KENSUKE・A オフィシャルブログ 「SISTER JET」 Powered by Ameba -5ページ目

2月のブログ

春の予感もちょいちょい感じつつ、

まだまだ寒かったり、

まだまだ冬だったり、

Primal Screamのニューアルバムの到着が楽しみだったりしてます。
先行曲シビれる~





この冬はモノブライトチームの皆とのライブで沢山ドラム叩きました。
個人的には新鮮で刺激的なライブ。
幕張、大阪、渋谷、と3本でしたがどれも素敵なライブでしたよー。

モノブライト wonderver SISTERJET



もはやマンスリー企画になりつつある~SISTERJETの勝手にパーティー~
1月は出演してもらったカジヒデキ兄さんと演奏しました~
カジさんの曲のロックンロールマジックは、そのギターストロークの中に隠されているんだと
一緒に演奏させて頂く度に思ったりします。
この日はDJ.NAOKIさんのセットリストもかなりよかったな◎

カジヒデキ SISTERJET



最近、部屋ではこんなモードで宅録してますー。
良かったら流してみてね~





こっちの曲は実はずいぶん前に友人に歌ってもらったデモ
パソコンの中で長い間眠ってましたが、、詩と曲と歌の雰囲気とが
アイドルソングっぽくキマった感じが気に入っているので公開してみましたー。
良かったら流してみてね~





さあ、そして
今月のSISTERJETマンスリー企画ももう今週末2.20でっす!

下北沢Daisy Barにて

veni vidi vicious、NOWEARMAN、Lowtid、DJ.NAOKI

刺激的でロックなゲストの皆が集結しますので是非遊びにきてみてくださいね~



それではまたー!

SISTERJET

今年の10曲てきな

2015年もサンキューモードですね。

今年リリースされた曲の中で個人的にビビッときた10曲を選んでみました。

ひつじを振り返って、まとめておきましょう~。

メー!



Róisín Murphy - Evil Eyes
まずは、ロイシン・マーフィー
僕がこのアーティストを知ってからアルバムらしいアルバムがリリースされたのは
おそらくはじめて、Róisín Murphy がボーカリストとしてフィーチャリングしたシングルは
度々リリースされてましたが、オリジナルのアルバムはかなり久しぶりだと思います。
個人的には待ちに待ったRóisín Murphyの生のアルバムが出た2015年!
わお!この謎の世界感と圧倒的なボーカル感、カッケーです。





Beck - Dreams (Official Audio) 
BECKを聞く度に
「俺BECKがナンバーワン ヒーローですわ~」
って思ってしまう中2病しかるべき33歳ですが、今回もその、それの感じで。
このシングルOOOO風に言うならば、
「今流行りな感じのポップスのアウトラインをそのまま平行移動させつつも、
それをゴイスーカッケー音作りでコーティングしちゃったベックマジックが発動。
肝のギターリフはギリギリ「アウト」なんじゃなくて、ギリギリ「セーフ」って意味だと僕は思います。それこそがこの曲の1番のポイント」
きっとそんな感じ、とにかくカッケー!





Grace Mitchell - Jitter (Official Lyric Video)
5曲入りEPから、僕の押し曲。
未だにミュージックビデオの事をPVと言ってしまうクセが抜けませんが、
この曲あえて文句を付けるとPVがショックでした。
映像先行、映像が音を補完するのがあたりまえのこの時代には久しぶりに逆のパターン、
映像が逆に曲の焦点を惑わしてしまっている風に僕には映ります。

カオスで始まり、サビで急に解放されて飛び出す「ダンス」な雰囲気、「リズム」、
勝手に体がもってかれるトラックは、その音だけに委ねた方がGOODかと思います。
けっこうハードにしびれるかっこいいトラック、2015年秋によく聞いてました。





Blur - Ghost Ship - La Musicale 2015 
僕の90年代は実はオアシスというより、わりとレディオヘッド(レディヘ)とスマパン
が中心で気がついた時にはストロークスとリバティーンズが居たのでBLURはあまり通過しなかったというバカな青春時代でした。
バカというよりカバです。
今年はけっこう真面目にBLURが好きな1年でした。2015のニューアルバムめっちゃ聞いてました。
アルバムからこの曲、このライブ映像かなりシビれるよな~。くぅ~。





