落合監督!優勝おめでとうございます!! | かめのラスカル~趣味の記録&感想

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どうしても腹が立ったので書きます。
最初にすみません・・・今回のブログは文句だらだらブログです。

中日ファンの方を筆頭に、私の文句聞くのは・・・と言う方はスルーをお願いします。



 私は愛知県在住というのもあり、子供の頃から親・親戚・友人みんなが中日ファンでした。
そのため、物心がついた頃には中日ファンだったような気がします。

ただ、プロ野球のおもしろさを知ると、パリーグが面白く、大学以降は近鉄バファローズのファンでした。

中日も子供の頃からの勢いでもちろん好きでした。

でも、地元の中日ファンで多いのが・・・
「おまえ、地元なら中日にきまっとるぞ!」
よく言われました。
テレビやラジオ・新聞は中日びいきの放送や記事ばかりでした。

洗脳?効果もあり、みなさま中日ファンになるのです・・・


 さて、名古屋の人間は思いっきり内弁慶です!
そして、見栄っ張りです。

 そのため、身内で、人気のある人間を好みます。
星野監督と山田監督なんかは良い例でしょう。

星野監督・山田監督・・・たいしてやっていることは変わりませんでした。
いや、それより、選手を浪費しまくってぐちゃぐちゃになったチームを山田監督は育てました。
しかし、チーム成績はふるいませんでした。
「外からの監督だから人気もない上に成績も悪い!」
それだけの理由で中日は山田監督を解任しました。

そして、落合監督です。
監督になるときも、中日ファンの間では、「落合~~?裏切り者だけど大丈夫?」って言っている人が私の周りにも多々いました。
FAでライバルである巨人に行ったからですね。

そんなことは山田監督でわかっている落合監督、
「勝つことが至上」主義
をモットーにしました。

就任の会見で、
「私の野球はつまらないと思います」
って言ったのを思い出します。

逆に言うと、外様の監督は勝つことが自分の首が切られない唯一の生き残る手段だったのです。
落合監督を就任させた、白井文吾オーナー。
8年もの間、常に首位を狙っていたからこそ、内弁慶フロントを押さえることが出来たのです。

でも、観客は減りました・・・・
ここが中日ファンなのです。阪神ファンはおらがチームを応援します。
でも、中日ファン(親会社の中日新聞)は強くても、面白くない(ファンサービス=メディアサービス)と、文句を言うのです。

 愛知県はほぼみんな中日新聞です。(関東では東京新聞)
朝日新聞・読売新聞・・・なにそれ?みたいな。

白井オーナーも親会社(自分が社長の中日新聞社)からの突き上げが限界だったのでしょうね。


・・・前置きが長くなりましたが、
昨日、ついに中日が球団初の連覇をやってのけました。

優勝おめでとうございます!!


昨日はニコ動での祝勝会・地元のテレビ放映など、いろいろ見ました。

・・・そして・・・今朝の新聞を見てびっくりしました。

中日新聞 1面左「落合流 貫いた8年間」
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簡単に言うと、若手は調子の良いのを入れ替わり立ち替わり使うため、
生え抜きの若手レギュラーを育てられなかった。
まわりがいくら言っても落合監督は聞く耳を持ってくれなかった。

と言っているのです。
優勝した時、親会社が書く記事なのでしょうかね。

親会社というと、こんなのもありました。
落合監督退任が発表された9月22日、CBC・夕方のニュースです。



じつは、今日の中日スポーツ・日刊スポーツに落合監督の手記があるのですが、
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9月22日朝9時に落合監督は退任を聞く→その後中日新聞の役員会で決定→午後3時記者発表

だったそうです。
しかし、その日の夕刊には落合監督退任の記事がすでにあったと・・・・
そして・・・このCBCです。
いくら自社解説者とはいえ、3時発表で、その5時に高木守道さんを呼べるわけはない。
つまりは、もうすでに決められていたと言うことです。
しかも、シーズン途中でのあの発表、世論は文句ばかりでしたが、名古屋のメディアは歓迎していました。
(現にこのCBCが良い例です。落合監督をたたえるたり残念がるのではなく、高木監督大歓迎な表現ですよね。これ。・・・・これ以降CBCのドラゴンズ応援番組は見るのをやめました。もう二度とCBCでドラゴンズ応援番組を見ることはないと思います。)


