高校2年生な

もっちー視点の妄想です♪

 

 

 

↓↓↓高校2年生黄藤くん↓↓↓

&もっちーの妄想まとめ

 

 

・長期休校中のやり取りを綴った

『いつだってそばに』

 

・黒執着心と書いて

クロトリツキミちゃんに脅迫された

『守りたいものがあるから』

(☆前編中編後編)

 

・黒執さん問題解決後に誘われた

ドキドキなAV鑑賞会エピソード

『黄藤くん、危機一髪!?』

 

・ブレ黄の交流が再び始まった

修学旅行妄想

『月にねがいを』

(前編後編)

 

・黄藤くんともっちーの♡友達

近藤さんが接近!?な

『縮まって、広がって』

(前編後編)

 

・クリスマス旅行のために

アルバイトを始めるもっちー視点な

『旅行前にもまたひとつ』

(前編後編)

 

・もっちーが誘惑に苛まれるお話

『丸い誘惑』

 

・互いに大事に想っているのに

すれ違うふたりの

『掛け違えるふたり』

 

 

 

このようにつかず離れずな二人の

様子を、思いつくままに

垂れ流したいと思います^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、

ついにクリスマス旅行!…の前編☆

やたら長文なので

クリスマスじゃなくても

お時間あるときに

お付き合いいただければ幸いです(^^ゞ

 

 

《注意!》

  • 作文クオリティ御免!(笑)
  • 二人はくっついていないので糖度低め
  • あっでも、ちょっとドキッ?な場面もw

 

 

ご容赦いただけるかたのみ、

スクロールをお願いいたしますm(u u )m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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掃除戦隊物語

「青いふたりのクリスマス」前編

 

 

24日は、
とても慌ただしい一日だった。
バスケ部の練習のあと
部室でのクリスマス会に参加し、
その後は掃除戦隊の本部へ。

準備を整え、

街の清掃活動に明け暮れるが
高校生の僕は18時で切り上げる。
 

帰宅後は旅行の準備。
ケーキ屋のパートを終え帰宅したという
疲れ気味な母親に送ってもらったのは、
終電間近の最寄り駅だった。
「…こんな夜に二人で出かけるなんて
僕たち、駆け落ちするみたいだね」
「ははっ。駆け落ちって」
母親に見送られながら
合流した僕たちは軽口を叩いたあと、
電車で大きな駅へと移動し、
ツアーのバスへ乗り込む。

車内での会話を控える事や
間隔を詰めず決められた席に座る事が
ツアーの条件になっているため、
お互い翌朝の到着まで
睡眠をとる事に。
光希は清掃活動の前に
朝から特進クラスのゼミが
入っていたせいか、すぐに眠った。

(ホント…無防備な寝顔。
僕の腹の中も知らないで…)
マスクをしていても
あどけなさが伝わる横顔。
一時浮かんだ、この旅行で
襲ってしまおうかという考えは
光希との交流で心解され
鳴りを潜めたものの…。

この前のような
黒い願望を膨らませたり、
そんな自分を嫌悪し。
光希から離れられれば
心は休まるのかもしれないけれど
たとえ“友達”としての好意でも、
光希から向けられる事が嬉しくて
離れられない…。
そんな心揺れ続ける生活に、
正直なところ疲れてしまった。

休校中に僕に会いたがり、
毎日話して過ごした事から、
光希にとって僕は
友達の中でも気の置ける相手だと
思ってくれていると予想している。
光希のペースに合わせて
少しずつ進展させれば、
男の僕でも好きになって
もらえるんじゃないだろうか。

断られたとしても、
踏ん切りをつける事が出来れば
新しい出逢いが待っているかも
しれないし…。


この旅行は、
光希に想いを伝える
いい機会なのかもしれないと思った。




こうして考えを巡らせていたが、
一日の疲れと、両親と食べた
オードブルの満腹感で
いつの間にか眠っていたようだ。
「スキー場に着いたぞ。もっちー」
光希に身体を揺すられ起床し
外へ出ると、
「うわあ……!」
雪化粧を施した山脈が
視界に飛び込み、思わず叫んでしまう。

「久しぶりに来たけど、
やっぱり別世界ってカンジだねえ」
「そうだよな!
俺も、ワクワクしてきたよ」
麓のレストランで軽く朝食を取り、
併設されたレンタルショップで
スノーボードウエアとボード、
靴を借りる。
2日間の食事代やお土産代を残すため
安価なものから
選ばざるをえなかったが、
光希と似たようなデザインだと知り
たちまち気に入った。

