音温(ネオン)ビーム☆ -15ページ目

音温(ネオン)ビーム☆

Jazzyな未知の世界に挑む波瀾万丈ライフ♪ 

いやぁ~今週は忙しかった☆ いろんな場所で思いがけないお別れ会などをやって頂いた。 思い返せばボストンに来たばっかりの時は、知り合いが一人もいなかったのに、今ではこんなに密でこれからもずっと仲良くしていける友人ができ、感無量な今日このごろである。 そして出発前夜のギリギリになってやっと荷造りも終わり、部屋が2年前に来た頃のようにガラ~ンとなった。 走馬灯のようにいろんな想い出がかけめぐる中、気持ちをニュートラルにして、出発前夜に更新せねば☆

さてブラジル旅行記の続きである。 「地球の歩き方」によると、ブラジルではカメラを構えていると必ず犯罪のターゲットにされるので観光地では絶対カメラを出したりしないように。と書いてある。 私はそれをうのみにして、デジカメの充電器はあえて持って来なかった。 が、全然大丈夫のようである。 みんな当たり前のように余裕で写真を撮りまくっている。 そうなのだ。 サンパウロに来た時点で私のデジカメのバッテリーはなくなってしまったので、ここからは写真がとれなかった。。。
あ~~バカバカ!!! 読んでくれてる方、ごめんなさい☆ (だけど、一緒にいたクラウジオやOlgaおばさんが代わりに少し撮ってくれたので載せられそう!)

クラウジオが今一番熱いサンバクラブに連れて行ってくれた。 噂通り、観光客の姿はなく、地元の通な客でものすごい行列!! しかもまだ5pmなのに。。。 私とクラウジオも列に並ぶ。 およそ2時間並んでやっとやっと入場できた!  写真を撮れなかったのが残念でならないが、ものすごい熱気で超豪華なライブメンバーを囲むように地元っこがビール片手に踊りまくっている。 クラウジオの手に引かれながらどんどん奥に入って行く。やっとなんとか立っていられるスペースがあり、私達もビール片手にサンバのリズムに合わせて体を動かす。 すごい熱気で話し声もなかなか聞こえないくらいだが、クラウジオは私にサンバのステップを教えてくれた。 動きが速くて何とも妖しい動きになってしまうが、めちゃくちゃ楽しい!!! 良い感じにできあがっちゃってステップも慣れて来てダンスの苦手な私も珍しく踊りまくってしまった。 しかしみんな腰の動きが尋常じゃない!!! いやぁ~すごい。 よくもあんなに上下左右に細かく動くもんだと感心していると、今年度の「サンバクイーン」とやらがステージに飛び込み、これまたクイーンだけあって輪をかけて尋常でない腰の動きを披露し、更に会場はヒートアップだ! そんな時間はあっという間で、10時にはクラウジオのギクがあるので涙を飲んで退散した。 

このサンバクラブから30分位車を走らせると、東京で言う代官山のようなこじゃれたレストランやブティックが並ぶエリアに着く。 この一角でクラウジオのギクがある。 その晩はギターとパンデイロのデュオライブだ。 クラウジオ曰く、昨晩は先ほどのサンバクラブのようなフルバンドでのギグで、本当はそこに私を連れてきたかったそうなのだが、この日のお店も素敵なオープンカフェレストランで、すごいお客さんで賑わっている。 

セッティングが終わるとクラウジオがギターを弾きながらボサノバやDjavanのナンバーなどを歌い始める。 おぉ~!! 想像以上に良い声でギターもめちゃくちゃうまい!!! パンデイロも一人で叩いているとは思えない程すごい良い感じだ。 いつも二人でよく演奏しているそうで、息もすごく合っている。 ビールを飲みながら良い感じに酔い始めた私は気持ちよく演奏を聴いていると、何やらクラウジオがMCを始めた。 そしてなんと、私を紹介しはじめステージに招き寄せた。 えぇ~!? 歌えですと?? そんな本場ブラジル人のお客さんばかりの前で歌う何てとんでもない!!!と手をブンブン振ったがなんだかその空気を変えるわけにもいかず、酔っぱらった勢いも手伝ってステージに上がってしまった☆ 

どうりでクラウジオはサンバクラブで並んでいる間、私にどんなブラジリアンを歌うのか聞いて来てた訳だ。 譜面などなくてもペロッとイントロを弾き始め、Djavanの「Flor de Lis」をクラウジオと歌い始める。 途中から私はクラウジオのメロディにハモって歌ったらめちゃくちゃ喜んでくれて、ますますクラウジオも乗って来て思いのほかお客さんが優しい眼差しで大きな拍手を送ってくれ、もっと歌う事になった。 
cantar

サンバやボサノバの曲を歌ったのだが、お客さんが踊りながら私と一緒に歌い始めるではないか☆ 私はその想定外なリアクションから感激で鳥肌が立った! そして温かい拍手の中、席に戻ると、お客さんが代わるがわる集まって来て私にビールを注いでくれる。 そしてポルトガル語の嵐、である。 私の歌と発音を褒めてくれ、どうやら話せると思ったようなのだが、私は残念ながら会話にはならない。。。泣  それでも一生懸命知っている単語を並べたり身振り手振りしてるとお互い通じるもんで、なんだかいろんな話をして賑わった☆
sao paulo 

私の隣に座ったおじいちゃんは、Baden Powellばりに弾く地元では有名なギター名人だそうで、ビリンバウを私が歌い、おじいちゃんも飛び入りで演奏してくれたのだが、それはそれば素晴らしい指さばきと温かい音だった。 音楽を通して私の国や文化に興味を持ってくれたり、共通点や違いなどの話を言葉があまりお互い解らなくてもちゃんと通じ合っていて、なんかね、ブラジルに来て、音楽やれて幸せだなあ~って改めてジワジワ来た。 自信のない自分にいっぱい勇気をくれた土地! 

