カウンセラー中島知賀です。
生きづらさの根本を紐解いて癒す
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心の自己治癒力が働きだす【深い傾聴によるカウンセリング】中島知賀のカウンセリングルーム あづまや (azumaya-room.jp)
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傾聴スキルアップ記事では、オンライン講座で深めた内容や、受講生の方からの質問をシェアしています。
カウンセリングの資格をとってもカウンセリングができなかった過去の私が、20年間悩みながら学び続けてきた内容を、みなさんに分かりやすい言葉でお伝えしたいと思っています。
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今日のお題は
「質問には質問で返す?????」です。
20数年前に、私がカウンセラー養成講座で傾聴トレーニングを受けていたときにも、
そして、
私がカウンセラー養成講座で実技指導者として関わっていたときにも、
そして、
今も・・・・・
傾聴トレーニングでよくある質問の一つが
「クライエントが質問したときにはどうしたらいいですか?」という質問です。
その回答としてあるのが、「質問には、質問返し」で応える。です。
あなたはどう思いますか?
何度も繰り返し、お伝えしていることは、「傾聴はテクニックではない」・・・ということ。
「質問には、質問返し」で応えるというテクニックを使うのは、クライエントのことを深く理解しないで、表層的に対応しているだけ。
傾聴の本質は
話し手のことを深く理解することが大事です。
理解した上で、応答が導かれます。
ですから、クライエントが質問したときには、
「その質問はどんな意図があるのか?」
「質問の背景にある気持ちは何か?」
「いったいどういうことなのか?」
と興味・関心をもって、クライエントを理解することが大事です。
例えば、
傾聴トレーニングでの、受講者からの
「クライエントが質問したときにはどうしたらいいですか?」という質問があった場合もそうです。
先の「質問には質問で返す」に沿ったやり方であれば、受講者に対して「あなたはどう思いますか?」と講師が応答するということですね。
でも、これって、質問をした受講者にしたら、煙に巻かれている感じがしませんか?
大事なのは、受講者の方が質問をしたときに、
「なぜゆえその質問をしたのかな?」と興味関心をもって、理解しようとすることです。
カウンセリングのときも同じです。
この場合でしたら
「クライエントが質問したときにはどうしたらいいのか?って困ってしまうんですね。
ちょっとそれだけでは情報が少ないので、<どんなふうにクライエントが質問したのか?>その時の状況を、もう少し詳しく教えてもらえますか?」
私ならば、こんな風に応答します。
そして、受講者からの質問の意図を、もっと深く理解しようとします。
では、カウンセリングの場合はどうでしょうか?
クライエントが質問をするときにはこんな場合があります。
・質問の背後に隠れているクライエントの本当の意図がある
例:「先生は何年カウンセラーをしているんですか?」
「先生は占いって信じていますか?」など。
・クライエントが話に困ったときに、話題を変える意図で質問になる
・クライエントがこれ以上自分の気持ちを話すのがシンドイときに、質問をすることで話を終わらせようとする。
・カウンセラーへの不満があるとき、不満の婉曲的な表現として質問になる。
などなど・・・・・
一口に質問といっても、その時々で「クライエントが何を表現しているのか?何を言わんとしているのか?」その意図はさまざまです。
ですから、質問のときには、質問で返すというテクニックでは、カウンセリングは表層的になってしまいます。
そして、何よりもカウンセラーがテクニックでやっていることは、クライエントに伝わっていきます。
それよりも、質問されて困ったのならば、
「今、質問されたのは、どうしてですか?」と訊いたほうが、ずっとカウンセラーとして正直で、誠実な態度です。
クライエントから教えてもらおうとするカウンセラーの謙虚で誠実な態度がクライエントとの信頼関係を深めていきます。
テクニックには走らないで
クライエントを理解しよう、分かろうとすること
クライエントから教えてもらおうとすること
参考にしてみてください。
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オンライン傾聴講座では、ブログなどではなかなか言語化しきれないことをロールプレイなどのデモンストレーションを通して分かりやすくお伝えしています。
今後もオンラインでの傾聴講座を開催しますので機会があれば気軽にご参加くださいね。
本日もお読みいただきありがとうございました♪
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追伸:
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