受験コーチ池田潤が教える参考書学習法 -4ページ目

受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

‐志望校に合格する勉強法と思考法‐

やりたいことがないとか、目標がないとか。


そういうことはよく聞くわけですが、大抵の場合、


いつかの時点で、「自分にはできないと決めてしまった」だけ。


色々、思い描くことはあったのだけど、できないだろう、無理だろうと、決めた。


そう決めたときから、何かをやりたいとか、こうしたいとか、


こう生きたいとか。


そういうものがなくなってしまったんじゃないか、と思うんですね。


何て言うか、


押し入れの中の奥のほーうに、絶対に見えないように隠してある感じ。


もう、ほこりまみれ。


自分も、あったかどうか忘れてしまっているもの。


掃除をしようと思って押し入れの中を覗いてみると、


「あれ?あれ何だっけ…?」


と何かに気づく。


それは、古びたほこりまみれの箱。


「何が入っているんだっけ?」


ほこりをバッバッとはらい、ふーっとしてみると、見覚えが。


「あ、これ…」


それは、昔とても大事にしていたもの。


大事に大事にしていたもの。


でも、大事すぎて、触れることもできなくなっていたもの。


もしかしたら、あなたにもそういうものがあるかもしれません。


ホントは、こうしたかった。


ホントは、○○したかった。


でも、怖くて、できないと決めつけていたくて、


できると信じて、できなかったら泣いてしまうから、


目を逸らしてきたのかもしれません。


でも、それこそが人生を開くカギだったり。


ホントに充実した毎日を生きるカギが、そこに隠されていたり。


私は、悩んでいる人がいたときによく聞くのが、


本当は、どうしたい?


という質問です。


その人の本音。心の声。心の叫び。


ほこりがかぶってしまって、見ないようにしてきた自分の思い。


そんな自分の思いに気づくことで、私たちの心にはエンジンがかかってくるのだと思います。


では、今日はこのへんで。


久々、みなさんの前で講演会を行ないます。


ただ、東京会場は満席になりました(キャンセル待ちにご登録を)。大阪、福岡もいつ席がなくなるか分からないので、申し込みはお早めに。


お会いできるのを楽しみにしてます。


最近、メルマガ読者さんがどんどん増えています。

勉強しても結果が出ないときや、


好きな人に告白して上手くいかなったとき、


第一志望に合格できなかったとき、


私たちは「勝手にあきらめる」という選択をしてしてしまうときがあります。


勝手にあきらめるとは、勝手に『自分を』あきらめるということです。


自分は上手くいかない、自分は上手くいっている人のようにはなれない、


輝いている人を見て、


「自分は、ああはなれない」と思う。


その結果、自分を嫌い、自分を信じず、輝いている人を妬み、ひがみ、負のループに入ってしまう。


それは、誰にでもあることだと思うんですね。


私の場合で言えば、自分の頭は悪いのだと勝手にあきらめ、


要領が良い人、何でも上手くやれてしまう人、勉強が上手くやれる人に対して、


ネガティブな気持ちを持っていた時期があります。


全ては自分の内側の問題なのですが、自分をあきらめてしまっているので、


上手くいっている人のアラを探し、揚げ足を取るような視点でその人を見てしまったり。


そういうときは、自分の問題を誰かのせいにしてしまいたくなります。


お前のせいで!


あなたが○○をしてくれなかったから!


とか、です。


私の場合は、親に当たりました。親の遺伝子のせいにして、親を恨んだのです。


今思えば、最低なことをしたな、と思います。


当時は、そうでもしないと自分を支えられなかったのかもしれません。


自分の弱さを受け入れられず、誰かのせいにすることで自分の弱さから逃げていたのです。


しかし、それでは絶対に人生は前に進まない。


自分は、これからも自分。


自分のまま、進んでいくしかない。


そうやって自分をあきらめてしまったのは、たった一回の失敗だったり、それほど気にするものでもない、


誰にでも起こりうるような失敗だったりするものです。


人は、絶望するようなことでもないことに、絶望してしまうことがあります。


勝手に、自分が自分をあきらめただけ。


勝手に、自分には無理なのだと決めつけただけ。


実際には、そこまで努力していなかったり。


ただ、やり方が悪いだけだったり。


勉強に関して言えば、私の場合は完全に「やり方」が悪かっただけでした。


頭のせいでも、ましてや親のせいではなく、


全ては自分の問題だったのです。


そのことに気づいてから、前向きに勉強できるようになり、成績も上がり、京都大学に合格しました。


そして今では、受験コーチとして活動しています。(今は活動範囲も広がってますが)


