📅2021. 04/23(金/Fri.)

🏙横浜市 / Yokohama City

 

横浜駅から根岸線に乗ってお隣の桜木町駅で下車。

 

JR東日本 / JR East

根岸線 /[JK] Negishi Line

🚉桜木町駅

Sakuragicho Station (JK-11)

 

1872年(明治5年)に日本で初めて開業した新橋~横浜間。かの初代横浜駅は現在の桜木町駅として根岸線(横浜線直通)電車が発着しており、地下鉄もバスもある中ここから新たな交通機関が開業しました。

 

▼併設するCIAL桜木町にて保存されている110形蒸気機関車はこちら

 

 

おぉ~奴らが動いてるわ。

到着直前の車窓や、駅の外を見るとゴンドラが行きかう姿が見えます。

 

🚡YOKOHAMA AIR CABIN

(ヨコハマエアキャビン)

桜木町駅 / Sakuragi-cho Station

 

2021年(令和3年)4月22日(木)に開業した日本初の常設都市型ロープウェイ

YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)🚡

開業したばかりの翌日23日(金)に乗って来ました。この時点では20分待ち。

 

ヨコハマエアキャビンの桜木町駅は駅広場やバスターミナルの中央に位置。

「SENYO」と書かれているのは『よこはまコスモワールド』と同じ運営をしている泉陽興業。横浜市ではなく民間出資のロープウェイです。

 

▼"YOKOHAMA AIR CABIN "HP

 

 

循環式ロープウェイで小型のキャビン(ゴンドラ)が1分ごとにやってきます。桜木町駅から運河パークまでは距離630m、所要時間5分で結びます。

 

常設としては初めてですが、1989年(平成元年)に開催された横浜博覧会では、横浜駅東口(そごう)から横浜博会場にある横浜博ゴンドラゲート(現在の「けいゆう病院」北側周辺)までアクセスをしたゴンドラが期間中に運行していました。

 

運行ルートなどを考えると形の違いがあるものの、およそ30年ぶりに横浜のロープウェイが復活したと言っても良いのかもしれません。

 

▼横浜博で運行していたゴンドラなどについてはこちらから

 

駅に入ると副総理兼財務大臣の麻生太郎さんによる開業祝のお花が飾られていました。

 

🎫【料金 / Ticket(大人)】

・片道1,000円

・往復1,800円(子どもは片道と往復共に半額)

 

YOKOHAMA AIR CABIN と大観覧車「コスモクロック」セット券

・片道セット券1,500円(子ども1,200円)

・往復セット券2,300円(子ども1,500円)

 

チケット売り場は窓口と券売機にて販売。ディスプレイには料金と注意事項のピクトグラムが表示。料金は630mの短い距離ながらもなかなかに良いお値段と言いますか、大都会横浜で建設されたロープウェイであるため、現時点は致し方ないのかなと。

 

空港の搭乗口のようなゲートを通り乗り場へ―

 

今回購入したのは片道と観覧車のセット券。

ロープウェイのあとは観覧車にも乗って空中回廊しませう(こちらは別に紹介)

 

シンプルで近未来的なデザインのキャビンは全て36台。

8人乗りですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためか搭乗時はキャビン1台につきグループ毎で案内されます。そうでなくても相乗りにならないように案内はするんでしょうかね?

高頻度で来るので、流行り病が終息しても是非そういう案内をして欲しさはあります。

 

🚡YOKOHAMA AIR CABIN

桜木町/Sakuragi-cho

運河パーク/Unga-Park

 

座席はそこそこの座り心地ですが5分の搭乗時間なので、そこまで気にならないレベル。

 

窓枠には運営する「SENYO」「YOKOHAMA AIR CABIN」「Nippon Cable(ケーブルカーやロープウェイ等の輸送整備)」そしてゴンドラを製造した「CWA」のプレート。

 

スイスのCWA社は主にロープウェイやケーブルカーなどの製品をスイスのみならず国外向けの輸出も展開しており、日本では六甲有馬ロープウェー(兵庫)、高野山ケーブル(和歌山)、鋸山ロープウェー(千葉)などでも導入されています。

 

桜木町駅を出ると栄本町線(みなとみらい大通り)を走る自動車の上を、進行方向左側には廃線跡を整備した「汽車道」を沿い運河の上を通ります。左奥には大観覧車「コスモクロック」、右側の白いビルは「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」が見えます。

