ブログをご覧いただき、ありがとうございます!文章で「あなた」を描くライター、タンジユリです🍀

自分を深く理解し、「自分はこれでいいんだ」とほっとできる
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コーチング・ライティング・つむぎ学の知識を使って、一歩踏み出すお手伝いをさせていただきます🌸

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こんにちは、タンジです^^

 

一つ一つの記事が毎回長くなってしまうのですが、それにもかかわらずお付き合いくださり、ありがとうございます💕

 

 

こうして過去を振り返るなかで、

 

・乗り越えたと思っていたのに、実はまだしこりが残っていたこと

 

逆に

 

・今の自分に悪い影響を及ぼしていると思っていたけど、実は乗り越えていたこと

 

両方があるんだな、と気づきました。

 

 

その両方をちゃんと見ることで、自分を癒し、認めることもできて

 

前に進むエネルギーをもらえてる気がして、

 

書いてみてよかったなあと

 

温かい気持ちに包まれています。

 

 

みなさんもぜひ、ご自身のストーリー書いてみてくださいね🍀

 

過去のマイストーリーはコチラ👇

 

 

 

 

 

抑うつの症状が強く出て、休職することを決意した私。

 

このとき、両親に話すかどうか、ものすごく迷いました。

 

 

それまでもずっと心配してくれていたから、「ほら言ったでしょ!」と叱られるかもしれないなあとか

 

また母を泣かせてしまうかもしれないなあとか

 

わかってもらえなくて、自分が傷つくかもしれないなあとか

 

親を悲しませる自分のことが、もっと嫌いになりそうだなあとか

 

 

いろんな感情がぐるぐる渦巻いていて

 

親に黙っておこうかな、とも考えていたんです。

 

で、最初に上の弟に伝えることにしたんです。

 

 

私にとって、親よりも兄弟のほうが本音を打ち明けられる存在になっていて

 

親のこともわかっているから、どの選択をするのがより良いかのアドバイスもくれたりして

 

この時は、本当に助けられました。

 

これまでの生活の仕方とか、結果としてこの状態になったこととかについて、ジャッジせず

 

心配しつつも、そのまま受け止めてくれたことが、すごくありがたかった。

 

弟なんですけど、むしろ私にとってはお兄ちゃんぽいというか

 

すごく頼りになる弟なんですよね照れ

 

 

散々迷ったんですけど、結果的に親にも伝えることにしました。

 

なにせ日常生活がままならないし、職場の近くに住んでいることがすごく怖かったので

 

実家に帰って療養する方がよさそうかなと思い

 

勇気を出して打ち明けました。

 

 

そしたら、心配したようなことは起きなくて

 

弟と同じように、心配しつつもさらりと受け止めてくれて

 

「帰っておいで」

 

といってくれました

 

すごく緊張して伝えた分、ものすごくほっとしたのを覚えています。

 

 

 

そんなこんなで実家に帰ったのですが、

 

実はこの後1カ月くらいはあまり記憶がないんです。

 

 

安心して気が緩んだせいか、緊張の糸がぷっつり切れて、なにもできなくなってしまって

 

寝る、食べる、ぼーっとする、寝る、食べる…その繰り返しの毎日を送っていました。

 

 

感情も死んでるというか、ずーっとテレビの砂嵐みたいな感じで

 

何も考えられなくて、どんな感情なのかをつぶさに見ることはできないけれど、

 

こころのなかで何か吹き荒れているというか

 

で、たまにふと我に返る瞬間があるんですけど

 

その時は、罪悪感自責の念と、ちゃんとできない自分への恥ずかしさに苛まれて

 

抜け殻のように過ごす日と、感情の渦に巻き込まれる日を、交互に繰り返していた感じでした。

 

 

そうして休んでいるうちに、すこしずつ良くなっていったものの

 

実は、ここからが本当のしんどさのスタートでした。

 

 

 

抜け殻だった時は、自分の置かれている状況や状態をあまり感じられなかったんですが、

 

回復してくると、それが見えるようになってくるんですね。

 

 

職場に行くべきなのに、いけてない自分。

 

忙しい部署なのに、迷惑をかけてしまっていて申し訳ない。

 

早く元通りになって仕事行かなきゃという焦燥感

 

でも、正直職場にいくのはすごく怖い。

 

休むより、さっさと辞めた方が周りのためになるんじゃないか。

 

メンタル壊すなんて弱いとか、嘘ついてるって思われてるんじゃないか。

 

親にも心配をかけて、負担をかけていて、迷惑にしかなってない。

 

 

そんなネガティブな思考がずーっと頭を占拠していて、なかなか気も休まらず

 

寝てもうなされるし、起きては自分を責め続けることになるし

 

生きていることが、本当に苦しかった。

 

この時はもはや、「自分が存在することがおぞましい」みたいな感覚になっていました。

 

 

でも一方で、この状況を俯瞰的に見ている自分もいたんです。

 

大学時代、私は宮地尚子先生という、精神科医の先生のゼミにもぐらせていただいたていたのですが、

 

その時に得た知識が、何度も私を救ってくれました。

 

 

なかでも、何かの折に耳にした「うつ病は、回復期に自殺率が上がる」という言葉が耳に残っていたのですが

 

これを知っていたおかげで、

 

「あ、回復してきてるから、死んだ方がましだって感じるのか。元気になってきてるんだな、良かった。」

 

って、非常に淡々と自分の状態を見つめることもできて

 

毎日すごくしんどいし不安なんですけど、ほんの少し安心することもできたんですよね。

 

 

 

それともう一つ、私を回復の道にのせてくれたのが、

 

「書くこと」

 

だったんです。

 

 

その当時、私の中に湧き上がってくる感情は、

 

「死にたい」「消えたい」「生まれてこなければよかった」「自分の存在を、そもそもなかったことにしたい」

 

みたいな、とても人に言えるようなものではなかったんですが

 

でも、あまりにも色が濃すぎて、勢いも強すぎて、自分の中だけにとどめておくことができなかったんです。

 

 

だから、近所のコンビニで小さめのノートを買って

 

「このノートだけには、わたしの本当の気持ちを書こう」

 

って決めて

 

その日からほぼ毎日、ただひたすら感じたこと・考えたことを、正直に書き連ねていきました。

 

 

「うつ病の渦中にいるときの記録を残せたら、それが世の中の役に立つかもしれない。

自分が観察対象だと思って、記録していこう」

 

という気持ちも、書くモチベーションの一つになっていたと思います。

 

 

今考えてみると、この時「書くという選択をしたことが、その後の急速な回復をもたらしてくれて

 

しかも、人生を豊かに感じられるようにしてくれたんですよね。

 

 

自分を俯瞰することと、自分の感情を細部まで見つめること

 

書くことを通じてその2つを両立でき、自分ととことん向き合えたからこそ、

 

それまで見ないようにしていた自分自身のことが見えてきて、自分の感情にも気づけて

 

少しずつ、それを尊重した選択をできるようになっていった。

 

 

 

その後の人生を変えていくための武器を、この時に身につけていたんだなあと

 

そう感じます。

 

 

 

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これまた長くなってしまったので、今日はこの辺で…

 

次回、うつ病からの回復期のことを綴っていきます。

 

 

うつ病からの回復期は、私にとってはすごく神秘的な体験というか、ものすごくいろんな発見をできた時期で

 

時間としてはそう長くないんですけど、かなりインパクトの強かった時期です。

 

その時に感じたこと・気づいたことが、少しでも皆さんのお役に立てたらいいなあと

 

そんな気持ちで書いていきたいと思います。

 

 

ではでは、今日もここまでお読みくださり、ありがとうございました!

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