勉強の内容を教えるのではなく、その前の段階。


『内面を進化させることで本来持っている力を発揮させる』というところにフォーカスして教えています。


私は受験コーチなので、勉強内容を教える存在ではありません。予備校の先生ではない。


私がやりたいことは、その子が自分を信じられるようになり、前向きに自分の可能性に向かって行動できるようになること。


結果の出る頭の働かせ方をして、結果の出る自己イメージを作り上げ、困難にもへこたれないマインドを作り上げること。


今は受験生だけではなく、大学生や社会人向けのプログラムも行っています。


で、何でそんなことをしているかというと、私自身、悩んできたから。


私自身、苦しんで来たから。


細かく言えば、勉強面以外のことにはなりますが、


自分に自信が持てない


異性と上手く話せない


自分を出せない、隠してしまう


自意識過剰


愛想笑いばかりして媚びて、自分の価値を下げてしまう


自分を好きになれない、自分を愛せない


人の目をすぐに気にしてしまう


コミュニケーション能力が、ない


人を心の底から信頼できない


周囲の人と打ち解けない、壁を作ってしまう


なんていう悩みも、抱えてきました。


自分なりに、結構、苦しんできたと思っています。


ただ、自分と向き合い、一つ一つの課題をクリアしてきました。


誰かのせいにするのではなく、被害者になるのではなく、己の在り方と向き合ってきました。


その結果言えることは、人は変われる。人は良くなれる。ということ。


今抱えている課題を、クリアすることができるということです。


だから、勝手に自分をあきらめないこと。


無理だと決めつけないこと。


自分を卑下したって、誰も喜ばないから。卑下しても、何もいいことはないから。


自分のやり方や在り方と向き合い、少しでも、一歩でも進んでいけばいい。


そういう気持ちで、日々を生きていって欲しいなと思います。


加藤さんとのトークライブでは、もっともっと深くお話していきますね。


東京会場は満席になりました。大阪、福岡もいつ席がなくなるか分からないので、お早めに。


お会いできるのを楽しみにしてます。

昨日、こんなメールをいただいたので、今日はちょっと取り上げてみます。


==============


早稲田大学志望の文系で浪人中の○○と申します。


いつも潤さんからのメールを励みにし、勉強しています。


メンタルの話はとても助かっています!本当にありがとうございます。


『未来の自分をつくる勉強法』買いました!自分についてもっと深く考えて生きていこうという気持ちになりました。何度も読み返そうと思います。


突然ですが相談があります。


僕は今、週に1度個別塾に通っています。


そこでは自習はせずに家で勉強する習慣がついてきているのですが(現役時は塾only)10時間超えの勉強ができていません。


だいたい6.7時間といった所でしょうか。


やりたいとは思うのですが、回りの人の進み具合が知りたかったり、世間の流行が知りたいだったり人と話したいといった意識のせいか思わず携帯やテレビに逃げてしまうことがあります。


後は1日のノルマを決めてやっていて多すぎて萎えてしまっていたりするのかもしれないです。


回りの目もくれず一切他の事は気にせずに勉強だけに打ち込みたいのですがどうしたら良いと思いますか?


