1987年の香港映画。
キョンシーである江島さんが複数のキョンシーを蘇らせるシーンから話が始まります。
そして、いきなりの鹿峰さん。ラフな恰好ですが、彼もキョンシーを蘇らせます。キョンシーの口からサイコロを取り出して、凌雲さんに渡しますこのサイコロを使えば、賭け事に必ず勝てるとのこと。
対戦相手は谷峰さん。部下は龍飛さん、王鍾さん。一方、凌雲さん側は楊惠珊さん、薛漢たちがいます。
凌雲さん側の陳鴻烈さんがサイコロを振ります。江島さんに遠隔操作されているっぽいので、スゴ技を谷峰さんに見せつけます。王鍾さんはトリックがあると彼の技にケチをつけます。
楊惠珊さんは煙草を吸うふりをして、王鍾さんの両目にダーツを刺します。谷峰さんは動じる手下たちに冷静になるように言います。
凌雲さんと谷峰さんは命を賭けて戦うことにします。
江島さんがまたキョンシーを呼び起こして、お札を張ります。
トランプで勝負をする凌雲さんと谷峰さん。江島さんが遠隔操作で凌雲さんの手持ちのカードを有利にしてしまいます。
負けた谷峰さんに拳銃を渡す凌雲さん
ご先祖さまに線香を上げている谷峰さん。息子がやってきます。龍飛さんが気を利かせて息子を連れてきたようです。谷峰さんは死ぬつもりでした。息子は必死に止めますが、谷峰さんは息子を殴って、家に帰るように命じます。愛するが故に息子を遠ざけておきたい谷峰さん。
息子たちの前に女性のお化けが突然出てきて、賭け事を止めなかったから谷峰さんは死ぬことになったと告げます。
慌てて谷峰さんの様子を見に行きますが、彼は既に亡くなっていました。息子たちは悲しみます。
夜道を酒を飲みながら歩く谷峰さんの弟 孫國明さん。嘆き悲しんでいると女性のお化けが彼に谷峰さんが死に追いやられた理由を語り出します。そして、本と服を渡します。これがリベンジの助けになりそうです。女性は消え、孫國明さんはリベンジを誓います。
孫國明さんが修行をしていると、昼日中にキョンシーが現れます。張繼龍さんがキョンシーの扮装で襲いかかってきたのでした。途中で孫國明さんは姿を消します。
白忍者が張繼龍さんを襲います。孫國明さんでした。2人は知り合いでした。お互いを認識すると戦いを止めます。
男性が書類とブリーフケース、拳銃を手にしています。張繼龍さんが煙草を吸っています。彼はある男性の護衛を引き受けているようです。ドキドキしている男性に対して、鷹揚な態度。
約束の時間になっても何も起きません。安心したところでいきなりキョンシーが飛び込んできます。張繼龍さんはふざけていると思って、キョンシーを押さえますが、本物でした。男性が拳銃で撃ってもびくともしません
張繼龍さんは緑忍者になって、キョンシーを刀で倒そうとしますが、失敗します。男性はキョンシーに噛まれてしまいます。張繼龍さんは逃げるキョンシーを追います。直後、誰もいない部屋に鹿峰さんがやって、ブリーフケースを奪っていきます。張繼龍さんはキョンシーを見失ってしまいました。
別な男性が車に乗っていました。車から降りると道の横に空き地にブリーフケースを置いて、去ります。後から赤い車が来て、ケースを回収します。車に白忍者がくっつきます。孫國明さんですね。
彼らが萬重山さんにケースを渡した瞬間、孫國明さんが出てきます。そして、全員を倒し、人質の少年も助け出します。男性の元に少年と身代金が届けられます。
孫國明さんが歩いていると、サングラスをかけ、道士の恰好をしている張繼龍さんを発見します。一緒に男性が襲われた建物に入り、キョンシーが出てきた話を聞きます。話を信じようとしない孫國明さんでしたが、部屋の端に落ちていたキョンシーの帽子の一部を発見してから、話を信じるようになります。
道場で1人で修行中、谷峰さんの息子が訪ねてきます。孫國明さんは現在の状況を彼に説明し、助けてくれる人を集めるように言います。
囲碁広場に龍飛さんと谷峰さんの息子がやってきます。彼らは谷峰さんの親友の宗華さんに会いに来たのですが、宗華さんは自堕落な生活を送っていました。息子は凄腕ギャンブラーの宗華さんに復讐を手伝ってほしいとお願いに来たのです。
しかし、あまりの自堕落ぶりに息子は怒りと絶望を隠せず、ディスりまくります。立ち去ろうとした瞬間、宗華さんは手伝うと言います。戦闘モードに切り替わった顔をしていました。
孫國明さんはキョンシーをもっと知ろうということで、祭壇を設けて、張繼龍さんと共にキョンシーを呼び出します。張繼龍さん、かっこいい。
戦闘シーンを撮影している場面で井莉さんが発破スイッチを押していました。宗華さんがやってきます。2人は知り合いでした。谷峰さんの復讐に手を貸すと言ってくれました。
乱闘騒ぎが起こっているバーに宗華さんと茅瑛さんがやってきます。そこで一番暴れていた男性が宗華さんの仲間でした。彼に声をかけます。
