来週はお月見宴会ですね!

当Blogも、

きのうメインの絵が完成しました(≧▽≦)

 

 

 

 

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先月の前夜祭では、このような

仲良し中学生コンビを描いた当Blog。

今回はオトナな黄藤くん&もっちーを描きましたが、

企画向けなので至って健全です(笑)

 

あとは、もう一枚お披露目出来ればと思うので、

それの本番を描く事と、

記事用にシャーペン落書きも

描けたらいいなあ(´▽`*)

ここ3日ほど訪問出来ていないブログもあるので、

夜にでも訪問したいと思ってます(゚ー゚ )

 

 

 

 

 

それでは本題へ♪

 

 

 

 

 

 

「ブレイクしよっ!最終話」にて、

10年の付き合いを経て晴れて恋人になった、

ブレイクパープルこと望月くんと

ホコリ取りイエローこと黄藤くんのお話♪

 

 

 

黄藤くんの自宅にて、

幸せな朝の時間を楽しむもっちー。

ふとした会話から、

高校時代の修学旅行先で体験した、

月夜のデートを思い出します^^

 

 

 

 

 

《注意!》

  • 作文クオリティ御免!(笑)
  • たまに他のブロガー様考案のキャラが登場するかもしれません^^;NGな場合修正しますのでご一報ください。
  • 文中のもっちーは、あくまで自分の中のイメージを元にねつ造満載で書いたものです。本家はもっとカッコイイです!(≧∇≦)
  • 長文です^^;

 

ご容赦いただけるかたのみ、

スクロールをお願いいたしますm(u u )m

 

 

 

 

 

 

 

 

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ブレ黄妄想

「月にねがいを 前編」 

 

 

 

僕たちが付き合うようになってからは、

光希の家に泊まった翌朝、

今までよりも1時間早く起きるようになった。

 

 

「みーちゃん寒いよお…」

「待ってて。シャツ取って来る」

「そうじゃなくて!

みーちゃんにあっためて欲しいのっ」

僕と同じく下着だけ身に着けた状態で

身を起こそうとする光希を慌てて引き留める。

付き合うようになって通う頻度が増えたとはいえ、

相変わらず残業続きで毎日通う事は難しい。

だから、少しでも長く光希に触れていたかった。

 

 

「僕、腕枕がいいなっ。腕枕しようよ」

「ん?いいよ。おいで」

「やったー…って!僕がされる側!?」

「……?どうした?」

 

半分寝ぼけながら、

不思議そうに僕の反応を見る

光希の腕の中に渋々収まる。

しかし筋肉のついた腕は弾力があって、

意外と心地良かった。

「ねえ。手つきいやらしいんだけど」

「だってみーちゃんの肌、気持ちいいんだもん」

厚みのある胸に頬ずりしながら

脇腹や腹部を撫で回す。

 

「僕、みーちゃんの身体が好きだよ。
筋肉ついているけど、
背が低くないからバランスいいよね」
「身長か…。
誰が考えたのかわからないけど、
入隊当時の俺のトレーニングは
成長期だからっていう理由で
有酸素運動がメインだったから、
それも影響してるのかも」

 

光希いわく、実戦練習に入る時間までの間
個々で行う筋力トレーニングは
抑えられていたという。

 

部活動等での適度な運動は成長を促すけれど、

戦隊活動をするにあたって、

ハードな筋トレを行う隊員も少なくなかった。

当時他の大人の隊員と同様の

筋トレが科されていたら、
もしかすると背はここまで伸びず、
筋肉だけが発達していたのかもしれない。

光希の身体作りに関わった見えない誰かに
軽く嫉妬を覚えながらも、感謝する。

 

「みーちゃんはトレーニング頑張ってたもんね。
修学旅行中だって、夜走り込みに出掛けてさっ」
「うん。こっそり抜け出したら
もっちーも追いかけてきてさ。
結局走り込みしないで、
夜の観光地を二人で歩いたんだっけ」

 

 

(あの頃は、こんな関係になるなんて

想像もしてなかったなあ)

 

光希の匂いを吸い込みながら、

高校生時代を振り返った。

 

 

 

 

 

その高校への進学を選んだ理由は、

とても単純なものだった。

僕の実家の町内にあり、徒歩でも短時間で着けるから。
ただそれだけの理由で母親から見学を勧められ、
友人と体験入学に出掛け…。

 

