Out on Highway 61

Out on Highway 61

当初の目的はお引越ししたので、模様替え。特に行くあてもなく…。
Cruisin' and playin' the radio with no particular place to go ~♪

高校生の頃は、エフェクターなんて高価なものはなかなか買うことができず、ワウペダル1つとオーバードライブ1つくらいはあったかな、それとも、大学の時にかったのかな、なんていうくらいでした。

 

あ、友達がどうしてもお金が必要でなんとか買ってくれないかと頼まれて買ったBOSSのラック式というのか、大きなコーラスを買ったことがあったな…。今もあるけど、スペースとるし、ケーブルの長さなど繋ぎにくいので、箱に入れたまま、工具箱などの下敷きになっている。モノはとてもよいのだけど。

ヴィンテージエフェクターとして売れる日がくるといいな…。

 

最近は、サウンドハウスやアマゾンなどで多少のディスカウントはあるし、ヤフオクという手段もありますので、ずいぶんと時代は変わっています。

 

…というわけで、ヤフオクで入手したコレですが、売主は業者だったんですけど、1ヵ月くらいで電源が入らなくなりました。

 

 

それまでは、機能していたので、原因はおそらく電源の接触。電池でも動くのでそっちを試せば、両方ダメになっていない限り、原因ははっきりするのだけれど、9Vの電池は使いにくいし、処分もテープ巻かないとトラブルあることがあるしで購入したくありません。

 

パーツも小さいし、接点復活を試みるも難しいようです。

パーツ交換を試します。

 

分解してみると、一般的な電気部品メーカーによる部品ですが、製造メーカーからもエフェクターのメーカーからも直接購入はできなさそうです。サウンドハウスとかにもありません。ほとんど消耗品のような200,300円程度のパーツなんだから、売ってくれればいいのに…。

 

当然、ネット検索でオーディオ部品を個人販売しているようなサイトがすぐに見つかり、購入できました。

 

 

ただ、昔だったら、ギター雑誌に秋葉原あたりの電気部品扱っている業者の広告かなんかがあって購入できたのかもなぁ…とも思います。すぐネット検索で探すので、そういう広告、激減しているように思いますね。

 

子供の頃にラジコンのパーツを雑誌広告で探して、横浜の上大岡まで買いに行ったけど、ああいうお店、ちょっと個性的で特徴的で好きなんだけどな。

 

今は、この手の業種は店舗なんてないんだろうけど。

 

雑誌媒体に出す広告もこういう部品とかはもう向かないのかな…。

ヴィンテージギターのレプリカパーツなんかは、記事体広告とかで載っていたら、面白そうだけど。

 

…というところで、ネコポスだかなんだかの送料と振込手数料の方がパーツ代よりはるかに高いけど、電車賃よりは安いし、入手も早い。早速届いたパーツに交換します。

 

 

開くとこんな感じ。

 

3つはんだ付けするだけですぐに終わります。

ワイヤストリッパー、やっぱりあった方がいいかなと思うけど、そうしょっちゅうこんなことしているわけでもないしな…。大した値段もしないんだろうけど、どうも買いそびれている。中華製の簡易なのはあるけど、全くのゴミ。

 

 

 

サクッと完了。

 

通電してみると、バッチリOKです。

 

どうもスタンプカードを見ると1年半ぶりくらいの様子…。

 

かなりご無沙汰してしまったが、東京湾のタチウオジギングへ。

八景島シーパラダイスと野島公園の間を抜けて、出船します。

 

 

久々でしたので、リールのPEラインも新しく巻き替え、リールのメンテナンスをしていったはずが…。

どうもラインローラーのベアリングがダメなのか、ジグを巻き始めるとジャコージャコーと音がしたり、しなかったり…。結構、うるさくて、恥ずかしい…。

 

10年以上前のツインパワー。一度、メーカーメンテナンスにも出して、素晴らしく快調だったのだけど、昨年、リールのハンドルノブの根元のシャフトが折れてしまい、修理に出したら、もう部品がないとのことでした。仕方ないので、ハンドルのシャフトをシマノの一体成型タイプにドリルで穴を開けて、ダイワのように加工し、ダイワ用のハンドルノブとシャフトを取り付けて直したままになっていました。今回、初めての修理後のテストでした。

 

PEラインは、新品ってこんなに見やすいのかと思うくらいバッチリ、修理というか改造したハンドルノブも何も支障なく、1m10cmのタチウオにも負けずに快調に使えていました。

 

後は、ラインローラーのメンテナンスを調べて、やってみるか…。

 

とりあえず、よいサイズのタチウオもゲットしたので、炙り刺身、南蛮漬け、塩焼き…に。

天ぷらもおいしいけど、ここんところ、あまり好まず…。

 

最強は南蛮漬けですね。小さいタチウオも無駄なく使えて、骨せんべいもついでにつくります。

 

南蛮漬けの仕込み中…。超シンプルですが、これでよし。

鷹の爪は好まない人がいるので、省略。

いつでもすぐに出せるおかずの一品として、一週間くらい活躍します。

 

 

 

片手間で作る骨せんべいがうまい。

 

 

今日は、朝からなんだかついていない日のような感じで、出かけるイベントがあるというのに、早朝からトラブル。物が老朽化して壊れるのは致し方ないことだけど、早期に解決を図ってあげないとなりません。

 

予定を変更して、現地を見に行き、一通りの状況を確認して、各方面に相談して、概ねの解決の道筋をつけてから、出掛けます。しかし、なんだか慌ただしい感じが拭えません。

 

電車に乗っても、写真を送ったり、メールなどでやり取りしつつ、スマホの電源は急速に失われていきます…。

そんなにスマホを使う方ではないので、予備のバッテリーはありません。

 

都内に行くついでに、ちょっと気になっていたお店に向かいます。

 

 

 

Fender Fragship Tokyo

 

3ヵ月くらい前にオープンして、テレビなどでも取材されていました。

地下1階がアコースティックギターとカフェ、1階と2階がFender USA、JAPAN、MEXICOの各製品、3階がCustomshopになっています。

 

あまりバッテリーがないので、電池式の充電を購入するつもりですが、まだ購入していないので、写真はあまり撮れません。夕方までのイベントまで実はかなり時間がありますが、なんだか朝から誰にも急かされていないのに勝手に急かされている気分なので、急いで見てしまいます。概ね問題も解決しているのに、なんとなく…。

 

 

 

Fenderは、なんかいろいろな商品の体系がよく分からないので、2階の店員さんに教えていただきました。

お客さんもあまりいないので、結構丁寧に教えてくれました。

とりあえず、大分分かってきましたが、ネーミングが分かり難くて、覚えきれません。

Vintage Reissueとか分かりやすいネーミングだといいのに、USA、JAPAN、MEXICOとあって、それぞれの商品コンセプトがいろいろとあるし…。

 

基本的に、一部の単なる展示品を除いて、どの商品もここで販売しているようです。

 

展示されているパネルなんかも面白いです。

 

 

この手の展示もいくつかあります。

 

 

最後に、3階のCustomshopですが、絨毯はひいてあるし、ソファはあるし…、ココに入るには少し決断を要しますが、図々しくも入っていきます。つい、「入ってもいいですか?」と聞いてしまいましたが…。

 

2階と同様、他のお客さんも少なく、結構、いろいろとマニアックなお話しを教えていただき、値札はついていないが購入はできるマスタービルダーの製品までご紹介いただきました。

 

 

一通り、見るべきものを見て、慌ただしく退出します。

もっと時間あったのに、何故か慌ただしく退出します。

 

