10代の海外留学で、茶道に身を助けられた話 | 茶道を通じ、感性を磨き高める《西宮・神戸・オンライン》 福崎きみ 和文化の玉手箱

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茶道や着物という和文化やヨガの教えをもとに、
和のこころで自分を整えるエッセンス、和文化を身近に感じるトピックやヨガマインドなどをお伝えします。

〇和文化の玉手箱〇

 

テーブル茶道のお客様で、

この様な方がいらっしゃいました。

 

「海外の人へ、日本文化を説明できる様になりたくて受講しました」

 

なぜ私が、

茶道を広めたいと思ったか。

 

大きなきっかけがありました。

 

英語が苦手な当時10代の私が、

茶道のおかげで

海外でも自信が持てたという、

 というお話です。

 

~~~~~~

英語に特には興味がなかった、

高校生の私。

 

「10代のうちに、海外で生活するべし。」

という親の意向で、

ひと夏海外でホームステイ

する事にしました。

 

 

コアラやカンガルーがいて

のんびりしてそう、

という単純な理由で選んだのがオーストラリア。

 

 

出発直前に風邪をひき、

荷物の準備などは

旅慣れた姉にしてもらうというダメ妹ぶり。

 

異国の地でのホームステイ。

 

実家と同じく、兄妹が多い家で楽しい事も

沢山ありました。

 

しかし、やはり感じる語学の壁。

 

簡単な会話はできても、

同年代のホストファミリーと込み入った話はできません。

 

もっと色々な話がしたいのに、

ファミリー同士の早い会話になると

全然聞き取れない。

 

言いたい事があっても、単語が思いつかず

言葉にならない。

 

「はあ‥日本に帰れるのはあと何日後かな」

 と少しずつ消極的になっていました。

 

 

 

そしていよいよ、

数十人規模でのさよならパーティー。

 

そこで一大転機が訪れたのです。

 

まさに、芸は身を助く。

 

日本文化を紹介しようという事で、

私は茶道のデモンストレーションをする事になっていました。

 

茶道に加えて

日本舞踊も習っていたので、

 

浴衣は自分で着る事ができました。

 

浴衣を着て登場したときの、

ホストファミリーの驚き。

 

茶道のお点前をしている時の、

人々の「わー!すごい」という感嘆&カメラのフラッシュ。

 

 

 

茶道を終えると、

人だかりができていて口々に

 

「素晴らしかった!」

「日本の伝統文化を、見せてくれてありがとう!」

「なんて美しい動きなんだ!」

「こんな素晴らしいものを見られて、私たちは幸せだ」

などと称賛されました。

 

 

肌で痛いほど感じた、文化交流の価値。

 

ホストファミリーは、涙ぐみながら

 

「あなたが私たちのファミリーで、

誇りに思う。本当に素晴らしかった」

と言って下さいました。

 

ホストファミリーと、

完全に打ち解ける事はできなかったな

と思っていた私。

 

きっと先方も、

あまり発言しない子で

よく分からないなと思っていたことでしょう。

 

 

最後に茶道を通じて、

心が通じ合う事ができました。

 

 

流暢な英語が話せなくても、

お点前を通じて

「茶道」という日本文化を感じてもらう事ができる。

 

 

自分が身につけた技術と教養で、

心と心のコミュニケーションができるんだ!

 

大きな発見と自信になり、

 

「日本の文化について伝えたい!」

という熱意で、会話も何とか成り立ちました。

 

海外留学は楽しい思い出となり、

日本へ帰国する事ができました。

 

 

~~~~~~

という高校2年生の夏休みがあり、

 

英語よりも、私は日本文化を深く学ぼう

と大学生になってからは

着物着付けや生け花も習い始めました。

 

そんな経験があり、

 

現地でおこなった、

 

盆略点前というお点前に

とても愛着があります。

 

これをマスターできれば、

世界のどこに行っても文化交流ができる。

 

という確信があり、

私のクラスは盆略点前が必須なのです。

 

 

海外に行ったからこそ、

日本文化の素晴らしさも再認識し、

 

コミュニケーションのツールとしても、

自信を持てるアイテムとしても、

 

日本文化が役立つ事を身をもって感じました。

 

 

「親のすすめとは言え、

なんで知らない人の家で暮らして、

海外に一人でいるんだろう…。」

 

とネガティブになった日もありましたが、

 

その日々が、今の自分へとつながっています。

 

 

可愛い子には旅をさせよ、ですね。

 

他のプロフィール記事はこちらです

右矢印①和文化のきっかけは、大人女性を体現していた祖母

 

右矢印高校茶道部150人時代に学んだこと

 

右矢印②就活の壁 和文化で生きていくと決意

 

 

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