自分を深く理解し、「自分はこれでいいんだ」とほっとできる
自分の特徴を活かし、勇気をもって行動できるようになる
自分のペースを守り、心地よいテンポで人生を歩めるようになる
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こんにちは、タンジです^^
マイストーリーⅠを書いてからしばらく日が空いてしまったのですが、今日からまたちょこちょこ書いていきますね。
今日は、私にとって今でも大きなテーマである、
「家族の不和」
について書いていきます。
私はもともと、マイペースでのんびりしていて、争いごとが苦手な性格です。
自分のいる環境が、穏やかで平和で安心できるところであってほしい。
今も昔も、そういう気持ちを強く持っています。
でも、悲しいことに
私の実家は、あまり安心できる場所ではありませんでした。
あれはおそらく、4歳か5歳のころだったと思うのですが、
父が母に大きな声で怒鳴っていて
母が泣いていて
その様子を、私と弟も泣きながら見ている
そんなシーンを、結構鮮明に覚えています。
大きな声が怖くて、母が泣いているのがかわいそうで
父がどうしてそんなに怒っているかもわからなくて
「やめてよ」と泣きながら叫んでも、何も状況は変わらなくて
こんなに責められている母が、家を出てしまうんじゃないかと恐ろしくて
今でも思い出すと、ちょっと泣けてきちゃうんですよね。
「どうしてお母さんのことそんなに怒るの!」
と、父に訊いたこともあったのですが、
「ユリたちが悪い子だから、お母さんを怒ってるんだ」
といわれて、すごくショックを受けて。
そういえば、この時に
「私たちのせいで、お母さんは泣くほど辛い思いをしてるんだ…
今のままの私じゃダメなんだ。もっといい子にならなきゃ!!!」
って思ったんですよね。
これが向上心につながって、いろんな成功体験を得させてくれた側面もありますが、
「もっと頑張らなきゃダメ」
と、自分自身に安心できなくなったのは、
この経験も大きく響いているんじゃないかと思います。
で、小学校中学年のころに父方の祖父母と同居することになったんですね。
あまりに母が泣いているとき、怖くてどうしようもなくて、電話で祖母を呼び、仲裁に入ってもらったこともあったので
「一緒に住んだら、お父さんがお母さんを怒ることもなくなるかな?」
という期待を持っていたのですが、
残念ながら、願ったような現実にはならず…
しかも、祖父はお酒を飲むと気が大きくなる人で
急に祖母を怒鳴ったり、孫の私たちも、うっかり気に障ることを言ってしまうと、大きな声で叱られて
父と祖父で言い争いをすることもあったり
むしろ、争いが起きる場所が増えてしまったんですよね。
小学校高学年のころには、
「こんな環境にいたら、弟たちにとってもよくない。
中学校を卒業したら、弟たちを連れて家を出て、アルバイトして面倒を見るんだ!」
みたいなことを考えていた時期もありました。
その時くらいから、「はやく家を出たい」という自立心が強くなっていったように思います。
私たち兄弟が成長するにつれ、父の態度も厳しくなり
人より高いレベルであること、優れることを求められるようになっていきました。
私も辛かったけど、今考えれば、弟は本当にかわいそうだった。
とても感受性の強い子どもだったので、夜泣きしたり、うなされたりしていたこともあった弟。
長男ということもあって、父親も特に弟には厳しく接していました。
後になると、私は結構反発したりケンカしたりするようになるのですが、
弟はそれが出来なくて、いつも自分の中に気持ちを抱え込んでいたんですよね。
プレッシャーに押しつぶされて、ストレスが身体に出るようになり
学校に行こうとすると、おなかが痛くなるようになって
それは彼が出しているSOSのサインだったのに、
「ちゃんとした子供でいれば、お父さんがみんなを怒ることもない!
家が平和になる!」
と思い込んでいた私は、「なんで学校行かないの?」と、弟を責めるようなことを繰り返し言ってしまったんです。
本当にかわいそうなことをしたと、どれだけ彼を追い詰めただろうと、
今はすごく後悔しています。
そんな家庭環境にいて、しかも学校ではお友達となかなかうまくいかない。
ほっとできる場所がなかなかなくて、すごく悲しくて、寂しかった。
だからこそ、
自分のよりどころになってくれるもの
安心していられる場所
私のすべてを受け止めてくれる友達や恋人
そんな存在を希求するようになり
常に自分の居場所を探しながら、人生を歩んでいくことになります。
ずいぶん昔のことなのに、思い出しながら書いていたら涙が出てきてしまいました。
幼い私や弟にとって、どれだけきつい環境だったか
どれだけ辛い思いをしたか
無力感を感じていたけど、そんなの感じる必要ないよ、とか
振り返ってみると、昔の自分をいたわってあげたくなったり
でも同時に、弟への罪悪感もあったり
結構いろんな感情が、ぐちゃぐちゃに絡まっていたんだなあと。
当時の父母の年齢に近づきつつある今、当時の彼らの気持ちがわかったりもするし
実は父もアダルトチルドレンだったということがあとから分かったり
大人になって、いろんなことが見えれば見えるほど、切ない気持ちになるんです。
残念ながら、実家は今も「仲良し!」という感じではありません。
でも、だからこそ私は前に進み続けられるんじゃないかと
それが一つの原動力になっているのかもしれないと、この記事を書く中で気づきました。
人は変えられないけど、私が変わることで、少しずつ家族を変えられたら。
強く優しい人になって、少しでも家族に安心を与えられる自分になれたら。
そんな気持ちがあるのを確かに感じます。
長くなってしまったので、今日はこの辺で…
また続きも書いていきますね。