今日は洗浄剤について
つらつら書いてみたいと思います
まずクレンジングについて
以前書いた記事のおさらいを含みますが
アトピーさんにクレンジングは負担？
ってお話はよく議題に（？）登るので
それについても触れつつ
まずクレンジングとは
油と油が混ざり合う性質を利用し
メイク汚れ（油）を油で浮かせ
それを拭き取るor
界面活性剤の力を借りて洗い流す
という仕組みのものが大半で
中には界面活性剤の力だけでクレンジングする
タイプもあります
そして油には強さというものがあります
鉱物油>合成油>天然油脂
（※例外はあり）
市販のクレンジングは
鉱物油や合成油が圧倒的に多いですが
（油脂高いし）
特に鉱物油だと油が強くて
顔の皮脂と強力に混ざり合うので
洗い流した時に根こそぎ皮脂まで持ってゆき
一気に乾燥するという肌への負担があります
逆に天然の油脂（オリーブオイルなど）の場合
元々の肌の皮脂膜と近しい成分なので
マイルドに洗え、かつ汚れも落とせます
ここで大切なのが
メイクとクレンジングの
油の強さを揃えるということ
クレンジングだけマイルドにしたって
メイクがハードだと落ちないからだめ
じゃあメイクもクレンジングも
マイルドに揃えたほうがいいかな。。
あ、でもそもそも
界面活性剤も肌に悪いって聞くから
それだったらクレンジング自体をやめて
石鹸で落ちるタイプのメイクにしたらいいのでは？
というのが飽きるくらいよく見る議題
そしてここから洗浄系界面活性剤のお話を
別にその考えを否定するつもりはないんですけど
そもそもを言うと
石鹸だって人工合成された立派な界面活性剤だからなぁ。。
ざっくり言うと大抵の石鹸は
ヤシ油やパーム油などの油性成分に
苛性ソーダを反応させて作られています
苛性ソーダは単体では激薬扱い
歴史が長いという安心感は確かにあるんですけど
洗浄力も実はかなり強いのが特徴
洗浄系の違いが体感でわかりやすいのが
シャンプーですよね
界面活性剤は大きく分けて４種類あって
それぞれ洗浄が得意だったり乳化が得意だったり特徴を持っているのですが
それらを混ぜて配合することで
洗浄力をマイルドにしたり
色々工夫がされているわけなんですね
私は頭皮湿疹でも悩んでいたので
シャンプーもかなりジプシーしましたが
体感はこんな感じ
マイルドさをひたすら追求したであろうシャンプー
→確かに乾燥はしない
→けど洗った気もしない（要は洗浄力が激弱）
なんか洗って乾かしたそばから
髪の毛が油っぽくて束になる。。
頭皮って顔のTゾーンの２倍以上皮脂が出ているし
しかも髪があって洗い辛いので
ある程度の洗浄力はないと使用感が厳しい
石鹸シャンプー
→頭皮は乾燥を感じた
→髪はキッシキシ
髪の毛だって弱酸性なので
石鹸のアルカリにより
キューティクル開きまくりのひっかかりまくり
色々工夫しましたが断念
でも石鹸以外の界面活性剤が嫌なら
いくら髪がキシキシになっても石鹸で洗うか
お湯シャンにするかしかないもんね。。
ちなみにシャンプーでよく見かける成分
ココイルグルタミン酸Naなんかは
ココ＝ヤシ、グルタミン酸＝アミノ酸
そこにNaを反応させて作りました、というもの
（基本名前そのまんま）
こちらも界面活性剤ですが
石鹸と比べてそんなとんでもないものに見えるかなぁ
界面活性剤＝危ないもの、っていうのは
自分も含め成分の勉強をしている人からしたら
？？？な感じなんじゃないかなと個人的には思います
結論メイクをするなら
メイクはちゃんと落としたほうがいいし
その際石鹸に固執する必要はないと思います
クレンジング＝負担と考えるより
油性成分の種類に注目してみてください
シャンプーだってそう
成分の偏ったイメージで選択肢を狭めていくと
発色の綺麗なメイクもできない、
髪もまとまらない、など
外見上様々な不自由を強いられることになるし
それが果たして本当に自然で美しいのかは
意見がわかれるところだと思います
まぁそんなこと言いつつ
私も色々試してはやらかしたので
そんな続きはまたいつか
今日はここまで
読んでくださりありがとうございました
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