はじめまして、

『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』の著者、Shizuです。

おかげ様で、2021年、17万部となり、たくさんの方にお読みいただける本となりました。

全国で講演活動もさせていただいています。



本をお読みいただいた方は、

あの本のShizuさんおねがいと、

キラキラした目でブログにいきついた方もいらっしゃると思います。

本にもズボラ主婦って書いていたんだけどな・・・

私の妹から言わせると、

「甘いね、あの本では表現しきれていない

本当のお姉ちゃんはあんなもんじゃない。もっと変」


だそうです。

ということで、ブログでは、ぶっちゃけトーク、やらかしネタもさらけ出していこうと思います。滝汗

え?Shizuさんて、ちょっとかなり変?ズボラ?・・そんなんでいいの?

と思わせてしまうこともあるかもしれません。

あるいは、それでいいんだ・・・。照れ

と安心してもらえるかも。ラブラブ





【ブログご利用の際の注意事項】

このブログは、私の個人的経験にもとづく私の思いをつづったものです。

私が良いと感じた、他のブログや講座などを紹介することがありますが、その効果を保証するものではありません。

紹介した情報を利用されるときは、必ずご自分の判断でご利用ください。

当ブログの掲載情報について、お気づきの点等ございましたら、shizuまでお知らせください。

みなさまからご意見をいただきながら、よりよい情報発信を行えるよう努力していきたいと思います。




では、Shizu凸凹人生の成り立ち(自己紹介)させていただきます。


人(人格)は変わらないと言われていますが、人が本当に変わりたいと思えば人は変わることができると思っています。

私に関して言えば、過去の自分と現在の自分は180度異なった考え方をしています。


ラジオの街頭インタビューを受けていた青年は、長老様がいいそうな素晴らしいことを言いました。

「ありがとう(有り難う)という言葉は・・・

『難が有ってありがとう』ということですよね」


ありがとう(有り難う)という言葉は難(困難)辛い経験からも学ぶことがあり有り難い・・・

いいこと言うね~青年!!


私の好きな言葉も「ピンチはチャンス」転んでもタダでは起きない性格です。


さまざまな挫折をバネにして、今までうん十年間生きてきました。

窮地に追い込まれるような出来事が起きても・・・

ここで私は何を学ぶべきか・・

神様は何を私に学ばせようとしているのか・・・と考えます。


(ここでいう神様は漠然としたイメージです。無宗教です)

被害者意識をできるだけ捨てるのです。(今も学び中)

もちろん、「100%学びなさい」なんて言いません。偶然起きてしまう、仕方がないこともあると思います。




過去の私は、被害者意識満載。

何か問題が起きると人のせいにする、文句ばかり言う、
女王様体質のマイナス思考の人間でした




ただ、ユーモアーのセンスはあったので、お友達からは一般常識のない変わったおもしろい人ということで、村八分になったことはありませんでした。

窮地に追い込まれた時に積極的にそこから何かを学ぼうとする基礎ができたのは、20代の時にディールカーネギーの『人を動かす』を読んでからです。


自分の傲慢さに気づいて泣きながら読みました。

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世界的なロングベストセラーです。

タイトルの威圧感とは異なり、謙虚さについて、人のありかたについて深く教えてくれた本でした。


本を読んだのは20代の会社員のとき、結核にかかり自宅療養をしていたときです。

会社員だったときの私は、一般常識に欠けるKY発言で引かれてしまうことも度々あり、会社を長期間休むことで、社会から疎外されたような気持ちになっていました。


わたくし、診断は受けておりませんが、

アスペの人には、「アスペでしょ」

ADHDの人には、「濃いと思います」

我が家の旦那さま、妹からも、「発達障害だよね」

と、認定いただいています。ウインク

まあ、変わっているってことです。

みなさんも、変わっていることありますよね?きっと・・・デレデレ



20代のとき、結核で、長期間会社を休むことになったことは、

「自分のありかたについて振り返って考えなさい」

と神様に時間をいただいたのかもしれません。(無宗教です)

