少し前の『グータンヌーボ』、私は見る気ないのに、

相方がパワプロの合間にチャンネルを変えるものだから、つい見てしまった。

ウッチーのブラックぶりが指摘されてるのが笑えて、つい見続けてしまった。


スタジオゲストのウドが「毎日恋人(ダンナ)に言われて嬉しい言葉は?」という質問をし、

レギュラー3人が答えていた。

ウッチーと江角の「ありがとう」という答えは、いかにも既婚者だった。

結婚とか同居してるとか日常を過ごしてる関係での答えだよね。


優香の答えはCMをまたいだ。

そんな突飛な答えなのかな~と気になってしまい、見てしまった。


答えは「今なにしてるの?」だった。

一緒にいない時に、そうやって思い出してもらえると嬉しい、みたいな答え。

結婚してない人の答えだよね。




見るんじゃなかった。


思い出してしまった。


相方が彼女に送ろうとしたメールを私に間違えて送ったこと。


2004年8月下旬、家族3人で泊まりで遊びに行ったディズニーシーで、

相方から受け取ったメール。


「元気れすか? 今日はなにするの?」


一緒にいる私に送るメールではない。

明らかに相手を間違えていた。


当時、“元気れすか?”のれすというふざけっぷりに、

これは相当親しい女だと思ってがく然としたのだけど、

“今日はなにするの?”の部分だって、

好感を持ってるとか付き合ってるとかじゃなきゃあんまり言わないセリフだったのだ。


夏頃には恋愛関係になったらしいから、

すでに恋人同士のメールだったのかな。



で、なんで私は、何も出来ずに放置してたんだろう?

相方にいくら聞いても口を割らなかったし、

子供が小さくて尾行も出来なかったし、

確かにそういう状況だったんだけど、

でも、もっと自分を捨てればいろんなことが出来たはずなんだ。

お金と労力と気力を惜しまなきゃ、何か出来たはずなんだ。


でも、女の影が見えたからって、

不倫を始める前に2年間も外泊を繰り返し、帰宅しても飲んでばかりの相方に、

無職になっても働こうともせず飲みに行って外泊三昧の相方に、

すでにお金と労力と気力をつぎ込む気にはなれなくなっていた。

携帯のチェックすらしなかった。



なのに何で、後になって傷ついたりするんだろう。


当時は、相方が隠し事をしてる事に腹を立てていたけれど、

無職なのに短期バイトや日払いさえやろうとしないで飲み・外泊代に使ってるのにも怒っていたし、

相方母が実家へ帰って来るようにと言ってるのをほったらかしてるのにも怒っていたし、
私はとにかく生活の先が見えないことが問題で、

女の事はあんまり考えてなかったのだ。



とりあえず、過去の事はおいておこう。


とにかくドラマなんて、浮気と不倫があふれてて、見れなくなってしまった。

浮気と不倫じゃなくても、普通に恋愛話でも受け付けなくなってきた。

テレビドラマ、わりと好きだったから、多い時は1クールに7本くらい見てたけど、

このクールもゼロ。


倖田來未が『うたばん』でくーちゃんの恋愛話をしてるだけで、私は憂鬱になってしまった。

貴さんが“恋愛なんて昔の話で忘れた”みたいな発言していて、

あー、私も色恋なんて大昔で、ホントそんな感情は忘れた。

でもでも、相方は彼女と恋をしてた・・・。つい最近。

あー、もうタレントのトークも聞きたくないや。


テレビなんて見ない方が精神が乱されなくていいや。



と、思ったら『我輩は主婦である』を見ていたんだった・・・。

夫婦の話なので、つらくなる時もあるけれど、

つい見ちゃうんだよな。

まだ、5月下旬の話。


子供が胃腸炎で吐いて、相方が外泊した夜から数日後、

子供は熱もやっと下がり、久しぶりに幼稚園へ行った。


で、その日は相方が相方弟が飲む日でもある。


だが、相方は「まだ飲むかわからないし」とか「今日は飲みたくないんだよなぁ~」とグズグズ言い、

弟が誘ってこなければいいのにと願っていた。


つーか、そう言ってる時点で、“誘われれば飲む”ってことじゃん。

自分がイヤでも誘われれば飲むんでしょ!

結局“飲む”のが、君の意思なんだよっ!


「どうせ飲むんでしょう?」


「わからないよ。弟が今日は飲まないって言うかもしれないし」


「自分は飲みたくないけど誘われるから仕方なく飲むんです、みたいなポーズしてなくていいから。

飲めばいいでしょう、飲めば」


「そお? じゃあ今晩は弟と飲むってことで」


「どうぞ、ごゆっくり」



“誘われて仕方なく飲むんです”っていう、ポーズをしておくことが相手への誠意みたいな、バカな態度、

それが相方の処世術の1つらしいが、

それで場が丸く治まると思うなんて、浅いよな、浅い!

