しい思い出を忘れるために大量の酒を飲んでいました。
孫嘉琳さん宅では嘉凌さん対策を始めます。が、通りかかった嘉凌さんは自分を倒すための装置をあっという間に攻略してしまいます。孫嘉琳さんは「聖劍風雲」に出てきた建物の門付近でその様子を見ていました。
怒った孫嘉琳さんたちが攻撃しようとすると、呂道生が間に入って、争いを止めてくれます。呂道生も嘉凌さんもお互いのことを気づかず。
特別捜査官が悪党から街を守るために釘だらけの大きな門を造るように工務店に言います。従業員の金剛さんが登場。
左腕のない男性たちが客棧に集まります。客棧で寝ていた呂道生の部屋にパイプで薬を入れていた矮小王さん。少年がパチンコ攻撃で撃退します。気づいた呂道生は男性と戦います。そして、めちゃ強い謝金菊さんと戦います。彼女の攻撃によって酒壺が割られると、客棧に侵入していた嘉凌さんが目覚めます。
嘉凌さんは謝金菊さんと戦い、呂道生は左腕のない男性と戦い、少年は矮小王と戦います。呂道生は後から来たデカい2人組から毒攻撃を受け、ボコボコにされます。嘉凌さんと少年はけがを負った彼を大工のところへ連れていきます。
工務店の店長は彼らを快く受け入れてくれました。金剛さんが呂道生から毒を取り除いてくれたので、呂道生は助かりました。呂道生はずっと嘉凌さんを探していました。嘉凌さんを嘉凌さんではないかと疑う呂道生。嘉凌さんは否定します。嘉凌さんは彼の話を聞いて、ショックを受けます。目が見えないし、男装しているし、貧しい身なりだし。バレないようにと、大人しくなります。
孫嘉琳さんは先ほどのミニバトルで翡翠の飾りを呂道生に取られたので、客棧に彼を探しに来ていました。襲われたため、お金を払わずにいなくなってしまった呂道生の分の宿代を払い、残した荷物を受け取ろうとしたとき、嘉凌さんが間に入ってきます。嘉凌さんは酒と引き換えに呂道生と会わせることを孫嘉琳さんと約束します。
金剛さんたちは忙しそう。特別捜査官が側で自分の家の自慢話をしていました。
めちゃめちゃ働いた金剛さんが休もうとすると、早く門を造れと命令する特別捜査官。彼を杖でポカポカ叩きます。店長は2人の間に入って、大変そう。
金剛さんは夕食時にも邪魔をされます。金剛さんは抵抗するも、なかなか強い特別捜査官に振り回されます。
ある日、結婚式を行うという一行が検問をパスします。荷物がやたら重いので特別捜査官に疑われますが、結婚式ということで誤魔化して、街の中に入っていきます。彼らは唐龍さんたちの仲間で、拳銃を持ってきたのでした。唐龍さんたちは他の仲間の到着を待って、孫嘉琳さんの家の真珠と孫嘉琳さんを狙っていました。
夜、酒を持ってきた孫嘉琳さん。嘉凌さんは呂道生と会わせます。呂道生は孫嘉琳さんに母の形見である翡翠の飾りを返します。仲良さそうな2人の会話を聞いて、嘉凌さんはがぶがぶ酒を飲みます。
金剛さんだけをいじめる特別捜査官。金剛さんはハンマーで彼の足を叩きます。
孫嘉琳さんの父はかつて政府の役人で14人の悪党逮捕に関わっていました。6カ月前、薛漢さんたちが逆恨みされて、片腕の男性たちに殺されたことに心を痛めていました。そして、13人が脱獄したことを非常に心配していました。
父は孫嘉琳さんを安全な場所に避難させようとしてました。小切手、皇帝が所持していたとされる巨大な真珠、そして、12年前に出て行った息子が使っていた三節棍を渡します。
父は息子が出ていたことを後悔しており、もし、自分が死んだら、自分の墓を三節棍で叩くように息子に伝えてほしいと言います。
孫嘉琳さんは父と離れるのを嫌がり、残ることを宣言します。
店長は金剛さんの金づち使用を特別捜査官に没収されて、困っていました。納期に間に合わせないと店長が困ります。なので、金剛さんは手で釘を打ちます。笑
呂道生は孫嘉琳さん宅の新しい護衛になります。
いつの間にかかなり目が見えるようになってきている嘉凌さん。手が傷だらけになってもがんばる金剛さんの働きぶりをニコニコ見つめています。
謝金菊さんたちは酒を売っていました。金剛さんはお金がないので、彼らのクエストをクリアすることで酒をもらうことにします。謝金菊さんの3発の攻撃に耐えたことを認められ、酒をゲット。嘉凌さんにふるまいます。この酒で目が見えるようになったっぽいです。