クラウジオは本当に初対面とは思えない程、短い時間の中、サンパウロの魅力をいっぱい私に見せてくれた。 そして貴重なライブ体験までさせてくれたのだ☆ もう感謝で胸いっぱいになり、涙でサンパウロを発った。 そして、やっとリオでの生活が始まるのである。 これまた何が起きるかわからないとても濃い毎日なのです! 続きは横断を終えたサンフランシスコから書きます♪  来週は久々にMarceleに会えるので、またまだブラジル話に花が咲きそう☆  ではこれから長くて未知な横断の旅、行って来ますっ! 
私は時間をゆっくりかける鉄道の旅や深夜の長距離バスに乗るのが大好きである。 そしていよいよ大都会サンパウロに向けて深夜バスに乗る時が来た! リオからサンパウロはバスで約6時間で着く。バスにも3段階のグレードがあり、一番安いのが普通のあまりリクライニングできないタイプのバス。次が割とゆったりとシートを倒せるタイプのバス。そして一番高いのがほぼ真っ平らに倒せる超贅沢な空間のタイプだ。 友達夫妻と私は一番高いタイプのバスに乗る事にした。高いといっても確か4千円程だったと思う。 リオに戻ってくる時は私一人だったので、中間のタイプのバスにしたが、それでもかなりリラックス出来るシートであった。 しかしこっちのバスはおもしろく、乗り込むときに運転手が乗客一人一人にお菓子の詰め合わせ巾着袋とジュースを手渡ししてくれるのである。 まるで遠足気分で深夜だというのにテンションがあがってしまう私♪ バスの内装もとてもきれいで、後部にミネラルウォーターのペットボトルがたくさん入った冷蔵庫が完備してあり好きなだけ飲んでいいようだ。 そうとは知らず、ターミナルのバカ高いミネラルウォーターを買い込んでしまった。残念☆ 座席にはきれいで厚めの毛布が置かれてあり、背もたれをガガっと倒すと本当に180°に近い感じで倒れた。 こんなバス、多少高くても日本にあればいいのになあ~と思った程だ。 そんな感じで心地よく乗っているとあっという間にサンパウロについてしまった。 久しぶりに見る朝日のなか、高層マンションが立ち並んでいる。 リオとは全く風景が違う。 

私はサンパウロで親友Marceleの家族に会う為、友達夫妻に待ち合わせ場所まで車で送ってもらう。 Marceleの弟Claudio(クラウジオ)が出迎えてくれていた! Marceleによく似ためっちゃ長身のハンサムボーイだった。 クラウジオはロサンゼルスに少し留学していたこともあり、英語が上手で会話も初対面とは思えない程はずみ、人懐っこい性格はMarceleに似ているなあ~と思った。 するとMarceleファミリーのお家に到着! プール付きの素敵なおうちで、Marceleの両親が温かく私を向かえてくれた。 

claudio
プールの前でクラウジオとのショット☆ なんだかよく見ると二人とも同じような服装で笑ってしまう。

お母さんがカシューナッツの果実ジュースを出してくれた。 うん、確かに味がカシューナッツのようなジュースだった。 これは日本では飲めないなあ~。 そしてお父さんはなにやら私に家族がTVに出演したときのビデオを見せようとしてくれている。 お父さんはブラジルでは有名な作曲家かつシンガーで、自分のTVショーも持っていた程の人なのだ。 家族全員ヴォーカリストというなんともすごい環境である! 

family

子供の頃のMarceleやClaudio、そして毛がフサフサあるお父さんと超美人のお母さん4人がお父さんが司会を務めるTV番組で楽しそうに歌っていてちょっと感動した。 お父さんもお母さんも英語は話さないのだが、お父さんが「ほら、昔はわしもこんなに髪があったんだよ。ハハハ~!」なんて言っているのがちゃんと伝わる。 そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ、クラウジオが私をサンバクラブに連れて行ってくれるという。 Marceleの家族とはバークリー音楽院の卒業式で会っただけなのに、本当にこんな私を温かく迎え入れてくれて、別れ際ハグを交わした時、涙が溢れて来た。 お父さんは慣れない英語で「Brasil love Kaoru!!!」と大きな声で見送ってくれた。 お母さんも「今度はもっと長くステイしてね!」と言ってくれた。 Marceleが側に居ないのが本当に残念だった。。。

サンパウロには1泊しかしない予定だったので、慌ただしかったが、クラウジオは少ない時間の中、めいっぱい私をいろんなところへ連れて行ってくれた。 車の中ではめちゃくちゃセンスの良い音楽が流れていて、今ブラジルで熱いミュージシャンのCDをいっぱい聴かせてくれた。 これは是非買って帰らねば!!と思い、アーティスト名などをメモる。 車はサンパウロの街を駆け抜け、またこの車の中で流れるブラジリアンリズムなセンスの良いサウンドがあうのだ! なんだろ、R&Bサンバボサいろんな音が融合されているようなサウンドなのである。 そしてまず楽器屋が立ち並ぶストリートに連れて行ってくれた。 そこでは露天の店もいっぱい出てるし、パーカッショニストが喜びそうな楽器店もズラ~と並んでいる。 ワクワクしながら入ろうとすると、あれれ、どこも閉店準備をしている。 まだ4時なのに?? クラウジオに聞くと土曜はどの店も早く閉店し、日曜は完全に休みなのだそうだ。 週末は稼ぎ時じゃないのか!? 不思議だ。