「…あ!もっちー」
「みーちゃん……」
いかつい剣道部部長と現れた光希は、
剣道の強豪である、この高校を受けるという。

「いちおう私立高も受験するけど、
公立はここ一校に絞るつもり。
…もっちーはもう決まったの?」
「うん!そうなんだよ。
やっぱり通学にかかる時間って重要だからね」
「…そっか。お互い、受かるといいな」
そんな簡単な会話を交わしたあと、
部活見学をするため友人と体育館へ向かった。

 

 

「なんだよ望月。
あまり近くても新鮮味がないって言ってたじゃん」
「いーの!もう決めたんだから」

 

掲示板の下光希と共に合格を喜び合い、
共に過ごす高校生活を想像し、
胸を膨らませた。

 

 

 

しかし僕の思い描いていた高校生活は、
受験の時点から既に異なっていた。

 

「え?みーちゃん、もう合格したの」
「うん。面接のときすごい緊張したから、
無事受かってホッとしてる」
淡々と答えた光希は、推薦試験を受けたという。
違う中学校だから知らなかったけれど、
成績は常に上位グループに入っていて
三年生のときは美化委員長も務めたと、
後に剣道部部長の時田から聞いたのだった。

 

僕も、中学時代は中の上といった具合の
成績だったため、一般試験で難なく合格。
基本中堅と呼ばれるレベルの高校だったが、
理系の大学進学を目指す人間が属する
『理系クラス』というものが二年生から設けられ、
そのクラスの教育には力が注がれていた。
10クラスもある中、一年生の頃は
奇跡的に同じクラスになったが、
『理系クラス』に進んだ光希とは、
二年生以降は別々になってしまう。

 

10クラス中2クラスだけ存在する『理系クラス』の
成績が優秀なほうのクラスに所属し、
文武両道な生徒として扱われる光希と僕とでは、
住む世界が違っていたのだった。

 

 

 

 

そんな僕が、唯一のチャンスだと
楽しみにしていた事といえば、
修学旅行二日目に設けられた
自由行動だったが……。

 

 

「ねー紫晴ちん。今、他のバスケ部メンバーと
ホテル抜け出そうってハナシになってんだけど」

 

二日目の夜。
夜の消灯時間を迎え、こっそりと部屋を抜け出し
ホテルの屋外にある非常階段から
月を見上げていると、クラスメイトの女子生徒
・近藤が声を掛けてきた。

近藤はバスケ部のマネージャーであり、よくモテる。
僕も数回身体の関係を持った事もあるが、
互いに大勢いる遊び仲間のひとりという
認識の付き合いをしていた。

 

「この階段、先生たちの巡回も手薄でしょ?
そろそろメンバーも来るから一緒に遊びに行こうよ」
「僕はいいや。そんな気分じゃない」
「エーーーッ。意外とお堅いんだね」
私服姿の近藤は、おそらく男漁りでもするのだろう、
身体のラインがわかる薄手のニットに
ジーンズのショートパンツを穿いて、
肌をふんだんに露出している。

 

(お堅いっていうか、お前がユル過ぎんじゃん…)
僕は年相応に性に関心を持っていたから、
行為に及んだときこそ、その丸みに興奮するが、
溜まったモノを吐き出せば一気に火照りは冷める。

といっても気のいいやつだから
普段は毒づく事もないんだけど。

 

…そのときの僕は、最高に機嫌が悪かった。

 

 

「あ!お堅いといえばさあ…」
そんな僕の苛立ちを増幅させるような話題が、
近藤の口から飛び出す。
「理系の黄藤くん、最近カノジョと別れたんでしょ?
紫晴ちん、紹介してよ」
「ヤだよ。近藤、ヤリ捨てするつもりでしょ」
「えーっ!そんな事ないないっ」
近藤は、興味を持った男と関係を持っては
飽きたらすぐに関係を断つような女だ。
にべもなく切り捨てるが、近藤は食い下がる。

「黄藤くんは頭もいいし剣道強いし?
理系Ⅰ組って事は、将来だって有望でしょー。
アタシもやっぱり、腰を据えるなら
経済力ある人がいいしー」
「光希は、勉強も部活も忙しいから
いまは女性に興味ないみたいだよ」
「そんなの、アタシと付き合えば
嫌でも夢中になるって!」

