まだ収穫祭のメイン絵を

詰めていかなきゃなので

低浮上気味ですが

試験で頭がいっぱいだった

お盆休みと比べて、

ゆっくり骨休めが出来たと感じる

今回の4連休♪(´▽`人)

 

今週土曜日も資源回収のため

バイト入れていないし、

30日に公開出来るよう

取り組んでまいりますっ(`・ω・´)

 

 

 

 

それでは本題へ。

 

 

 

今回は高校2年生な

黄藤くん視点の妄想です♪

 

黒執着心と書いて

クロトリツキミちゃんに脅迫された

『守りたいものがあるから』

(☆前編中編後編はコチラです)

の後日という設定で、

色っぽいテーマなはずなのに

色っぽくないハナシを書きました^^;

 

 

キスも出来ないヘタレという噂が

広まってしまった黄藤くんですが、

剣道部の仲間・時田くんが

普通に接してくれるし

平和を感じる日々。

 

そんななか時田くんが、

社会勉強と称した

AV鑑賞会に誘います。

 

 

 

 

 

《注意!》

  • 作文クオリティ御免!(笑)
  • 長文です^^;

 

ご容赦いただけるかたのみ、

スクロールをお願いいたしますm(u u )m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

掃除戦隊物語

「黄藤くん、危機一髪!?」

 

 

 

紫晴への復讐を目論んだ
黒執さんとの、形式上の交際に
終止符を打ったあと。


「あの剣道野郎、同級生の女の子に
振られたんだってさ」
「俺らには威勢よく
歯向かってきたくせして、
キスすら出来ない
ヘタレだったみたいだぜ。あいつ」

黒執さんが吹聴する主張が
浸透していくなか、
この日はバスケ部の上級生の
陰口が聞こえる。
俗に陰口と呼ばれるものは
本来の意味とは違い、本人に
聞こえるように言うからたちが悪い。

「ああ悪りィ!
そこにいたのか黄藤くん」
「なんだったら俺らが、
キスの仕方でも教えてやろっかァ?
あはははは!」
「いえ。キスにも先輩方にも
興味ありませんから」



部活終了後、
そんな野次を浴びながら
部室へ向かっていると。
「大丈夫か光希!?
またあのバスケ部どもに
絡まれてたろ」
「まだいたんだ。時田」
この日は練習が休みである
剣道部主将・時田が出迎えた。

「あいつら、1年前の小競り合いを
まだ根に持ってんだな。
俺だったらとっくにキレてるわ…」
「ああいう野次は、
相手にしないに限るよ」

まるで自分の事のように
腹を立てる時田をしり目に
着替えを進める。
俺と接点のある生徒の多くが
腫れもの扱いか
下世話な野次を飛ばすなか、
時田は変わりなく接してくれた。
10歳で剣道を始めた頃からの
付き合いだから、
「お前また振られたんだって?
ポンコツだなあ」
という悪態にもとげを感じない。



「…ところで。
お前、俺に用があるんじゃないの?
普段ならとっくに帰ってるだろ」
「そうそう!傷心の光希くんを、
楽しいイベントに
誘ってやろうと思ってな」
「別に傷心じゃないけど…」
「まあまあ!皆まで言わなくていいから」
自信家な時田は
得意げに鼻先を上に向け、
太い人差し指を突き出した。


「今度の週末!
中学の剣道部メンバーで
AV鑑賞会をする事になったんだ」
「……AV?」
「兄貴が貸してくれるっつってさ。
お前も来いよ」
唐突な誘いに、俺は目を開いた。



「AVって、
“audio‐visual”の事だよな。
お兄さん、そんなに立派な
視聴覚機器を持ってるのか? 」
「ちげーよ!
アダルトビデオだッ…おっと危ねえ」
部室の外を教師が横切り、
時田は慌てて口をつぐむ。

「どうせお前の事だから、
観た事ねえと思ってたよ。
…どうだ?次の彼女が出来た時に
モタつかねえよう、
勉強だと思って観に来いって」
「勉強。…か」
時田の言うとおり、
俺が自主的にそういった類の
DVDを借りる機会はなさそうだし、
ある種の社会勉強になるかもしれない。
それに鑑賞会をきっかけに、
性への興味も湧くのでは…と
淡い期待を抱いた。

「うん。ありがたくお邪魔するよ」
「お前週末は夕方まで忙しいんだよな?
19時、牛丼屋で集合して
飯食ってから家に行くから、
そのタイミングで落ち合おうぜ」
「ああ。ありがとう」
内容はともかく…。
黒執さんから離れるまでの約ひと月、
遊びを絶っていたからありがたい。
そして土曜日の戦隊活動後、
シャワーで汗を流し
洗濯後未使用の服に袖を通す。


「みーちゃん聞いてよぉ!
なんか知らないうちに合コンの
メンバーに入れられててさあ…」
「ははっ。人気者は大変だな」
他愛のない会話をして、
紫晴と別れた。

(もっちーに言えなかったな。
…鑑賞会のこと)