Petite Meller - Baby Love
このアーティスト今年アルバムが出そうな予感だったんですが、シングルばかり続いて、
きずいたら2015年も終わりになりますな。
お疲れひつじ。
絶妙な歌声とエキゾチックなトラックが2015年、年間通して僕のみぞおちあたりにハマり続けてました。
個人的に今アルバムが待ち遠しいアーティストです。
VIDEOは多少、ある意味攻撃的ですが笑。




Brian Wilson - One Kind Of Love (Audio)
ブラインアン ウィルソン2015年のニューアルバムに収録。
ビーチボーイズの映画「ラブ・アンド・マーシー」のエンディング部分でこの曲が流れてきます。
僕は映画を見たあの日、映画館から飛び出した瞬間から、頭の中でヘビロテが今も、明日も、明後日も、続く予定でいてます。





Giorgio Moroder - Right Here, Right Now ft. Kylie Minogue
トラックが、メロが、ひたすら突き抜けてます。
僕の中ではペイブメントのメロディーとか曲なんかもこの曲と同じライン上にあるんです、
アウトプットの仕方というか、見え方が違うだけで、曲からメロから感じるフォースは同じ色に見えます、
気のせいなんでしょうか。。。?
きっと気のせいでしょうね。
それにしてもジョルジオ・モロダー先生は2015年、74歳らしいです。
74歳の新作がこのバキバキというのはビリビリビビります。
僕も74歳の日がきたらこんな曲作りたいです。




Circa Waves - My Love (Lyric Video)
2015 UKロック ポップ 若手枠、部門の中では僕ダントツにツボでした。
やはり
「バンドで、ギターをかきむしりながらこんな曲を歌うんだぜ!」
という夢を見させてくれる曲ってのは何年歳が経てもシンプルで、
だからこそカッコイイ、消える事のない憧れだと思います。
音楽云々じゃなくて、それが「ロックバンド」の曲なんだと思います。
現実問題、僕はドラム担当です。





Gabrielle Aplin - Sweet Nothing (Official Video)  
彼女のファーストが出た時はちょっとイメージが「キュート」すぎてチェックしなかったんですが、
なんだか2015の新作は、曲の作られ方しかり、ビデオしかり、
何から何までデザインされている感じがカッコイイです。
この曲も、音の出し入れ、フック、ここ最近のUKポップ、ロックの教科書にのってそうな
アウトラインですが笑、
僕ツボです。

カッコイイ事もダサい事も、その「センス」が違うだけで、結局の所、意味としては同じ事なのではないかと思ってしまったりもする今日この頃なのですが、
そこで例えば「ポップ」ってのは確実に「商品」として存在できる、何かわからない「何か」を越えないと「ポップ」として存在できないわけですから、
やっぱりそういう意味でそれって素敵ですごい事だと僕は思ってます。

この曲のVIDEOもめちゃくちゃクールです。ドラム俺もまざりたい!




 
Disclosure - Jaded 

そして最後はやはりDisclosure2年ぶりの新作、
もはやこれは言う事無しですね~。
個人的にはこれこそ2015"UKロック"だと思ってます。(本人判断)
前作からずっと待ちつずけてた2ndアルバム、
やはり何か無敵のポップス感が漂ってます。
そしてこういう曲にこそ僕は今の「ロンドン」を感じてみたくなります。





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そんな訳で10曲でした。

番外編という事で笑、

我々SISTERJET2015年の押し曲も載せておきましょう!





そして今年は僕の宅録デモ「RENTON?」シリーズも溜まりに溜まってきたので徐々に放出しました、
まだまだ今後も放出予定ですのでよかったら聞いてみてね~。






はい!そんな訳で今年もありがとうございました~
またすぐ来年も宜しくですね!!
それではまた~。

LLLL


先日はSISTERJETクアトロスペシャルお越し頂いた皆様ありがとうでした~
今年イチの素敵なライブでしたっ!
Thanks!!