本を読むことで自分の傲慢さを反省し、感謝の気持ちを持つことの大切さに気づくことができました。

そこからプラス思考へ転換する習慣が徐々に身についていきました。



本の軸になっているABA(応用行動分析)とは、

簡単に言うと、できない課題をスモールステップに分け、できたらほめ、成功体験を重ねて自己肯定感を高めていく学習法です。


自閉症児のみならず、すべてのお子さん、大人、ワンちゃんにも有効です。


望ましくない行動が望ましい行動に変わる手助けとして、ABAを日常生活で活用していくと、お互いに笑顔が増えhappyになり、生きやすくなります。



ABAを実践して3歳のころ自閉症と診断を受けた長男、ソラは大きく成長しました。

自閉症の症状の強さをはかる自閉症協会のテスト(PARS)で過去症状が重かった2,3歳のころは25点、小学校入学前には5点に下がりました。(9点以上が自閉症の可能性ありと言われています)

テスト上ではソラは自閉症の可能性がない所まで成長したということです。(テスト上でのことで、実際には独特の感じ方などそのままですラブラブ感覚が面白い照れ


小学校1年のときは場面かんもく(家ではしゃべれるけど、学校などで緊張から声がでなくなる不安障害の一種)になってしまったこともありましたが、

(ソラの不安を少なくするために心掛けたことなど9章を参照してください)

現在は、学校でも普通の声が出るようになっているようです。

まだ、言語力、理解力など課題はあり、知的にもグレーな感じですが中学校では、水泳部、高校では、陸上部(全国大会出場)で彼なりの成長をみせながら元気に通っています。(2019年現在)


ソラは、小学校のときは、いじめも体験しましたが、その体験もバネにして空は一回り強くなりました。(本の9章に記載)


ソラが3歳のとき自閉症と診断を受けたとき・・・

思い描いていた未来像が崩れ落ち途方に暮れました。

絶望の淵をさまよいました。

いつまでも泣き続けるわけにもいかず、なんとか這い上がりインターネットでABA(応用行動分析)を学習し実践する「つみきの会」を見つけました。

ABAに出会うことがなかったら、今のソラの姿もなかったでしょう。


しかし、ABA(机上セラピー:机に向かい合って課題をすすめるやり方)を独学(自己流)で行ない、やり方を間違え、なかなか課題をクリアできない息子に切れてしまいました。

そんな自分に自己嫌悪、親子共々精神的に追い詰められたことがあります。

一時期、息子、ソラを好きだと思えなくなり子どもとかかわることができなくなったことがあります。

私から笑顔はなくなり、子どもにも笑顔がなくなりました。

そんなとき、たまたま実家に遊びに来ていた遊び上手な叔父が空と遊んでいて・・

空の満面の笑みを見たのです!!

ああ・・私は何をやっていたのだろう・・自分の過ちに気付きました。

もし、ABA(机上セラピー)に取り組み、イライラし怒鳴ってしまうことがあるとしたら、それは正しいABAのやり方ではありません。


机の上で向かい合ってすすめるフォーマルな勉強スタイルのABA机上セラピー・・・・

効果的なのはわかるけど・・・

日常生活の中でもABAをなんとか「ながら」的に取り入れていけないだろうかといつも考えていました。

(そうです、私はズボラで、面倒くさがりなのです!)