==============


はい、ではいきましょう。


簡単に結論を言うと、


『環境を整えろ』


ということになります。


携帯が手元にある、テレビが近くにある環境にいるからこそ手を出してしまうわけで、


そういうものを近くに置かない、そもそも誘惑がない環境を作ることが大事になってきます。


話が逸れるようで逸れないのですが、


今日、iPhoneを家に忘れてきました。


すると、チラチラ見てしまっていたiPhoneを見なくなります。


だって、そもそもないわけですから。


その結果、「やっぱ意識が分散しねーな」と感じたんですね。


ということは、普段それだけiPhoneに意識を奪われてしまっているかもしれない、ということです。


で、それはなぜかっていうと、「そもそもそこに存在しているから」でしょう。


もちろん、意志の力で我慢できる人はOKです。


また、目的意識の高さ、目標に対する鮮明で強烈なイメージを持っている場合には、


我慢できる場合も多いでしょう。


しかし、昨今のスマホ事情は強烈で、人間を誘惑する機能がたくさんついています。


なので、持ち歩かざるを得ないときは電源を切るなどして、見れないようにしておく。


などして、いかに「環境を整えるか」を意識してみてください。


テレビのある部屋にいかないとか。


究極は、テレビを押し入れに詰め込む、です。笑


誘惑を我慢するというよりも、『誘惑をそもそも断ち切る』という発想です。


我慢することにはエネルギーを消費しちゃうんで、そもそも我慢ということが起こらない環境作りを意識してみましょう。


あと、「世間の流行を知りたい」という気持ちがあるみたいですが、


少し掘り下げていくと、「乗り遅れて嫌われたくない、バカにされたくない」という怖れがあるかもしれませんね。


ドーンと構えましょう。


流行を知ろうが知らなかろうが、どうでもいいことだし、知らなかったら後から教えてもらえばいいのだし、


そんなことで自分の価値は変わりません。


ここの部分が根本かな、という気もします。


スマホを見てしまうのも、どこかで他人の動向が気になっていたり、ね。


いつも言ってますが、大事なのは「自己愛」なのです。


自己愛があるから「他人なんて関係ねえ」と思えるわけで、


だからこそ勉強に集中できるわけ。


「机に向かう前」の話っていうのは、案外大事なのです。


1日のノルマが多すぎることについては、二段構えでいきましょう。


最低限これだけはやる、というノルマと、これだけできれば素晴らしい!というノルマ。


二段構えにすることで勉強しやすいメンタル状態になるはずです。


はい。


こんな感じです。


また、質問にもお応えしていこうと思ってます。


では!

私の元には、よく相談が来ます。


で、その相談者が悩むことは、大体ずっと同じで、同じ悩みをずーと抱えているわけです。


例えば、勉強に関して言えば、やる気が出ないとか。


勉強しているのに成績が上がらないとか。


恋愛で言えば、本命の人とは上手くいかないとか。そもそもモテないとか。


人に心を開けない。ネガティブな気持ちをいつも抱えている。


何でもいいですが、


なぜ、同じ悩みを抱え続けるのか。


なぜ、そこから抜け出せないのか。


それは、問題の本質と向き合っていないからです。


問題の本質と向き合わず、対処療法的に済まして、それで『解決できた』と思い込んでいるから。


だから、そのときは上手くいったように思えても、


同じことが繰り返し起こり続けるのです。


問題の本質と向き合わない限り、同じことは起こり続ける。


そして、問題と向き合う、自分と向き合うというのは、


自分の見たくないところや、今まで気づいていなかった自分に気づくということ。


これまでの自分からは「変わる」ということ。


多くの人が「変わりたい」「もっと良くなりたい」と思いながらも、


変わることを嫌い、見たくないところを見ることを嫌い、


結局はいつも通り対処療法で済ませて、安易に人生を変えようとします。


しかし、そんなことでは自分を解放させてやることはできない。


今回のトークライブのテーマは、「自分と向き合う」ということ。


自分と向き合う、問題と向き合う、その「向き合う姿勢」こそが人生を変える秘訣なんです。


そこがなければ、同じ問題は起こり続ける。


いつも不満で、いつも不安で。


何かを変えたいという現実が、ただ同じ現実が続くことになってしまいます。


今回のトークライブで、私が今まで誰にも話してこなかった、


「向き合う技術」について徹底的に話していきます。


いつ席が埋まるか分からないので、お申し込みはお早めに。


それでは。

勉強にしても、生きることにしても何にしても、大事なことはどこまで真剣にぶつかることができるか。


なあなあで済まそうとしたり、このくらいでいいかと妥協したり。


勉強で言えば、机に向かう前に、勉強に向かう心のありようをどれだけ高められるか。


そこが問われるわけです。


自分に対して、


本当に分かってんのか!


適当に済まそうとしているだけじゃないのか!


ちゃんと理解してるのか!