さっそくゴンドラで中腹まで昇り、
スノーボードを装着。
邪魔にならない平らな場所で
体重の掛け方・止まり方
・転び方等を教えたあと、
なだらかな初級コースの坂を下る。
「…もっちーすごいな。
こんな不自由な状態で滑ってるなんて」
両足の自由が効かない感覚に、
初心者の光希は戸惑っていた。
「大丈夫。さっき教えた重心移動を
思い出して、……わっ…!」
光希と向かい合う形でゆっくりと
斜面を滑りながら教えていると、
光希の身体がぐらつき、
抱き合う形で転倒してしまう。

「ごめんもっちー!大丈夫か?」
「あはは。平気平気」
斜面を背にした状態で倒れたが、
なだらかだったため、痛くも痒くもない。
雪質が良い事も幸いだった。
 

むしろ、堂々と密着出来る状況を
僕は密かに喜んでいた。
滑るのは楽しいけれど、
この美味しい状況を楽しめるのなら
このまま光希に教えながら
終わるのも悪くないかも…。


――――でも。

「…なるほど。
重心移動の感覚を掴めてきたぞ」
初級コースを3回目に滑るときには
すっかりスラロームをものにして、
昼食前には中級コースも
滑れるようになっていた。
浮かれるあまり、
光希が運動神経も物覚えも良い事を
すっかり忘れていた事に気づく。

「スノーボードって面白いな!
最初はスキーとの違いに戸惑ったけど。
午後はもっとスピード出してみようっと」
「はは。相変わらず吞み込み早いねえ…」
昼食中、光希は目を輝かせ
意気込みを語る。
僕の願望は、あえなく崩れ去ったけど
子どもっぽく笑う光希や
澄み渡る青空を見ながら
食べるラーメンは、なかなか美味しかった。



午後は数種類の中級コースを滑り、
最後に上級コースに挑戦。
まだ明るいうちにスキー場を
あとにした僕たちは、
シャトルバスでコテージへ。
事務所で鍵を受け取り荷物を置いたあとは
徒歩5分くらいの場所にある
露天風呂の浴場へ足を運んだ。

髪と身体を洗い、湯に浸かる。
雪景色を楽しんでいたが、
「あー、身体温まるな」
関心はすぐに、ゆっくり身体を洗って
隣に腰を降ろす光希へ移った。
「…もう。みーちゃん年寄りみたいだよ」
「だって、気持ちいいから…」

(…ガン見さえしなければ、
変だと思われないかな)
緊張しながら、視線をやると、
一糸まとわぬ状態の光希が足を延ばした。
傍からかけ流しの湯が
噴き出ていなかったら、
水上からでも大事な部分が
丸見えになっていたに違いない。

「…どうした?」
「みーちゃんってさ。
最近一気に逞しくなったよね」
「そうか?それなら嬉しいな。
2年生になってから、
腹筋も割れてきたなって思う」
筋肉の事を褒めると気を良くして、
素直に喜ぶ。
僕の視線の意味を悟られなくて
ほっとしたのもつかの間、
「――触ってみる?お腹」
「え!!い。いいよ僕は…」
いたずらっぽく小声で囁かれ、
本当は僕の気持ちを知っていて
わざとやっているんじゃないのかと
一瞬疑うが…。

「本当に筋肉ついたんだよ?
時田からも、
硬くなったなって褒められたし」
「――触らせたの?アイツに」
剣道部の仲間に触らせたと知り
対抗意識が芽生え、
結局お腹を触る事にした。
「…どう?硬くなっただろ?」
「うん。硬いんだけど…。
すべすべっていうか、
ツルツルっていうか」
「ソレ、筋肉と関係ないし」
ついむきになってしまったものの、
いざ触ると緊張して。
慌てて視線を、景色へとそらした。
その照れ隠しが、この後
とんでもない事になると知らないで…。


「……ん???」
「もっちー、ソコお腹じゃないから」
「うわーーーーーーっ!!!!」
明らかにお腹と違う感触に
違和感を感じた次の瞬間、
光希の大事なものを触っていた事に気づく。

「ごめんごめん!ホントにごめん!」
「あはは!もっちーのえっちー」
「わざとじゃないよ!
毛がないから、そんなに下まで
触ってると思わなくてッ…」
反論したあと、
この年齢なら生えているはずのものが
なかった事に疑問を覚えたが。
秋の修学旅行から帰宅後、脇と股間の