 

APAの存在感よ―

 

この日は雲ひとつなく言おうと思ったら、この後の写真見ると雲がある事に気づきました。そんなこんなで青空の下を小型キャビンが行き交います。

 

進行方向の後ろを向くと桜木町駅とコレットマーレ(ショッピングモール)。

 

手前に写る支柱がこのキャビンで最も高い地上40mを通る地点。

 

見下ろすと運河の上に支柱が建っているのがわかります。こうやって見ると高所が苦手な方にとっては怖いかもしれない…。

眺めが良いのですが、キャビンの窓が湾曲しており日が当たると反射してしまうので、撮るのに如何せん一苦労なとこもあるっちゃあります。

 

🏢横浜ランドマークタワー

Yokohama Landmark Tower

 

キャビン内からでもランドマークタワーの存在が大きいのなんの。高さ296mと1993年(平成5年)の完成当時としては日本一の高層ビルでしたが、2014年に開業した「あべのハルカス(大阪)」は高さ300m。そして2027年には東京駅近くに「Torch Tower(トーチタワー)」が開業予定。なのでこのランドマークタワーは3番目に高い高層ビルになるんですなぁ…( ˘ω˘ )

 

汽車道(きしゃみち)

Kishamichi Promenade

 

ヨコハマエアキャビンに沿う汽車道は、1911年(明治44年)に横浜駅(現在の桜木町駅)から新港ふ頭を結ぶ臨港鉄道として開通。1986年(昭和61年)に廃止されましたが、1989年(平成元年)に開催された横浜博覧会では、日本丸駅(桜木町駅付近)と山下公園駅まで結ぶ横浜博覧会臨港線が期間中に運行。終了と共に鉄道路線として完全に廃線。

 

1997年(平成9年)に廃線跡を遊歩道「汽車道」として整備。運河に敷設した鉄路には3か所の鉄橋が残っており、当時の面影を見る事ができます。この角度から見る汽車道も、廃線マニアの方にとっては良い資料集めになるのかもしれません。でもやっぱ臨港線みたく山下公園まで結ぶ観光路線として運行してくれたらなぁって考えたり(´ω` )

 

▼春になれば桜が汽車道に沿って咲き誇りますよ🌸

 

 

🛍横浜ワールドポーターズ / YOKOHAMA WORLD PORTERS

🏨ナビオス横浜 / Navios Yokohama

 

横浜ワールドポーターズとナビオス横浜が近づくと、終点の運河パーク駅に到着。

 

運河パーク駅

Unga-Park Station

 

わずか5分の短い空中散歩でしたが、横浜の風景を違う角度で楽しめる他、歩くにはそこそこ距離があるため観光の移動手段としても便利な印象です。

今回利用した行きよりも、ここから桜木町へ向かう帰りが進行方向右側に全面の窓がランドマークタワー側に向くため、眺めをより楽しみたい方は運河パークからの利用もおススメです。

 

▼って東洋経済の記事にも、関係者の方がインタビューで述べてます。

 

駅からはワールドポーターズへ直結する通路が整備。

 

この角度から撮るエアキャビン、カッコイイですね( ˘ω˘ )

しかもキレイ。

 

これもカッコいい(´ω`*)

 

 

開業したばかりのヨコハマエアキャビン。都会的なデザインのキャビンはすでに横浜みなとみらいの風景に溶け込んでいます。

 

クジラが描かれたスカイダック(水陸両用バス)も絡めて、特殊な乗り物同士を撮影。

 

YOKOHAMA AIR CABIN & SKY DUCK Yokohama

ヨコハマエアキャビンとスカイダック横浜

 

↑自画自賛ながらこの写真かなりお気に入りです📷

 

短い距離で1000円は決して安いとは言えないヨコハマエアキャビンですが、景色がすごく楽しめますし、色んな時間帯や季節に乗って見たいなと感じましたね( ˘ω˘ *)

毎回乗るかつったらまぁ…ウン…場合によりけりっすね。

 

景色と絡めながらメインに撮るのもかなり良さげなので、色んな角度からのキャビンを写真に収めに行きますかね。その前にあのウイルスにはどうか収まって欲しいと願うばかり…

 

この後はセット券に含まれている観覧車やハンマーヘッドにも行きますが、また別にご紹介。

(書くか知らん)書きました。

 

▼コスモクロック21に乗った記録はこちら