次はサンパウロで地元の人に一番人気の巨大サンバクラブに連れて行ってくれるという。 その後はクラウジオはギグ(演奏の仕事)があるので私も一緒に行く。 そしてなんとここで、kaorumブラジルライブデビュ~してしまうのである☆ きゃ~~!!! 本場ブラジル人ばかりのお客さんの前で歌うのはこれが初めてである。 kaorum大丈夫か~~~~!? 果たしてどんな反応が返ってくるのだろう? ドキドキである。 次回へ☆
つい先程試合が終わった。 日本戦をみるのはこの対ブラジルが初めてだ。 私は今の日本チームが好きではないので興味も湧かず見なかったのだが、最後の戦いになるかもしれないブラジル戦は見たいと思った。 

思った通り、というか、残念とも思わなかったのが悲しい。。。

監督(戦術や指揮)も素晴らしいし技術も他の国に劣ってるとも思わない。まあトップレベルチームに比べて基礎力が少し不安定か。。。? でもレベルが低いと軽視されがちの日本チームだが、レベルが低いのは決してテクニックではないのだ。 一番のネックは精神性が低すぎる事に思える。

応援に熱くなってるとよくわからなくなるが、冷静に試合を見ていると明らかに他国と比べてチーム一丸になっていない。 個人個人のプレーは素晴らしくても、パスをほとんど読まれてカットされている。 相手チームの攻撃態勢の時も守備がガラガラ。 GKの川口が本当に気の毒でならなかった。 前半のラスト1分でロナウドに同点ゴールをされた動揺を後半戦に引きずってか、もうチームとして全く機能していなかった。 バラバラなのである。 監督の責任というよりも中田のチームをまとめる力不足と個々の意識が一心同体でないためだと強く感じる。 これは絶対に精神的な弱さから来るものなのだ。 日本チームは最後まで「次がんばればいい」という甘い姿勢で、「今しかない」という緊迫感と負けた時の悔しさがどうも伝わって来ず空回りしている。 

ブラジルサッカーはそれこそ国が誇る唯一のものであり、執念が半端でない。 日本がハイテク技術や深い文化を誇る国であるのと一緒だ。 譲れないものがあるのだ。 それこそ貧困の生活から抜け出るにはサッカーで、自分の腕前で這い上がるしか方法がない国なのだ。 日本チームはもっと一人一人が精神を鍛える修行をしない限り世界レベルの勝利には繋がらない。 決して技術面ではないはずなのだ。 戦える技術は十分あるのだから。 日本は本来チームワークを形成するのが得意の国民性なはずなのだ。 一丸となった日本チーム戦を近い将来是非観たいし応援したい。 こんな精神レベルの低い試合を観さされては応援している側も元気をもらうどころか無気力になるだけである。 プロと言われる人間は人に良いエナジーを与えるのが仕事なはず!

強靭な精神の必要性はスポーツだけではない。 例えば音楽もそうだ。 一人一人が素晴らしい技術を持っていたとしてもバンドメンバーの集中力がバラバラであったりリーダーの引っ張ってゆく力がなければ良い音は決して生まれないし人の心も当然動かない。 ただ不快にしてしまうだけだ。 

音楽の世界もスポーツと一緒で、1)戦術(個性)2)基礎力(安定感)3)精神力の強さがプロに求められるものだし、より強力でよりバランスがとれているアーティスト程抜き出た存在になるのだろう。私はまだどれも不安定なので、もっといろんな経験をし人と接触して磨かれて行きたい。 初心の「どうしても!」を忘れることなく前進しなくては☆ あとは「芯から楽しむ♪」 次のワールドカップまでに精神的にも磨きがかかった日本チームを期待しているし、同時に私も強靭な精神を養って行きたいと思う今日このごろである。
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さあ、島から戻り久々にOlgaおばさんと再会する。 この晩の深夜バスでサンパウロに向かうのだが、それまで時間がたっぷりあるので、念願のコルコバードに行く事にした。コパカバーナからバスに揺られること約20分で頂上までいける電車乗り場にたどり着いた。
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ものすごい急斜面をこの赤い電車はゆっくり登ってゆく。 途中、一カ所に止まるとそこから何やらサンバ隊が乗り込んで来ていきなり陽気なパーカッションと歌を頂上に着くまで演奏し、チップをせびる。 いや~なんとも陽気な国民性だ☆ お客さんも電車の急斜面の中、つらされて踊っているではないか! 見ているだけで楽しくなってしまう♪ そんな感じで山を登って行くと頂上に着いた。 すると目の前にあの有名な巨大キリスト像の後ろ姿がそびえ立っていた。 手すりあたりに小さくみえるのは人影である。 いかにこの像が大きいかが伺える。
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感動のあまり駆け足で正面に行き、キリスト像をバックに記念撮影☆ 
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このキリスト像はリオのシンボルともいえる存在で、街のどこにいてもこれが見えるのである。 まるで私達すべてを温かく包み込むように両手を広げ優しい表情をしている。 そしてなんとキリスト像の瞳はハート型であった。 ずっと見上げているだけで涙が出てきそうな不思議な温かいオーラを発していた。 きっとこの写真をずっと見つめているとあなたも何か不思議なオーラに包まれるのでは? (この写真だけはクリックすると大きく見れます♪)
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そんなキリスト像を脇からパシャっ☆
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さんざんキリスト像の写真を撮ったが私はこのショットがお気に入りである。 美しいのは像ばかりではない。 まず目に飛び込んでくるのはリオの何とも言えない程の360°パノラマの美しい風景である。 もう空は広いし海は深く澄んでいるし地形も独特の情緒がある。
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頂上からの風景

corcovado 
これは車で丘を登らないと見られない風景。 なんと不思議な事に電車でそろそろ戻ろうとしていたときに偶然にも車で来ていた例の日系人友達夫妻にばったり出くわし、下りを車に乗せてもらえたので撮れた貴重なショット。 レコードジャケットやポストカードはこの場所から撮られる事が多いらしくベストビューポイントなのだそうだ☆ 超ラッキーである。