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と、いうわけで
今回も僕の宅録YouTubeシリーズを更新しましたので、~解説ブログ~

よかったら見てみてくださいね~





Music/ Programming by KENSUKE



昔、高校生の頃、スマパンとかウィーザーなんかばかり聞いていた頃
歌が入っていない曲って、
なんだこの曲「歌」が入っていないんすか!?とか思っちゃうぐらいでしたが、
それが、それこそ15周もすると、
最近では、部屋の中でむしろインストゥルメンタルなメンタル状態で
インストな曲もけっこう好んで聞いているような気もします。

時間が経るってのは不思議なもんです。

ブラックコーヒーとかの類もそうで、
スマパンとかウゥウィーザー↗なんかばかり聞いていたあの頃は、
コーヒーには角砂糖をしっかり加え、甘くして飲んでいました。
しかし気が付けばいつからかブラックな男になってしまって(本人調べ)、
それ所か今では、コーヒーはブラックでないと飲めない、
ブラック以外うけつけない程になってしまいました。

時間が経るって恐ろしいんですね。

この曲、そんな時間軸つまり日々の時間をイメージして着想したので
「LIFE」ってタイトルになってるんです。

へー。

ドラムスローン


どうやらお気に入りのドラム椅子を無くしたみたいだ。

困った。

もし無人島にドラムパーツのどれか1つしか持ち込めないですよパターンの、あの例のくだりがあるとしたら、
俺は間違いなく椅子を1番に選ぶ事だろう。

因みに俺の好みは、
硬くもなく柔らかくもなく、つまり固すぎず軟らかすぎず、
けれどあくまで基本的には固い座面。
つまりは固く、
か、た、く、な、におしりを支える絶妙すぎる座面の固さ及びクッション性、
その座面クッション部と、おしりが触れあう瞬間のシートのザラザラ~っとした、
しり触り、なんかも重要でそのすべてが相まって1つの座面としてのハーモニーは奏でられている。

と思っている。

だからこそ椅子こそが限りなくドラムの他のどのパーツよりも演奏に対する集中力を左右するという意味では非常に重要であり、そいう意味からも椅子こそがヒジョーに重要な
「楽器」なのである。
というのが私の一見解である。

さらには、幾度のステージを経て、
その経て、経ったった事によって発生した座面とそれを下から支える椅子脚の接続部分のビスの絶妙な緩みが生む、前後への揺れ、(接続部分の劣化による、グラグラ感というヤツだね。)
これも非常に重要になってくる。
これはグラグラし過ぎると体が不安定になって安定性にかけ不味い事もあるのだが、
逆に、グラグラせず固く揺れなくても、それはそれで柔軟性にかけ、何かが違う。
(なぜならばスティックをヒットした時の、その反動に対するバネの効果を担っていると考えられ、
これが、あまりにも固すぎると妙に体が固く感じるまでに至ることもある。)
なので、この少し劣化したぐらいの、このちょっこっとの揺れを利用して、
そっと体を前に押してもらうような体勢でバスドラムをさらに深く「ドン」と踏み込んでいくような感触を感じながら鳴らすキックの音こそが、生のロックバンドの「ゆらぎ」を自然に産み、
あくまで、良い意味での「下手くそ感≒ロック」的な部分(的確な表現ではないが)を演出していると、そんな、気がするのである。
そんな気が。


どうやらお気に入りのドラム椅子を無くしたみたいだ。
これは困った。

ランス.

前回に続きまして、

僕の宅録YouTubeシリーズ~解説編の回です。

前回のブログでご紹介した2曲は~サンプリングボーカルシリーズ編~という感じでしたがw
今回はボーカルにSayuri Hiramaさん(コットゥンさん)
を迎えたシリーズをUPしましたのでチェックしてみてねー。



Twilight - RENTON? feat. Sayuri Hirama
Music/ Words/ Programming by KENSUKE



Prism (Short Ver.) - RENTON? feat. Sayuri Hirama (Cotton)
Music/ Words/ Programming by KENSUKE


コットゥンさんはピアニストとして活動していて、
かつロック好きという、
つまり、
クラシックな感覚とロックの感触を共存させているベリークールなミュージシャンです。

時にピッチに対するストイックな姿勢には驚愕レベルで驚かされたりもします。
今回はそんなコットゥンのフワッとした歌声がぴったりハマった1曲になったと思ってますー。

因みにこの曲は、ざぁ~っくりとしたテーマに「フランス」な気分
というキーワードをイメージして作りはじめたのですが笑、
偶然!
ちょうどこの曲の歌入を入れをした時にコットゥンさんはフランスから帰ってきたばかりだったんです。

わお!ボンジュール!