さて、朝から何も食事をしていません。

麻布方面のとあるお店に向かいます。地下鉄の乗り継ぎが必要ですが、その次の目的地には1本で行けます。

ここで食事をして、電池式バッテリーを購入して、最終目的地に向かいます。

 

昔の仕事のお客さん先などを懐かしく思いながら、最終目的地に予定よりも1時間以上早く到達。

なんか朝から調子が狂っていますが、まだ陽も高く、暖かな陽気で、芝生の上で寝ておきます。

ふとよく考えてみると、朝だったからいろいろと手配がつけれたと思えば、それはラッキーだったのかもしれません。この頃には、完全に解決の段取りができましたので、最終イベントも落ち着いて見れそうです。

 

 

最終目的のイベントはこちら。

2006年のEric Claptonの武道館公演以来のDerek Trucksに、初めて見るSuzan Tedeschi。

Tedeschi Trucks Bandとしても、もちろん初めて観ることになります。

 

 

そう言えば、席ってどうなっているか見てないけど、まったく予備知識なく立ち見なのかな…くらいに思って入場すると、ちゃんと席がある会場でした。ボブ・ディランの時と同じような構成の会場。このバルコニー席ってスタイルは、いい設計だと思います。

 

1階バルコニーの3列目なら、まぁまぁかもと思っていると…。

 

PA席の真上で1,2列目がありません。

 

 

ステージ全体を中央ど真ん中の真正面から見渡せる席でした。

遮るものがなく、ステージ全体を撮影するカメラが入るとすれば、ココじゃないの?っていう感じの席です。

 

 

距離はあるので、細かいところまではズームでも見えません。

 

 

 

ツインドラムにトランペットなどホーンセクションもあるビッグバンドです。

Derek Trucksをメインに見るのは初めてですが、ライブで見るべき人ですね。

現役世代で、もっとも表現力のあるプレイヤーだと思います。

Derek Trucksの個性あるスライドギターに、Suzan Tedeschiのパワフルなボーカルとブルースギターを、2時間20分、ほぼ休みなしのステージで堪能してきました。

 

Setlistもアップされていました。


Hear My Dear
Fall In
I Am the Moon
Circles 'Round the Sun
Pasaquan
Just Won't Burn(Susan Tedeschi song)
Part of Me
Bell Bottom Blues(Derek and the Dominos cover)
Outside Woman Blues(Blind Joe Reynolds cover)
Let Me Get By
I Walk on Guilded Splinters(Dr. John cover)
Swamp Raga(The Derek Trucks Band cover)
Midnight in Harlem
I Want More > Beck's Bolero(Jeff Beck cover)

Encore:
Soul Sweet Song
Made Up Mind

続いて、昨年末に中古で購入したSGもフレット交換します…。

 

秋葉原にある大手の楽器店で、2005年製の製品を中古で購入し、販売にあたって、「擦り合わせ済み」と記載されていました。

 

これ、ヤフオクでしばらく出ていて、落札されなかったやつですが、ある時、買い取ったのか、委託販売かは知りませんが、その楽器店で売り出されていました。LIVEなどにも使用されていたようで、傷も多いのですが、価格が下がっていたので即購入。

尚、別色のLava Burstと表示されていましたが、これはFire Burstが正しいようです。

 

コロナ禍の影響で、楽器も高騰していて、コロナ禍前の値段を知っているだけに、なかなか買うのを控えていたのですが、SGで、ダイヤモンドインレイがあって、エボニー指板、つまり、SGカスタムを探していました。時々、お買い得なのがヤフオクなど出るのですが、落札価格は以前に比べると結構上がってしまいます。SGカスタムは、Customshop製になるので仕方ありません。

 

しかし、この時期のSG Supremeは、ダイヤモンドインレイ・エボニー指板の仕様なのに、レギュラーラインで製造されているので、評価がそこまで高くありません。24フレットというところはそんなに要らないのですが、2ピックアップなのは、3ピックアップのSGカスタムより使いやすい。メイプルがトップに貼ってある分、SGにしては重量はありますが、レスポールに比べれば、かなり軽量の3.2kgくらい。傷もあるけど、ある意味、気軽に使えるので、購入しました。

 

楽器店では、特に支障がなさそうでしたが、少し弦高を下げると、1弦2フレット、3弦1フレットは鳴らず、12フレット付近をチョーキングすると音が詰まります。なるほど、「擦り合わせ済み」というのは、「整備バッチリ」という意味ではなくて、「状態悪いのを何とかしてますよ」っていう意味が正しい解釈ですね。

 

ただ、Gibsonに詳しい増田さんのYoutube動画の推奨の弦高くらい下げると…ですけど。

要はそこまで下げなければ、普通に弾けます。

 

さて、ここで悩みます。

 

Gibsonなんて自分なんかが買えても買ってはいけないくらいに思っていた高校生の頃を思えば、中古のレギュラーライン製品といえども、Gibsonのギターを素人仕事でフレット交換ってどうなんだろ?

改めて弾いてみても、一応、問題なく弾けるのに…。

しかも、Gibsonのバインディングは、フレットエンドがオーバーバインディング処理になっていて、フレット交換するとこの処理はなくなる。

また、理由は知らないが、エボニー指板は難しいと聞く…。

 

…とここまで悩んでみましたが…。

 

ローコードなどが中心だったのか、偏ったフレットの減りをフレットのすり合わせでなんとか修正しているギターであることには違いなく、指板も歪みを感じるが、フレットの頭をできるだけ揃えているというのが、このギターでは?

 

…と思い、スケールの類を中国製で購入するのはなんか少し抵抗あるけど、やっぱりこれを購入してました。値段が10分の1だしね。

 

 

ノッチとかいうフレットをよける切込みがあって、FenderなどのロングスケールにもGibsonなどのショートスケールにも対応しています。

 

 

 

これと前回使ったシンワの鉄尺で指板やフレットをチェック。

 

道具もそろえたし、プレス機もフレットプレス用にカスタマイズしたし、やっぱりフレット交換しようと決断すると、即実行です。サウンドハウスで、前回と同じフレットを購入します。24本入りなのは、22フレット+予備2本という意味だと思いますが、Yamakiの時のが4本あるので、同じフレットなら24フレット仕様でも予備も用意できます。

 

まずは、ピックアップを外して、第1段階の養生をします。

エレキギターは、ここで一手間増えますね。

 

 

続いて、フレットを抜きますが…。

 

 

ローズウッドのものより苦戦します…。

なんというか、オイルをしっかり塗ってハンダゴテで温めても、なかなか食い切りが下に食い込まず、一向に進まないので、少し引っ張り上げるように力を加えると、いきなりズボッと抜けちゃいます。

 

そして、エボニー指板がチップしやすい…。

 

なかなか力加減が難しく、コツを掴み切れないまま、24フレット全てを抜き終わりました。

 

 

続いて、ナットも外します。

 

 

指板を調整するので、外に持ち出しますが、陽の光にあてると結構きれいですね。

 

この後継機種が、現在では、SG Modern になるのだと思いますが、要するにヴィンテージリイッシューのような伝統的な昔のスペックを再現したものではなくて、モダンスペックのギターなんですね。今のは、更に非対称な指板のR加工だったり、いろいろと工夫されているみたいです。

 

 

まずは、状態のチェックから

 

 

ローフレットとハイフレットの両方に光が射し込みます。

6弦側と1弦側でもなんか違いがあり、状態を把握しにくい捻じれ気味な様子です。

ストレートを出すために、アルミの角材でしっかりと削ります。

例のオーバーバインディングもなくします。

 

バインディング上のドットポイントの上がなくちゃうと困るなと思っていましたが、杞憂でした。そんなに削るわけがありません。

 