もう相手に通用するとかしないとか相手に関係なく、相方の身についてしまったもんなんだ。

それに“今日は飲まないかも”とか期待持たせるだけ、かえって罪なんだよっ。


ごゆっくり、とは言ったものの、

この間の子供が病気の時の外泊の事もあるし、

彼女の事だって何もわからないままだし、

私の心はぐちゃぐちゃなままだった。



夜、弟と飲んでるであろう時間にメールがきた。

他の話題でメールのやりとりをしていると、私の事を“最高”と言うメールを送ってきた。


最高なんて、言われる筋合い(?)ないけど。


「だまされるもんか」


返信なし。

メールが短すぎて、私の真意が読めずに警戒してるのか?


「私をだますならとことんしてね!」


「何を???」


「私を愛してると言うなら他に好きな女がいても私をだまし通すくらいしろってこと。

すぐに私にムカついて、ほころびが出るじゃん」


嘘をつくならつき通せ、って事だ。

気まずくなるとすぐに沈黙してるようじゃ、ダメだ。

ポンポン嘘がつけるようになりやがれ。


「とことんエッチすればよいのかと」


誰がその話をしてんのよっ。


「エッチじゃなくて、君はどうして私にそんなにムカつくの? って話。どう考えても私を嫌いでしょ」


「大好きだよニコニコニコニコニコニコ


「そのセリフは君の行動と矛盾してる」


返信なし。

花見の時に口頭で彼女の事を聞いたけど黙秘された。

この間はメールではぐらかされ続けた。

いっそ、単刀直入に聞いてしまおう。


「彼女と会った?」


返信なし。


はぁ~、会ったか。


一応30分待ってみた。でもメールはなかった。


「沈黙はYESの解釈でいいのかな」


「NOニコニコニコニコニコニコ


「会ったの?」


「会ってないよ」


「ならなんですぐに否定しない?」


返信なし。

やっぱり会ったってこと?

でも、それは言わないつもりなのね。

質問を変えよう。


「じゃあ何があったの?」


「何もないよニコニコニコニコニコニコ


“何もない”って言葉なら、問題ないと思ってるんだろうか。

君の申告が正しいのなら正月2日に会ってから、彼女とは会ってないはず。

5ヵ月も会わないでメールだけで、別れるってもめないなんて、

どれだけ君と彼女の絆は深いの?

“何もない”じゃなくて、私は何かあることを期待してるんだよ。

“何もない”ことの方が、私を打ちのめすんだよ。

もし君が彼女との関係を終わりにすると決めていたとしても、

この5ヵ月を“何もない”で続けられるのは、君がそれだけ彼女に優しくしてるからでしょう。


「じゃあ花見の前に黙秘したのはなぜ?」


「花見???」


「○○公園」


返信なし。

花見の日の事をこれ以上聞いても“忘れた”で終わりだ。

っていうか、マジ忘れてる可能性もある・・・。


「彼女と何もないなら、まだ別れ話にならずに、妻にばれて会えなくなった遠距離恋愛カップルしてるって事?」


「別れますよニコニコ


“別れますよ”に笑顔の顔文字って。

別れますって、まだ付き合ってるって認めてるじゃん。

だいたい、これから別れるのかよっ。

思わず携帯を放り投げた。


でも気を取り直して携帯を手にした。


「なんでまだ別れないの?」


「お風呂入って帰ります」



ぐあぁぁ。

ダメだ、またはぐらかして黙秘だ。

なぜ彼女と別れないのか?

かんじんなところに近づくとすぐに黙る。

やめたやめた、これ以上メールしてもダメだ。



「今まで別れられないのに、これから別れられる保証なんかないでしょ」


「笑って迎えられないから帰って来ないで」


「ちゃんと話が出来ないから帰って来ないで」


相方はきっとまた、何事もなかったように帰って来るのだろう。

とっさに思いつくままメールを連続で送った。

帰って来るのなら話をしていただきますよ、と念押しの意味でのメールもしておいた。

そして返信を待たずに私も風呂に入った。



状況的には彼女と会ったとしか思えない。

でも、会ってる方が納得できる。

会えば情が入って、別れ話だって遠のいていくだろう。

5ヵ月会わなくても関係を維持できる、その絆の深さの方が私には信じられない。

もし会ってないとしたら、私の完全な負けだ。

そんな愛し方、私には絶対無理。

相方よ、そんな彼女にこれからも愛してもらえ。

離婚届もらって来ようかな。


そんなことを湯船で考えていたら、相方が帰って来て、風呂の扉を開けた。

「ただいま」と「おかえり」、それだけの会話で扉を閉めて行った。


私が風呂から出る頃、相方はどうしてるだろうか?

