傾聴と共感。カウンセリング講座を受けて感じたこと。(第1回)
信頼関係の構築。カウンセリング講座を受けて感じたこと。(第2回)
今回一番印象に残っているのが「ディスコース」について。
ディスコースとは、簡単にいうと
誰が言ったのかわからないけれど、みんながそう思っていること。
良いことも良くないことも。
このディスコースによって苦しめられることって多い。
私も経験しているけれど
「子どもが幼いうちは一緒にいてあげるのが良い」
そういう声を聞くと
保育園に子どもたちを預けて仕事をすることに
罪悪感を感じることがありました。
「子どもが幼いうちは一緒にいてあげるのが良い」
理由を明確に答えられる人ってほとんどいないと思うんですよね。
かわいそうだからとか多分そんな理由。
本当はずっと一緒にいたいけれど
事情があって仕事をしている人だっているし
仕事をすることでバランスをとっている人だっている。
そういう一人一人の事情や思いを無視して
世の中ではこうですって言われると
言われた側は苦しいよね。
言葉にされなくても
今までの生きてきた環境で
自分がそう思っていることもあります。
小1長男の不登校なんか特にそう。
学校に行けないのに
社会に出ても働けない
そう思ってしまうところがあるから悩むんですよね。
私もまだこのディスコースと戦っている感じがする…
ナラティブでは
「人が問題なのではない」
悩みは、個人が作り出しているのではなく、
社会の仕組みや構造、権力、当たり前とされることから生まれる(涼子さんへの質問の回答メールから抜粋させていただいてます)
そして、能力・資質などの良いところをアセスメントすること。
アセスメント(分析や評価)をするときには
良くないところだけに目を向けるのではなくて
小さなことでもいいから良いところを拾っていくことが大切。
セッションをしていると
体の不調を引き起している生活習慣や食事など
原因を探すことが多くなります。
きっと相談に来てくださる方も
何かしら自分なりに努力してきたところはあるはずだし
どうにかしたいと思ってもがいてきたところもあるはず。
そういうところを拾い上げて
その方の生きている世界を理解することができたら
もっとその方のためにできることって増えるだろうなぁと思う。
カウンセリング講座を受けていると、
カウンセリングは
その人の人生の中にある光を見つけて
その光を広げていく作業なのかなと私は思っています。
講座を終える度に
セッションや日々のコミュニケーションで
考慮できていなかったなと思うところがわかってくる。
わかるとできるは違うので
ここはこれから経験を積んでいきたいところです。