第523話

おはようございます
菊水千鳳です


東京国立博物館(東京・上野)にて
2019年3月26日(火)から6月2日(日)まで開催中の
《国宝 東寺
空海と仏像曼荼羅》
360度、圧巻の空海ワールド‼


前回の日記 東寺展の続きです。


♢展示No.11、12、13
国宝   金銅密教法具
(⒒金剛盤/⒓五鈷鈴/⒔五鈷杵)
中国 唐時代・9世紀

空海さんが唐から持ち帰ったとされるものだそうです。
(パンフレットより↑)

これらの法具=五鈷杵(ごこしょ) をしげしげと見ていたら

空海さん
【 お主たちも このような武器を使いこなせたらのぉ
もったいぶらないで ばんばん使え】

『もったいぶらないで?って俺達はこんな物騒なのは持っていないし、世の中では持ち歩けないから、武器を実際に持つことではなくイメージで持つってことかな?ばんばん使えって?(笑)』

C君には
【 あやかれ 】

空海さん
【 ワシもいつも持っているから】
と仰ってました。

会場展示物によると
“五鈷杵(ごこしょ)とは、鳥の足のような部分。
古代インドの武器の刃が原型。5つあるから五鈷。
五鈷鈴(ごこれい)は、覚醒し喜びで満たすために鳴らす。” とありました。

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♢展示No.17 国宝
十二天像 12幅(←展示期間はまちまち)
平安時代・大治2年(1127)
京都国立博物館所蔵

十二天が一体づつ大きめな掛け軸に描かれて、壁にズラりと並んで展示してありました。
(現物か複製かは、会期によって分けられているようです。)

12もの仏像が並んでいました。

このうちの?どなたかの声が聴こえてきました。

十二天のどなたか
【 地を操(あやつ)り 風(ふう)を操る
そのような出来事に通ずることをほっさば これら十二天を従えてみよ】と。

俺(心の中で)
『従えたら自然界を操れちゃうとか…  修行しなければ…』

参考に、十二天とは仏教を守護する十二の天尊のこと。
   ↓
帝釈天(たいしゃくてん)(東)
火天(かてん)(南東)
閻魔天(えんまてん)(南) 
羅刹天(らせつてん)(南西)
水天(すいてん)(西)
風天(ふうてん)(北西)   
毘沙門天(びしゃもんてん)(北)
伊舎那天(いしゃなてん、又は いざなてん)(北東)
梵天(ぼんてん)(上)
地天(じてん)(下)
日天(にってん)(日)   
月天(がってん)(月)

メッセージが来たとき、十二天の目線とエネルギーが一気にこちらに向けられたのでビックリしました。

濃厚な仏のエネルギー.…
まさに仏像が生きている…
単なる芸術作品としてではなく、宿主としての力を感じました。

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♢展示No.27 重要文化財
両界曼荼羅図 胎蔵界
(出品目録には伺った日はNo.26にあたるが、展示物のところにはNo.27とあったため年代等は書きません。)
(国宝 東寺図鑑より↑)

後七日御修法(ごしちにちみしほ)の大壇(だいだん/再現)の後ろに展示してあった大きな曼荼羅図
【 新しい年号にふさわしい
良き機会を持つことができたことは
我ら 仏達の
新たな旅路の出発点でもある

ことに今ある現実の諸問題
また 過去にきせられた 様々な思惑 困難 難題 を 
終始 我らにあやかるようにぶつけてみよ
我らは その様な一つ一つの意思(意志)を
誠意をもって 迎え入れよう

我らの本質は
生命の源であるからにして
我らのあらゆる力 しるし 行い
これら全てのものを
新たなる年号と共に
使わせていただく

そのような立場であるから
新しい分野にも
果敢に挑戦してみるがよい

新しい分野とは何か

願いを叶える祈願法であるとか
様々な仏具を用いた対処方法や
培(つちか)われてきた力を開眼させる方法など
様々な分野を

人それぞれではあるが
見つけ出して
我らが仏の世界のものではあるが
分野にとらわれず
あらゆる機会をもって
お互いに高め上げ
鍛え上げられていくことを
望んでおる

我らに もっとも 近し者たちよ

様々な きかい(機会?)を
衆生にもたらすだろう

また すでに
もたらしてくれたことに
感謝の意を申し上げる】


胎蔵界曼荼羅図の、中央の大日如来が優しく光り、その周りの8仏が大日如来より薄く光り、さらにその周りの仏達も薄く光りました。

中央が一番明るくて、外側に向かうにつれて薄くなっていくような感じでした。

まるで、大きな仏の花が見事に咲いているかの様子でした。
大日如来を中心とした太陽のようにもイメージできます。

曼荼羅パワー素晴らしいです。 

仏の慈悲…
令和の時代に引き継がれていかれる様子を垣間見ることができました。

森羅万象が常に仏と共にある…
俺達一人一人は決して孤独ではない…
仏の慈悲に包まれながら生きている、いや生かされている…
そんな印象を持ちました。


次回に続く。


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