たぶん、寝てるな。

酔っ払って帰って来たんだし、私と顔を合わせて面倒な話をするのもイヤだろうし。


風呂からあがると、相方は寝ていた。

やっぱりね・・・。

保育参観日に続いて、親子遠足も休んだ、うちの子供。


ある意味、母親思い。

ある意味、親孝行。


遠足は予定表にクラス行動なんて書いてあって、

他の母親と話さなきゃならないのね、あぁ、どうしよう、

もしかして私が最年長だったら、どうしよう、

方言でしゃべってないのも私だけかもしれないし、

お弁当がかわいくないのもきっとうちだけだし、

バスの中で隣りの親子とはもう絶対話ししなきゃだし、

なんでわざわざ隣の県の動物園に行くのさ・・・、etc

もう、どうしよう(>_<)


その遠足が胃腸炎のおかげで回避されて、

すごくホッとしてしまった。


今後、私がクラスで話ししないで孤立してたとしても、

それは保育参観日と遠足を休んだからだ、ということになって、

あんまり不自然じゃないかも、と淡い(?)期待をしたりして。


ほのかちゃんママとも今さら話しかけるわけにも行かず、

別々の場所で離れて降園バスを待ってる有様で、

ほのかちゃんが休みだとホッとする。

ダメ人間を母親に持つと子供もこの先大変なんだろうな・・・。



ダメ人間を妻に持つ相方は、妻を友達に紹介したことがない。

相方自身に友達が少ないせいもあるけれど。

私なんかを友達に紹介してくれた元彼たちを思うと微妙な気持ちになる。

そういう、いい人だから私が付き合っていけなかったんだよなぁ。

相方くらいだらけた人のほうが私の気持ちが楽だった。

楽な方へ楽な方へ流れる相方と一緒に、楽な方へ流れたのは私。


しょせん、自業自得。


今もいくら友達が遊びに来ようが、私に名前も言わないんだから紹介するわけもない。

誰と飲みに行って誰と泊まってるか知らされない妻。

それが私。



あぁ、遠足のバス代、返金されないんだった。

ムダなお金払っちまったよ・・・。

遠足より前のある日、子供が私の名前にちゃん付けの言葉を発した。


「さほ(仮名)ちゃんがね」


あぁ、同じクラスに私と同じ名前の子がいたんだっけ。

うちの子供、私の名前をなかなか覚えられない。

父親である相方の名前は完全に覚えてるのにぃ~。

なのにはっきりくっきり私の名前を口にするからびっくりしたら、同級生のことか・・・。



あっ、



同級生に私と同じ名前の子さほちゃんと、

相方の不倫相手と同じ名前の子○おりちゃん、両方いるってことは、


「さほちゃんより、○おりちゃんのことが好きなの」とか

「○おりちゃんだ~いすき、さほちゃんはキラ~イ」とか

そういうセリフを子供が吐く可能性もあるってことじゃん・・・。


そんなこと想定したって、何の意味もないが、考えちゃったもんは仕方ない。

そんなこと実際に言ったとしても、何事も起こらないが、できれば聞きたくない。


子供よ、ぜひ、さほちゃんと仲良くしようではないか。

○おりちゃんと仲良しないでってことじゃないけど、どちらかっていうとさほちゃん希望。

今のところ、1回名前が出てきた、さほちゃんリード?



で、子供はといえば最近やっと他の子供と遊べるようになったらしい。

はじめは先生を独り占めしたくて仕方なかったみたいだけど。

お相手はほのかちゃんでもなく、さほちゃんでもなく、○おりちゃんでもなく、

ゆうかちゃんだった。

ひとまず安心。


って、安心して何の意味があんだよ~。



で、子供が入園式の写真を持って帰って来た。

女の子をひとりひとり指さして名前を聞いてみた。

わかんない

ほのかちゃん

わかんない

なっちゃん

わかんない

ゆうかちゃん

さほちゃん

おおっ、まだ○おりちゃんの名前は覚えてないようだ。

さほちゃん、リード。

ひと安心。


だから、安心して何の意味があんだってばよ~。



同級生に私の名前と同じ子と、彼女と同じ名前の子と、両方いなくてもいいじゃん!

