第531話

おはようございます
菊水千鳳です


東京国立博物館(東京・上野)にて
3月26日(火)から6月2日(日)まで開催中の
[国宝 東寺
空海と仏像曼荼羅]
360度、圧巻の空海ワールド‼

東寺展日記                  の続きです。

今回は2回目の訪問の際に仏像からいただけたメッセージをご紹介いたします。

その前に…1つ気になる点がありませんか? 
展示されている仏像は、事前に運び込まれる際に、僧侶により、魂抜きの祈祷を施されてある場合があると聞いたことがあります。
もし魂抜きがされていたなら、声は聴こえないと思われるかと思います。
しかし、実際には聴こえてきます。

それは何故か?

分かりやすく説明しますと、通常、何かモノに魂が宿っていたとします。
それが仮に良くないものだとして、魂抜きをしたとします。結果オーライで魂が出ていったとします。
この場合、そのモノの中に再び戻ってきて欲しくないので、その魂は戻ってこれません。厳重な措置をされるからです。
そのモノは魂が抜かれた状態を保ちます。
(但し、しっかりと祈祷が行われ、成功した場合です)

しかし、展示されてある仏像の魂抜きを施されていたとしても、再びまた元に戻ってきてもらいたいので、魂が一旦抜かれたとしても、仏像自体がその魂の住処である訳ですから、何らかの繋がりが維持されます。

例えるならば、展示されてある仏像には、それぞれ宿っていた個々の仏像の魂が、魂の尾のような、いわゆる魂と繋がる太い糸が個々の仏像と密接に繋がっている状態なのです。
なにせ、我が家ですからね。
何百年もの間、過ごしてきた我が家には、その魂の波動が脈々と波打っているのです。
染み込んでいるのです。

魂抜きをしたとしても、再び魂が迷わずに戻って来てもらいたい、という熱烈な願いと思いがある以上、魂の尾が途切れることはありません。
つまり、繋がりは維持され続けます。中には、全く魂抜きされていない仏像もあるかもしれません。

経験上、俺たちの場合、殆どの仏像から何らかのメッセージを受信できます。
それが例えレプリカだとしてもです。
美術品の作品として展示はされていますが、お寺に安置されている仏像とさほど変わりはないのです。


それでは、メッセージをお届けしていきます。


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☆展示No. 10 国宝
真言七祖像 掛け軸 7幅

 しんごんしちそ【真言七祖】とは、
真言密教の祖師としてあがめられる、龍猛(りゅうみょう)・龍智・金剛智・不空・善無畏・一行(いちぎょう)・恵果の七人のこと。
 

七人のどなたか
 
【私の(密教の)教えが 私の感じたことが
そのまま伝えられるとは思わないが   
出来るだけ正確に   私の感じたように伝わるか
湾曲して伝わらないか、、、

色々思うこともあったが
今なお 教えを忠実に守って伝わっていることは
当時の私に伝えてあげたいことの一つ一つだ】 

密教の教えがしっかりと伝わり、今も生き続いていることに、真言密教の始祖の方々の心に安堵の想いが込められているようでした。


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☆展示No.11.12.13 国宝
金剛密教法具(金剛盤/五鈷鈴/五鈷杵)
中国 唐時代・9世紀

(パンフレットより↑)
(東寺展日記第523話でも登場)

視てみると、空海さんがパフォーマンスで法具を振るってみせてくれました。


『ここは前回メッセージもらったし、混んでるし…』 
と、次に 行こうとしたら

Sさん
『これは空海さんが中国から持ち帰った物みたいだよ。空海さんが触ったり使ったりしたんだろうね。もしかしたら、過去世で空海さんの弟子だった菊水さんも触らせてもらってたりしてね。よく見ておいたら?』
展覧会では秘仏や国宝、重要文化財など、滅多にお目にかかれない品々を間近で見ることができる貴重な機会。二度と会えるかわからないので勧めてくれたそうです。

俺 
『そうだよな…もう目の前では実物はお目にかかれないかもしれないから、目に焼き付けておこう』

と思い、人のいない隙を見計らってショーケースの前に立ちました。
 
空海さん
【力の限り・・・】
と、空海さんからのメッセージをSさんに伝えだそうとしたら、
俺はいきなり過去世(←当時 俺は空海さんの直弟子でした。空海さんより20歳も年下でした)のことを思い出してしまい、胸に熱いものが込み上げてきて、涙が溢れてきてしまいました。


空海さん
【遥(はる)かな昔を思い出したか…】 と。

もうここから先のメッセージは、何度も感極まって、言葉に詰まりながらなんとか口に出すことができました。
空海さんもほんのりウルウルしていました。


空海さん
【今生(こんじょう)もこれを振るいなさい

これ(展示品)は 持って帰るなよ(笑)

今日は手ぶらで帰っては困る…

これを
私の気持ちを込めて授かってもらわねばな】

そう言うと、ニコニコしながら波動でできた五鈷鈴五鈷杵を差し出してきました。
(実物はそのままです。頂いたのは波動でできたコピーです)


空海さん
【これは自身の身を護るだけではない
他者への幸福をもたらすものだから

そら 受け取りなさい】

俺は目の前にいらっしゃる空海さんが差し出されたこれらを受け取りました。そして、必要に応じて取り出せるように、俺の体のエーテル体に波動化して仕舞いました。
今後、イメージするだけで取り出すことができます。

すると、
空海さん
【授かり申した
あとは渡し済んだから
あとは自身の昔の記憶を呼び戻し
さらに発展のために
よう注視しながら 使いこなせるようになれや

人はお主のことを まさかと思い信じぬかもしれんが
過去にそうであったように
今も変わらず ワシの弟子の一人であることを誇りに思いなさい】

メッセージが終わり、ガラスケースの中の法具を見ると、上を向いている五鈷鈴の先端からが噴き出して、ガラスケースの天井に当たっては対流していました。物凄いエネルギーを感じますが、ガラスケースから外には出てきません。ケース内で充満していました。
しばらくすると、炎の先端は透明な煙になって、すべて何事もなかったかのように五鈷鈴に戻って消えていきました。

力を見せつけてくださったようでした。

そして…昔、手にしたことのある懐かしさを胸にこの場を後にしました。


長くなるので
次回の日記に続く

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