◆森岡毅『マーケティングとは組織革命である』を読み解く
副題→「個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド」
★要旨
・パチンコの釘のように、確率を操作せよ。
・一人でも会社に、変化は起こせる。
・日本のために一刻も早く
沖縄をアジア最大の観光拠点として要塞化すべき、
と私は信じている。
・もともと文系能力に強みがない私にとって、
執筆は地獄だ。
誰しも、蓄えた知見をできるだけ世の中に
発信することは、大切だと痛感する。
・ノウハウを遺す作業を強い意志で
実行しておかなければならない。
・そうやって知見のリレーで
世代を超えてノウハウが蓄積され、
文明は育ち、私も育てていただいた。
この知見のリレーは大切。
・P&Gという外資で育った私は、
外から日本を見て考える機会を多く持つことができた。
→
そして、ますます日本の持つ素晴らしい特徴が
大好きになった。
高い道徳心によって構築された高信頼社会、
勤勉で誠実なマジョリティ、
団結する現場が生み出す、圧倒的な戦術的強み。
→
我々日本人は、
それらを水や空気のように思ってビジネスをしているが、
そこまで洗練されたレベルの国を、私は知らない。
・しかしながら、その特徴と背中合わせに、
戦略思考の弱さや、
マーケティングへの取り組みの遅れから、
ビジネスで勝ち残るための合理性が、
欠けていることを悔しく感じる。
・USJを倒産させる前に自己変革させた。
→
ブランドのポジショニングを「映画だけの専門店」から
「アニメやゲームもあるセレクトショップ」に変え、
市場を関西からアジアに広げた。
・マーケティングは策を立てるより、
実行する方が100倍難しい。
・マーケティング革命とは、組織革命なり。
・先人を超えることこそが、次世代の使命なり。
・そもそも仕事は昼間にするもの。
夜に酒を飲まなくても、部下を理解すべし。
・私は自分自身に趣味も多く、
自宅でさまざまな自分自身への
投資の時間も必要である。
人と酒を飲んで、グダグダ浪費する時間は、
一秒でも、もったいない。
・USJであれだけ何年も知恵を出し合って、
一緒に戦ってきたCEOの、グレン・ガンペルとも、
プライベートで食事に行ったことは、一度もない。
もちろん、私が部下を夕食に誘うこともない。
・会議とは、
「人を働かせるための儀式」なり。
・意思決定システムの大事なこと。
それは、会議の幹事が、会議のアクション・サマリーを
24時間以内に、全部署に出さないといけないこと。
・最後に相手を動かすのは、
やはり人間の持っている真実の迫力である。
腹の底から信じていることを伝える。
★コメント
マーケティングは、
社会を変えるチャンスを秘めている。