ノーベル文学賞受賞者の講演に行ってきました☆ | Out on Highway 61

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当初の目的はお引越ししたので、模様替え。特に行くあてもなく…。
Cruisin' and playin' the radio with no particular place to go ~♪

東京ガーデンシアターといううちから電車で行くとなんとも不便な場所。

 

初めて行く場所でしたが、調べてみると有明ガーデンにあるみたいで、駐車場が充実している。

最近、都内の駐車場とか値段設定が異常に細かく高いと思うのですが、これなら車で行った方が行きも帰りも楽だなということで、車で行ってきました。反って、アクセスしやすい場所だったかも…。

 

もっとも実はうちの方が不便な場所で、東京ガーデンシアターが不便とか言われる筋合いはないのかもしれないが、有明ガーデンにあるんだから、"有明ガーデンシアター"にして欲しいとはちょっと言いたい。そこんとこの名称が違うので、関連施設なのか、少し分かりにくかった。

 

…というわけで、ついでに住友さんが開発した有明ガーデンとはどんな施設かも見てこようと昼過ぎに出発し、1時間弱で到着。

行ってみたら、まあ、テラスモールとかよくあるショッピングセンターと変わらず、特筆するほどのものではなかったかな…、全フロア散歩してみたけど、食事しても時間が余りすぎて、日用品を購入して駐車場最大5時間つけてもちょっと駐車場代払わなくてはいけないくらいになりました。

 

中国人観光客とかレンタカーでわざわざ来ていましたけどね。

 

近隣のマンション群を考えると近所のスーパーのように必要な施設なのかもしれませんね。

 

さて、風が強い春の午後、コンクリートの建物に囲まれた景色をありがたくもなく眺め終わって、夕暮れ時、東京ガーデンシアターに移動します。

 

ショッピングモールの建物からは2階で接続しており、出ると目の前が入口。しかし、シアターの建物を右手づたいにぐるりと回って、列に並んでくださいとのこと。風が強い中、テクテク向かい始めると、斜め前を歩いていた少し大柄でカバンを斜め掛けしているので、ジャケットがずれたようなさえない寝ぐせ頭のおじさんの方から、ブゥー、ブッ、ブッと聞こえてきて、挙句に、バスッと…。おいおい、開演前にこういうの嫌だな…と足早に追い抜き、並んだ時に離れるように先ゆく人を次々に追い抜かして、列に並びました。

 

しかしながら、あまり人は多くない感じで、A席の人は振替が必要ですとかアナウンスしています。

また、グッズ販売は、パンフレットとかは今どきはないのか、売ってませんでした。

結構、記念になるので、記録に欲しかったのですが…。エリック・クラプトンとジョージ・ハリソンの東京ドーム公演なんかのパンフレットは今見返しても見応えあります。

 

さて、久々のライブチケットでしたが、今どきはS席26,000円もするのね…。座席を見るとアリーナのかなり後ろの方なのですが、16列なので、それほどステージから遠くもありません。この会場、なかなか設計がよく、客席の奥行をあまりとらずに、縦に客席を増やすようになっています。その1階席、2階席、3階席と見ると、各階、前の方しかお客さん入っていません。

 

公演数も多いので、仕方ありませんが、チケットはかなり余っていた様子です。

 

セットリストは、setlist.fmで見ていたので、どうもほぼ固定のセットリストのようです。昔ながらの個人的に聞きたい曲はやらないようですね。2021年からスタートし、2024年まで続くツアーのようです。

 

Bob Dylan Rough and Rowdy Ways Tour at TOKYO GARDEN THEATER, Tokyo, Japan 
SETLIST 17曲

 

Watching the River Flow
Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine
I Contain Multitudes
False Prophet
When I Paint My Masterpiece
Black Rider
My Own Version of You
I'll Be Your Baby Tonight
Crossing the Rubicon
To Be Alone With You
Key West (Philosopher Pirate)
Gotta Serve Somebody
(followed by band introductions)
I've Made Up My Mind to Give Myself to You
Truckin'(Grateful Dead cover)
Mother of Muses
Goodbye Jimmy Reed
Every Grain of Sand

 

バンドメンバーは、Wikiによると以下の通りのようです。

Bob Dylan: Vocals, piano, guitar, harmonica ※この日の公演では残念ながら…。
Bob Britt: Guitar ※最初はCharlie Sextonだったらしい…。
Charley Drayton: Drums (2021-2022)
Tony Garnier: Bass guitar
Donnie Herron: Accordion, violin, electric mandolin, pedal steel guitar and lap steel guitar
Doug Lancio: Guitar

 

Bob Dylanは、最新作「Rough and Rowdy Ways」でオリジナルアルバム39作目とのことで、とてもじゃないけど、全部はフォローしきれず、ベスト盤程度しか持っていないのですが、setlist.fmのおかげで、ひととおり聞いておくことができます。

 

翌日になってみると、Truckin'(Grateful Dead cover)が演奏されたことがニュースになっていました。

「ディランが、昨日の日本公演でキャリア初グレイトフル・デッド”Truckin'”をカバーしたことがアメリカでもニュースに。去年発売された本の中でも語られている曲。」(Rockin'on.com)

「世界が驚いた、東京公演!見逃すな、この奇跡!」(sonymusic.com)

 

グレイトフルデッドも詳しくないので、全然、分かりませんでした…。

 

ご本人は、一度もギターもハーモニカも演奏することなく、ピアノ弾き語りをほぼ休みなくという感じで、個人的にはその辺はちょっと残念だったのですが、JEFF BECKにしても、DASTY HILLにしても、坂本龍一にしても、この数年間の間でいなくなってしまう方々が多い中、Bob Dylanを見れたことはよい思い出になりました。

 

どうやら、81歳だそうですが、例のボーカルは健在でしたね。

自分の視力では、あの照明の演出の中で、ピアノ越しに立っているご本人の表情も見えませんでしたが…。

 

高校生の頃、中野サンプラザでChuck Berryを見に行った時は、還暦迎えたおじいさんを見に行く感じでした。当時は、Chuck Berryの還暦をKeith Richardsを初めとして多くの人が祝ったビデオが発売されたり、25周年を迎えたローリング・ストーンズが四半世紀を越えたなどと話題になっていましたが、今や、60代なんて全然若手で、70代現役のミュージシャンがたくさんいます。芸歴25年程度じゃあまり珍しくもない時代になりました。

 

個人的には、90年代以降の新たなミュージシャンですごいニューフェイスがでてきたなと思うのは、あいみょんくらいで、90年代のニルヴァーナとかも全然注目するほどの気分ではなかったし、80年代以前に出てきた人たちで止まってしまっているので、新しい世代への興味が薄いだけかもしれませんが…。

 

薄いといえば、客席の薄毛率が異常に高かった。…というか、はっきり頭頂部がツルツルの人がかなり多かったですね…。

年齢層はかなり高く、自分世代が底辺のように感じました。

 

公演終了後、ちょっとステージに残った機材を見ようかなと思っていたら、「この後、どこか行きますか?」などと話しながら、横を通り過ぎた人が、高橋克典さんっぽかった。その隣にいる男性は誰か全然分からなかったけど。

二人とも、マスクしていましたので、確証はなく、翌日、ちょっと調べてみたら、やはり高橋克典さんで、もう一人は高嶋政伸さんだったようです。

 

一度でいいから、Hurricaneのエンディングとかで聞けるようなハーモニカを聴きたかったなぁ。

もう難しいのだろうけど。

ピアノもよかったけど、もっとライブ感のあるギターやハーモニカが聴きたかった。