 

近藤の言葉に、僕は長いため息をついた。

光希はこれまでに三人の女子と付き合ってきたが、
至って健全な付き合いを好んできたようだ。
女子の家に泊まった事はないようだし、
日が暮れる頃には相手を家まで送っていくという。

僕からすれば、そんな誠実な男と付き合えて
ありがたく思えと言いたいところだが、
どうも光希には好奇心旺盛な女が寄ってくるらしく。
「手を出さないヘタレ」などと罵られ振られる光希を
自分こそは堕としてやろうと意気込む女も多く、

最終的には物足りなくなって去って行く。

そして先日、三人目の彼女に振られたところだった。

 

「…わかった。今度光希に伝えとく」
「サンキュー、紫晴ちん。愛してるー」

 

今夜抜け出すメンバーが揃ったところで、
近藤は浮足立って非常階段を下りて行ったが。
(…光希が、お前と付き合うワケないから)
僕のこの予想は、半月後に的中する事となる。
光希が振った理由は、
近藤の名前が「ミキ(美紀)」だったからだ。

 

 

 

(光希は、今頃寝てるのかな)
二泊三日の修学旅行の二日目の夜が、

まもなく終わろうとしている。
彼女がいないのなら、気兼ねなく光希と
自由行動を共に出来ると思った。
実際に自由時間が始まるときだって、
一瞬光希と目が合ったんだ。それなのに。

 

…僕よりも先に声を掛けた男に、
その楽しみは奪われた。

 

 

 

「おーい光希ィ!」
「時田…」
大きなだみ声の男が、光希の肩を抱く。

 

僕と同じクラスのその男・時田は、
この秋から剣道部の部長になった、
光希とは10歳からの付き合いの男だ。

時田は豪快な男で、少し親しくなった相手とは
こうして肩を抱いて話すようなやつだった。
実際僕と話すときもそうだし、正義感も強く
皆で肩を組んで笑っていたいタイプなのだろう。
だから光希にやましい気持ちがない事は
わかるものの、見ていて気分が悪かった。

 

「お前、たったひと月で彼女に振られたんだって?
自由行動、俺が付き合ってやるよ」
「そういうお前だって、
振られてばっかじゃんか」
無遠慮な時田をじろりと睨みつけるが、
気の置ける友人同士という雰囲気だ。

 

 

「でも…ありがとうな。時田」
「ん?」
ぽつりと、光希が口を開く。
「彼女がいなくなったからって、
お前に声を掛けるのは…なんていうか。
友達を利用してるような気がして、
気が引けてたから」

 

三人目の彼女と付き合ったひと月の間、
部活が終わると同時に彼女が
光希の事を武道場まで迎えに来るから
どうしても距離を置かざるをえなかったが、
どうやら時田もそうだったらしい。
その彼女だった女はというと、
すぐに新しい男を探し、現在僕のクラスの男と

いい雰囲気になってるんだけど。

 

 

「ははは!水臭せえ事言うなよ、光希のくせに」
「痛っ!加減しろよな、馬鹿力」
光希の背中を叩いて、時田は豪快に笑う。
「そういう時こそ、俺に声掛けろっつってんだよ」
「時田…」
「俺とお前の仲じゃねえか。遠慮すんな」
「………。」
その言葉に光希は目を開いて時田を見たあと、
「…ありがとな。時田」
クシャッと笑って、出掛けてしまった。

 

(ああ。胸糞悪い)
僕が気分が悪い理由は、
光希がこの男を受け入れている事にもあった。
言いたい事を言い合える、長年の付き合いの友人。
そして部内で三段を所持している数少ない剣士として
認め合っている二人の間に、
僕が立ち入る隙がない事が癪だった。

 

 

 

「…仕方ないじゃないか。
僕だって、光希しか友達いないワケじゃないし」
実際光希と時田がやり取りしている間も
バスケ部の連中に誘われている最中で、
僕はそいつらと一緒に周った。
それなりに楽しかったけれど、
やっぱりどこか味気なくて……。

 

「やっぱり、光希と周りたかったなあ……」
綺麗な満月を見上げ、小さく呟いた。
光希の恋人になる事が叶わないのなら、
せめて「一番の友達」でありたいのに……。

 

 

 

