第522話

こんばんは
菊水千鳳です


お待たせしました。

今回は、2019年3月26日(火)から6月2日(日)まで、 東京国立博物館(東京・上野)で 開催中の 
「国宝 東寺
空海と仏像曼荼羅
360度、圧巻の空海ワールド‼」
に、4月の頭に行ってきた体験談をお伝えしていきます。

 去年の秋に、京都の東寺に直接お伺いさせていただき、仏様や空海さんからお言葉をいただいてきました。
ですが、今回はより間近に仏像を拝覧することができましたので、更に深みのあるお言葉もいただけました。
それでも限られた時間内でしたので、また改めて東寺展にお伺いする予定です。


それでは書いていきます。


今回もレンジャー仲間の俺とSさんとC君の3人でレッツゴーしました。

行った日は、記念公演の
「真言声明(しょうみょう)~東寺の音と共に~」
があるというので、どんなものなのか、まずは見にいくことにしました。
(こちらの催し物は期日限定で終了しました)

何度か国立博物館へお邪魔していますが、こんなところに大講堂があったんだ、と驚きながら中へ…
一番前の端っこに座ることができました。

始まる前、舞台上には
オレンジ色かそれに近い色の袈裟を着て、手を合わせている 4、5、6・・・11人以上の僧侶の御魂が、既にいらしていました。
ご存命でない僧侶達がこの場を清めているというか、開催のための準備を成されていました。
一言も喋らない厳粛さでおられるのが視えました。
読経をお唱えされていたようです。

開始時間になると
現職の僧侶達がホラ貝などを吹き、読経を唱えながら登場し、舞台上に上がりました。


この時、俺は視てしまいました。

観客のどなたかの後ろに憑いていて、その方を悩ませていた憑依霊が、強制的に浄霊されていくのを…。

憑依霊
『なんでこんな場所に来てしまったのか!!いつの間にこんな所に! まさか、こんな所に来るなどとは思ってもみなかった!!
うわー!やめてくれー…!!』

読経が響き渡る中、あっという間にその霊は浄化されていきました。
それは、僧侶の御魂の方々がステージの上にいらして、現職の僧侶の方々がステージに上ろうとするその瞬間の出来事でした。サンドイッチの挟み撃ちのような形で浄化されていったのでした。
さすが、僧侶達のパワーです。 

有り難い講演は、1時間ほどで幕が引かれ終了しました。

講演の途中、舞台から散華(さんげ)が撒かれました。

散華とは、華(花)を散布すること、諸仏を供養するため華をまき散らすことです。

端っこの席だったのが幸いしてか、なんと俺たちの足元に1枚、ひらひらと落ちてきました。

俺達→心の声
{え⁉ おわ♪ラッキー。もらっていいのかな?}

終了後、散華を幕の中まで手を入れてもらって帰ろうとしている方もいました。
目の前の幕からはみ出したのも合わせて、合計3枚、俺達も人数分もらって公演会場を後にしました。


よかったねー
なんて言いながら、
さっそく展示会場へ。


入ってすぐの
♢展示No.1
弘法大師像(談義本尊)1幅
重要文化財 鎌倉時代・14世紀
(展示期間は~4月21日まで)

掛け軸の空海さん
【 とんでもないもの もらえたな
皆 欲しがるものだぞ
(最前列の席が) 空いていてよかったな】

ここで仰った
“とんでもないもの”とは、
先程 手にした
散華” のことでした。

C君に対しては、
空海さん
【 23歳で仏門に入って 31歳の時 中国で2年で密教を学び・・・うんたらかんたら】
と、世にいた頃の空海さんご自身の履歴を語り出しました。

更に、
空海さん
【 よっしゃー (お主よ)仏の道に入れ~】と…

そうなんです。現在、C君は23才の春(笑)
仏の道へ勧誘されていました。
果たして、C君の将来はいかに…


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♢展示No.4
弘法大師坐像 1体
江戸時代・18世紀

椅子の上に座禅?足を上げて座っている像です。
椅子の前には、履物がそろえて置いてあるので、その事を話題にしていたら

空海さん
【 (ここには)下駄箱(というもの)がなくての

(ワシは) 毎日 ねんごろに供養されてる】

あはは、下駄箱ないんかいな(笑)

空海さんは、東寺などの仏閣で、毎日供養されていることに満足なご様子でした。


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東寺展のご紹介文
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“東寺(教王護国寺)は、平安京遷都に伴って、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立されました。唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海は、823年に嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場としました。2023年には、真言宗が立教開宗されて1200年の節目を迎えます。
空海のもたらした密教の造形物は、美術品としても極めて高い質を誇り、その多彩さや豊かさはわが国の仏教美術の中で群を抜いています。
本展は、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介するものです。空海が作り上げた曼荼羅の世界を体感できる講堂安置の21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、史上最多となる国宝11体、重文4体、合計15体が出品されるほか、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が一堂に会します。東寺が1200年にわたり、空海の教えとともに守り伝えてきた至宝をご堪能ください。”
東寺展ホームページより


東寺展日記
次回に続く


参考に、東寺参拝の過去日記はこちらからもご参照できます。
東寺参拝