そんなズボラな性格が幸いして、私が自然と行なってきた日常生活でのABA的対応は、

機会利用ABA(日常生活や遊びの中で言葉を伸ばす)と言われるものであることがわかりました



親御さん達に私が行なっていた機会利用ABAのやり方を紹介したところ、

「目から鱗です!」「気付きませんでした!」など予想外の反響があり、

「もっと多くの方にお伝えしたい!私と同じような失敗、辛い思いを皆さんにはして欲しくない。」と思うようになりました。

その強い思い(妄想)が実現し、平岩幹男先生に監修していただき、『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』の本を出版することができました。



私は、ABAをはじめたころのときは、ソラを「普通の子」に近づけることが目標でした。

でも、この「普通の子」は、

「皆と同じにできない我が子はダメ」という、子どものダメなところばかりにフォーカスしてしまうことがあります。


当時の私がそうでした。すると、他のお子さんとの成長の違いばかり気になり、できないところばかり目につくようになります。

ABAをはじめる方には、「普通の子を目指す」のではなく、

「我が子が生きやすくなるようにサポートする応援団」を心がけていただきたいな・・と思っています。



ソラは、テスト上では、自閉症の可能性はないところまで成長しましたが、まだ言語面が弱いので、家族以外の人とのコミュニケーションは苦手なようです。

でも、「皆と同じにできなくてもいい、ちがってていい、この子はこの子なりの幸せをつかめる子だ」と思えるようになりました。

私がソラの同年代をみるときは、「ほほーみんなはこんなこともできるようになっているんだね」と感心し、ソラにも取り入れた方がいいと思うことは、取り組んでみたりします。

「皆と同じにできなくては!できなくてはダメ!」という強迫観念にも似た思いは今は、ありません。

(皆と一緒にできることが増えると嬉しいですけどね。それは正直な気持ちです)

できることが増えることは、本人も親も嬉しいことです。


でも、できないからといって、ダメな子ではありません。

「できても、できなくてもママはソラのこと好きだよ」とソラにずっと伝えてきました。




不器用で、苦手なことが多い発達障害の子どもたちは、親のその言葉にホッとするかもしれません。

子どもたちは、親が笑顔でいてくれることで幸せを感じます。

親が悲しんだり、イライラしていたりする姿を見て、「自分がダメな子だから、お母さんが悲しむんだ・・」と自分を責めてしまうことがないように・・・

これからも、ソラの応援団でいたいと思います。

ソラが笑顔で生きていけるように、楽しみながら一緒に成長していきたいと思います。


子どもにイライラする気持ちについてですが、他人のお子さんができなくてもイライラしないことでも、我が子には、イライラしてしまう。

これはなぜでしょうか?

そこには、お子さんを愛する気持ち、将来を心配する親の愛があります。

また、他人のお子さんには遠慮がありますが、我が子には遠慮がありません。


ですから、感情をストレートにぶつけてしまうのです。

子どもは本当にいい迷惑ですよね(反省)

残念なことに、深いところに親の愛があっても子どもたちには、その愛が伝わっていない場合が少なくありません。

怒られることばかりで、「ぼくはダメな子なんだ。お母さんはボクをキライなんだ・・」

と誤解してしまうこともあるでしょう。



イライラして感情を子どもにぶつけてしまうことは悪ではありません。

人間ですから、喜怒哀楽、「怒り」はみんなもっている感情です。


怒りすぎてしまったときは、寝る前に「ごめんね、ママ怒りすぎちゃった」とあやまり、ぎゅっと抱きしめることができたらいいですね。

(イライラしない接し方のコツは、出版した本も参考にしてください。ちょっとしたコツでイライラが減少します)


私が心がけているイライラしにくいとっておきの方法は・・・

無理やり口角を上げてみてください。

表情筋の働きに脳がだまされ、イライラしにくくなるんです。


セラピー初めからぎゅーっと口角を上げておくとイライラしにくいということです。


お母さん、女優になりましょう!


望ましくない子どもの行動を変える前に親が行動を変えることが必要です。

変わるのは、自分から、親が行動を変えると 子どもの行動も変わっていきます。


笑顔には、笑顔が返ってきますから(鏡の法則)




ABAを知る前、親子共々精神的に追い詰められた日々がありました・・。2,3歳の空くんもお読みください


では、口角上げていきましょう(^^

Shizu


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