同じ友達でも、
紫晴の事は弟のように
思っているからだろうか。
性的な話題を出すのは
なんとなく気が引けて、
二人きりの時に話した事がなかった。
でも時田はお兄さんから
AVを借りているくらいだから、
男兄弟の間では普通に
そういう会話をするものなのかな…。



(週明けにでも、
内容を教えてあげようっと)
物思いにふけるうちに、
合流場所へと到着。
「今回、黄藤先輩も一緒ですか!
新鮮だなあ…」
「コイツ家ン中男ひとりだし、
こんな調子だから
観た事ないらしいんだよ」
「久しぶりだな。光希」
「松山!元気にしてたか?」
中学時代の同級生部員・松山と
後輩部員・片重(かたしげ)とは
昨年の地区大会以来の再会だ。
休校期間を含めた近況の報告などで
花が咲き、時田の家に着いてからも
しばし会話を楽しんだ。

「みんなは観た事あるのか?AV」
「ああ。たまに時田に
声かけられては集まってるんだ」
「黄藤先輩はどんなジャンルが
好みなんですか?」
「…ジャンル?
そんなに幅広いのか」
片重いわく、様々な性的嗜好に沿った
作品が世に出ているらしい。
「きょうは俺がティッシュ当番なんで!
黄藤先輩も、必要だったら
使ってくださいね」
「…当番なんてあるのか?」
「男が集まって観ていると
消費も激しいですから。
毎回交代で用意してるんです」

(みんな、そんなに毎回
鼻血出してるのか…)
仲間の貧血を心配しながら、
ティッシュを当番制で用意する…と
記憶に留めておく。
今度紫晴にも教えて
あげようかと思ったが、
経験豊富でお兄さんがいる紫晴は
すでに知っているかもしれない。




「まあ今回は、お前にとって
身近なテーマで行こうと思って
学園モノを用意した」
「…学校内でするのか?」
「そうそう。
女優も可愛くて巨乳だし、
プレイもわりかしノーマルだから
初心者向けだぞ?」

意気揚々と時田が
DVDを挿入すると、
タイトル画面が現れる。
“再生”にカーソルを合わせると
ブレザーの制服を着た
今回の女優と思しき女子高生の
日常風景が映し出された。

「……。
スカートの丈、短くないか?」
「まあ、フィクション作品だからな。
細かい事は気にすんなって」
死角に潜み女子高生を見続ける、
とても高校生とは思えない貫禄の
男子高校生がクローズアップ
されたところで場面は変わり…。

放課後と思われる教室のなか、
この男子高校生に抱きつかれ、
女子高生は小さく悲鳴を上げた。
抵抗もむなしくシャツのボタンを
外されていく様子を見て、
時田たちがはやし立てるなか。



(……え!?
お風呂に入らずに
行為を始めるつもりか!!?)

衝撃のあまり、俺はひとり無言で
画面を見つめていた。
しかも、女子高生の同意を得ず
事を進めていこうとしている。
こういった事は、
互いの意思を確認し、
キスから始まっていくものだと
思っていたのだが……。


「なあ時田?
この男子高校生は、
マニアな設定なのか?」
「いや。ノーマル設定だが」
1日の授業で
汗ばんでいるであろう
女子高生の身体に
むしゃぶりつく男子高校生は、
とてもノーマルだとは思えない。

女子高生の胸が露になると、
誰の者ともしれない
唾を飲む音が聞こえる。
「うわ…。マシュマロみたいな胸だな」
「緊張しないで黄藤先輩!
ほらリラックス、リラックス…」
「あっいや、大丈夫だから!
ありがとう…!」
いきなり片重に
太ももを触られた事に驚き、
さっと距離をとった。
時田に肩を抱かれても平気な点から
一瞬自分がゲイなのかと疑ったが
やっぱりそうではなかったようだ。
大きな胸を見ても
まったく興奮を覚えないが、
恋愛と同じく、好みは
人それぞれという事なのだろう。

(それにしても。
やっぱり悪趣味だな)
女性の下着を手に取り
においを確かめる様子を見て
顔をしかめた。
しかし……。



この後の、男子高校生の
暴走と比べれば、こんな行為は
生易しいものだったのだと
思い知らされる。


(えええっ!
いくら好きな相手でもそこは…)
女子高生の、大事な部分に
顔を埋める姿に絶句した。

百歩譲って、行為前に
風呂に入っていれば、
愛する者同士の間では
有り得るのかもしれない。
しかしそうではない以上、
そこに口をつけるのは
不衛生すぎるんじゃないだろうか…。

「おいどうした光希?
鳩が豆鉄砲を食ったようなツラして」
「お前は驚かないのか!?時田」
何食わぬ顔で尋ねる時田に聞き返す。
「だって…舐めるなんて不衛生だよな!?」
「…はぁぁ!??不衛生?」
俺の言葉に、今度は時田が驚くが。

