韓国語の字幕が被さってあるのを避けながら、英字幕を読みました。1980年の台湾映画です。
老人が輿に乗ったところを「快刀李十八」こと田鵬さんが襲います。お付きの人たちもみんな殺し、老人も殺しますが、殺すべき人ではなかったようです。がっくりと跪く田鵬さん・・・。
田鵬さんは戦う生活が嫌になり、妻と息子と慎ましくも穏やかな生活を始めていました。
田鵬さんは狩りに出かけ不在。妻が洗濯物を干していると、田鶴さんと手下が水をもらいにやってきます。怪しいな。
田鶴さんは妻を乱暴しようとします。悲鳴を聞いた息子は母の元へ行こうとして、手下に背中を刺されます。抵抗する妻は・・・。
狩りから戻ってきた田鵬さんは2人の遺体を発見します。妻の手には田鶴さんの飾りが握られていました。田鵬さんは2人を葬ると、田鶴さん探しを始めます。
街で祭りが行われていました。ファイターに戻った田鵬さんは祭りの横を歩いていると、よろしくない雰囲気の男性4人に尾行されます。彼らに「何者だ?」と言われますが、スルーします。4人は怒り出します。名前を名乗ると4人は襲ってきます。1人は葉飛揚さんでした。
祭りで賑やかだったので、彼らの戦いは誰にも気づかれず。田鵬さんは4人を倒して、自分の名を刻んだ牌を置いて去ります。
夜、田鶴さんの手下がトラブルになっている男性を斬り殺します。そこに田鵬さんが登場。手下に田鶴さんの居場所を教えるように迫ります。キレた手下は田鵬さんに襲いかかります。田鵬さんに倒された手下は情報を言うのを拒否し、自殺します。
河原を逃げる男女。追いかける覆面の男たち。男女は追いつかれてしまいます。田鵬さんが助けてくれます。女性がお礼を言っている間に背後から男性が襲ってきます。実は彼らは田鶴さんの手下でした。
遊郭に田鵬さんは入ります。彼の目的は田鶴さん。彼がここに来ると考えていました。美しい娼婦が田鵬さんのところへやってきます。しかし、色仕掛けをしても全く反応なし。娼婦は彼の刀を見せてもらうふりをして刀を借り、襲いかかります。そして、店内にいた護衛も彼を襲います。
かなりがんばっていたのですが、娼婦に毒が塗られた針を刺されてしまいます。眩暈をこらえて、彼は逃げます。
田鶴さんのところに田鵬さん情報が入ってきていました。猛毒を刺されて彼は死んでいるだろうと推測します。しかし、彼の死を確実に知りたいと田鶴さんは考え、田鵬さんの首を持ってくるように側近の陳慧樓さんに命じます。
海。体格のいい少年が母親の龍君兒さんのところへ駆けていきます。親子というより、姉弟な感じ。漁師の夫は漁へから戻らず。海難事故に遭ったのでしょうか。ドリスはずっと夫を待っていました。
浜辺で力尽きて倒れる田鵬さんを目撃。親子は田鵬さんを助けます。
ドリスは毒に侵されている田鵬さんを寺に運びます。医者は回復するまで3ヶ月近くかかるだろうと話します。「施村」の村長でもある医師は「汪村」とのトラブルを避けるため、汪村長の娘のドリスが救助した田鵬さんの看病を断ります。高僧が彼を寺に置き、ドリス親子が面倒を見るという形に落ち着きました。
陳慧樓さんは田鵬さんを発見するよう部下に命じます。
田鵬さんは順調に回復していました。ドリス親子が寺に食事を届けにきていました。田鵬さんはドリス親子に深く感謝します。
途中、少しカットされ、田鶴さんの手下が寺に捜索しに来ているところまでワープします。高僧は誰も来ていないと嘘の報告をして、手下たちを帰らせます。
ドリスの息子はすっかり田鵬さんになつき、功夫を教えてもらう約束をします。田鵬さんもかわいがっていました。
田鶴さんは「施村」に住み着いていました。そして、「汪村」とのトラブルを利用して、「汪村」も自分の領地にしようと、画策していました。
ドリスの息子が友達と遊んでいると、田鶴さんの手下が邪魔だと文句を言ってきます。ドリスの息子が「汪村」の村長の孫だと知ると、更に意地悪をしてきます。子どもたちは必死に彼らに抵抗し、やっつけますが、追い詰められてしまいます。田鵬さんがやってきて、彼らを倒し、子どもたちを助けます。
