カウンセラー中島知賀です。
 

生きづらさの根本を紐解いて癒す

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カウンセリングの資格をとってもカウンセリングができなかった過去の私が、20年間悩みながら学び続けてきた内容を、みなさんに分かりやすい言葉でお伝えしたいと思っています。

 

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今日のお題は

「心の深さに寄り添うには・・・・・」

 

このところ、他団体の学びに参加したことで、カウンセリングの学びについて、いろいろと考え込んでいます。

 

テクニックに走ることが、ナント!!多いことか・・・・

 

私も10数年前までは、こうしてみたら、ああしてみたら・・・・

 

「どうしたらいいんだろう?」と解決を考え、テクニックを駆使していました。

 

でも、結果として、カウンセリングは堂々巡り。深い変容が起きるようなカウンセリングは全然できませんでした。

 

私の中で何が起きていたのでしょうか?

 

それは、自分の中に湧いてくる「役に立たないといけない」「何かしら変化を起こさないといけない」という無価値感です。

 

その無価値感や無力感に耐えられなかったからです。

 

当時は、そんな自分の無意識に起きている感情にすら気づいていませんでした。

 

自己不一致状態ですね。

 

自分の中に湧いてくる無価値感や、無力感をじっと抱えて、その感情に耐えることが苦しくて、無意識にクライエントをなんとかしたくなっていたのです。

 

腹を据えて寄り添えなかったんですね。

 

では、何が大事なのでしょうか?

 

カウンセラーは、一喜一憂しないで腹を据えて寄り添い続けられる心の器が必要です。

 

なぜならば、簡単には私たちの苦しみは解決できません。

 

そのことを、一番知っているのはクライエント自身です。

 

簡単には変わらないからこそ、私たちは、なかなか変えられない苦しみを自分の身になって分かってもらいたいんです。

 

カウンセラーに、自分の心の苦しみの深さまで降りてきて欲しいのです。

 

高いところから「苦しいね」と言って見ているのではなく、同じ苦しみの深さまで降りてきて、一緒に苦しみにどっぷりと浸かって欲しいのです。

 

一緒に苦しみを味わい、自分の心の旅に一緒についてきて欲しいのです。

 

それをクライエントは望んでいると思います。

 

私も、自分がカウンセリングを受けているときそう感じるからです。

 

一人じゃない。カウンセラーが一緒にいてくれる。

私の苦しみの道のりをずっと知っていてくれるのはカウンセラーだ。

多くを説明しなくても、私のことをずっと見てくれているのはカウンセラーだ。

 

そんな気持ちだからです。

 

このことをテクニックで出来るでしょうか?

 

テクニックではできません。

 

質問して深堀して解決しようとしたり。

質問して気づかせようとしたり。

そんな表面的なカウンセリングでは、クライエントは落胆するでしょう。

 

クライエントの望んでいることは、

 

自分のことを自分の身になって、自分と同じくらいの心の苦しみの深さで感じて欲しいのです。

 

そんな存在は、日常では得られないからこそ、望むのです。

 

それが出来るには、テクニックを学ぶような練習ではなく、カウンセラーの人間性や、在り方を育むような学びが大事です。

 

 

参考にしてみてくださいね。

 

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オンライン傾聴講座では、ブログなどではなかなか言語化しきれないことをロールプレイなどのデモンストレーションを通して分かりやすくお伝えしています。

 

今後もオンラインでの傾聴講座を開催しますので機会があれば気軽にご参加くださいね。

 

本日もお読みいただきありがとうございました♪

 

■産業カウンセラー実技試験対策の過去記事は↓からどうぞご覧ください。お役に立てば幸いです。
産業カウンセラー実技試験対策①

その②

その③

その④

その⑤

その⑥

その⑦


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追伸:

岐阜産業保健総合支援センターの私の担当セミナーは10月、来年1月です。よかったらご利用くださいね。

 

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【事例から学ぶメンタル不調者の早期発見と対応について】