「いくら女優さんが綺麗な
顔していたって、肛……」
「まあまあ黄藤先輩!
深く考えずに楽しみましょうよ」
「…片重!??」
後ろから肩に手を置いたかと思った
次の瞬間、片重の手は
俺のズボンのファスナーへと移る。

「あっ黄藤先輩シた事あります?
こういう時はぁ、
中からブツを取り出して…」
「いやいやいや!
そんな事したら俺、変質者だろ」
「皆シてる事ですから。
なんなら俺が扱いてあげるんで…」
「いい!そんな事
しなくていいから離れろって…!」
開かれたファスナーの中へ
手が入る寸前で身を翻し、
片重から1メートル程離れた。

(皆…いつもそういう事してるのか!?
友達同士で……)
作品以上の衝撃に見舞われると同時に、
自分はいまとてつもなく
場違いなのでは…と思った。

いくら常識だとしても、
相手が仲のいい友達でも。
性的な目的で触れるなんて事、
俺には出来ない。



気づくと、
時田が強張った表情をして、

「…悪い光希。
きょうのところは
何も言わずに帰ってくれ」

俺に帰るよう促した。

「エッ先輩もう帰るんですか!?
じゃあ俺が家まで送って…」
「帰るのは光希だけだ!」
「平気だよ片重。
俺はひとりで帰れるから。

みんな、邪魔してごめん…」

時田の剣幕から
ただ事ではない気配を感じ、
慌てて乱れた衣服を整え。

(皆の楽しい時間を
壊してしまうなんて。最低だ…)
気まずい思いで家に帰った。




しかし翌週学校で会った時田は、
顔を合わせるなり、
平身低頭で謝ってきた。
「悪かった光希!
まさかあんな事になるとは
思ってなかったんだ。
今度は片重抜きでの鑑賞会を
セッティングするから…」
「いや。謝るのは俺のほうだよ。
皆のノリに合わせられなくて
白けさせてしまった。ごめん」
「……え?
お前、何もわかってねえのか?」
「うん。わかってないというか、
あのノリに、
なかなか共感できなくて…」
やっぱり俺は、
恋愛や性への関心が
欠けているのかもしれない。
呆ける時田を前に、ため息をつく。


「あーいや。そうじゃなくて。
…でもまあ、お前がトラウマに
なってなくて良かったわ」
「うーん。色々驚きはしたけどさ。
お互い、どんな相手でも勃たせたり、
感じてる演技しなきゃいけないから、
出演者も大変だよな…とは思ったよ」
「…そうか、そうか。
まあ…知らないほうが
幸せっつー事もあるからな。
お前に何かあったら俺、
紫晴ちゃんに殺されそうだし…」
「?」

(どうしてここで、
もっちーの名前が出てくるんだ)
なんとなく食い違いを感じるが、
時田が怒っていないようで安心した。
こんな俺でも、

いつかこの人だという相手が現れたら、
ちゃんと恋愛が出来るのかな……。



 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

 

今回は、

これまでのブレ黄妄想

『ブレイク寸前っ!』ならびに

『ねえ?みーちゃん』に関する

エピソードも含ませつつ、

黄藤くんの紆余曲折っぷりを

書きました。

 

 

IMG_6525.PNG

 

ちなみにコチラ2年前に描いたもの。

(ブレ黄顔が違いすぐるwww)

この真ん中のいかつい子が

主将・時田くんでして、

性格はクマくん系?の

頼りがいのあるリーダー格

…といった感じ。

 

見た目通り勝気で自信家。

試合スタイルも豪快ですが

副主将として

細やかなフォローをしてくれる

黄藤くんに敬意を抱き、

また、いち友達として

大事に思っている、いい子であります^^

 

 

『ねえ?みーちゃん』にて、

黄藤くんは仲間を白けさせてしまい

追い出されたと言ってましたが、

実は鑑賞中トンデモな危険が

黄藤くんに迫っていたため、

時田くんは黄藤くんを守ろうと

家から追い出した

…というのが真実であります。

 

片重……。カタ…オモイ……と

連想して頂くと、なんとなく

お察し頂けるかと(^▽^;)

 

 

当時から無自覚残念っ子で

常に危険と隣り合わせな

黄藤くんですが(笑)

もっちーやら時田くんやら

サイコさんなどなど、

周りの優しさや支えによって

知らないうちに危険を切り抜けている

ある意味幸運な子です(笑)

 

とはいえ、

ブレ黄フラグ成立までは何年も先。

現在はモダモダ悩む事が多いかも^^;

それでもモダモダも

結ばれたあとに振り返れば

よきエッセンスになると思うので、

大人設定なブレ黄の

熱々っぷりに癒されながら、

青い二人の紆余曲折っぷりを

今後も垂れ流したいです(゚∀゚)

 

 

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)