毛をそり落としたのだと説明する。

「前から、自分の体毛に
抵抗あったんだよ。不衛生だし。
修学旅行のあとなら
誰に見せるわけでもないし
いいかと思って。
バイト代貯まったら
永久脱毛にも通うつもりで…」
「他人に見せたら絶対ダメ!」

(誰にも見せないっていう事は。

やっぱり、誰ともシた事ないのかな)
雑念もさっきの感触も、

忘れようとしても、

脳内にこびりついて離れない。

コテージに帰ってから
夕食の鍋を食べている間も、
心は落ち着かなかった。




夕食のあと、
光希は僕にプレゼントをくれた。
「ハンドクリーム?」
「もっちー、最近あかぎれが
出来たって言ってたからさ。
近藤さんの買い物に
付き合ったときに買ってきたんだ」
質問に答えながら、
光希ははにかんでみせる。

「ソレ、さらっとした触感だし
匂いも強くないんだ。
スキンケアに慣れてない人でも
抵抗ないかなって思って。
ちなみに、この成分なんだけど…」


光希が説明する間、
受け取ったハンドクリームを
じっと見つめていた。

そして、
「…ねえみーちゃん」
「ん?どうした?」
「これ…みーちゃんが塗ってくんない?」
「うん。いいけど」

その前に、髪を洗ってきたいと言って、
光希は浴室へ向かった。

しんと静まり返った
木の香り漂うコテージのなか、
再びハンドクリームを見つめる。
近藤と出掛けていく姿を目撃した
あのとき、凶暴な感情を孕んだ
自分を再び恥じた。



(こんな僕に、
告白する資格があるんだろうか)
自問自答を繰り返していたが、
着信音で我に返る。

「あー紫晴ちん?
メリークリスマぁス!」
「…あのさ近藤。
僕いま、忙しいんだけど」
「うん。いま旅行中なんでしょ?
黄藤くんから聞いたよー」
「だったら、
次の部活の時にしてくんない?」
「ごめんごめん!
でもアタシ、いち早く紫晴ちんに
早く伝えたい事があってさー」
陽気な挨拶の主・近藤に
ぶっきらぼうな対応をする。
普段は僕がこういう態度をとるとき
後腐れなく引き下がってくれるが、
珍しく食い下がってきた。


「紫晴ちんさあ。
夏休み中、3対3でヤッたでしょ。
厳密にいえば、アタシが当日
生理になっちゃったから休んで
3対2だったワケだけど…」
「…それが?」
「あッ!いま近くに
黄藤くんいないよね?」
「いないから。早く用件を言えって」

間の悪い気遣いを受けて
若干苛立ち始めるが。




「実はあの日。
メンバーの女子が
最中の盗撮してたんだって…!」
「……は!?」

予期せぬ報告に、
僕は大きく目を開いた。
 

 


 

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今回は、中学生時代と違う

ちょっとドキッ♡な部分と

この年齢ならではの不安定さを

上手く表現したいと思いつつ。

結局思いつくまま

ぶわーっと書いちゃいました(笑)

 

もっちーの心の揺れについては

これまでも似たような事ばかり

書いてしまってるのですが、

きっと黄藤くんと付き合うまで

ずっとこんなカンジなんだろうなあと(^^ゞ

 

こうして現在設定で書いていると、

オトナになったもっちーは

黄藤くんの性格を掌握し、

うまく転がすような一面があるな~と。

これがオトナの余裕!でしょうか(´▽`*)

 

 

黄藤くんは、

温泉でのおさわり♡でも

ケラケラと笑っていたりと、こういう面が

もっちーと比べて幼いです!

 

ただ、普段の黄藤くんは

パーソナルスペース広い人で

(元来の性格に加え、お母様とも

さっぱりとした距離感で育てられたため)

他者との触れ合いを求めたり、

依存するというのとは

対極に位置する子なので、

この対応は特別なんですけどね(゚∀゚*)

幼さゆえに、自覚していないという(笑)

 

 

でも…その鈍さのおかげで

今回の旅行は純粋に楽しんでいるようで

よかったの…かも?というカンジです(^^ゞ

 

 

 

さて、後編も

本日中公開を目標としていたのですが

間に合わない可能性が高いので

クリスマスっぽくアプリ加工した

今年の絵をペタリ。

 

 

 

 

 


 

そーいうものになりたいみーちゃんの

成長っぷりにキュンとしつつ、

ひとまず締めさせていただきます^^

 

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)