カウンセラー中島知賀です。

心の自己治癒力が働き出す

【深い傾聴によるカウンセリング】をしています。

 

 

<カウンセリングにおける傾聴>について、シリーズでお話しをしています。

 

【産業カウンセラー実技試験に向けて】その②です。

実技試験に向けて、どう準備したらいいのか?不安を抱えている方も多いと思います。

今日は、1人でも、すぐに出来る傾聴の練習方法をお伝えします。

 

●面接録音を繰り返して、聴くこと

(10分程度でいいので、何度も何度も繰り返し聴き込みます)

この方法は、私自身がやってみて、とても効果的だったので、他の方にも伝えてますが、面倒なのか??あまりみなさん、やらないようです。でも、できるならば、ぜひ、素直にやってみてくださいね。

何度も自分の聴き方を振り返ると、落ち込んでしまうかもしれませんが、できてない自分の応答に焦点をあてるのではなく、話し手の話に集中して聴き込みます。

 

①話し手が、何を理解して欲しくて事柄を説明して話しているのか?

②事柄の背後にある話し手の気持ちは、どんな気持ちなのか?

③話し手の気持ちをじっと感じながら、何度も聴き込みます。

④話し手のもっとも分かって欲しかった気持ちは(主訴は)何だろう?

⑤録音を聴きながら、話し手の言葉に「今だったら、どう応答するか?」という視点で、応答例を考えながら何度も繰り返して、聴き込みます。

 

みなさんの手元に逐語の録音は残っていますか?

もし、残っていないならば、仲間と10分程度の面接を練習して録音をしてください。逐語の場合は、自分の応答を詳細に渡って振り返って検討しますが、この練習は、話し手の話を深くじっくりと何度も聴き込むことにより、話し手の話の流れや、話し手の一言一句の背後にあるさまざまな感情に気づくことで、自分の応答のタイミングや、バリエーションを増やし、応答がよりスムーズにできるようになることが目的です。

 

例えば、「なんで、この話から、こっちに行ったのか?と思ったけど、ここで応答がなかったから、話が変わったんだな・・・ここは○○の感情への応答が必要だな」「今だったらここで、応答できるなあ~」「ここで、<ほんとうに、辛い>と一言、感情への応答ができるなあ~」「この言葉は何度も繰り返しているキーワードだな~。伝え返しが必要だな」「あれ?悲しいのかと思ったけど、悔しい気持ちの方がぴったりだな~」「怒っていると応答するより、イラっとするという言葉の方がピッタリかな」「事柄を延々と話しているのは、いかに仕事が大変で、シンドイかを分かって欲しくて話していたんだな~。すると、長い事柄の説明のあとには、<仕事がほんとうに忙しくて遣り切れないお気持ちなんですね>と短く応答すればいいのか」

などなど。

 

今日は、1人でもできる練習方法をお伝えしましたが、傾聴トレーニングに参加することもお勧めします。もし、それが叶わない場合は、仲間同士で、傾聴の練習をしてみてくださいね。

仲間同士で練習する機会には、さきほどの10分程度の面接録音をしてくださいね。そして、自宅で繰り返して、聴くことをおすすめします。

 

実技試験は、5分なのか?10分なのか?ちょっと分かりませんが、短い時間の中でも、とくに注意するポイントを次回はお伝えしたいと思います。

 

傾聴の基礎のお話を書いています。

みなさんの傾聴の学びの一助になれば幸いです。

本日もお読みいただき、ありがとうございました♪

 

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