の3回目です。①では朝日新聞、②では毎日新聞と読売新聞の記事を紹介しました。
(8:30PM+、以下コメント追記:メタンガスのガス爆発が起きたのは地下の「配管ピット」なのに、その写真は1枚も公開されていません。地下は地面が剥き出しだと想像しています(要確認)。また、「ガス抜き菅」の場所、数が分かる地図もありません。ガスの分析結果もありません。どれくらいのガスが土壌から出ているのかデータがなければ「再発防止策」が妥当かどうかも分かりません。国家事業なので、国土交通省土木研究所や国立環境研究所など、土地/土壌改良技術の専門家の集団に検討してもらうのが良いのでは?「万博協会」整備局長は大阪市役所勤務からのスタートです。現場経験や土壌改良には疎いように思いました(要確認)。)
Youtube で約1時間の記者会見を見ました。記者会見では「専門家」は元大学教授が1人ということでした。
通常、廃棄物の最終処分場であった埋立地は長期間をコンクリートかけてメタンガスが減少するまで時間を置きます。例えば東京都の「若洲」は現在、公園、ゴルフ場として利用されています。
GW(グリーンワールド)のある1区は現在も廃棄物の最終処分場として使用されています。私は高濃度の食品由来の廃液のメタン発酵処理についての知識はありますが、土壌中の有機廃棄物処理についての知識はありません。個人的には、1区を万博会場に使用するのは時期尚早だったと考えています。
メタンガスが常時、発生するので、「ガス抜き菅」と建物内の「換気」しか方法はありません。現在は、GW工区の元請けの鹿島・飛島JVが工事しています。工事が終わって「万博協会」に引き渡された後は、「万博協会」が管理責任を負います。
以下は前ブログの抜粋です。とりあえずは最終回にします。
問題は「配管ピット」にメタンガスが溜まっていたことです。前のブログにも書きましたが、「配管ピット」の平面図、矩形図がないと、どこから侵入したのか分かりません。
共同通信のwebニュースです。
「万博協会」は記者会見はしないのでしょうか?「事後報告書」は掲載されるのでしょうか?
作業手順書に濃度測定は書かれていたのでしょうか?被害額は?再発防止のための新たな費用は?
(5:30PM+、以下コメント追記:トイレ1階での溶接作業の火花が床下の配管ピットに溜まっていたメタンガスに引火したのに、配管ピットの写真は1枚も見たことがありません。床はコンクリートで、配管のスリーブとの間には「隙間」があったのでしょうか?写真と現場の平面図、矩形図と爆発の規模は書類で出せるものでは?記者会見をした幹部の画像はありましたが、普通は現場検証した消防局、協会の実務担当者、請負業者の現場監督は出てこないものなのでしょうか?)
(関連ブログ)
タイトルと画像は4/19付、朝日新聞(大阪本社版)25面(大阪欄)からです。
大阪府北部に住んでいるのて大阪万博の情報は溢れています。万博会場のガス爆発について、メディアが報じたのは3月29日の1:30PMごろが最初でした。
「万博協会」、大阪市消防局、労働基準監督署が記者会見していないので、再発防止策については不明です。メタンガスは空気よりも軽く、5〜15 vol%が爆発範囲です。事故が起きたのはGW(グリーンワールド)工区でパビリオンワールドの北西です。GW工区は、廃棄物の最終処分場の1区にあり、約80本の「ガス抜き菅」が設置されているようです。
「知らないても安全」というのではなく、「万博協会」の安全管理者が根拠を示して「安全宣言」することでしょう。そもそも、メタンガスが発生している場所にバスターミナル、屋外イベント会場、トイレ等を作ること自体に問題があるのではという懸念があります。
(関連ブログ)
万博遠足に「待った」…:カンテレ(KTV)、FNNから(4/18)
タイトルは「カンテレ」ニュース(2024/04/18 13:43)からです。
FNN(2024年4月18日 木曜 午後3:29)
日テレ(2024年4月18日 18:42)
朝日新聞(2024/4/18 21:30)
(参考)
万博会場でガス引火爆発:日経新聞から(3/29 13:4…
大阪万博会場の建設工事で爆発事故:関テレと日刊ゲンダイ…
爆発事故があったコンクリート床の耐荷重はどれくらい?(3/31)…
4月1日以降
大阪・関西万博「玉川氏出禁」発言:日刊スポーツから(4/1)
資料:大阪メトロ中央線延伸(コスモスクエア〜夢洲)工事(4/11)
すでに10以上、ブログを書きました。爆発事故はGW(グリーンワールド)工区で起きました。