続いて、指板R(12)のサンディングブロックでひとまず仕上げていきます。

 

そして、ここからがちょっと大変。

スロットの深さを測り、スロットのクリーニングと不足部分を削り込みます。

 

 

今回はバインディングがあるので、前回は使わなかったコレで復元していきます。

が、しかし…。

 

なかなか思うような楽な作業ではなく、最初の内は、ついバインディングまで切り込んだところあります…。

これ、いっそのことバインディングも切り込んで、フレットも加工せずに打ち込んではどうなんだろうと考えますが、ちゃんとやります。

 

更に、ノコギリの部分が簡単に抜けてしまうし、ノコギリの部分が射し込んである柄の木部も欠ける。

道具に不具合が生じ始めました。

 

 

針金で補強し、スロットの深さもある程度の目安をマスキングテープで示しておいて、作業再開。

前回は、ハンドソーが使えたので楽でしたが、バインディングあるとかなり手間が増えますね。

 

 

なんとか頑張りました。

続いて、フレットタングを加工。

 

バインディングを避けて、喰い切りでカットします。

 

 

タングが短くなりすぎないように各フレット毎にピッタリ切っていきます。

この段階で、ある程度、長さも切っておきました。

 

 

とりあえず、タングの粗処理が完了したところで、どのフレット用なのかが分かるように仮置きします。

ここからフレットを打つ前に、一つずつタング加工部分のバリをとります。

 

金工ヤスリでフレットを傷つけないように削るのですが、とても手間なので、可変速のディスクグラインダーを持ってきて、低速で回転させながら、バリを当てて、1本削っては、フレットをプレスしていきます。

ディスクグラインダーは、可変速機能付きに限ります。

 

 

 

 

フレットタングの加工は、上のような感じになっています。

 

結構ハイフレットまでプレスでできました。

この辺は、さすがSG。ハイフレットへのアクセスがしやすくなっています。

 

 

なんとか24フレット全てを打ち終わり、余分をカットしていきます。

ただ、1本打っては、カットすべきでした…。24フレット仕様のハイフレットは、かなり間隔が厳しく、喰い切りがうまく入りにくくなります。特に22,23,24フレットは厳しかった…。

 

 

前回と異なり、フレットエンドを加工する前のこの段階でマスキングしてしまいました。

 

 

フレットエンドの粗処理をします。

 

 

やっぱり、この道具は買ってよかった。実に効率的です。

 

 

フレットエンドを丸める粗処理からペーパーでのフィニッシュを行います。

 

 

フレットの状態をチェックして、軽く擦り合わせもしておきます。

 

ここまでの今回の感想として…

 1. 指板はローズウッドに限る。エボニーは確かにメンテナンスが難しい。

 2. 24フレットは大変。

 3. バインディングあると手間がかなりかかる。

 4. エレキギターは、更に手間がかかる。

 

そこへいくと、FENDERのギターはネックが外れるので、こういう修理には合理的な設計ですね。

とってもアメリカ人らしい、電気屋さんらしい発想のギターなのでは?と思いました。

 

 

マスキングを剥がして、指板オイルを塗ります。

 

 

フレット交換が完了したら、ピックアップを戻しますが…。

うっかりトーンポッドを焼いて破損してしまいました。

 

 

800円くらいかな。CTSのAカーブ500を1個、サウンドハウスに注文します。

 

トーンポッドはなくても、音は出せるので、ナットを接着せずに嵌め込み、テスト用弦を張り直して、テストします。無事に音詰まりその他、問題は全て解消したと思います。1弦側12フレットで1.2mmくらいまで下げても特に支障ないようです。

 

ポッドが無事に届いて、伝送系の復旧も完了。

 

 

ただ、チップした部分が一部気になります。

やっぱり、フレットを打っても隠れていない部分を補修処理しようと思います。

 

まずは、充填剤としていろいろと接着剤を調べてみます。つや消しとかいろいろと条件を考えますが、結局は、エポキシ90分硬化に決定。

これに指板調整の際のサンディングで出た削った粉を保存してあるので、できるだけ濃度高く、混ぜていきます。

 

 

 

サンディングの際の粉は、ペーパーの方から出たものも混じるので、これをやると失敗するというのを他のワークショップのブログで見かけましたが、結構きれいな粉なので、よく見ながらやってみます。

 

本当は、オイルを塗る前に、フレット打つ前にやることだったんでしょうけど、マスキングしてなんとか実行します。ペン型のナイフで細かく充填していきます。

 

テスト用の弦まで張ってしまっていますが…。

 

 

効果後に軽くペーパーを掛けて、終了。

 

 

オイルも塗り直しておきます。

 

 

 

 

それでは、実践。

まずは、70年代の低いフレットが更に使い込まれ、ボディトップの膨らみもあり、弦高も高く、とても弾けるような状態ではないYamaki Custom F18を。

 

指板オイルをしっかり塗って、ハンダで温めて、HOSCOの食いきりで掴みます。

あまり上に持ち上げようとしないで、フレットの下に食い込ますようなイメージで待っていると、次第にフレットの下に入るような感じになります。

 

 

じわっと入るときれいに抜けます。全くチップすることもなく、順調に抜けていきます。

このハンダゴテで温める方法を考えた人、天才だ。

 

 

フレットが抜き終わると指板調整。

フレット交換作業って、フレット抜いて新しいのを打つよりもコレがメイン作業かも…。

 

 

アルミ角パイプに両面テープで紙やすりを張り付け、スチール定規でストレートをチェックしながら、根気よく。

トラスロッドの状況も確認した後、まずは、各弦のあたりをまっすぐにしていきます。

 

トラスロッドが錆びてはいる感じですが、緩めたり締めたり、まだいけることが分かりました。

あまりいっぺんに大きく回してはいけないものだということですが、思い切って、緩めきって締めてみました。

トラスロッドというものが感覚的に少しわかったかも。

 

 

指板R(12)のサンディングブロックがやっと入手できました。

これが入手できず、なかなか計画が進まず、かなり遅延しましたが、動画の紙やすりの番手を参考に仕上げていきます。

 

 

元々、おそらくローズウッドを黒く染めていたのではないかと思いますが、今回の指板調整でかなり削られ、きれいなローズウッドの杢目が出てきました。エボニーっぽくするような小細工なんて要らないのに…。

 

 

スロットの状況をチェックし、今回はバインディングがないので、薄刃のアサリなしハンドソーで調整です。

割とスムーズに進みます。

 

JESCARのフレットは既にR加工されているので、どんどんローフレットからプレスして打ち込みます。

 

 

 

実に順調。

 

 

この中国製のフレットプレスカウル、素晴らしく使えます。

 

 

プレス機が使えないハイフレットの打ち込みもこれを当てて、しっかり打ち込みました。

そして、エンド処理。

 

 

まずは粗加工。このフレットエンドドレッシングファイル、中国製の安価なものですが、ものすごく効率良いです。

 

 

均一な角度で粗処理があっという間に終わります。

バインディングもないので、タングを切ってないのですが、それも垂直な金工ヤスリが付属しているので、粗処理できます。

 

ただ、ボディが絡むハイフレットは、金工ヤスリで手作業。

テフロン製まな板を噛まして、高さ調整すれば、フレットエンドドレッシングファイルも使えるかもしれないが…。

 

 

エンドを丸める粗処理は、HOSCOのフレットエンドファイル。

非常に効率的で使いやすいです。

 

今回は、参考動画の手順に従いましたが、次回は、このエンドの粗処理をやる前にマスキングしてもいいかなと思いました。

 

さらなるフレット処理のためにマスキング。

 