とクラス編成までうらめしく、

私はどうせゆがんだ人間。

子供が胃腸炎で、相方が外泊していない夜。


私、ムッとしたんだけど、


でも、相方がいなくてホッとしてる気持ちもあった。


子供に何かあると、

相方にとって私は“行動の遅いボケッとした女”になる。


子供の病気で落ち着かない時に、

“ボーっとしてないで、さっさとしろ”とか相方にブーブー言われるの、正直うっとうしい。

子供の事に集中したい。


相方は目の前の事しか頭にないタイプだから、

子供が目の前で吐いてると、かわいそう、心配ってなるんだろうけど。

いちいち態度で示さなくたって私だって心配してる。


でも、小児科に連れて行かないといけない私としては、

今日は診療が午前中だけだからとか、

何時頃にどういう風に吐いたかとか、前夜の様子はこうだったとか先生に説明することを思い出して整理したり、

いろいろ考える事があるんだから。


今回吐いた時、いずれも相方だけが子供のそばにいたので、その時の様子を聞いたけど、

「わからない」とか「そんな気がする」とか言っちゃって、

ボーっとしてんのはどっちよ! と言いたいところだったけど黙っておいた。
これもきっと、父親と母親の立場と意識の違いだから。


子供と一緒にいて世話してる時間の違いでもある、とも言えなくもないが、

相方が1年3ヵ月無職で遊んでた時、

子供との時間は私と同じかそれ以上に多かったけど、

外泊して遊び歩いていたのは、

やはり父親という立場と意識だからだろう。

母親が1年の3分の1も外泊してたら、完全な育児放棄だけど、父親ならOKなんでしょ・・・。


そういう便利なところだけ父親の立場を利用しないでほしかったな。

父親としての責任も考えてほしかったよ。

家事はやってくれたけども、

「働くの面倒だから」って遊び歩いて、

「働く気全然しない」って笑ってた君。

その君を私が変えられなかったように、

今も君を変えられないし、私自身も変わらないのだ、きっと。



翌朝、相方は8時半頃、子供の様子を問うメールをしてきた。

メールをしてくる時間が、最近の外泊明けのパターンと違う。

最近は9時を過ぎてから“もう仕事してます”的なメールを送ってくる。

いつもと時間が違うのは、子供の事を早く知りたかっただけ?

ちょっと何かが違うだけで気にする私、自分でもうっとうしい。


相方はもちろん、何事もなかったようにしていた。

また子供の事を心配して、「今日は病院行かないの?」とうるさい。

「行かないよ」と言うと、「なんで行かないの」とちょっと責め気味。

あのねー、ご飯食べれてなくても水分取れてるしおしっこ出てるし、

脱水症状にならなかったから、昨日処方してもらった薬で大丈夫なの。

病名を聞いたからって、ネットで調べるでもなく、乳幼児の病気の本を読むでもない。

病気のことを知ろうともしないで、ひと晩中いなかったのに、

子供がかわいそうって気持ちだけで、

病院に連れてかないのを悪いみたいな言い方しないでほしい。



結局、外泊の事は放っておいた。

子供がすっきりと快復せず、幼稚園を休んだにもかかわらず、

でもそれなりに元気で、外で遊ぶとかジャス○へ行くとか毎日大騒ぎで、

もう手を焼いてヘトヘトで、

夜、寝ている子供がセキ込むと、吐くかと思って眠れなくなって寝不足だし、

面倒なことをほじくり返す気力がなかった。

子供が胃腸炎で吐いた日、相方は夜、誰かに会いに出かけた。

結局、誰と会うのか言わないまま。

すでに飲んでいるであろう時間になってから、子供の様子を尋ねるメールが届いたので返信。


「本日5回目の洗濯。ゆうちゃん吐いた後でおとーさんって泣いてたよ」


「また吐いたの?心配しょぼんしょぼんしょぼん


「4回目の洗濯はウンチ。その前も吐いたから、吐いたの5回目。これでは今日は食べられないかも」


「かわいそうニコニコニコニコニコニコ


相方のバカ、絵文字を間違えてる。笑顔をつけてきた。

私、ただでさえイライラしてたのが、一気に高まってきた。

彼女や悪友とのメール三昧で覚えた絵文字とか顔文字とか、もういいから。

私はそんなのでなごんだりしないから!

彼女とのメールにもつけてるんでしょう?

会えくなって機嫌の悪い彼女をなごますために、せっせと笑顔をつけてるんでしょう?