田鵬さんは揉めている両方の村からお世話になったことに感謝していました。2つの村が不仲であることを悲しんでいました。高僧はあなたにしかできないことをしなさいと助言をしてくれます。田鵬さんは高僧に感謝して、出かけます。
ドリスの父と息子が一緒に過ごしていると、田鶴さんの手下たちがやってきます。田鵬さんとドリスが仲良しなのを知って、訪ねてきたのでした。ドリスの父は娘と孫によくない影響を与えていると田鵬さんを誤解し、不快感を抱きます。
「施村」の村長は部下の話から、田鵬さんが「汪家」の親戚であり、スパイであるかもしれないと考え、不快感を抱きます。田鵬さんが訪ねてきたとき、部下たちが敵対心を見せて対応します。
面会を希望する田鵬さんを追いかけそうとする部下たち。田鵬さんは彼らを倒します。部下は田鵬さんが村長に伝えたいことを代わりに聞きます。
田鵬さんは「汪村」と繋がりをもって、第三者(田鶴さん)に気を付けるように言います。そして、「施村」の村長は自分の命の恩人だから、自分は彼に不利益な話はしないと付け加えて、立ち去ります。さて、部下はちゃんと村長に伝えるのでしょうか・・・。
田鵬さんは寺に戻り、高僧からアドバイスをもらいます。少し元気になれたようです。
陳慧樓さんは部下から田鵬さん情報をゲットします。ドリスを捕まえ、田鵬さんを殺すように命じます。
ドリス親子が派手寺を歩いていると、陳慧樓さんたちに囲まれます。1人は馬金谷さんでした。ドリスは斬り殺されます。息子も危なかったのですが、高僧が命懸けで守ります。田鵬さんがやってきて、手下たちを倒します。
高僧は亡くなり、陳慧樓さんは逃げ出します。田鵬さんは陳慧樓さんを痛めつけると、「6月15日、落日灘で待つ。」という伝言をもたせて解放します。
田鶴さんは伝言を聞くと、失敗の多い陳慧樓さんを殺します。
ドリスの葬式かな。雨の中、人々は暗い雰囲気。息子はドリスを失い、1人ぼっちに。田鵬さんがやってきて、面倒を見ると言ってくれました。ほっとして泣き出す息子。
両村の村長は反省します・・・。田鵬さんは集まっていた人々を非難します。ドリスは2つの村の抗争がなければ、死ななくて済んだからです。このままではどちらの村もダメになると厳しい言葉を投げかけます。みんな、深く深く反省。
実際に悪いのは田鶴さん。かなり強敵。どうしたらいいのでしょう。弱音を吐く村長2人に対して、田鵬さんは仲直りするならば、自分が何とかすると宣言します。
寺で心を落ち着けていると、高僧がありがたい言葉を彼にかけてくれます。気合いが入ります
息子は田鵬さんが田鶴さんと戦う夢を見て、心配になります。天国のドリスに田鵬さんを守ってくれるようお願いします。
「天道令主」という旗を掲げて田鶴さんは待っていました。田鵬さん、到着。妻子が殺されて3ヶ月でここまでやれるとは。行動が早いです。
「お前が私の妻子を殺したから仇を討つ。」と田鵬さんが言っても理動じず、彼らは生き返らないから仲間にならないかと誘う田鶴さん。ヤバいお方だ
それ以外にも法を守らず、悪いことばかりしているから倒すと宣言し、田鶴さんに攻撃を仕掛けます。
田鵬さんはまず男女の側近2人と戦うことに。2人を倒すと田鶴さんが襲ってきます。
さすが兄弟。息が合ったアクション。かなり拮抗した戦いが続きます。
亡くなったはずの女性の側近1人がいきなり復活。背後から田鶴さんを刺します。側近は18年前に田鶴さんに父を殺されていました。7年前にメンバーになり、ずっと復讐の機会を狙っていたと話をしてから力尽きます。
おいしいところをもっていかれた田鵬さんですが、この機会を活かして怒涛の攻撃を仕掛け、田鶴さんを倒します。勝った~
向こうから息子がやってきます。彼から功夫を習い、田鵬さんみたいに悪い奴を倒したいと張り切る息子に殺すことが悪を倒すベストな方法ではないと優しく諭す田鵬さん。
2人でどこか別な地域で穏やかな生活を始めるようです。終わりも中途半端に切れていましたが、こんな感じのラストでした。終わり。
HKMDBには情報が殆どなく、かなり地味な映画でしたが、アクションもストーリーもなかなかよかったです。
アクションなしでも強く印象に残る役を演じたドリス。さすがでした