そのとき、非常口の扉がギイッと開いた。
(他にも、抜け出すやつがいるのか?)
振り返った先にいたのは、
ジョギング向けの服装をした男のようだ。
背は僕より多少小さいが低くもなく、
身体つきも瘦せすぎず太り過ぎずといった体型だ。
パーカーのフードで頭を覆い、
ナイロンのジャージを穿いているから顔は
分からなかったけど、

 

「!」
運動用のスニーカーを見て、
この男の正体に気づく。
夜に抜け出すようなキャラとは無縁なはずの
この男の正体は……。

 

 

「…みーちゃん!?」
「いや。人違いじゃないっすか」
淡々としらを切り、
軽やかに非常階段を降り始めてしまう。

 

(なんで光希が、こんな時間に)
そんな好奇心に駆られ、あとを追いかけた。

 

 

 

ホテルを離れ、夜道を走ること約1キロ。
「…ーちゃん。みーーちゃんっ!!!……んぐっ」
「静かにッ!バレるだろッ」
ようやく追いついたと思った瞬間、
手で口を覆われる。
なんとか解放してもらったところで、
一連の行動の理由を尋ねた。

 

「こんな時間にナニやってんの?」
「うん。たまたまジョギングしたい気分になって」
「『たまたま』って言うわりに、
トレーニングウエアをばっちり持って来てんじゃん」
しかも眼鏡まで外して、
教師の目を誤魔化す気満々だ。

 

矛盾を指摘すると、

「…今回の旅行、二泊もあるだろ?
やっぱり少しでもいいから
トレーニングしないと落ち着かなくてさ」
「もう。みーちゃんって、真面目なんだか
不真面目なんだかわかんないよね」

 

こういう人間を、
トレーニング馬鹿というのだろうか。
日頃は生活面でも問題のない真面目な生徒なのに、
これにトレーニングが関わってくると
教師の指示から外れた行動をしてしまう。
一年生の頃は、試験期間中
勝手に武道場の鍵を明けて練習をして、
当時の部長に怒られていたっけ。

 



「あ!どこ行くのっ」
「夜の京都散策…ってとこかな。

もっちーは戻っとく?」
ホテルの建つ方角に背を向け歩き出す光希に、
呆れたと言いたげな態度を示したが…。

 

 

(光希と、二人だけの思い出を作れる。)
しかも学校の指示を破るような、
ちょっと悪い事をするというスリリングな状況に、
内心ワクワクしていた。

 

 

「僕も行くよ!面白そうだし」

「ははっ。これで、もっちーも共犯だな」

フードを脱いで悪戯っぽく微笑む光希と、

暗い夜道を歩き出した。

 

 

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もっちー視点では、

優等生・黄藤くんと普通の学生な自分

…と捉えている節がありますが。

 

実際のもっちーは男女問わず友達が多い

&バスケ部のアイドルとして人気も高く、

非常にリア充な高校生であります^^

同じクラスの剣道部部長・時田くんにも

内心毒づいているけれど、

教室の中では、関係は至って良好だったり♪

 

時田くんは、

少年(小学生向け)マンガの主人公に多い

熱い男&誰とでも気さくに話すタイプなので、

黄藤くんとの距離が近い点を除けば

もっちーも好感を持っているのです。

 

 

 

そしてこの妄想、

元々お月見前夜祭の絵のネタが浮かばず

コレでいこうと考えていたものなんですが、

結局後からネタが湧いてきたので

どこかで晒そうと決めたのでした。

結局前半だけでこれだけ長いので、

企画用にしなくて良かったァ(;^_^A

 

 

そして修学旅行先である京都。

にょへ子の地域では

小学生の修学旅行で行きますが

(きょうも長男の説明会に出席したばかり)、

 

クリーンレンジャー本部は東京のようですし、

東京の高校生の修学旅行先をggったところ

京都の名が挙がっているのを

ちらほら見かけたので決めました♪

 

といっても今回の妄想は

京都感ほぼないのですが(笑)、

 

秋の月夜に、京都で秘密のデート♡

 

…うん、いい響き( *´艸`)と思って(笑)

 

 

 

そんなグダグダな妄想なので、

後編も無理のない範囲で

お付き合い頂けたらと思います。

 

 

それではお付き合い頂き、

ありがとうございました(^^)