発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ の著者 ASD発達支援アドバイザーのShizuです。
数年前に発達障害を持つ4人の子育て経験を持つお母様、堀内祐子さんと、次男さんと一緒に講演をしたことがあります。
次男さんは、スティーブ・ジョブズのような魅力的な話をされる方なのですが、
祐子さんが、ブログで紹介していた次男さんとの会話内容が、私が伝えたい内容とドンピシャで「それそれ、それが大切!」と響きましたので、私のブログでも紹介します。
次男さんの言葉
「死んだら人はどこへ行くのでしょう。
肉体は土になり、
魂は天に行きます。
しかし、志は地に残ります。
その人が亡くなった後もその人の志は地に残るのです。
人にとって死はやはり嫌なものです。
でも人は死ななければならない。
だから、なんとか折り合いをつけるのです。
もう、歳をとったから仕方がない。
私は後世に残るようなすばらしい建物を作った。
私のDNAは子どもに、孫に継がれていく。
そうやってなんとか納得しようとするのです。
人は自分が生きた証を、爪痕を残そうとします。
でもみんながそういうものを残せるわけではないんです。
人は生きる意味を見つけようとします。
でも、生きる意味なんてなくてもいいんです。
生きがいがあれば・・・
生きがいは、奥さんを幸せにしようであったり、
美しく咲く花を見るのでもいい、
あさってのメニューのシャケを楽しみにするでもいい。
かわいい子どもの寝顔を毎日楽しみに見るのもいい。
そういう生きがいがあれば人は生きることができます・・・・
生きていれば、苦しみも痛みも喜びも感じることができます。
生きているからできるんです。
だから生きていなくてはなりません」
うーん。この会話内容を、堀内祐子さんは、記憶していて書き留めているということですよね。
すごいな。素敵です。
以前、私は、
何のために生まれてきたのか?
には、
色々な楽しい経験をするため
と思っていましたが、
人間は喜怒哀楽という感情があるわけですから、
楽しいことだけでなく、悲しい事、苦しみ、色々な感情を味わいにこの世に来たんだな・・・
色んな経験をしに来たんだな・・・と思うようになりました。
生きているからできることだな・・・
人間だからこそ、こんなに豊かな色々な感情が味わえるのだから、どんな経験も宝だともいえます。
もちろん、そんなことない!という辛い経験もあるとは思います。。。
一方、人によっては、ずっと穏やかに過ごしてきた人もいるかもしれません。
色々な人生があるということ。
それぞれの人生が唯一無二の尊い人生。
同じ人生なんて、ひとつもないのですから。
波乱万丈に生きてきた人は、ドラマのような人生で、人々にある意味刺激や影響を与える役目があるのかもしれませんね。
私に関していえば、あのとき、あの辛い感情を味わったから、今、このように感じる、新たな思考をすることができているんだな。。
と思うことが歳を取るごとに多くなりました。
さまざまな経験を重ねた次男さんと祐子さんの本は、こちらです。
こんなに落ち着いている次男さんも、昔は多動で大変だったそうです。
「今の子どもの姿がすべてではない」ですね。
そして、長男さんは、次男さんとまったく異なる性格をされています。
次男さんは、「お母様」と祐子さんのことを呼び、丁寧語での会話。
長男さんは、「おふくろ」と祐子さんのことを呼び、かなりストレートな会話。
この記事からもその様子が伺えます。
長男さんと祐子さんの講演会に参加したことがありますが、保護者さんからの質問に対する長男さんの回答は、
なるほどーと思う、的確で率直なアドバイスで、すごいなーと感心しました。
長男さんの本、これから、楽しみに読みます♪
長男さんと祐子さんのZOOMお話会は、11月22日夜8時30分から
(※上のブログに情報あります)
それぞれ、特徴が異なる4人の発達凸凹を持つお子さんを育て上げた祐子さんがまたすごいです。
なんてったって、経験量が半端ないですから!
祐子さんのお話は、原稿なしに思いついたことをお話になるそうで、とてもそのようには思えない深イイお話をしてくださいます。12月4日に横浜で講演があるそうです。