「なんで笑ってんの?」


「間違った。かわいそうしょぼんしょぼんしょぼん


まだ、使うか、絵文字。


「やっぱり魚かなあフグフグフグ


吐く前の晩の夕食、実家からもらった焼いたサバだったのだ。

それにしたって、いちいち絵文字つけないでよ。


「もう絵文字やめてくれないかな」


子供がまた泣いている。

具合が悪いから心細くて、父親にもいてほしいのだろう。


「ゆうちゃんがおとーさんのことが好きなのにって泣いてます」


「ごめんなさい。いなくて」



具合悪い子供が「おとーさんのことが好きなのに、なんでおとーさんいないの」と泣いてるのに、

“今晩は帰るから”とは絶対に言ってくれないらしい。

私が片手を握っていても、子供はもう1つの手をおとーさんに握ってほしいのに。


ダメだ、もうメールしても意味ない。

子供の事を書いても、奴の心に響かない。



5月の1回目の外泊の時、“帰るかどうかわからない”という意味のことを言っていた。

あの日は“わからなかった”のに、今日は帰らないのが確定だ。

何が違う? 相手? 状況?


夜中に子供が嘔吐したのに気付かなかったら? と考えると、寝られないんだよ、こっちは。

なのに、飲みに出かける=外泊路線を変えないなんて、ホント父親ってステキな立場。

母親だったら、相手が東京から遊びに来てたって会うこと自体キャンセルするって。

子供のそばを離れること自体できないって。

何年かに1回しか会えないような人だからと、もし出かけたとしても、

落ち着いて楽しめないからとっとと帰るって。


だけど父親は、場所も相手も告げず飲みに行って泊まって帰らなくても、全部OKかよっ。


だいたい、今日会いに来てる人、初めて遊びに来る人じゃないんじゃないの?

一緒に泊まらないといけない理由って何?



前の胃腸炎の時のこと、当時のメールを探して詳しく思い出してみた。

子供が午前中に3回吐いて、

相方は元同僚の仕事を手伝うと言って昼前に出かけ、

出かける時は「なるべく早く帰る」と言ったのに、

21:31「遅くなりますごめん」

0:10「ほんとごめん朝帰る」

というメールを寄こしただけで外泊した。

今、気付いた。

その日は2月14日バレンタインデーだった。

“飲みに行く”という言い訳なしに、急に外泊したのは彼女に会ってたからだろうか?

でも、その頃はまだ恋愛関係ではなく、体だけの関係だったはずだけど。

ただ元同僚と飲んだだけ?

“飲みに行く”と言わなかったのは罪悪感があったから?


今回、罪悪感さえあまり感じてない?

子供が胃腸炎になったので、

前回、胃腸炎になった時に相方が外泊して帰って来なかった時の事がよみがえる。

でも、今回は違う。

相方は家にいるもの。


と思っていた矢先、相方からの「車いる?」というメール着信で思い出した。

今日出かけるって、言ってたんだった!


って事は今夜も外泊じゃん!



1度は携帯をぶん投げたけど、拾ってメールした。


「あぁ、すっかり忘れてたけど、また外泊なんだっけ。

家に帰らないんだから、車は実家に置いとかないと明日(取引先に行く日だから)困るでしょ。じゃあね」


「ごめんねしょぼん愛してるよ」


外泊することは否定しないわけね。

“今日は帰るようにする”とか言えないわけね。

それに、何かをごまかす時に“愛してる”って使うもんだから、使われるとかみつきたくなる。


「愛してるって言い出すのはまた何かやましいのか!?」


「じゃあ愛してないニコニコニコニコニコニコ


「逃げるのがうまいねぇ」


「逃げ馬だからニコニコニコニコニコニコさいれんすすずか」


この文言、前にも聞いた気がする。

あぁ、不毛。


「ひどいよ」


「ごめんなさいしょぼん間違って仕事先の人にメールしそうになった」


はぁ?

また話がすりかわろうとしてるんだけど。

私と間違えそうになる仕事先の人ってのは名字が同じ。

ってことは・・・、


「まだ私はフルネームで彼女は○おりで登録してるんだね」


「ちがうよニコニコニコニコニコニコ


「違わないでしょ。じゃなきゃ仕事先の人と間違うわけないし」


「今仕事のメールしてたから」


「だから私の事を他人行儀にフルネームで登録してあるからでしょ」


仕事のメールしてたのはわかる。

でも間違えそうになるのは私がフルネームで登録してあって同じ名字の人とまぎらわしいから。


「じゃあ沙穂に戻しますニコニコニコニコニコニコ


ほら、フルネームのまま登録してあったんじゃないの・・・。

で、彼女は○おりのままなんだ、きっと。

彼女をフルネームに戻すと、私の名前と彼女の名字の一文字目の漢字が同じで、

また間違えメールする危険が高くなるからね。



結局、話がすりかわってしまった。

今日出かける話、誰と会うとか説明なしでうやむやなまま。

5月になって外泊は3回目だけど、3回とも相手の名前を言わないって・・・。

まぁ、2回目の時は私が突っ込んだら、相手の名前をしゃべり始めたんだけど。


能天気な相方を見てると、さすがに彼女に会ってはいないだろうと思えるんだけど、

彼女じゃないなら、なぜ相手の名前をまた言わなくなったのか?