息子から報告を受けた孫國明さんは動き出します。
お金を用意していたある男性。鹿峰さんがもらおうとしますが、護衛に押さえられます。そこに2体のキョンシーが出てきて、パニックに。キョンシーは男性も護衛も殺します。お金は全て鹿峰さんのものに。
凌雲さんも不穏な動きを感じていました。このままの地位を保ちたいところです。鹿峰さんに助けを依頼します。
孫國明さんは谷峰さんの息子と行動を開始します。まずは忍者姿になって張繼龍さんと共にある場所に侵入し、祭壇に置かれているサイコロをゲットします。張繼龍さんは祭壇の下にある金庫を開け、お金を取り出します。2人は突然、2体のキョンシーに襲われます。追い詰められた2人は爆弾みたいなものを床に投げつけて、姿をくらまします。
キョンシーを何とかしないとまた凌雲さんの勝ちになってしまいます。どうしたらいいのか。
サイコロを盗まれた凌雲さんは龍飛さんを誘拐し、楊惠珊さんに拷問させ、協力をさせようとします。
息子は孫國明さんがうまくやってくれているか心配しています。茅瑛さんが励ましてくれます。
孫國明さんたちは張繼龍さんの師父 龍冠武さんに会いに行きます。彼は孫國明さんが特殊なサイコロを持っていることに気づきます。話を聞いて、2人がキョンシーを倒す手助けをしてくれます。
孫國明さんは息子から龍飛さんが行方不明になった話を聞きます。残念ながら彼は殺されていました。海で発見された彼を十字架に括り付けて、誰かが引っ張っていきます。
忍者姿の2人は海でキョンシーが跳ねているのを目撃します。キョンシーは2人に気づき、こちらに向かってきます。やはりキョンシーは強いので、2人は姿を消して、計画を練ります。
張繼龍さんは道士姿になって、祭壇に向かっていました。お札にパワーを注入していると、急に様子がおかしくなり、横で見ていた孫國明さんに襲いかかります。すぐに龍冠武さんがやってきて、助けてくれます。彼らの敵は強大で、その影響で張繼龍さんは錯乱状態になってしまったようです。うむ、どうしたらいいのでしょう。
龍冠武さんは首謀者を殺すことが必要だと言うので、2人は凌雲さんに挑戦状を送ります。凌雲さんは目障りな2人を一気に倒せると思い、この話に乗ります。鹿峰さんもやる気です。
戦いに向かう凌雲さん。宗華さんが息子、茅瑛さん、井莉さんたちと共に現れます。
陳鴻烈さんがサイコロを振ります。サイコロを台にめり込ませます。そして、叩いて取り出して、皿に乗せて井莉さんに見せます。そして、そして、サイコロを半分に割って、終了です。
遠くから様子を見ているメンバーに李修賢さんがいました。
陳鴻烈さんのびっくりな技を見てもクールな態度を変えない井莉さん。今度は彼女の番です。井莉さんは壁に全て1の目でサイコロをめり込ませます。仕上げは6の目!井莉さんの勝ちです。
いよいよ凌雲さんと宗華さんの対決です。やはり命を賭けます。動き出す江島キョンシー。凌雲さんのカードの扱いは速くて、正確。宗華さんと井莉さんも驚きます。
お酒への禁断症状に震え出す宗華さん。茅瑛さんはお酒を出しますが、井莉さんは取り上げます。この状況でお酒があった方がいいのか・・・。取り上げて飲んでしまう宗華さん。
これがよかったみたいで、宗華さんもカードシャッフルのスゴ技を見せます。凌雲さんより早くできたので、凌雲さんは驚きます。
凌雲さんは負けました。凌雲さんは拳銃を取り出し、自殺をします。部下が彼を姫抱っこして、階段を下ります。
あとはキョンシー退治です。江島さんのところに孫國明さんがやってきました。江島はさんはキョンシーを差し向けます。孫國明さんは忍者になって応戦します。苦戦していると張繼龍さんがやってきて、江島さんを倒してくれます。
車の中でいきなり凌雲さんが生き返ります。実は拳銃に弾は入っておらず、全てが演技でした。その車に孫國明さんは爆弾を投げ込み、凌雲さんをやっつけてしまいます。
そして、ある建物に侵入します。鹿峰さんのキョンシーたちがいました。暗闇の中で彼らと対決です。経験を積んだ孫國明さんたちはキョンシーを倒していきます。焦る鹿峰さん。
またキョンシーたちが勢いを取り戻したとき、龍冠武さんが助けに来てくれます。キョンシーの顔に筆で文字を書くなどして、大人しくさせていきます。また焦る鹿峰さん
最後は孫國明さんが鹿峰さんを斬って、終わります。
かなり奇妙な映画でした。元の映画「賭王千王群英會」に鹿峰さんたちを追加して別な映画にしてしまうという・・・。
江島さんと鹿峰さんの関係がよくわからなかったです。2人とも凌雲さんと繋がっていたけど、別々なのかな。
アクションはいいけれど、話があまりにも酷くて・・・
鹿峰さんのためだけにがんばって観ました。そういう映画です。