え?どこがフランス?と思っったら、これについては忘れてください。


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そして毎度の宣伝ですがSISTERJET、来月11月28日は渋谷QUATTRO!

スペシャルライブという事で気合い入ってますので!是非!遊びにきてね!






TouYoube

僕のYouTubeデモシリーズ第1弾チェックしてくれましたでしょうか笑?!

今回はサンプリング気分なボーカルトラックを2曲上げてみました。
なんかそんな、そ~んな気分の時にでも聞いてみてくださいね~。

という訳で解説。

まずこちらの曲はトラックオンリーな状態でデスクトップに眠っていたんですが、
最近の気分に合わせて復活、クールでイケイケなダンストラックに仕上がったと思いますw。
VIDEOはよーく見て頂くと、実は繰り返し使われている<ある部分>この夏近所で行われていた
阿波踊りのお祭りのシーンを加工しているんですね。
しかし阿波踊りって本当にダンシングですよね!
エッサーエッサー♬


YOU (with Vocal) - RENTON?
Music/ Programming by KENSUKE


次に、こちらの曲はシュールな映像とシュールな曲の掛け合いが個人的には結構気にいっています。
VIDEOを真剣に見入ると酔ってしまう場合もありますので気をつけてくださいw。
ビデオ内に登場、周り続けているヒゲの彼の名前はテイト君(笑)
彼はこの夏、僕が植物園に出かけた時に売店で見つけました。(そこに居ました)
まさかの大活躍、だんだんと彼が周っているうちに役者さんに見えてきますね。


Wrong Summer Days (with Vocal) - RENTON?
Music/ Programming by KENSUKE

因みにRENTON? っていうのは
いつかの昔、僕が呼ばれていたニックネームです、
わりと、ありがちな名前の発展系
ケンスケがレンスケになって、いつのまにかレントンって呼ばれているヤツですね。
発音的には確実に「?」がつきます。
きっと
レントン⇧?

ってな感じで笑、

また近く次回作も発表予定ですのでお楽しみにw



そして、
そして、そしてSISTERJETは結成15周年スペシャルライブ
11.28 渋谷CLUB QUATTROです!
それまで暫くライブはあきますが、11.28.2015.是非遊びに来てくださいね!!

この映像↓は若くて恥ずかしいですが。。笑。。
。。

よろしく!



そろそろ



こんにちはー久しぶりアメブロ!


確か2014年去年の秋が来そうな日に

夏が終わってしまうのを焦ってサーフィンに行った。

はじめて!

SURF1


急に雨がめちゃくちゃ降ってきたけれど、

どちらにしろ濡れているから、海は素敵で

来年また夏が来たら、また行こう!って思って

結局行かずに今年も夏が通りすぎようとしてます、2015 Summer。

SURF2

でも実際、僕は冬の方が好き(断言)

ウィンタースポーツの方が好き!

実は水は苦手、
(恥ずかしいけど小学校のプールの時間は絶対お腹が痛くなってズル休みしてました、マジで)

やはり、スノーボードが好きです。
アイススケートも好きです

冬の雪の中の山が好きです。

進歩とか、、


お久しぶりです。

しかし、ヒトは宇宙に行ったり

3Dプリンタ作ったり、ドローン飛ばしたり、

セグウェイを走らせたりしているっていうのに、


月末になるとネットの回線速度を気にして
YouTubeを見なくてはならなかったり、
突然ハードディスクがぶっ飛んで iTunesにダウンロードしたはずのMp3
ファイルの「居場所」が見つからなかったりと、

そういう単純明快な部分?
(え?結局、自分のせい?)
は案外、アナログ?
ん?
とにかくそこが、逆に対比的に浮き彫りになって、
なんだか気になりだす今日この頃であります。





そんな訳で、
この曲も、たしか何年か前のKITUNEレーベル
のコンピアルバムに入っていて、
すごいナイスな曲だな~とか思って、
i Tunesで★5つ、つけたりしていたのに、
あれから僕はMacを1回新調、
iPodも1回新調、
ハードディスクも新調、
そうこうしているうちにこの曲のファイルは何処に?