 

耐水ペーパーでの処理を進めていきます。

 

 

 

この段階でストレートチェックをしてみたところ、擦り合わせは軽くでよさそうでしたので、R付サンディングブロックで1000番、1200番と仕上げていきます。

 

 

指板オイルを塗って、完成。

 

 

張ってあった弦をヘッドに巻いてキープしていたので、とりあえず、元のナットを嵌め戻して、弦を張ってみますが、ナット交換は必要なさそうです。

ボディトップが膨らんでいるので、ハイフレットの弦高が高いのは致し方ありません。

残るは手段は、ブリッジ削って、サドルも削ってとかくらいしか思いつかないので、それは行いません。

 

しかし、ミディアムジャンボのフレットもかなり効果的でめちゃくちゃ弾きやすくなりました。

指板のストレート感を感じるし、音もよく響きます。

 

側板や裏板はローズウッドの合板だと思いますが、その割には、このギターはよく鳴ります。

 

新しい弦に張り替えて、作業完了です。

50年経過しているギターですが、まだまだ大事にしていきたいです。

 

さて、次のもう1本も…。

 

さて、フレット交換を自分でやるために必要な工具や部品、消耗品などをそろえるわけですが、とあるサイトで紹介されているフレット交換に必要な道具・便利な道具類は、かなりの種類と金額になります。

やはり楽器関係の強い味方であるサウンドハウスと中国製のコピー商品なども手に入るアマゾンの組み合わせで、取捨選択して入手しないとかなりの高いものになりそうです。

 

ちなみに、ワークショップなどにお願いすると、5万円、6万円くらいからが普通ですね。

 

フレット自体は、3,000円もしないので、1回やってしまえば、次回からは部品と消耗品だけあればまず大丈夫のはず。

初回コストがどのくらいで収まるかというところですが、4万から5万くらいなら、自分で趣味でやるのもいいなと思ったわけです。こういう作業はいろいろとやってみると、分かることもあるしね。ギターじゃない弦楽器でも、いろいろと見どころが広がります。

 

それで、結果としては、主だった購入品は後述の通りで、概算40,000円くらい(2023年9月現在)。

他にも、既に持っている道具(ハンダゴテ、金工ヤスリ、薄いアサリなしハンドソーとか)や消耗品(エアーダスターとか)も使いました。1200番のサンドペーパーとか少し買い足したものもあるかな?

 

ただ、これらの購入品を揃えるのも取り寄せなどもあり、なんだかんだと1ヵ月くらいかかりました。

精度が必要なものは、できるだけ信頼あるものを購入し、中国製でもよさそうなものはそれで代用し、中には結局使わなかったものもあります。

 

とあるサイトで紹介されていた中にあったもので、あった方がよさそうなものもいくつかありましたが、実際にやってみて必要なさそうなものも紹介されていた道具の中にはありました。

 

以下、購入したもの(2023年9月現在)

★の数は、実際にやってみて重宝した評価(5段階)

 

A. 専用工具

HOSCO フレットエンドファイル TL-FE2 3,750円(サウンドハウス)★★★★★

※参考動画では使ってなかったけど、かなり作業効率上がります。

HOSCO フレットスロットクリーニングソー TL-H-SCSWD04 2,450円(サウンドハウス)★★★

※今回はバイディングがなかったので、アサリなしの薄いハンドソーが活躍。

 バイディングがあるギターの場合は、これがないと深さが必要な時に困るはず。

※とあるサイトでは、6,000円くらいだった。

HOSCO フレットカッター(食い切り) TL-FC190 3,920円(サウンドハウス)★★★★★

※必需品。そして、これ一つでフレット抜きにもカットにも使えて、使いやすかった。

※とあるサイトでは、フレット抜きが7,000円弱、カッターが5,000円弱。

※バイディング用のタング加工もこれでできるのだと思うのだけど…。

HOSCO サンディングブロック 木製 10"(254R)/12"(305R) TWSB-2 2,400円(Amazon)★★★★★

※指板Rに合わせたサンディングブロックですが、サウンドハウスで発注したものの、なかなか取り寄せができず、キャンセルして、Amazonに切り替えた。

※これ待ちで作業が大幅に遅れました。

Stewmac フレットスロットデプスゲージ 3,170円(Amazon)★★★★★

※必要だと思います。厚みはギリギリでした。これ以上厚いと使い物にならないと思う。

※これも、サウンドハウスで発注したが、なかなか取り寄せができず、キャンセルして、Amazonに切り替えた。

ギターネックサポーター 1,715円(Amazon)中国製 ★★

※絶対必要ではないが、ネックを保護する必要はあるので、便利。

※長さが長すぎて、カットしました。

※とあるサイトでは、4,500円くらい。用途的に中国製で十分です。

 → 

フレットレベリングファイル 1,109円(Amazon)中国製 ×

※サイズも合わず、初めから張り付けてあるサンドペーパーが剥がしにくく、使いにくい不用品。

※もっと大きいアルミの角材を購入し直した。

 

アルミ角パイプ(30ミリ×40ミリ×肉厚2.0ミリ)2,950円(Amazon)★★★★★

※サイズ的にも使いやすかった。必需品。

※3Mの両面テープで貼り付け、剥がして、その後の使用にも楽だと思う。

 

フレットエンドドレッシングファイル 2,860円(Amazon)中国製 ★★★★★

※参考動画では紹介されていたが、使用していなかったけど、ハイフレット以外では作業効率が格段に違います。

※金工ヤスリの出幅を調整できるか、レールなどをつけて高さ調整できるとハイフレットでも使えたのに。

※とあるサイトでは、15,000円強しますが、中国製が現実的です。

 

フレットプレスカウル 3,034円(Amazon)中国製 ★★★★★

※ハンドプレス機に使えるように軸を8mmネジを加工したものなどでいろいろと工作。

※プレスだけではなく、ハイフレットのハンマーでの打ち込みにも重宝しました。

※中国製で制度は微妙だが、指板Rも各種対応。

※とあるサイトには紹介されていなかった製品。

 

 

 

ハンドプレス機 4,870円(Amazon)中国製 ★★★

※別にここまで必要なく、プレスカウル付きの専用ハンドプレスも販売されていますが、価格も安く、使いやすそうで、レトロなデザインもよく、ハトメなどに今後使えそうだったので、購入。ちょっと面白かった。

 

フレットプロテクター 189円(Amazon)中国製

※使用はしなかったが、価格的にも持っていていいかなと…。


 

B. 部品と消耗費

JESCAR フレット(24本) #55090 NS18% 24pcs set 2,380円(サウンドハウス)★★★★★

※扱いやすいニッケルの定番品。ミディアムジャンボ。加工性も良好。

※すでにカット済みで適度なカーブも付いていて、今回の指板R(12)ではそのまま使えました。

紙やすりセット#60-1000 10種類40枚 890円(Amazon)★★★★

※耐水サンドペーパーは必需品。木工にも使えるもので重宝しましたが、番手がちょうどいいのがなかった。

※欲しいのは、100番、240番、600番、800番、1000番、1200番かな。※このセットでは、1200番を別に1枚(105円)買い足し、100番の代わりに120番を代用。

※フレット交換は、ヤスリ掛けの作業に尽きますね…。

3Mマスキングテープ 30mm×4巻/10mm×12巻 920円(Amazon)★★★★★

※こんなにたくさんは要りませんが、結構使います。太さ2種類各1本くらいあれば足りるかな。

 