こんな風景を見てしまうと、数々の美しすぎるボサノヴァの名曲がここで誕生したのが嫌でもうなずけてしまう。 私もここにいるとなぜか自然に歌を口ずさんでしまうし、曲を書きたい衝動にかられずにはいられない。 この美しさを歌で表現したい!という想いがひしひしと湧いてくる聖地なのであろう。 私がブラジルにどうしても来たかった理由の一つに、自分の肌でこの美しさを感じ、自分の唄う歌に命を吹き込みたいという想いがあったからだ。 もう感動で感動で涙が自然と溢れて来た。 今まで「Corcovado」という曲は聴くのはすごく好きでも自分の中にないものだったので唄う事は一度もなかった。 もう今はこの曲が唄いたくてしょうがないのだ! いつかみなさんの前で唄ってこの美しさの感動とサウダージを少しでも伝える事ができますように。。。☆  次回はいよいよサンパウロ♪

ボストンもいよいよ残す所2週間! そろそろ引越し準備も大詰めである。

前回は妖しい車を買った所まで、だった。 

jetta

いや~なかなかラブリーな車である。 一体この車のどこが妖しいのか? オッサンから車を受け取った後、すぐに保険会社に出向いて加入してきたのだが、ここで驚くべき事実が発覚!! 車の名義変更を行う時、日本では何ていうのだろうか、車名義証明書とでもいうのかな。 それを持って日本で言うJAFみたいなところに行くのだが、保険会社の人が私がオッサンから受け取った書類を見て「ムムッ!?」という表情をしたのだ。なぜならば、その書類にはオッサンが前のオーナーからの名義変更証明書の日付がなんと1ヶ月前になっているようなのだ。 え!? ということは、、、オッサンは1ヶ月前にこの中古車を買い、1ヶ月後に売りに出している事になる。 めっちゃ妖しいのではないか!???  しかし不思議と不安にならない。 なぜかこの車から嫌な「気」は感じないのだ。 念の為オッサンを再び訪ねて聞いてみた。 すると、どうやらオッサンはVWに18年勤めているメカニックだそうで、約1年前にこの車(軽~く事故ってた模様。また事故車かいな。笑)を買い、会社のナンバープレートを使ってその車を運転していたらしく、名義変更書を作っていなかった模様。 私もマサチューセッツ州のシステムとか車の事など全く詳しくないので説明されてもチンプンカンプンなのだが、保険会社の人が言うには、買ってすぐに名義書を申請しないのは違法で、このオッサンは売りに出すと決めてから申請したのだろう。と言っていた。 売りに出した理由をオッサンに尋ねると、ボートを引っ張れるような大きな車を買った為だという。 ふ~ん。。。 納得出来たような理解できないような。 今イチ腑に落ちないので、念の為メカニックの工場に持って行き点検してもらうことにしたのだが、特に問題はなかったし、オッサンもそんな悪党には見えなかったので、「ま、いっかぁ☆」ということにした。 VWの名刺もちゃんと見せてもらったし、多分自分で部品を交換したり整備出来るから車をお手頃価格でベストコンディションの形で売る事ができるのであろう。 おっさんは自分で「俺はVWのメカニカルマスターだから、完璧なコンディションに仕上げてるし大陸横断するのに全く問題ない車だと胸張って言えるんだよ。」と自信満々だった。実際乗り心地も完璧であるし、内装も外観も新車のようにきれいである。 とても10年も古いようには感じない程、手入れをされているような感じを受けた。 日本車と比べると、ドアも重みがあってとてもしっかりしている印象だ♪ 

そしてマサチューセッツ州というのはユニークな州で、なんと車を売買するごとにナンバープレートを変えなくてはいけないらしく、私がカリフォルニアで車を売る場合にも、ちゃんと保険会社にプレートを送り返さなくてはいけないそうだ。 カリフォルニアをはじめ他の州ではオーナーが変わろうがプレートはずっと同じ物をつけているものである。 いろいろ勉強になるなぁ。。。

日本では今月から駐禁が相当厳しくなったらしいが、日本で駐車違反を切られた夢をみた。 夢の中では私ではない誰かなのだが、残念な事に今日、ボストンで初の駐車違反切符を切られてしまった! ほんの10分も止めていなかったのに「resident parking」と言ってそのエリアの住民以外6時以降は止めてはいけない、という標識がうっすらとあった。 もうガックリである。 しかし日本では宅配の仕事をする人達や、大きな楽器を運ぶミュージシャンには本当に辛い風向きになってしまったに違いない。 駐禁の切符が挟まれていたりすると、一生懸命仕事して稼いでいるのが切なくなる。 確かに迷惑で強引な駐車の仕方をしている人もいるが、ほんの一瞬とめていただけで切られるというのは本当に痛い。

さてさて、早速全米地図をゲットし、ルートを練ってみた☆
Boston - Buffalo (ここでナイアガラの滝を見る)- Chicago - シカゴからルート66を通って南下して- Grand Canyon - Las Vegas - LA - San Louis Obispo (森の中に温泉がある☆)- San Francisco!