 また、中日スポーツ・日刊スポーツの落合監督手記&デイリーのWEB記事を見ると、あの発表のあった直前の巨人戦、中日が巨人に負けたとき、なんと坂井球団社長がガッツポーズをしたというのだ。(落合監督の手記では名前は出てきていない)

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オレ竜ドローで涙の退任V!球団初連覇より
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連覇の原動力となった事件がある。ナゴヤドームで行われた9月6日の巨人戦。3対5で敗れた試合後の関係者通路。坂井球団社長が、なんとガッツポーズを繰り出した。複数の球団関係者がその光景を目にし、すぐさまチーム内に広まった。

 「ウチがひとつにまとまったのは、あのガッツポーズからだよ」と落合監督。アンチ落合の急先鋒。敗北=落合の汚点。喜ぶ心情は理解できる。だが、球団社長という立場にあるまじき禁断のポーズは、フロント不信を招くと同時に、選手の反骨心を呼んだ。

 ある主力選手が言う。「あり得ないっす。監督のことを嫌いなのは構わない。人間ですから。ただ、試合をやってるのは、僕たち選手なんですよ。ガッツポーズなんて考えられない。選手をバカにしてるのと一緒ですよ」。荒ぶる心。ぶつける場所のない怒り。すべてを戦場でパワーに変えた。
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 上にも書いたように、この球団の親会社はメディア(新聞社・放送局)です。
強い常勝チームよりも、新聞が売れるようなリップサービスをし、それでいて「優勝」ではなく、「優勝争い」をしてくれる監督を好むのです。

 さらに、落合監督はオレ流を貫くため、パーティ等にも顔を出さない。
それはイコール、大いなる田舎名古屋の財界にも受けが良くない・・・と言うことです。
結果として、ナゴヤドームの年間シートが売れず、観客が減るということになりました。

 観客が減ったもう一つの理由に、生え抜きの若いスター選手がいなかったというのもあります。
中日の選手は全国区にならなくても、中日内である程度レギュラーにいて人気がでれば、観客が来ますし、選手も食いっぱぐれる事がありません。

冒頭の中日新聞の記事のように、平田・堂上兄弟・野本・藤井等々・・・だれかがそのままレギュラーになり、活躍すれば、彼らを見に球場にやってきてくれる。
また、オフシーズンには彼ら目的でデパートのサイン会とかに人が集まる。

優勝した翌日の中日新聞1面にわざわざ書くぐらいだったから、本当に欲しかったのでしょうね。
地元スター選手(笑)。

 また、地元ファンもそんな中日新聞・CBCに洗脳されているファンが多いので、落合監督に対する人気も(特に新聞とっているご年配層や金持ち層に)ない。
 大いなる田舎名古屋の球団で、しかも親会社がメディアでは・・・これは仕方のないことなのでしょうね。

 また、同じ監督が長くやっていると、新しみがない。
中日の監督って、結構短命なんですよ。そして、星野監督とか高木監督等々、1度やめて2度目をやる監督も多い。8年間も同じ監督だったと言うことがないんですよね。
代わり映えしないと、新聞も売れない。

 そのうえ、前述の地元もちあげられOBの天下り先(監督・コーチなど)も、コーチを外部招へいしている落合監督だとない。

・・・で、フロントは落合降ろしにかかる。
まずは、擁護派の西川順之助前球団社長を降ろし、今年から落合反対派の坂井克彦氏が球団社長になった。

これで、擁護派はオーナーの白井文吾氏のみ。オーナーはがんばったのでしょうが・・・そうとうきついつきあげがあったのでしょうね。

西武黄金時代を築いた森祇晶監督も同じだったらしい。(同日の日刊スポーツ2面に記事がありました)

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親会社が鉄道会社でこれですから、親会社がメディア会社では・・・仕方ないのかもしれませんね。

大の巨人ファンで有名な、テリー伊藤さんの本にこんなのがあります。


関西のラジオ
MBSラジオ(毎日放送)「子守康範 朝からてんコモリ!」でこの本が紹介されています。
まさに的を得ていますのでオススメです。



いずれにしろ、わかってはいたけどこれだけあからさまにやられると・・・
一気に中日ドラゴンズという球団に対して醒めたのでした。

「プロ野球は中日ドラゴンズのファンです」

というのは今年で最後にします。