ここ最近立て続けにこの曲レディオで聞いたもので、
無性に聴きたくなって、
掘り起こそうと思った今夜、
俺のMac、LAPTOPの何処をどう詮索しても
この曲のファイルは、なし、
なし、

なし、なし、、、、

絶対持ってるのにな~。。。
もちろん月末のデータ規制でYouTubeは接続最悪、、

、なかなか聴けないって訳ですよ。。。


しっかりLPやCDを手にしていれば、
そもそもこんな思いはしなくていいはずだったのですが、、
それにしても、ドローン飛ばすのもいいけど、
課金なしでWIFI通信フリーにしてほしいよな。。
。。。とか思っちゃう今夜。

え?別問題?w

スーパーマーケットで

1月×日
七草粥的な、気分も考慮、いつもより少しだけ悩んだあげく、
結局の所スーパーマーケットにてキャベツと缶ビールと牛乳を買う。
お会計、
急いでいる訳ではなくてもすいていそうな列をチョイスし並ぶのが
世の常。すると、あきらかに俺が並んだ列だけ進みが悪いが、
急いでいる訳ではないのなら途中から列を変えるなんていう高速道路の
車線変更みたいな事はしない。
その1分に何が起こる?たぶん何も起こらない、
いや起こらないでくれ。
なので後から来たであろう横の列のおばちゃん2、3人が通り過ぎて行っても、たかが、2、3人。
列を変えない事に俺のスーパーマーケットでの買い物の意義がある
というそぶりでカゴを持つ。
カゴの中を覗くと、
カゴからキャベツと缶ビールと牛乳が俺を見て笑っている気がしたが、
後一時間もすれば彼らは所詮俺の胃の中、
今のうちだと鼻で笑い倍返してやった。
やがてエベレストもアマゾンも超えてレジにたどり着くと
レジ係の店員さんの胸には「研修中」の3文字。バッチがパッチしてあった。
おそらく昨日、社員さん↓じゃなくて、社員さん↑に聞いたばかりであろう彼女の手つきと手順は、

今の所マニュアル偏と応用偏の狭間を8分の6拍子で行き来し
ていて非常に解りずらく時間も要するが、
一度ハマってしまえば二度と抜け出せないような妙な完璧さはしっかり伴っていた。
そして缶ビールをバーコードに「ピッっ」と通す。
すると、なんと若干31歳の私。
あきらかにヒゲそり残しモード。
いつもに増して濃いめのヒゲの私。
そんな私に向かって、

She said

「年齢確認できる物はありますか?」
wow!

というここ数年で1番レベルの高い次元のハイサービス、
本当の、お、も、て、な、し、接客を俺に向かって提供してくれたのであった。

「ああ、あああ¥¥¥¥¥¥¥¥」

と言葉を探し、
微笑み返した俺の顔をもう一度しっかり直視した彼女の顔からは、
「まだ研修中で手慣れな物なので、つ、い、つ、い、年齢確認
をしてしまったのですがー、
お客さんはビールOK牧場でした先輩!」

という気持ちが痛い程伝わってきたが、
その無音の我々2人の会話部分はもちろん言葉として空中に飛び交う事はなく、
スーパーマーケットのレジに立つ我々2人の間には、
妙な作り笑いと、アイコンタクトな瞬間だけが存在していた。
きっと何も知らずに通り過ぎて行った隣の列のおばちゃんが見たら、
もしかするとまるでドラマのワンシーン、
恋に落ちる2人に見えていたかもしれない。

