カウンセラー中島知賀です。
生きづらさの根本を紐解いて癒す
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カウンセリングの資格をとってもカウンセリングができなかった過去の私が、20年間悩みながら学び続けてきた内容を、みなさんに分かりやすい言葉でお伝えしたいと思っています。
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今日のお題は
「変えようとする(何かしようとする)のは無条件の受容ではない」です。
先週土曜日は、専門家向けの「傾聴スキルアップ講座」でした。
講座の中で、「カウンセラーがクライエントを変えようとすること」について深堀りをしました。
さて、「カウンセラーが、クライエントのことを変えよう」とするほど、カウンセリングは上手く行きません。
クライエントのことを「変えようとする」というのは、
要するに、「今のままのあなたではダメですよ、変わらないといけないよ」というメッセージです。
「今のあなたではなく、○○のあなたになりなさい」というメッセージですね。
これは、無条件の受容と正反対の態度です。
カウンセラーが、クライエントのことを条件つきでしか受容できていないのです。
ですから、クライエントは、脅えます。
「今の私ではダメなんだ。カウンセラーから見捨てられる」と無意識に感じて脅え、カウンセラーに合わせて良いクライエントを演じるか、または、カウンセリングを辞めたりします。
私も初心者のころ、つねにクライエントを変えようとしていましたが、そこことにすら気づきませんでした。
あなたはどうでしょうか?チェックしてみてくださいね。
「変えようとする」とは、具体的にはカウンセラーのこんな言動を指します。(講座では、みんなで具体的な言動を考えてみました)
例:
・気持ちを軽くしようとする、楽にしたくなる
・解決しようとする
・導こう、教えようとする
・アドバイスして何とかしようとする
・ネガティブな気持ちを取り除こうとする
・ポジティブにしようとする
・感情に向き合わせようとする、感じさせようとする、気づかせようとする、深堀しようとする
・カウンセラーがしたい方向にもっていこうとする
・自分の問題に直面させようとする
・話させようとする、沈黙させないようにする
などなど・・・・・・・
上のような言動が、クライエントのことをそのまま大切に尊重する(無条件に受容)と正反対の、「変えようとすること」です。
さて、カウンセラーが、クライエントのことを変えたくなるのは、どうしてでしょうか?
カウンセラーの心の中に何が起きているのでしょうか?
みなさんは、どうですか?
私自身を振り返ってみると、私自身が不安になったり、焦ったりしたときです。
良いカウンセラーだと思われたいとか、うまくカウンセリングができなくてクライエントが不満を持ったらどうしようとか、・・・
カウンセラー自身の中にある無価値感や、劣等感などが疼くと、腰を据えて安定して聴くことができなくなって、クライエントを操作して変えたくなるのです。
最終的には、カウンセラーが自分の心に向き合って、自分の中にある無価値感や劣等感に根ざす承認欲求を解決しておくことが重要です。
参考にしてみてくださいね。
本日もお読みいただきありがとうございました♪
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