C. 元々所有していたもの

※他にもあるかもしれないけど…。

ハンダゴテ ★★★★★

※白光製を強くお勧めします。

※ピックアップ交換とかにも重宝します。

指板オイル ★★★★★

※35年前に買ったものw

※他にも最近買ったのものあるんですが、今回はこれを使った。

小型ハンドソー(アサリなし) ★★★★★

※薄い刃のもので、ピックアップカバーを外すのにも使用できます。

※内装の木部などに埋木する時にも必需品。

※今回はバイディングがないので、フレット溝を直すに重宝しました。

エアーダスター ★★★★★

※フレット溝のクリーニングに必要です。

金工ヤスリ ★★★★★

※ハイフレットのエンド処理はこれで手作業。

カナヅチ ★★★★★

※ゴムハンマーもあるけど、フレットプレスカウルを噛まして使用しました。

スチール製定規 ★★★★★

※シンワの600mmのものをカットして使用。元のままだと長すぎる。

※これはかなり重要な用途なんですが、Stewmacのストレートエッジだと25,000円~40,000円くらいします。専用のものの方がいいのかもしれませんが、まともな値段ではありません。

※中国製だと2,500円~4,500円くらい。

※もう少し厚みがあればいいのですが、とりあえず代用しました。

 

あと、他にもなんかあったかな…。

ハイフレット周囲の養生は、古いクリアファイルとかで作るといいかもですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、次のギター工房(横浜市金沢区の釜利谷の住宅地内)の公開動画よりピックアップ。

 

 

 

 

 

 

昨年の秋には大原にヒラメ釣りに行きましたが、その後、しばらくご無沙汰なヒラメ。

 

禁漁期間も近い4月下旬には、深場のポイントが好調らしく、7~9kgのヒラメが結構あがっています。

しかしながら、大原のヒラメは、今シーズンはゴールデンウィークでおしまいなので、これには間に合わず…。

かなり面白そうだったけれども、まぁ、遠いしね。

 

そう思っていたら、葉山のヒラメが復活していました。

 

葉山のヒラメは、エサの確保が大変みたいで、秋から冬の間、ヒラメ~アマダイの半日ずつのリレーになっていた様子でした。アマダイは道具もないし、終日泳がせでいきたい自分としては、いまひとつ気分が乗らず…。しかし、遠征はないものの近場でも終日ヒラメで復活しているとなると天気もよさそうだし、ちょっと行ってみるかなとかなり久しぶりの釣行となりました。

 

大原の日の出前に出船して、朝陽が上って海が染まっていくのを見ながら釣りするのもいいのですが、慣れ親しんだ相模湾を釣り船から別の視点で楽しむのも素晴らしいものがあります。

相模湾は、釣りに行くときは波もおだやかで、心地よい日差しと妙な安心感があります。

この日は、5月のシーズンでは最高のコンディションで、朝は北東風でやや涼しく、昼前から沖上がりにかけて、南風がそよそよと近づいてくる、セーリングにはもどかしく、釣りには最高の天気でした。

 

ヒラメ釣りは、秀吉丸でレンタルタックルで力太郎船長より教わってから10年以上経つ。

あの時は、12月の中旬で他にほとんどお客さんの予約がなく、出船間際に飛び込みで1人追加して、釣り客2名での出船だった。

自分が初めてだったので、港を出てすぐのところで、船長がお手本を披露してくれた。エサの付け方を習い、エサの落とし方、タナの取り方を見せていただいたのだが、なんと、そのまま軽く一枚釣りあげられ、アタリから合わせまでお手本を見せられて、ざっとこんなもんですと締めくくられた。

 

1日通して、釣れないこともあるアタリの少ないヒラメで、それほど狙ったポイントでもない場所で、軽くこんなお手本を見せられるとは…と思いつつ、まぁ、やってみるかでやってみたら、ビギナーズラックでヒラメ4枚、イナダたくさん、と好調な初ヒラメでした。ハゼエサのマゴチ釣りの経験が結構効果あったのかもしれません。船長も片手間に竿出しては、軽く釣り上げていた。

やっぱり、泳がせ釣りは面白いのです。

すぐにヒラメ竿とリールもちゃんと買って、仕掛けも秀吉丸仕掛けを元に自分で針を結んで作って、これで釣れるかのテストを兼ねて、覚えたての復習のつもりで翌週も行ってみたら、釣果のネット情報の効果は素晴らしく、平日なのにかなりのお客さんだったのが印象的だった。

 

この8号船には、よく乗りました。古いけど、愛着ある船でした。

 

その後、息子さんの海舟船長がデビューして、こちらも恒例の遠征で大磯行ったり、いろいろと釣らせていただき、新艇の1号線が進水したりしましたが、海舟船長はもっと大物狙いの沖の泳がせとなり、次男さんの貴海船長が通常のヒラメ船を担当することになっていました。貴海船長は、昨年、中乗りで乗っていた時にもお世話になりました。

 

今日は、貴海船長の舵取りで、お客さんは全部で5名。江ノ島と葉山間での近場のポイントを攻めます。

7号船は初めて乗りますが、昭和60年進水ながらも、快適に釣りできるいい船でした。

 

 

マイワシの泳がせ釣りは、他にもいろいろ釣れるので、アタリは多いわけじゃなく、ノーフィッシュな日もあるけど、かなりワクワク感のある釣り。エサは、こんな感じで生け簀で泳いでいるのを1匹ずつ大事に扱うことになっています。

 

 

ちょうど始めたころから、ライトタックルが流行していて、そうとは知らずに買った昔ながらの2.7mのヒラメ竿。

他のお客さん見ても、もうこんな長い竿使っている人いないのよね。大原に行くときは、2.4mのもあるので、そちらを持っていきます。それでも、他の方よりちょっと長く、今どきのみなさんは、2.1mくらいの竿です。

 

2.7m竿を使うときは、リールはいつもはもっと大きいのを使っていたけど、今日はマゴチや大原のヒラメで使用しているPE1.5号を巻いたベイゲーム。これももう10年以上使っています。

 

船釣り始めた頃は、いろいろと道具を買った。その頃は、最新のものではあったけど、いつの間にか何世代も遅れている感じになってきました。

 

でも、このヒラメ竿、とってもいい竿で、感度よく、曲がりもよく、ヒラメを掛けるとへオン記号みたいにいい感じで曲がります。これは、ヤフオクで中古で買ったんだけど、葉山のヒラメでは、この竿を使うようにしています。

 

 

これにベイゲームを組み合わせたのは初めてのトライだったけど、軽くて、長竿なのに終日手持ちでいけました。

次回も葉山はこれでいこうと思います。ガイドも多いから、糸通すのも大変だけど。

 

 

まずは、森戸沖から始めますが、アタリはなく。

船長もポイント移動のペースが早く、細かく移動を繰り返します。

 

根やシコイワシの群れを攻めつつ、時折、なぜかサイドスラスターで動かしています。

 

若い船長なんですが、手間を掛けて頑張ってくれてます。

 

最初のアタリは、お隣の方(左舷真ん中)。1枚上がれば、他の人にも期待値が上がります。

 

しかし、これはウツボでした…。

ウツボは、船の上にあげてしまうとそのままウネウネ暴れだし、仕掛けが全てダメになるので、最悪です。

 

そして、次に左舷オオドモ、スタン側でアタリます。

けど、妙に軽そう…、サバフグでした。

エサをあっという間についばむエサ取りなのによく掛けたな…。

 

右舷にもお二人いますが、そちらは進展なさそうな気配…。

こちらも時々根に触る感触とエサのイワシが泳ぎ回ることがある程度で、エサが無傷で帰ってきます。

 

更に移動を繰り返して、再び、お隣にアタリ。

お気の毒なことに、これもウツボで、ちょっとドツボにはまってしまった感じでした。

 