と、こんな感じだ。一日平均8時間連続運転する形だ。 Route 66を通るのは友達の強い希望だったので、このコースをとることにした。 有名なジャズスタンダードの曲名でもあるので、実際通ってみたいということだ。 もちろん車中はその曲を流しながら。。。☆ 嗚呼~!すごいなあ。 歌の世界を辿る旅になりそうだ。 長距離を運転している時って、雑念がいっぱい湧いてくる瞬間と「無」の境地に似た瞬間が交互に来る。 私にとって自分を見つめ直したりする貴重な時間だし、風景や空の移り変わり、大陸の広さを自身で感じれるのでとても楽しみである。 まだまだブラジル旅行記も終わらないが、帰国したらドキドキ横断旅行記☆更新していこう♪ 
私は女なのに、自分の結婚式には全く憧れる事がない。 なぜだ!!???  普通は彼氏や好きな人がいれば夢見心地でワクワクしながら描いたりするもんである。 しかし再婚の度に式を挙げる人は、どんな心境だったりするのだろうか。。。 う~ん、気になるものだ。

だけど私、人の結婚式大好き♪  とは言っても長年海外にいるせいで大切な友人や親戚の結婚式に出席した経験は非常に少ない。 親戚のコ、高校の友達、帰国子女の友達、、、おっとっと3人だけだわ。 結婚式の幸福感溢れるあの独特な雰囲気が大好きなのと、こんな時でしか再会しないような人達と会えたりするのも楽しみのひとつだ♪  

そして今年9月には4人目の結婚式に出席だ~☆ 予定では今年いっぱいはアメリカで活動するつもりだったのだが、心から祝福したい友人の式だけに出席させてもらうことにし、これを期に9月には本帰国するように変更した。 彼女はGUCCIに入社したときの同期で、ほどんどの同期が私のように5年目前後あたりで退職や転職していった中、彼女は最後の一人、頑張り通し今では彼女なしでは会社が回らないという程のグッチにとっては大黒柱的な素晴らしい仕事をこなしていく人だった。 そんな彼女を会社が簡単にやめさせてくれる筈もなく、彼女も悩みに悩んだ末、今月で寿退社をする決意をしたのだった。 今日、12日はそんな彼女の最後の出勤日だ。 きっと彼女なら仕事の引き継ぎ以外のもっと大切な事、プラスα的なものを後輩にしっかりと伝授して大勢のスタッフに惜しまれながらかっこよく去って行くのだろう。 嗚呼、私もなんだか胸が熱くなり、今日こうやってブログを書いている。 よくがんばったよ~!!! 本当にお疲れさま☆

そんな彼女を祝福したくて、彼女の結婚に向けて曲を贈る事にした。 人の為に曲を書いたのも初めてだし、ラブソングの歌詞を書くのも実はこれが初めてだ。 気がつくと私の書く歌詞はいつも天気やら気候やらそんなんが多い。 一応それなりに意味があるのだが、一見マヌケな歌詞なのだ。 この詩は彼女からのエピソードを元にして想いを代弁できるような詩を書いた。曲はとにかくシンプルで美しい響きを表現したワルツ♪ 勢いあったからか、一瞬のうちに出来上がった。 我ながらかなり素敵な曲に仕上がったと思う。 

彼女はオペラ座の怪人狂なので、当然、式にもテーマソングなどのCDが流れるようであり、また生演奏も入るという、なかなかゴージャズな披露宴になりそうなのだ。 恵比寿のウェスティンホテルというだけで私なんかチビってしまいそうだ。 しかも曲を贈ってしまったのでおちおち酔っぱらってる訳にも行かず、歌わなくては行けない。 そして先日彼女から生演奏のミュージシャン決定!とのメールが来てこれまたビビってしまう私。 今ノリにノッている話題のイケメンピアニスト伯英(Hakuei Kim)と
hakuei

ベース嶌田憲二
shimaken
だそうだ。 この二人、私には意外な組み合わせであったが、きっと想像以上に温かくて素晴らしい泣けてくる演奏を響かせてくれるに違いない☆ 

さてこれからどんな選曲をするのかな?? きっとクラシックとジャズで更に甘~く幸福感溢れる空気に包まれるのではないでしょうか? 私も緊張しないように、そして泣いちゃわないようにしっかり心込めて歌えますように。。。。。☆ きっと本帰国後の初歌いになるはず。 こんな大きなホールで元同僚や新郎新婦のご家族の前で歌うのはドキドキだ~~!!!
だ、大丈夫かkaorum!? 今から練習練習である♪  素敵な披露宴になりますように。 そして幸せいっぱいの未来につながりますように。。。。。☆
あれあれ、気が付けばブラジルから戻ってもう1ヶ月なのね! あまりにも中身が濃く書ききれないもんで旅行記もなかなか更新できなかった。 まあ~ぼちぼち書いて行くか♪

前回は確か「天国に限りなく近い島☆Ilha Grande」に着いた所までだったような。。。この大島のまわりには無人島がいっぱいある。 そしてそのなかのひとつに小さなボートで行った。 約1時間で島の入り口に着き、そこから山の中を約40分程歩く。 そしてやっと森を抜け波の音がだんだん大きく聞こえてくると海が見えて来た!!