やっぱり誰だって疑うよ、彼女と会ってるんじゃないかって。


あぁ、また敗北感。



「今日はゆうちゃんと私と2人がかりでも敗北・・・」


「ぶーブタブタブタ


「そりゃこっちのセリフだ」


「ごめんごめんニコニコニコニコニコニコ



その後、まだ実家にいる相方から電話がかかって来て、子供の様子を聞かれた。

なんか、うまく相方と話せる気分じゃなくて、口ごもってたら、

仕事の電話が鳴り出して、「ごめん、電話だから」と切れた。


再度、電話がかかってきた。

今度は子供の病状を聞くでもなく、さっきの仕事の電話についての話だった。


「他に話すことないの?」


相方は少し間をおいてから、「いや、別に」とだけ言って、黙った。


私が言う“他に話すこと”の意味がわかっていて、沈黙してるのか?

それとも私の機嫌が悪いと見て警戒してるだけなのか?


さっき、子供の様子を質問したけど、私はまだ答えてない。

答えてないんだから、また聞くべきでしょう?

聞かないの?


相方が黙ったままなので、「じゃあ」と私から電話を切った。

幼稚園の遠足の日の朝、私はお弁当を作るために1人だけ早く起きた。


突然、相方の声が私を呼んだ。


2人が寝てる部屋を見ると子供がふとんで吐いていた。


私はタオルを取りに行き、戻った。


「洗面器持って来いよ」


相方がイラ立って言った。


洗面器を取りに行った。


「早く、早く」


相方が怒鳴ってせかしていた。



こんな時に、私がのんびりしてるわけないじゃない。

なのにイライラして怒鳴る。

だいたい、始めに「ゆうが吐いたから洗面器!」とかひと言言えば早く事が進むのに、

「お母さん!」と呼んで部屋に呼びつけるから、展開が遅くなる。

それでいて、遅いのは私のせいだ。


子供がまだ吐いてるってのに、ぼんやりとそんなことを思っていた。



相方が騒げば騒ぐほど、なんかがひっかかる。


君が心配するのは、子供が目の前にいる時だけでしょ。


子供が具合悪くても、平気で飲みに行って外泊できるでしょ。



寝ていて吐いたので子供の髪や首元はかなり汚れてしまい、

相方は泣きじゃくる子供を風呂場に連れて行き、洗っていた。


相方が午前中仕事を休んで病院へ車で送って行くというので、小児科を予約することに。


「(仕事あるし)早い時間の方がいい?」


「いや、なるべく遅い方がのんびり出来るから」


あのねぇ、君がのんびりするために仕事休んでるんじゃないでしょーが。



子供がまた吐いたので3回も洗濯機を回して、私はろくに朝食もとれなかった。

うちの洗濯機、2槽式だから洗濯機の面倒見ないといけないのだ。

相方は子供を洗って疲れたのと朝からの嘔吐騒ぎで眠いからと言って、

ふとんで寝ていた。


子供を洗ってくれて、そりゃ助かったけど、

ふとんで寝てられると、やっぱりイラッとくる。

手伝ってくれないと予約時間に間に合わないんですけど。


そこへ、子供「おそとであそぶぅ」。

私はさんざんやめさせようとしたけれど、

泣いてわめいて、興奮してセキ込んで、セキ込んだ拍子にまた吐きそうな勢いだったので、

落ち着かせるために、相方が付き添って外へ出てしまった。


そんなこんなで、結局、予約時間に遅れて小児科へ。

小児科と調剤薬局を終えて家に戻ると、相方またひと休みで横になる。


不倫告白され前は、相方の寝転がってる姿に相当にイラついたけど、

されて以降はすっかり仕方がないと許容できるようになってしまった。

彼女と会って寝不足になってるわけじゃないとわかってるのが1番大きな理由だけど、

相手に対する気持ちの度合いで、結構、仕方がないってあきらめられるもんで。


でも、子供の具合が悪いとか平穏時じゃなくなると、

ちょっとまたイライラしてしまう。


寝てないで早く仕事行きなさいよ。



子供は結局、胃腸炎らしい。

初めて胃腸炎になった時の事が思い出される。

子供が午前中に3回も吐いたのに、元同僚の仕事の手伝いに出かけてしまい、

そのまま外泊して帰って来なかった相方。

午後からは下痢も伴って、さんざんだったし、
寝てる間にまた吐いたらどうしようと思うと寝られなくて、とてもつらくて長い夜だった。


今回は子供も前より大きくなってるし、

病院行って薬ももらってるし、

相方も外泊するわけじゃないし、

かなり安心だよな。



相方がやっと仕事へ出かけた。

子供はまた吐いたり、下痢便したりだったけど、眠くなったらしく寝た。