うーん、ヒラメが遠いと思ったところ、スラスターの移動に合わせて、タナを取り直し、移動後に糸が落ち着いたところでまたタナを取り直すと、本命っぽいアタリが…。

 

前日、すっぽ抜け多発で食い込み悪かったとの情報ですが、しっかり食ってくれている様子。

ちょっと待ち過ぎ気味で合わせて、無事に1枚目の1.2kgでした。

 

これで、とりあえず、みなさん、希望が持てる状況になりました。

 

続いて、またアタリがあるものの、充分食わせて合わせたら、スカッとハリス切れ。

1枚目も飲まれていて、孫針が胃袋に掛かっていたし、待ちすぎて飲まれて歯にあたったのか…。

親針の少し上でスカッと切れています。

 

まぁ、イワシを弱らせずちゃんとエサ付けができている、アタリを出すタナ取りができている、しっかり食わすことはできている、といくつかのチェックポイントはクリアできています。

 

でも、正直言うと、10年前より老眼で孫針打つとこがよく見えないのよね…。ちょっと手間取る間に必要以上にイワシに触っています。秀吉丸は、シングルフックの親孫仕掛けで、親が上あごの硬いとこ、孫は肛門から後ろに抜くのですが、なんか孫針打つとこが見えにくくて…。大原だと孫針はトリプルフックを背びれの後ろに掛けるので、見やすいのですが…。

基本的に、船宿ごとの流儀に忠実にいく方針です。

 

さて、また続けてアタリがあり、少し早めに合わせるか悩みつつ、堅実に食わせて、無事に2枚目。

 

この辺からなんだか一人だけアタリがある雰囲気で、少しなんだか申し訳ない感じに…。

静かにおとなしめにいこうと…。

 

またも移動を繰り返し、ベイト反応、根周りと攻めます。

 

大網の東側に移動し、再びアタリあり、3枚目を釣り上げ、続けてアタリあるもののまたもやハリス切れ。

 

なんだか席がラッキーだったのか、どうも周りの方で魚とやり取りしている様子がないのに、ここだけ入れ食いのような時間さえあります。

 

もう少し江ノ島寄りに移動して、再びハリス切れの後、また、大網の手前に移動して、1枚追加。

 

眞名瀬沖のベイト反応で、更に1枚追加。

 

周りの方も紳士的な人たちばかりなのですが、さすがに周りがノーヒットな中、一人だけ5枚+3バラシと通常のヒラメ釣りよりもアタリが多いくらいの状況は、なんとも居たたまれない空気を勝手に感じてしまいます…。

 

最後に、乱暴にイワシに繰り返しかみつくような妙なアタリがあって、これはすっぽ抜けて、異常に傷だらけのイワシが帰ってきました。ヒラメじゃなさそうな気がしますが、逆に何だったのか知りたかった…というところで、13時半過ぎに沖上がりです。

 

帰港して、写真撮って終了なのですが、どうもあのハリス切れは今一つ納得いかず…。船長曰く、ヒラメも歯は鋭いからハリス切れあるけど、ウツボもいるから、ハリス切れのは仕方ないんじゃない?とのこと。アタリはヒラメっぽかったので、やはり合わせのタイミングを待ちすぎなのかとも思うが、これ考えすぎると次から迷走するので、この辺にしときます。

 

また、船長に聞いたところでは、今日は潮は流れていなかったらしい。潮は効いていないとなると釣果の偏りの原因ははっきりしないが、潮が効いていないので、船も流れず、ひとつの流しでポイントが狭すぎるので、スラスター動かしていたらしい。

風も微風で、風向も午後に向けて大きく回っていたし、そんな感じなのかなと…。

 

仕掛け入れている間にスラスター動かされると糸は斜めになって仕掛けが浮くので、根には絡まないように注意しながら、少し糸を伸ばして、移動が落ち着いて、糸がまたまっすぐになる前に少し大きく上げて、上から落とすのを繰り返していたのは好結果だったかもしれません。

 

結果、船中5枚、TOP5枚という釣果で、今までに見たことがない釣果の偏りでした。

自分が釣れずに他の人がたくさん釣っているのも何度も見たことあるけど、TOPの人がたくさん釣っているときは、大抵、その他の人も1枚くらいは釣っているのが普通なので、なんだか変な一日でした。

 

しかし、天気のコンディションは、最高でした。

ヒラメは、小さいのは海にお帰りいただき、4枚持ち帰り。

ここから1週間でこれをどう処理するかが釣りに付きまとう第2の問題です。

 

先週と連チャンになってしまったが、本日は、Eric Claptonのライブです。

 

Eric Claptonは、最後に行ったのが同じ武道館で、西側の1階席だったかな…。

1992年のGeorge Harrisonとの東京ドーム公演が最初で、その後、単独公演を何度か行っています。

将来性のあるギターリストとして、Doyle Bramhall II、Derek Trucks を連れてきた武道館公演も見に行ったし、横浜アリーナなんかはかなり前の方のいい席だった。そういえば、George Harrisonとの東京ドーム公演もアリーナの前の方の席だったな、まぐれ当たりのような席でした。

 

しかし、なんだか前回、前々回に見た公演あたりで、なんというかこう…、いずれも何も期待を裏切らないライブなのだけど、逆に何のサプライズもないというか…、予定通りというか…、という感じになってきていて、前回見た時にはやっぱり大分年齢も年齢で曲数も減ったし、アンコールも少ないし、もう行かなくてもいいかな…と思ったものでした。

 

ところが、今年1月、うちの母がなんかのチケットをとる時に、今回の情報を見つけてきて、チケット取ってあげると張り切っている。S席20,000円もするし、何度も見たからいいよと断ったのだけど、とりあえず1枚予約したというので、じゃあ有り難く行ってきますということになったのでした。

 

せっかくなので、気楽に楽しんでこようと、特にスーパースターのライブに行くような期待は何もせず、昔なじみの知り合いのライブにでも行くような感覚でした。

 

まずは、朝から気になっていた松の手入れを始めます。みどり摘み、芽掻き などとも言われる作業ですが、松は難しいので、本当はあまり自分でやりたくはありません。でも、手配するのも面倒で、自分でとっとと片づけてしまいます。

ついでに、柿も少し切ってしまいます。柿はあまり食べるのが好きな方ではなく、実がなると秋にスズメバチが山から飛来してきて、庭に出にくくなるので、実が大きくなる前に少し外してしまうくらいなのですが、もったいないという家族も若干名いるので、内緒で枝を少し落としちゃいます。

 

続いて、子供たちが早く帰ってくるというので、BBQの買い出しに行って、家族でBBQをスタート。

庭に水まきながら、片付けを行い、そろそろ武道館に向かいます。

 

先週と同じことですが、武道館もめんどくさい場所にあります。いえ、うちが不便な場所なのは分かっているんですが、東京駅からのアクセスが悪いのです。いっそのこと、皇居をまっすぐ歩かせてくれたら、東京駅から歩いていくのに…。

 

東京駅から東西線に歩いていくのがいつものルートですが、今日は、馬喰町乗り換えで都営線で行く作戦を試してみます。

なるほど、ホームは近いようですが、千葉寄りの車両に乗ってしまっていたので、結局、ホームを端から端まで歩く羽目になりました…。

 

九段下の駅ももはやなんか懐かしい感じ。かなり久々に来ました。正月明けに皇居の見学に行きましたが、田安門は全く反対にあります。そう言えば、コロナ禍だったので、ライブとかの機会も当然に減っていたのか…。海外アーティストの来日ラッシュも納得。為替的にも割もいいのかもしれない。

