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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、一昨日、文化庁は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が、『富士山』を世界文化遺産に登録するようユネスコに勧告したと発表しました。
富士山は、言わば日本の象徴であり、日本の宝です。
今回、その富士山が、世界文化遺産に登録されるというのは、とても喜ばしいことであり、日本の誇りでもあります。
一方で、『三保松原』が、富士山からの物理的な距離の関係で除外された点や、『鎌倉』が不登録とされた点は、非常に残念な限りです。
これは、日本の信仰や文化、あるいは日本的な美意識が理解されなかったということであり、日本人としては悲しくもあります。
しかし、たとえ、今回、もし仮に富士山が世界文化遺産に登録されなかったとしても、富士山が日本の宝であり日本の誇りであることに何ら変わりはありませんし、また、鎌倉が素晴らしい町であることに何ら変わりはありません。
けれども、日本人は、世界に認めてもらうことを欲しがります。
世界から自分たちがどのように見られているかを気にします。
つまりは、世界という『権威』からのお墨付きを欲しがります。
そして、お墨付きをもらった途端、人々の態度も一変します。
私たち日本人は、大いなる権威主義者です。
たとえば、見知らぬおじさんと有名な大学の名誉教授が同じことを言ったとします。
そんなとき、人々は、見知らぬおじさんに対しては、
「何をしょうもないことを言うてんねん」
と反論します。
しかし、大学の名誉教授の言葉には、
「素晴らしい。とても感銘を受けました」
と有難がります。
つまり、日本人にとって重要なのは、『何を言ったか』ではなく、『誰が言ったか』なのです。
私たち日本人が権威やお墨付きを欲しがるのは、言うならば自分の選択や決断に自信が持てないからです。
それゆえ、自分の選択や決断の頼りとなる根拠を必要とするのです。
言わば、権威に依存しているのです。
そのために、未だに日本では、御上の言うことは絶対なのです。
自分の選択や決断に自信が持てない私たちは、果たして幸せだと言えるのでしょうか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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