また洗濯機を回していたし、

寝ていて吐く可能性もあるけれど、

とりあえず私はひと休みしていた。



相方からメール。


「ゆうちゃん大丈夫?」


30分後、またメール。


「車いる?」



忘れてた!


相方は今晩は出かけるんだった!

飲みに行くから車は使わない。


2日前の夜に「明後日、遊びに来るかも」って言ってた!


「何? 遊びに来るかもって?」って聞いたら、「まだ決まってないから」って言ってたんだった!



今晩も相方は外泊だ!!

子供が幼稚園から持って帰って来たプリントは、幼稚園の携帯サイトのご案内だった。

メールアドレスを登録しておくと緊急時に幼稚園からメール流れて来るんだって。


登録の仕方の説明に気になる点が・・・。


「ボーダフォンの一部機種では登録できませんので、他の機種で代理登録をお願いします」


う~ん、嫌な予感がする。


私の機種、“このページはボーダフォン携帯電話では表示できません”とか見れないサイト多いのだ。



用紙を見ながら、操作してみる。


見事にメールアドレス登録画面が開かない。

“このページはボーダフォン携帯電話では表示できません”だ。


代理登録って、相方の携帯からだよなぁ。

相方の機種は私のよりグレードが上で、私のよりは使えるからなぁ。



夜、相方にプリントを見せて頼んでみた。

面倒くさそうに携帯を開く。

興味がないことには、ホントやる気なさそう~にやるんだから。

登録画面が開いたらしい。


「名前?」


「子供の名前と親の名前」


「は? ひらがなじゃいけないの?」


「そりゃ漢字に決まってるでしょ」


子供の名前は一気に変換できる普通の名前じゃないから、一文字ずつ変換しないといけない。

それが面倒みたいだ。だからいつもひらがなで書いてくるのね。

っていうか、子供の名前くらい辞書に登録してくださいよ。

だいたい、あなたのお母様のおかげであーいう名前になっちゃたんだし。


「はぁ? 親の名前?」


プリント見せながら「こうだって」


次はメールアドレス入力欄。


「@マークの前を入力して、次を選択して下さい?」


何かが気に入らないらしい。


「選択??」


そんなにわからないことがあるとも思えないが、なにが疑問なのやら。


そして私が自分のメールアドレスを読み上げようとしたら、


「ちょっと待って」


入力が間に合わないのかと思いゆっくりと読み上げ始めたら、


「待てってば」


なにやら怒り始めた。

あんまりイライラされるのも嫌だから、一応言ってみた。


「入力、私がしてもいいよ。君がよければ」


相方、私の申し出に何の反応も見せず、画面に文句を言いながら操作続行。


そっか、まだダメなんだ、私が携帯にさわっちゃいけないんだ。

そりゃそうだよな。

はぁ~。


父親が携帯を開いてる姿に子供が寄ってきた。


「みせて」


「邪魔だよ」


「みせて」


「邪魔だって言ってんだろ」


腕を振り払ったので、子供が泣き出した。


「やめてよ。ゆうにそんなことしないでよ。

面倒なら私が(入力)してもいいって言ってるでしょ」


「おめえの携帯が使えねえからいけないんだろっ」



おめえと呼ばれて、また私のスイッチが入る。

まだ携帯電話を私には渡せないという態度にイライラしてたし。


「なんでそういう事言うの?」


「また始まったよ」


「面倒なら私が(入力)してもいいって言ってるのに、私に携帯を渡せないからじゃない」


「・・・」


「じゃあ君のアドレスで登録して。幼稚園からメールがきたら私に転送して。それでいいよ」


泣きじゃくる子供を抱いて隣りの部屋へ。


携帯を手放さない相方。



突然、相方がこっちの部屋に携帯を投げつけた。


「じゃあ、やればいいだろっ!」


私はそれを無視した。

泣いてる子供をふとんに入れて寝かしつけるためにしばらく子供のそばにいたので、

相方の携帯はそのまま放置されていた。


子供が寝た後トイレに行き、洗面所で気を落ち着かせようとしていたら、

相方が近づいてくる音がした。

反射的に怖くて身構えてしまった。


「登録してください。まださっきのまま、つないであるから」


相方が携帯を差し出し、すぐに部屋へ戻って行った。


相方の携帯にふれるの何年ぶりかな。

相方もドキドキもんだろうが、こっちもドキドキだ。


私のメールアドレスを入力して、登録作業は簡単に終わった。

さっき相方は何をイラついてたんだろう?