 

 

 

今では、ダフ屋さんもいないのかな~と思うと、お一人見かけました。

 

高校生の時に、一人でダフ屋さんと交渉して、Aerosmithのパーマネントバケーションツアーをアリーナで見たのはいい思い出です。正直、あのダフ屋さんには感謝しています。しかし、同級生がチケットだけ取られて、代わりの席のチケットももらえず、代金も支払われずに逃げられたとかの体験談も聞いていましたので、結構、注意深く交渉したものでした。

 

あの頃、田安門に来るとなんだか気持ちがそわそわしてくるというか、ライブモードの気分になるものでしたが、今回は、皇居見学と同じような気分です。

 

 

しかしながら、この武道館のバナーは、いいものがありますね。

昔と変わらず、日本の伝統のライブ会場として風格は、他に代え難し。

 

会場に貼ってあった今回のポスターは2パターンあるみたいです。

 

 

 

開場10分前に到着。

グッズ売り場が混み合い、結構な人数の観客がいるようです。

チケットあまってんじゃないの?なんて思っていたけど、当日券はあるようですが、先週のような感じではありませんでした。

まだ、すごい人気ですね。

 

パンフレットは用意されているようですが、入場後でも買えるようなので、グッズ売り場には行かずに、入場口を目指します。

 

恒例の荷物チェックを受けて、先週のようにスマホ持ち込み禁止とかはなく、スムーズにもぎりのお兄さんのところへ。

すっかり1階席だと思い込んでいたので、1階席の入場口に行ったのですが、チケットをよく見るとアリーナだったことにここで気付きます。まったくノーチェックでした。

 

しかし、そのままアリーナにも行けるとのことなので、そこから入場。

座席の番号は結構後ろな感じ…と思いつつ、席を探したら、なんともレアなお席でした。

 

まるでお一人様専用席。

 

 

 

アリーナ最後列の半端です。アリーナのこんな後ろは初めてですが、なんか笑いが止まらず、楽しくなってきました。

高校生の頃とは違って、あまりコンサートで最初から最後まで立ってみるなんてことはなく、座ってじっくり聴くのが普通になっています。実のところ、自分も座ってじっくり聴きたいので、周りが立たない限り、立つことなんてことはないのですが、この席は自由度が高く、後ろに気を遣うことは何もありません。椅子に荷物を置いて、椅子の後ろに立つこともできるので、置き引きなんてのも心配いりません。

 

実際、他の人たちは後半の総立ちの時に少しでも通路に出ると注意されていましたが、この席は横に立とうが、後ろに立とうが、何らお咎めなしでした。

 

Bob Dylanの時は、あまりに照明が暗く、ギターなどの機材もなんだか見えなかったので、急遽、初めてオペラグラスを購入して持参しました。あまり余計なものは持ちたくないのですが、山歩きにも使えるしね。しかし、モニターもばっちりあるし、今回はまったく出番はありませんでした。

 

モニターの映像は、Doyle Bramhall IIがソロ弾いているのになかなかClaptonからカメラが動かないとか、その流れなら次は誰に行くのか分かりそうなものを…と、多少の不満はなくもありませんが、かなり快適です。

 

さて、セットリストは次の通り。どうやら、事前に発表されていたそうですが、割と分かるだろうとノーチェックでした。

あんまりSNSとかやらないので、情報に疎いのかも。

 

Eric Clapton at Nippon Budokan, Tokyo, Japan

 

Setlist

Electric Set I:
  Blue Rainbow
  Pretending
  Key to the Highway (Charles Segar cover)
  I'm Your Hoochie Coochie Man (Willie Dixon cover)
  I Shot the Sheriff (The Wailers cover)
Acoustic Set:
  Kind Hearted Woman Blues (Robert Johnson cover)
  Nobody Knows You When You're Down and Out (Jimmy Cox cover)
  Call Me the Breeze (J.J. Cale cover)
  Sam Hall ([traditional] )
  Tears in Heaven
  Kerry
Electric Set II:
  Badge (Cream song)
  Wonderful Tonight

  Cross Road Blues (Robert Johnson cover)
  Little Queen of Spades (Robert Johnson cover)
  Layla (Derek and the Dominos song)
Encore:
  High Time We Went (Joe Cocker cover)

 

さて、本編ですが、いきなり冒頭から驚きました。

 

なんか音がいいのです。過去6回は見に行っていると思いますが、今までで一番音がいいです。

なんというか音の解像度が異常によくて、各パートの音がすごくすっきり聞き取れます。

音がすごく届いてきます。なんだか初っ端から意表を突かれました。

 

最初のBlue Rainbowは、ギターインストの曲で、ビブラートから、チョーキングから、さらに上げるチョーキングも表情豊かに音が届いてきて、みなさん、静かに聴き入っていますが、かなりテンション上げてくれています。

音がいいのに加えて、78歳、年齢は全く関係なく、素晴らしいギターワークです。

さらに、後半のDoyle Bramhall IIのES-335の音が絡んでくると、フェンダー・ストラトキャスターとギブソンの音色の違いを味わいながらの展開になってきます。こんなによく聴こえるライブはやっぱり思い出せないなぁ…。

 

Doyle Bramhall II、今までも何度も見ていますが、今回ほど注目したことはありません。素晴らしいのは知っていましたが、今までより音がよく聴こえるので、しっかり堪能してきました。

いろいろ言っても、今までのステージを見た感じでは、Eric Claptonの方が主体なところが否めない感じでしたが、今回のDoyle Bramhall IIのギターの素晴らしさがよく聴こえました。

左利きなのは知ってましたが、よく見ると右利き用の弦の張り方のまま、左で持って弾いています。6弦が下に来るAlbert Kingや松崎しげるスタイルです。しかも、レギュラーチューニングで、スライドまでこなします。

いや、今まで何を見てたんだろう…、今頃、こんなことに気付くとは。ぼーっと見てましたね…。

ES-335の他に、エピフォン・カジノをアコースティックセットで使っていました。

 

ベースもキーボードもよかったです。特にライブ用の音響技術が発展したようなニュースは、AIを使ったチャットとかでも出ていないので、PAとかスタッフの技術が高いのでしょうか…。それとも、自分が今までぼーっとしていたのかな…。なんにしても、こんな感激なライブになるとはまるで思っていなかった。

 

なんだか時間が経つのが早いですし、それぞれの曲が印象深くて、最初の方の曲も終了後に後の曲に記憶が上書きされるようなかすんだ感じが全然なく、こうして振り返ってみるとあの曲、そんなに前の方でやっていたんだっけと思うことさえもあります。

 

それぞれいろいろと思うところはありますが、いくつかメモ書きしておくと…。

 

Kind Hearted Woman Blues、Martin OOO-28に持ち替えてのアコースティックセットなので、原曲のカバーに近いスタイルで展開しますが、例の裏声部分もコピーしようとして声が出なかったのはご愛敬な感じでした。

アコースティックセットでは曲の途中でも指弾きとピックを使い分けていたけど、指で弾くときは、ピックをどうやら膝の上に置いているようでした。よく落とさないな…。

 

Sam Hall、伝統的な Irish funeral songs というようなMCがあって、最後に、for Jeff と…。今年の1月のニュースは、あんなに健康的だったのに本当に残念です。一度見ておけばよかったと…後悔しています。

 

Badge、この曲、毎回、うれしくなりますね。やってくれる確率は、そもそもかなり高い確率なのだけど…。

 

いずれも本当によく音が届いていて来るいい演奏でした。

 