road

思わず叫んでしまった! まさに誰もいない無人ビーチに裸足で駆け寄る☆

ocean

ゴミ、海藻ひとつ落ちていない、シルクのような砂浜! 歩くとキュッキュッと音がする。 そして走りながら服を脱ぎ捨て中に着ていた水着で海にザブ~ン!! どこまで深い所に行っても自分の足が見える程めちゃくちゃ透明な海☆ なんて純度の高い海水なのだ~!!!!! こんな砂浜、そして海は生まれて初めて見た。 海は果てしなく吸い込まれそうな程、透明なエメラルドグリーン! あまりにも水がきれいなので、自分の足を思わずパシャッ!

foot

さんざん波に乗ったり泳いだりした後は、持参して来たサンドウィッチ片手にビール☆ こんな夢の様な無人の景色の中で飲むビールは格別だ! ブラジルはSkolという銘柄が一番メジャーなのだが、これは日本人には物足りなさを感じるような薄~い味なのだが、とりあえずどんな味であろうが、最高に旨い!!! 

skol

感覚とは本当に不思議なもので、こんな感じで素晴らしい景色、空気、太陽の下での飲食はなんでも美味しくなり、これが好きな人と一緒なら景色は更にもっと素敵に見えてしまうのだろう。。。笑  でもこんな景色を独り占めしていると、誰に気兼ねすることなく思いっきり五感を研ぎ澄ませる事が出来る。 砂浜に大の字に寝っ転がると地面、空、海、風、森からジワジワと良い波動が体に吸収していく感覚である。 目を開けていても閉じていても、本当に天国にいるような錯覚をする。 変な表現だが世捨て人にでもなってしまった気分である。 もっともっとこの場所に居たかった。 またいつか絶対来よう!とこの景色を心に焼き付け、再び森を抜け、次なる島に向かう。

ここはよくウミガメがいるようなのだが、残念ながら今回は会えなかった。 ウミガメといえば私の中のイメージは「浦島太郎」で、私は子供の頃、浦島太郎のようにウミガメの背中に乗せてもらいたいと真剣に妄想していたものだ。 でも実話でどこかの海で遭難した人をウミガメが背中に乗せて沖まで泳いで助かったという新聞記事を以前読んだ事がある。 なかなかめったにお会い出来ない実に神秘的な存在である。 そのウミガメが多く生存する湾に行き、私も浮いて来た。 ボートの上からでもトロピカルフィッシュがいっぱい見える程、ここも水がめちゃくちゃ澄んでいる。

uki

写真では見にくいが、私はこの時、髪の毛を編み込んでドレッドにしていた為、恐ろしい程頭皮が日焼けをし、シャンプーするのも何日かずっとヒリヒリ痛いし、だいぶ良くなって来た頃は頭皮が剥けて来てフケのようで大変だった。。。苦笑

さてさて、大島に戻ってリオに戻る準備をする。 リオに戻る、といってもなんと翌日は友達夫妻と一緒にサンパウロに行くのだ。 考えてみればリオの空港に着いてからまだ3日しか経っておらず、まだ全然リオに滞在していない状態だ。  Olgaおばさんのアパートにもまだ泊まっていないのだから。笑  なんとも不思議な感じだ。  リオに戻って翌日の深夜バスで6時間かけてサンパウロへ。。。
バスに乗るまでまだ翌日はいっぱい時間があるので、念願のコルコバードの丘にも行く予定だ。 

次回は息を飲む程、美しすぎるコルコバードの丘、そしてエキサイティングなサンパウロの旅を。。。♪

今日から6月! サンフランシスコへの引越し予定日だった。 が、私の部屋の引き継ぎの人の都合で、今月いっぱいまでボストンにいることになった。 引越しは車で横断するか、飛行機で行くかず~っと迷いに迷った末、安全で楽な飛行機にする事に決め、航空券も予約していた。 しかし、引き継ぎの人が、自分の部屋の引き継ぎをまだ見つけられていないということを先日知り、その状態で私が引越しするとその人が両方の部屋の家賃を払う事になるのは気の毒に思い、1ヶ月延長することにしたのだ。 というわけでやっと決めた飛行機の予約をキャンセルしたので、また沸々と横断の想いが込み上げて来てしまう今日この頃だ。 そして1ヶ月延びた事によって、前々から一緒に横断したいと言っていたNYの友達との都合がピッタリ合ったので、思いきってやはり横断することに決定したのだ☆ 運転は私だけなのだが、横でナビをしてくれるだけでかなり助かるし旅の楽しさも倍増するはず♪ 

「思い立ったが吉日!」の私は、行動が半端なく早く、発声練習しながらネットで中古車を探す。 車大国アメリカは日本と違って中古車が異常に高い。走行メーターが6桁に達していようが10年以上古かろうが軽~く50万円近くするのだ。 私の探す車は車種問わず古かろうがとにかく安くて部品もしっかりしていてマメにメインテナンスをされている信頼のおける車だ。 

車はなんだろ、とにかく直感が大切だ。 以前ブログにも「車歴」というタイトルで語ったが、アメリカでは過去に3台の中古車を経験している。 初代は15年程古いミラージュ、2台目は事故車を改善しためちゃくちゃ妖しい車、ファミリア。 そして3台目はこれまた10年程古いロードスター。 どれも縁合って乗せて頂いたのだが、とにかく無事故で本当に良く走ってくれた。 今回も安予算と条件に見合って直感で響いた車が1台あり、おととい早速見に行った。 ボストンから30分程離れたなかなか素敵な緑多い住宅街に住んでいるオッサンを訪ねた。 果たしてどんな車かドキドキだ! 