ウェブ接続を切ると、子供の写真の待受画面が現れた。


今なら相方の携帯チェックができる。


できる。


ボタンをワンプッシュすれば、受信メールか送信メールのボックスが開ける。

いや、メモリで彼女を探す?


でも・・・。


その時、私の携帯からメール着信の音が聞こえてきた。

幼稚園のサイトから確認のメールが届いたんだろう。

登録作業が終わったと相方にもわかっただろう。


何もせず部屋へ戻り、相方に携帯を渡すと、


「だって、アドレス入力なのに入力モードが漢字になってて。漢字っていうかひらがな」


おいおい。

メールしまくりな割りに、入力モードの切り替えもスムーズにできないっすか?

小文字の英文への切り替えがわからなかったわけですか・・・。

それでイライラしてたわけですね。

漢字モードと絵文字、顔文字しか使わないのか?

そういえば、相方のメールって、そんな気がするけども。


はぁ~。

最近いさかいの間隔が一時期より縮まってきてる。


何事もないように平穏な状態を演出してても、すぐにほころぶ。


まー、平穏な中で幸せそうに笑ってる相方も嘘ではないんだろうが。



やっぱ、根本で私の事、好きじゃないみたい。

情に流されてるだけで。

ある日、相方が市役所へ行くからと言いながら、家に戻ってきた。

家に置いてある印鑑が必要らしい。


で、市役所まで私に車で送ってって、と。

その日の夜は仕事関係の会合でお酒が入るので、車で帰宅できない。

そうすると車が実家に置きっぱなしになってしまう。

だから今、家に車を置いてく。

置いていけば翌朝、車で出勤できるから。

でも市役所まで送ってよ、って事。


「自転車で行けばいいじゃない」


「えー、面倒」



結局、相方の運転に私が同乗して市役所へ行き、

実家に着いて相方が降り、私が運転して家に帰ろうとした時、

ミラーを調節しようとしたら、左のドアミラーが激しく下向きになってるのに気付いた。

家に戻ってアパートの駐車場に止める時に下向きに変えて、ずっとそのまま走ってたんだ、おそらく。


「サイドミラーこんなに下向きのままで運転してたの!?」


「大丈夫、サイドミラー見ないから」



( ̄◇ ̄;)


マジで?


大丈夫じゃないでしょ!!


左折する前、ミラー見ないわけ?

巻き込み確認ちゃんとしてんの?



コワイ。



相方は学生時代に親の命令で免許とって、

以来15年、全く、全然、これっぽっちも、車の運転をしなかったのに、

去年Uターンして、突然運転始めたから、ホント、怖いんだけど。

車の運転に全く興味もなかったから、

誰かの車に同乗していても、ただ乗ってるか寝てるかで、

何も覚えようとしてなかったし。


だから私は教習所のペーパードライバー教習を受けるべきだと思ってたんだけど、

相方実家の考えは、ディーラーの担当者が同乗して何時間か練習するというものだった。

相方弟の場合もそれで済ませたらしいし。


運転が15年ぶりで公道を走ったことないのに、いきなり公道だもん、

それも交通量がフツーにある道路で、

そりゃ、激しく怖かった。

ディーラーの担当者もかなりびびってた。

そこまで全く運転できないと思ってなかったようだ。

実家の会社の取引先のグループ会社で昔から懇意なディーラーで、

担当者も担当が長いみたいだけど、

顧客の運転の練習まで付き合うって、ずいぶん危険な業務だよな。


ディーラーの練習の前に弟の車で練習しておけばよいものを・・・。


いや、過去の事は今さら仕方ないにしても、


コワイ、コワ過ぎ。


ブレーキ踏むタイミングが私より遅いので、

乗ってても怖くて全然落ち着けない。

なるべく前を見ないようにしてる。


もちろん後部座席でもシートベルト。

始めの頃、子供の面倒を見るためにシートベルトをはずしてた時に、

急ブレーキかけられて、前の座席にぶつかってかなり強くひざを打ったので。