以前触れました、黄藤くんの

“第三の彼女問題”について

自分なりにしっくりきそうな道筋が

見えてきた2日前。

 

きょうの帰宅後、

妄想がはかどったので晒します(笑)

 

(三編に分けて公開予定!

タイトルも、完結までには決めますw)

 

 

 

 

というワケで、

今回は高校2年生な

黄藤くん視点の妄想です♪

 

 

 

例年よりも短い夏休みが終わった

黄藤くん。

終業後、短縮された部活の練習を終え

帰宅しようとしたところ、

ある事件に巻き込まれてしまいます…。

 

 

 

 

《注意!》

  • 作文クオリティ御免!(笑)
  • 文中のもっちーは、あくまで自分の中のイメージを元にねつ造満載で書いたものです。本家はもっとカッコイイです!(≧∇≦)
  • 長文です^^;

 

ご容赦いただけるかたのみ、

スクロールをお願いいたしますm(u u )m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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掃除戦隊物語

「守りたいものがあるから 前編」 

 

 

 

8月下旬。
残暑というよりは
酷暑という言葉の合いそうな程の
暑さのなか、部活が行われた。

といっても例年とは違い、
密集を避ける目的で2チームに分けられ、
1日おきに1時間練習するのみ。
それでも、面の下に
マスクとシールドを装着するため
身体には負荷がかかった。

「皆、お疲れ様。
しっかり水分
・塩分をとるんだぞ」
いちおう秋に地域独自の大会は
予定されているものの、
三年生は形式的な引退を迎え…。
副将となった俺は、
チームの片割れを仕切る主将の代わりに
10名の部員の練習を取り仕切っている。
水分補給と部員の体調に気を配り、
この日も無事に練習を終える事が出来た。

最後に武道場の戸締りをして、
部室へ向かおうとすると。



(……手紙?)
武道場脇の下駄箱にある
俺の運動靴の上に、
無名の手紙が置かれている。
部室ではまだ、部員たちが
着替えているはずだ、
その場で開封してみると……。

「!!!」

言葉を失いながら、手紙と、
添えられた複数枚の写真を
交互に見る。



(『校内のアイドル・望月紫晴の
痴態をバラまかれたくなければ、
部活終了後体育館裏へ来い』って!?
これ、脅迫だよな……。)

写真には、
女性と行為に及んでいるらしい
紫晴が写っていた。
やや離れた位置から
三人称視点で撮影されている事
・他にも複数の男女がいる事から
そういう趣の集まりに参加した人間が
無断で撮影したと予想される。

数々の疑問が頭に浮かぶが、
…まずは着替える事にしよう。




部室で着替え、
全員が帰った事を確認し施錠する。
指定された体育館裏は人気がなく、
蝉の喧騒がやたらと耳に響いた。

「俺を呼んだのは、君か」
「ええ。待ってたわよ、黄藤くん」
返答した女子は、
一見大人しそうな印象だ。
同じクラスになった事はないが、
学年行事で見た事があり
同級生だという事がわかった。
「君に、ひとつ聞きたいんだけど……」

次の発言次第で、相手は
どんな手段に出るかわからない。
様子を窺いながら、
慎重に言葉を選んだ……。





「君は一体何者だ?目的は?
望月とはどういった関係?
あの写真を撮ったのも君なのか?
そもそもどうして、
望月じゃなくて俺に手紙を……」
「あーーっ、うるさい!
質問ひとつじゃないし!
ちょっとは私に喋らせなさいよ!!!」
「あ。ごめん」

早口な俺の言葉を遮り、女子は激高した。
ここは大人しく従った方がよさそうだ。



「私の名前は黒執着心。2年2組よ」
「クロトリツキミさん、か。よろしく。
ちなみに俺の名前は…」
「私さっきアンタの名前呼んだでしょ!?
そもそも、手紙に宛名書いたし」
「ああ。そうだった」
緊張のあまり、
見当違いな返事をしてしまった。



「私の目的は。
望月紫晴への復讐よ」
「…復讐?」
尋ねると、黒執さんは律儀に
俺の質問に答えていく。

「私は、望月くんを
好きだったし信じてた。
なのに裏切ったから…」
「…裏切ったの?君を」
「ええそうよ。
穢れを知らない天使だと思っていた、
……それなのに!
あの男は、その辺にいる俗物と同じ
ただの雄だったのよ!」
俺に送り付けた写真と
同じものを取り出し、
黒執さんは悲痛な叫びをあげる。
「それだけじゃないわ。
あの男の本性は…もっと。その……」
「あいつの…本性?」

黒執さんは
オウム返し方式で尋ねると、
素直に答える傾向があるようだ。
そう思い今回も聞き返したが、
残念ながらこの質問には
答えてくれなかった。
はっと我に返り、一瞬口を閉ざしたあと。


「…ねえアンタ。
年内限定で、私と付き合いなさいよ」
「嫌だよ。
脅迫する相手を
好きになるわけないだろ」
「私だって、アンタなんて興味ないわよ!

…形式だけ。
私とアンタ以外の人間の前だけで
付き合ってる事にしてくれればいい。
そうすれば、望月紫晴の写真は
絶対にばらまかないと約束するわ」



(…困ったな)
本来なら犯罪だから、
すぐにでも警察に突き出したいけど。
多数の他人に、この写真を
見られてしまう事に
なるんだよな……。

「…わかった。
あくまでも形式だけというなら」



こうして俺に、
三人目の彼女が出来た。


 

 

 

 

 

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というワケで、

にょへ子が悩んでいた

第三の彼女?の名前は。

 

黒執着心と書いて、

クロトリツキミちゃん!

(…由来は語らずとも

お察しいただけるかとw)

 

 

 

形式上黄藤くんの彼女になった

ツキミちゃんですが、

元々はもっちーの事が

好きだったもよう。

しかしながら、なんらかの経緯で

もっちーの例の光景を見てしまい

ショックを受ける

もっちーに復讐したい

復讐の方法を色々考えた結果、

なぜか黄藤くんを脅し、

交際を申し込む…という、

黄藤くんがただのとばっちりな

展開であります( ̄▽ ̄;)

 

でもここで警察に突き出さず、

妙な展開に首を突っ込むところは

少年時代からあったもよう(笑)

まあ黄藤くんの事なので、

貞操の危機があっても

スルースキルを発動してくれそうな

気もしますが……(゚∀゚)

 

 

今回はまだまだ謎だらけなツキミちゃん。

怒りに任せて突っ走っている

ところがありますが、

上に書いた何らかの事情~とか、

もっちーとの関係などなど、

次回はもっと掘り下げて

いきたいと思います(*^^*)

 

 

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)