ドアをノックすると車を売りに出しているおっさんが出て来た。 家の前には同じ車種がズラ~リと3台程並んでいた。 おっさん曰く、奥さんそして弟の車なんだそうだ。 よほどこの車種が好きな家族なのか!?と不思議だったが、とりあえず車を見せてもらいパーツ交換済みの説明などを聴き、試乗した。 車種は1996年VWジェッタである。 走行200,000km近い。(うへ~~!) おっとkaorum外車デビュ~か!? しかし10年も古い車とは思えない程、外観内観共にめちゃくちゃきれいだ。 そしてタイヤ、ブレーキをはじめとする大事なパーツは新しい物にちゃんと交換されている。 運転、乗り心地もめちゃくちゃ良い! そして値段がかなりかなり安い!!! 唯一あまり効かないエアコンをちゃんと修理してもらう条件で自分でも驚く位の早さで即決してしまった。 そしてその足でそのまま保険会社へ向かい、手続きを済ませる。 

が、この時点で気付いたのだが、この車、なかなか妖しいのである。
果たしてどう妖しいのか!!!  次回へ。。。。♪ 
私はめったに夢を見ないのだが、最近不思議な夢を見る。 しかもポルトガル語で普通に会話してる夢(たいしてしゃべれないのに。。。でも夢では超リアルにポルトガル語なのだ。(内容は覚えてない所がこれまたリアルなのだが、自分のしゃべったポルトガル語はしっかり覚えている。)そして英語でのメッセージ的な夢。 こちらはしっかり覚えていて内容は確かこんな感じだった。

Focus your mind on what can go right rather than on what can go wrong, particularly with your music.  

なぜ日本語で夢を見ないのかが不思議でもあるが、このメッセージっぽい夢の意味も全くわからなかったので特別気にもとめなかった。最近帰国の為の引越し荷造りを一人で黙々やっていると、ジワジワと現実が押し寄せているのを感じずにはいられない今日この頃。 ふと帰国後の生活を想う。 私は物欲はないのだが、リラックスする事(旅やマッサージ)や大事な人達との交際費には惜しみなくお金を使いたいので、グッチに勤めていたときも家庭教師したりバーテンしたりひっそりと副業とリッチライフを楽しんでいた。 なので今回も帰国したら音楽活動をしながら副業として英会話教室でも開こうかと前々から考えていた。 私は何人もの生徒の家庭教師をしてきてすごくやりがいも感じ楽しかったし、向いているので割と良い感じにやっていける自信もある。 

しかし、黙々と一人荷造りの作業をしていると、なぜか夢に見たメッセージがちらつくのである。 器用貧乏な私としては副業はそれなりにうまくいく予感が既にするし、音楽のほうがむしろ副業になっていく気がした。 それももちろん素敵なのだが、今じゃない。 今じゃいけないのだ!!!  それではボストンに来る前と全く変わらないのだ。私は音楽を真剣にやっていきたいと思ったから思い切って退職し、アメリカまではるばる来たというのを今更ながら思い出した。 今日、あの意味不明だった夢のメッセージがはっきりと解った気がした。

今までモヤモヤしていた迷いが吹っ切れ、明確で揺るぎない「決意」、今日生まれる。 これから先3年はとにかく音楽だけに全身全霊を注ぎ、自分を賭けます。 kaorumの人生最初で最後の大博打である。 ストリートライフに近い状態も覚悟で。。。 行動力だけは私の唯一の取り柄なので、とにかく自分の想う場所をいっぱい見つけ、歌って行きます! リラックスへの投資はしばらく出来なくなるが、ブラジルから戻って来た後は、歌っている事がリラックス状態だ。 ここ半年、バカみたいに歌から離れ、ひたすら発声とリズム&ピッチの練習をしてきたが、やっと目に見える変化が少しずつ見えて来た! 途中、自分のしていることに果たしてこんな自己流練習法で良いのかと疑問が生まれつつあったが、間違いではなかった。まだまだ決して上手くはないが、私は上手い歌い手になる気はさらさらなく、珍味で旨い歌い手になる! そのための必要な基礎は必ず身につけたい。練習も集中できて楽しくて仕方がない。 これは私の中ですごい変化である。
 
自分の歌、少しでも多くの人に温かく優しい気持ちに戻っていく波動に変えたい。
「音温ビーム」これから浴びせて行きます!!!

現実は受け止め夢は大きく♪  「決意記念日」とでもしよう。

さあ~前回の続きである。 タイトルでもお分かりの通り私が絶叫してしまった大好きなスィングヴォーカルの神様的存在の人、Ernestine Anderson。
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私の憧れのジャズシンガーはJulie Londonで、どちらかというと白人系の低音で崩さない歌い方をするスタイルが好きなのだが、私がまだジャズを聴き始めて間もない頃、Ernestineの歌を聴いて電流が走った感覚を思い出した。 黒人シンガー特有の太めの声でスキャットしまくりブルースブルースしている歌では全くなく、メロディをとても大切に素直に歌いあげ、スィング感が素晴らしく、そして何よりも声が温かいのだ。 これまでにホント数多くの歌ものCD、ライブを聴いてきて、もちろん素晴らしすぎる人はいっぱいいて感動はするのだが、ジワジワそしてググっとものすごい温かみが込み上げてくる歌声の人、私の琴線に触れたのは今までで3人しかいない。 一人は以前、ブログでも紹介した私の師匠「Lisa Thorson」、ブラジリアンシンガーの「Ana Caram」そしてもう一人は「Ernestine Anderson」だ。 憧れのJulie LondonやSTINGがこの中に入っていない様に、「上手くて声もスタイルも大好きで独特の世界観があるシンガー=温かい歌声」でもないのだ。 彼等の歌に温かみがないわけでは決して決してないのだ。 うまく説明出来なくてはがゆいが意外や意外、この「温かい歌声」を持つシンガーと巡り会うのはそれだけ稀なのである。 これは持って生まれた声質と、その人の人生から滲み出るもののほかない。

