万博会場でガス引火爆発:日経新聞から(3/29 13:45)の続きです。

タイトルは朝日新聞のwebニュースからです。

事故現場の写真を見ると、コンクリートの床面が数㍍で割れているようです。
 
大阪万博の主会場である大屋根(リング)周辺ではない、GW(グリーンワールド)工区での事故のようです。
 
土中の産業廃棄物由来の有機物が嫌気性細菌メタン菌メタン発酵作用でメタンが生じたと考えています。メタンは土中を容易に拡散します。有機物は分解するので「減容化」します。土中の有機物の量が場所ごとで異なっておれば、「不同沈下」の可能性があります。夢洲は「大阪北港処分場」と呼ばれていました。昔は産業廃棄物の処理にはマニフェストは不要でした。浚渫土砂は建設工事での廃棄物とは異なりマニフェストは不要です。詳しくは環境省が所管する「廃棄物処理法」によります。
 
(参考)

万博会場でガス引火爆発:日経新聞から(3/29 13:45)の続きです。

日経新聞のwebニュース(タイムスタンプは2024年3月29日 13:28)です。

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は、会場となる大阪市の人工島・夢洲で28日、施設建設工事で生じた火花が可燃性ガスに引火する事故が起きたと29日公表した。

施設の一部が破損したが、けが人はいない。事故の影響で工事の一部を中断している。夢洲埋め立て地で、地中の廃棄物から発生したガスに引火したとみられるという。

事故は昨日で「地中の廃棄物から発生したガスに引火したとみられる」です。

 

(3PM+、追記)

NHKのwebニュース(タイムスタンプは03月29日 14時13分)

 

発表順では産経新聞が13:26でした。

 

(3:30PM+、追記)

昨年9月のブログから掲載

大阪IR についての日経新聞記事(9/6)

 

下のパンフレットは「カジノに反対する大阪連絡会」が2019年11月に発行したものです。

 

(5PM+、以下コメント追記)

メタンがどのような由来で発生したのから「万博協会」が説明する責任があります。メタンは水素とは異なり、爆発範囲が5〜15 vol%なので、即座に工事中断にしないでしょう。有機物のメタン発酵によるメタン発生でしょうか?どの位の有機物の廃棄物があるかデータはあるのでしょうか?気体は土中を容易に拡散します。地面は「不同沈下」はしないのでしょうか?ベンゼンのような気体は含まれていないのでしょうか?

 

環境化学、廃棄物処理の専門家の知見が必要です。

 

(6PM、追記)

大事なのは、大阪万博の推進派である「万博協会」だけでなく、大阪市の消防局、環境局が合同で記者会見することです。「万博協会」のガイドラインに「メタンガス」の記述がなければ「落ち度」です。最低限、危険物取扱者(甲種)の有資格者でないと説明が難しいでしょう。

 

(6:30PM、追記)

 

トイレの配管工事中の事故なので建設局下水道部も関係しそうです。事故が起きた企業との工事請負契約車にはどのように書かれていたのでしょうか?