レジブクロハツケテクダサイとI said。



10月6日の虫の羽バラバラ殺虫じけん。

もういい加減夏も過ぎ去ってそれと一緒に暑さも思い出も忘れていくんだろうななんて思って、
そろそろ長袖のシャツでパキッときめて行こうぜ、
今朝なんかはけっこう冷え込んだよな、なんて気分で油断していると、
突然暑さが戻ってきて、消えたハズの暑さと一緒に急に思い出も戻ってきたりして
「もう10月だっていうのに半袖かよ!?」
なんて決まりきったセリフを言ってしまったりもする。

そんな訳で俺の中では毎年9月31日をもって「蚊」は完全に絶滅するはずだと思っていたので、
昨晩、真っ暗な夜の闇の俺の耳元で「ブーン」という音が聞こえた時は正直、焦った。
眠りにつこうという俺の枕のその耳元を

「ふぁーーーん」
と何者かが飛び回っていたのだった。

この音は「蚊」なのか?それとも「蚊」意外の虫なのか、
それとも3%の可能性だが虫の音がするオバケちゃんなのか?
仮に虫の音がするオバケだとしたら今すぐ荷物をまとめ何処かに引っ越したい所だがその可能性は限りなく低く、もう10月だというのにこの耳元をまとわりつく音の感じからしてかなりの確率で蚊である可能性が高いと思っていたが、もう眠気も95%に達したタイミングだったのでわざわざ明かりを付けて、しまいかけの蚊取り線香なぞを引っぱりだす気持ちにもなれず、俺はそのまま腕をその音をかき消すように、その音がする方向に向け、闇を切り裂くように振り回し、
「ビュン」「びゅーん」
と腕を振り回していたのだった。
しかしそんな事を思いながらも眠気に満ち満ちた俺は、
きっと、あと15、16回その音がする方向へ腕を振り回した所で、
ゼンマイ仕掛けの人形が動かなくなるように、パタンと眠りに落ちたのだった。
その後眠りについた俺が見た夢はひたすら画鋲を拾い集めるという夢だったが何か関係はあったのだろうか。

やがて朝が来てカーテンを開け朝の光を取り込み、
洗面所に行って顔を洗った時には、
昨晩の虫の音の「む」の字も思い浮かばなかったし、
たしかに何か虫の音が俺の眠気をさまたげていたという眠気の「ね」の字も思い浮かばないほど全てを忘れているという、
いわばトリックorトリート状態であった。
わりと濃いヒゲの事を気にかけつつも無視して顔を洗ってベッドへと戻ると、
ちょうど枕元の少し上あたりに、なにか羽のような物がポツンと落ちているのが気になった、、、、、
なんだこれは?と思いをそれを触った瞬間に昨晩の虫の音の事を思い出したのだった、
こここれは!そういえば昨日寝る前になんか飛んでたぞ、と、するとそのちょうど5センチ右隣にもう1つの羽が、、、、、
なんだこの虫は!直径1センチ位のちっさな蛾の仲間達と思われる羽虫の羽らしき物がバラバラになって枕の脇あたりに散らばっていたのだった!
そうなのだ、きっと蚊だろうと思って振り回していた俺の腕がいつのまにかその羽虫にヒット、そして布団へと叩きつけられたその虫は、満月の夜の下、眠りの中で狼男へと豹変した俺に寝返りに寝返りというアタックを何度も与えられ、引きちぎられ、一方の羽と一方の羽がバラバラの状態に、、、、

う、、、

その状況を考えただけでも申し訳ない事をしたという気分になったが、
起きてしまった事はしょうがないし、
言い訳になるが月夜の下、眠りについてしまった俺にはその記憶がないのだった。
これは悔やんでも、悲しんでもしょうがない、
そして仮に明るい朝の光の下だとしても俺は同じように
THEハエたたきアタックを加えるという同じような誤ちを繰り返していたかもしれない、、
そう自分に言い聞かせ、
それからバラバラになった羽の一部をそっと手のひらに乗せて、

「ふぅー ふぅー」

と窓の外に向けて口を尖らせて吹いていると、
今度こそ本当に夏が終わっってしまった気がしたのだった。