さてさて、話の続きに戻るが、彼女のライブ会場「Dizzy's Club」という夜景も素晴らしくとてもモダンで素敵なジャズクラブに向かって予約を試みる。 当然の如く、全公演予約でいっぱいだと言われ、キャンセル待ちしかないと言われた。 そこで私達「滑り込みシスターズ」は諦める訳もなく、頑張って食い下がり、なんとか11:30pm~スタートの3ステージ目のバー席の予約に漕ぎ着ける事が出来たのだ!! スタートまで相当時間があったので、チャイナタウンを探索して時間をつぶし、11時前に戻ってくると、ものすごい長蛇の列が出来ていた。 予約のある人のラインも長いが、キャンセル待ちや立ち見待ちの列も凄かった。 いや~本当に信じられないくらいラッキーであった。 しかももっと
ラッキーなことに、3ステージ目は、学割が使えて半額のチャージになった。 Ernestine様の生歌ライブがなんと$15ぽっきりで観れるのだ! バー席といってもブルーノートのようにステージが全く見にくく小狭い席ではなく、ステージ真正面でめちゃ近く、ハイチェアなので、むしろテーブル席よりも視界が良い♪ 

この日はジュリアードジャズオーケストラといって、選抜された学生のビッグバンドがバックだった。上手いが学生ならではの音のバランスの悪さや危なっかしさ、良い感じの勢いがあって新鮮ではあった。 2曲程ビッグバンドのみの演奏があり、そしていよいよErnestineが紹介され登場☆ もう相当の御歳なので、足が弱いようで指揮者に手を引かれてステージに。。。! おぉ~~~!!! 金髪のいかにも!というカツラをかぶっているが、似合っている。 そしてゴールドのパンツもこれまためちゃくちゃかっこいい!!! なぜだろう、、ステージに上がったとたん、別人のように姿勢も良くなりオーラというか、後光が射しているかのように輝いている☆ そして話しだすかのようにめちゃくちゃ自然に歌に入っていき、ゆっくりとA trainを歌いだす。 いや~~やばい!!!
ernestine

CDで聴くよりもはるかにずっとずっと温かい声!!! ちょっとハスキーでダイナミックの使い方が絶妙で消えてしまいそうなウィスパーヴォイス、ガツンと響き渡るロングトーン、歌のときはスキャットを決して入れず、MCの時に鼻歌のようにしかし美しくささやくようなスキャットを交えてのトーク、そのトークから歌に入って行くタイミング、絶妙である。 ピアニストがErnestineの存在の大きさにビビりながら弱々しくイントロを弾くのだが、それをさりげなくリードするように優しく体を動かし鼻歌を歌い歌に入って行く。 学生ビッグバンドの不安定さと彼女の確固たる安定感、そしてビッグバンドの若さ溢れる勢いと彼女の引き方。 Ernestineはそのものすごい存在感をアピールするどころかまるでビッグバンドの彼等に溶け込むような感じでひっそり歌う。 我を決して表す事なく、しかしステージを去ってもとにかく強烈な彼女の匂いを残す。 まるでマジックでも見ているようだ。 彼女はどんな環境で育ち、恋に落ち、今の彼女がいるのだろう。。。とふと思うが、酸いも甘いも知り尽くしている彼女だからこそ温かく響く歌声であり、残り香をこんなにも強力に放つのであろう。 

以前「Sunny」についてブログで熱く語ったが、彼女のSunnyは極上中の極上である。 私が「Sunnyを歌いたい!!!ジャズを歌いたい!!!」と猛烈に思わせた人でもある。 

そういえば、ここ半年程歌ものライブといえば、ブラジリアンばかり聴きに行っていた。 しかもボストンに初めて来た「Joyce」、CDで聴くよりもはるかにずっとずっと素晴らしく鳥肌が立ち「よし!もっともっと練習しよう!!」という強烈なエネルギーをくれた「Luciana Souza」、そして今回のGal Costaというなかなか生では聴けないbig 3 Brazilian singers だ。ますますブラジル音楽にハマっていく今日このごろ、そんな中偶然にもErnestineのライブを聴け、消えかけていたジャズへの情熱を奮い立たすことが出来た。 これは偶然ではなく、そんなきっかけが今の私にすごく必要だったのだろう。 そうそう、彼女のMCですごく印象に残った言葉があった。 

「I am what I am」

なんか、ジ~んときた。 いつも凹む時はこの「あるがままの自分」でいることを忘れている時だ。
あるがままの自分を受け入れ、愛し、自分の中に眠る無限の宝を知る人。 強いなぁ~。。。  
そういえば、Lisaにも以前、そのことの大切さを教えられ、ジ~んときたことがあった。 今回NYに来れて本当に良かった。

これが最後のNY!と思っていたのだが、部屋の引き継ぎの人の都合で西海岸への引越しが少し伸びた。 ということで、来月もういちどNYに行くことにした。 なぜなら6月中旬にNYでジャズフェスが行われており、私の大好きなハーモニカのToots ThielemansとピアノのKenny Wernerのデュオがあるし、そして素晴らしい天才若手ベーシストのAvishai Cohen Trioも来る。 こんな夢のような欧州系ミュージシャンがNYに一斉に来るのにこれを聴かずにカリフォルニアには行けんのだ。 というわけで、ライブレポートin NY第二弾、お楽しみに☆