Eric Claptonは、これで、 通算23回目の来日、4月21日の公演で日本武道館での公演が通算100回目だそうです。

つまり、今回は、通算99回目の日本武道館公演ってことですね。21日の公演も見たいなぁ…。

 

いいライブでした。

 

ところで、武道館のライブに行くと、座席に置いてある他の公演のチラシ。

これも行くかな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京ガーデンシアターといううちから電車で行くとなんとも不便な場所。

 

初めて行く場所でしたが、調べてみると有明ガーデンにあるみたいで、駐車場が充実している。

最近、都内の駐車場とか値段設定が異常に細かく高いと思うのですが、これなら車で行った方が行きも帰りも楽だなということで、車で行ってきました。反って、アクセスしやすい場所だったかも…。

 

もっとも実はうちの方が不便な場所で、東京ガーデンシアターが不便とか言われる筋合いはないのかもしれないが、有明ガーデンにあるんだから、"有明ガーデンシアター"にして欲しいとはちょっと言いたい。そこんとこの名称が違うので、関連施設なのか、少し分かりにくかった。

 

…というわけで、ついでに住友さんが開発した有明ガーデンとはどんな施設かも見てこようと昼過ぎに出発し、1時間弱で到着。

行ってみたら、まあ、テラスモールとかよくあるショッピングセンターと変わらず、特筆するほどのものではなかったかな…、全フロア散歩してみたけど、食事しても時間が余りすぎて、日用品を購入して駐車場最大5時間つけてもちょっと駐車場代払わなくてはいけないくらいになりました。

 

中国人観光客とかレンタカーでわざわざ来ていましたけどね。

 

近隣のマンション群を考えると近所のスーパーのように必要な施設なのかもしれませんね。

 

さて、風が強い春の午後、コンクリートの建物に囲まれた景色をありがたくもなく眺め終わって、夕暮れ時、東京ガーデンシアターに移動します。

 

ショッピングモールの建物からは2階で接続しており、出ると目の前が入口。しかし、シアターの建物を右手づたいにぐるりと回って、列に並んでくださいとのこと。風が強い中、テクテク向かい始めると、斜め前を歩いていた少し大柄でカバンを斜め掛けしているので、ジャケットがずれたようなさえない寝ぐせ頭のおじさんの方から、ブゥー、ブッ、ブッと聞こえてきて、挙句に、バスッと…。おいおい、開演前にこういうの嫌だな…と足早に追い抜き、並んだ時に離れるように先ゆく人を次々に追い抜かして、列に並びました。

 

しかしながら、あまり人は多くない感じで、A席の人は振替が必要ですとかアナウンスしています。

また、グッズ販売は、パンフレットとかは今どきはないのか、売ってませんでした。

結構、記念になるので、記録に欲しかったのですが…。エリック・クラプトンとジョージ・ハリソンの東京ドーム公演なんかのパンフレットは今見返しても見応えあります。

 

さて、久々のライブチケットでしたが、今どきはS席26,000円もするのね…。座席を見るとアリーナのかなり後ろの方なのですが、16列なので、それほどステージから遠くもありません。この会場、なかなか設計がよく、客席の奥行をあまりとらずに、縦に客席を増やすようになっています。その1階席、2階席、3階席と見ると、各階、前の方しかお客さん入っていません。

 

公演数も多いので、仕方ありませんが、チケットはかなり余っていた様子です。

 

セットリストは、setlist.fmで見ていたので、どうもほぼ固定のセットリストのようです。昔ながらの個人的に聞きたい曲はやらないようですね。2021年からスタートし、2024年まで続くツアーのようです。

 

Bob Dylan Rough and Rowdy Ways Tour at TOKYO GARDEN THEATER, Tokyo, Japan 
SETLIST 17曲

 

Watching the River Flow
Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine
I Contain Multitudes
False Prophet
When I Paint My Masterpiece
Black Rider
My Own Version of You
I'll Be Your Baby Tonight
Crossing the Rubicon
To Be Alone With You
Key West (Philosopher Pirate)
Gotta Serve Somebody
(followed by band introductions)
I've Made Up My Mind to Give Myself to You
Truckin'(Grateful Dead cover)
Mother of Muses
Goodbye Jimmy Reed
Every Grain of Sand

 

バンドメンバーは、Wikiによると以下の通りのようです。

Bob Dylan: Vocals, piano, guitar, harmonica ※この日の公演では残念ながら…。
Bob Britt: Guitar ※最初はCharlie Sextonだったらしい…。
Charley Drayton: Drums (2021-2022)
Tony Garnier: Bass guitar
Donnie Herron: Accordion, violin, electric mandolin, pedal steel guitar and lap steel guitar
Doug Lancio: Guitar

 

Bob Dylanは、最新作「Rough and Rowdy Ways」でオリジナルアルバム39作目とのことで、とてもじゃないけど、全部はフォローしきれず、ベスト盤程度しか持っていないのですが、setlist.fmのおかげで、ひととおり聞いておくことができます。

 

翌日になってみると、Truckin'(Grateful Dead cover)が演奏されたことがニュースになっていました。

「ディランが、昨日の日本公演でキャリア初グレイトフル・デッド”Truckin'”をカバーしたことがアメリカでもニュースに。去年発売された本の中でも語られている曲。」(Rockin'on.com)

「世界が驚いた、東京公演!見逃すな、この奇跡!」(sonymusic.com)

 

グレイトフルデッドも詳しくないので、全然、分かりませんでした…。

 

ご本人は、一度もギターもハーモニカも演奏することなく、ピアノ弾き語りをほぼ休みなくという感じで、個人的にはその辺はちょっと残念だったのですが、JEFF BECKにしても、DASTY HILLにしても、坂本龍一にしても、この数年間の間でいなくなってしまう方々が多い中、Bob Dylanを見れたことはよい思い出になりました。

 

どうやら、81歳だそうですが、例のボーカルは健在でしたね。

自分の視力では、あの照明の演出の中で、ピアノ越しに立っているご本人の表情も見えませんでしたが…。

 

高校生の頃、中野サンプラザでChuck Berryを見に行った時は、還暦迎えたおじいさんを見に行く感じでした。当時は、Chuck Berryの還暦をKeith Richardsを初めとして多くの人が祝ったビデオが発売されたり、25周年を迎えたローリング・ストーンズが四半世紀を越えたなどと話題になっていましたが、今や、60代なんて全然若手で、70代現役のミュージシャンがたくさんいます。芸歴25年程度じゃあまり珍しくもない時代になりました。

 

個人的には、90年代以降の新たなミュージシャンですごいニューフェイスがでてきたなと思うのは、あいみょんくらいで、90年代のニルヴァーナとかも全然注目するほどの気分ではなかったし、80年代以前に出てきた人たちで止まってしまっているので、新しい世代への興味が薄いだけかもしれませんが…。

 

薄いといえば、客席の薄毛率が異常に高かった。…というか、はっきり頭頂部がツルツルの人がかなり多かったですね…。

年齢層はかなり高く、自分世代が底辺のように感じました。

 

公演終了後、ちょっとステージに残った機材を見ようかなと思っていたら、「この後、どこか行きますか?」などと話しながら、横を通り過ぎた人が、高橋克典さんっぽかった。その隣にいる男性は誰か全然分からなかったけど。

二人とも、マスクしていましたので、確証はなく、翌日、ちょっと調べてみたら、やはり高橋克典さんで、もう一人は高嶋政伸さんだったようです。

 

一度でいいから、Hurricaneのエンディングとかで聞けるようなハーモニカを聴きたかったなぁ。

もう難しいのだろうけど。

ピアノもよかったけど、もっとライブ感のあるギターやハーモニカが聴きたかった。