少年が嘉凌さんに孫嘉琳さんと呂道生が結婚するという知らせをもってきます。少年とこっそり孫嘉琳さん宅を訪れ、孫嘉琳さんが喜んでいる姿を見ます。こぼれる涙を止められない嘉凌さん。すると、孫嘉琳さんと呂道生が気づき、中に入れてくれます。
解毒のために大量の酒を飲んでいました。泣くと解毒されるから泣くようにと言われていたけれど、ずっと泣かずにいたようです。しかし、2人の幸せそうな姿に嫉妬し、泣いてしまったのでした。
弟子は本当は全部気づいていました。嘉凌さんが真実を告白することを待っていました。
泣いたことで本当に目が治った嘉用さんは自力で復讐を果たすと誓います。呂道生が孫嘉琳さんと結婚すると思って絶望していましたが、嘘だと知り、ほっとします。
孫嘉琳さんの父は14人の悪党を捕まえるために孫嘉琳さんの偽の結婚式を挙げようとしていました。嘉凌さんが親友の娘だと知って、喜びます。しかし、14人の悪党とデカい2人組が気がかりです。
孫嘉琳さんは嘉凌さんに酒を持っていき、たくさん飲ませて、視力の回復をサポートします。遂に彼女の視力は完璧に戻ります。孫嘉琳さんは涙を流して喜びます。
復活した嘉凌さんは謝金菊さんたちのところへ行き、売り物の酒壺を壊します。謝金菊さんたちが怒り出します。少年と金剛さんが嘉凌さんの助太刀をします。謝金菊さんを倒します。
余松照さんは武装強化のために特別捜査官とその部下に拳銃を渡します。
で、孫嘉琳さんの結婚式が行われます。そこに呼ばれていない金剛さんがやってきます。なんと!彼が息子でした。父は喜びます。彼は話せないふりをしていましたが、実は話せました。
1年以上前に街に戻ってきて、工務店で働いていたのでした。申し訳なさ過ぎてなかなか家に帰れなかったそうです。
孫嘉琳さんの結婚、金剛さんの帰還に喜んでいると、余松照さんがいきなり裏切り、護衛たちも本性を見せます。14人の悪党たちが再集結!数名が拳銃を取り出します。
しかし、特別捜査官は拳銃の提供を受けた際に全ての拳銃の部品を外していたので、敵は拳銃を使うことができませんでした。
花嫁衣裳を着ていたのは嘉凌さん。彼女は飾りを取ると、戦い始めます。みんな、がんばります。
デカい2人組に苦労
彼らは孫嘉琳さんがほしかったので、彼女を連れ去ろうとします。父と侍女ががんばりますが、めちゃくちゃ強い。
金剛さんが助けに入ります。彼も苦戦し、ダウンしそうになります。特別捜査官は彼を激励します。実はいじめていたのではなく、彼を鍛えていたのでした。「お前は強くなった。金づちなしで釘打ちできる能力を活かせ。」と言われ、再びがんばり始めます。特別捜査官が釘を投げ、金剛さんがそれをキャッチして、敵に打ち込みます。
嘉凌さんは「少林木人巷」に出てくる場所で再び戦っていました。特別捜査官が途中で助けに入り、デカい2人組を倒すことができました。
これで一件落着と思ったら、特別捜査官はまだ14人目の男が残っていると言います。14人目の男は余松照さんではなく、呂道生でした。考えてみると、悪党たちとの戦いに一切彼は出てきていませんでした。
嘉凌さんたちが片腕の男性たちと戦っているとき、彼は薛漢さんの胸を叩き、毒が全身に回るようにしていたそうです。
少年を人質にしており、呂道生は大変強気な態度。
すぐに向かおうとする嘉凌さんに特別捜査官は「手の内は知られているのだから、新しくマスターした醉八仙を使いなさい。」と酒を渡してくれます。残り2分で酒を飲んで、ラストバトルに挑みます。
なぜか少年の首の辺りに嚙みついている呂道生に嘉凌さんは向かっていきます。
で、時々、登場していた猫チャンが
彼の気を逸らした瞬間に嘉凌さんは怒涛の攻撃をかまします。階段からゴロゴロ落ちて、動かなくなる呂道生。終わり。
残り5分の急展開にびっくりしました
もうちょっと丁寧に作ったら、もっと面白い作品になったような気がします。
ヘンテコ潜入捜査官が実はキレッキレの捜査官でびっくりでした。ヘンテコなキャラのまま鋭いことを言うので、ウケました。
