Tasar ダガーボードに関するクラスルール | Out on Highway 61

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当初の目的はお引越ししたので、模様替え。特に行くあてもなく…。
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バテンのクラスルールを探していて、ちょっと疑問なクラスルールを見つけました。

バテンの件もそうだけど、こういう曖昧なやつは公式な方には書きにくいのよね…。

 

E.2 Daggerboard

E.2.1 The daggerboard shall have a stop affixed thereto, or moulded as part thereof.

E.2 ダガーボード

E.2.1 ダガーボードは、これに取付けるかその一部としてモールドされた止め具を持たねばならない。

 

これって、今つけている人いないのではないかと思うのだけど、A4.2 The word "shall" is mandatory and the word "may" is permissive. で言うように義務になると思うのです。

 

間違っていたら申し訳ないのですが、これに相当するパーツって何?という疑問です。

※実は思い当たるものはあります。

 

まず、ダガーボードについているものといえば、ロープハンドルですね。

ダガーボードケースの方と言えば、パッドが付いています。

しかし、これはいずれも義務ではなく、次のクラスルールで規定されています。

流れ止めのロープを付けても同じです。

 

つまり、E.2.1に規定されたストッパーはこれではありません。

 

C.4 艇体付加物の配置

C.4.1 ダガーボードの上部に穴を開けてロープハンドルを通してもよい。

C.4.2 ロープやショックコードをダガーボードの上部のロープハンドルや穴に結びつけ、それを固定する ことで、転覆した場合に失わないようにしてもよい。このラインやショックコードを結びつける目的で ダガーボードケースの上部に穴を開けてもよい。

C.4.3 センターケースにパッドを詰めてもよい。パッドはダガーボードを最適な摩擦によってフィットさせる 厚さで、センターケースの長さにわたってほぼ均一の厚さでなければならない。

 

そうすると、後は、ダガーボードケース後部のパッドですが、これはオプションC.2.2(n)で規定されています。

つまり、これもE.2.1に規定されたストッパーではなさそうです。

 

C.2.2 オプション

(n) ダガーボードを前向垂直に保つように制限する仕掛けは、衝撃的な力が加わった時にダガー ボードが後ろに回転するのを妨げないよう十分に弾力的な材料、すなわちスポンジ、ゴム、ス タイロフォーム等でできている限り用いることができる。また、この仕掛けはダガーボードの後 縁から前に伸びてはならない。この仕掛けに弾力的でない材料を用いてはならない。センターケースのなかでリストリクター(ダガーボードを垂直に保つよう制限する仕掛けのこと)があ る部分では、C.4.3で認められているパッドは、潰れたり取り除くことができる。

 

実は、昔のダガーボードには、ロープハンドルの下、前方寄りのところに、それ以上ダガーボードが挿せないようにゴムのストッパーがありました。また、ダガーボードケースの上にはクリートとロープがあり、ダガーボードの前側にロープを回して、クリートで止めるシステムが備わってました。

 

昔のトラベラーシートを巻き取る仕掛けと同様に段々なくなっていったのですが、もしかして、E.2.1の規定ってこれかな? …だとするならば、このルール、排除した方がよさそうに思いますね。

 

ちょっと振り返ってみると、今までダガーボードケースに関する記事は書いたけど、ダガーボードに関する記事は書いたことがなかったので、クラスルールもノーチェックでした。

ダガーボードも昔は木製のきれいなやつとかあって、写真でも残っていれば、書く内容もあったのですが…。他にもダガーボードのネタとしては、FRP製のものにも重さや厚みが異なるロットがありましたが、それを書いても軽いのを入手できるわけでもないしね。