と、ぶつかれるかどうか。


そうぶつかることができるためには、自己愛も必要になってくるんですが。


段階があって。


自分を責めがち、否定しがちな人は、真剣に自分とぶつかっていくと、


苦しくなってしまうこともある。


人にはそれぞれ段階があるから、私はある見方をすれば矛盾しているようなことを言うこともあります。


それはなぜかっていうと、人それぞれ、その人の段階があって、必要なメッセージが違うから。


小さな一歩を大事にしてできることをやっていくことが必要な人もいれば、


基準を高くしてガンガン挑んでいくべき人もいる。


まずは小さな一歩から。


それができるようになってくれば、どんどん基準を高くして自分に挑んでいけばいいのです。


だから、自分に必要なことは何なのかということを、自分に問うていかないといけないわけで。


ただ鵜呑みにするのではなくて、


今の自分に必要なことは何なのかと自分で考える。


自分の頭で考える。


それはつまり、自問自答をするということ。


自分と向き合うということ。


自分の思考を挟まずに、ただ言われたことをやるだけなんてダメです。


その「在り方」こそが成績が上がらない原因。


その思考形態でいる限り、本当の意味で成績を上げる勉強はできないし、


自分の人生を生きることもできません。


新刊「未来の自分をつくる勉強法」は、とにかく徹底的に自分と向き合ってもらおうと思って、書きました。


自分で考える。自分で選ぶ。自分で決める。


そして、自分とぶつかる。


自分を愛するからこそ、自分を信じきることができて、


自分を信じきることができるからこそ、自分とぶつかることができる。


その結果、勉強にしても人生にしても、飛躍していくことができるんです。


てことで、問いをもちながら、自分と向き合いながら勉強していきましょう。


では。

最近は、人に会うことが多くて、そのときに毎回感じることがあります。


それは、「もったいない」ってこと。


というのは、明らかに能力がある子が、能力がないと思い込んでいたりするんです。


たまに、自分の能力のなさを分かりやすく説明してくれる子がいるのですが、


その自己分析能力、説明能力、客観的視点、どれを取っても優れているとしか言いようがないことがあるのです。笑


なぜ、自分はできないか?


を、非常にハイレベルにプレゼンすることができる。笑


ということはどういうことかというと、結局、自分には能力がないとか、自分はできないというのは、


『思い込み』だということ。


自分に絶望できる、というのはある意味、能力があるからとも言えると思っています。


だから、その思い込みから解放されたら、一気に突き抜ける可能性があるんですね。


ということで、もったいない。


大体、人間、イメージできることは実現できるもんです。


それは、普通のこと。当然のこと。


そのくらいのスタンスでいた方がいいです。


赤ちゃんのときは、自分の能力云々のことなんて、考えたこともなかったはず。


転んでも、転んでも、立ち上がる。


笑顔で。


ばぶーと言いながら。


ばぶばぶ転んで、ばぶばぶ立ち上がろうとして。


その繰り返しで、最後には立ち上がって、手を叩いたり。ぱんぱん!


と思えば、ばぶばぶ歩き始めたり。でも、すぐ転んで。


痛かったら泣いて。


そんなこともすぐ忘れて、


また歩き始める。


赤ちゃんは、


「果たして俺に、歩く能力はあるのか?」とか、


「あいつ、私よりも3日も早く歩けるようになってるじゃないの。私はダメ子ちゃんね」


なんて考えない。


ただ、自分が歩きたい。その気持ちだけ。


純粋な、その思いだけ。


周りがどうとか関係ない。


自分の人生は、自分のもの。


純粋に、自分がやりたいと思ったことを、やればいいんですよね。


で、失敗したら、笑えばいい。


ガハハ!!失敗してもうたー!!


と、笑えばいいんです。


深刻になる必要なんか、全然ない。


ガハハ!!やってもたー!!俺、だせー!ガハハ!


で、いい。


誰も、自分の失敗なんて気にしてないからね。笑


ていうか、失敗という概念それ自体、外側から与えられたものなんですよね。


何が失敗で、何が成功かなんて、よくよく考えてみれば分かりません。


そういうことが起こった、というただそれだけのことで。


そこに自分で勝手に意味付けすればいい。


てことで、ガンガンやりたいようにやりましょう。


今日はこのへんで。


TVにも多数出演され、国から賞も受賞しまくっている「自分を愛する技術」著者加藤秀視さんとのコラボトークライブを行います。


「自分と向き合う」ということについて徹底的に語らせていただくので、ぜひお越しください。


いつもブログを読んでくださっているあなたとお会いできることを、楽しみにしています。


お待ちしてます。

東京遠征を終え、大阪に戻ってきました。


人と会いまくっていたので、少し一人で静かにしたい気持ち。


といっても、これから結構忙しいんですよね。何かと。


ただまあ、明日くらいは引きこもって映画でも観ようかな、と思っています。


みんなでいるのも好きだし、一人も好き。


ただ、一人で考えて文章を書きたい、という気持ちがあるので、


どうしても一人の時間を必要としているんですよね。


さらに、一人の時間がなければ自分と向き合うことはできません。


ずっと誰かといて、刺激があって、という生活だと、


何も考えなくなるんじゃないか、と思っている部分があって。


考えなくなるっていうのは、ある意味考える必要がなくなるというか、流されていたら日々が過ぎていくわけで。


そうなると、本当に大事なことを大事にできなくなる気がするんですね。


だから、一人の時間は大事。


ただ、かと言ってずーっと一人だとどうなるか。


考えすぎることになる可能性があります。


ずっと考えていて、行動ができなかったり、動くのが億劫になったり、


そうやっている間にエネルギーの循環がなくなっていって、元気がなくなってくる。


人と会わないことが続く、人と会話しないことが続くと、普通元気がなくなります。


何かをするエネルギーがなくなってくる。


『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』の中で、「人間関係」にも触れました。


多分、勉強法本の中で人間関係について触れた本はそこまで多くないんじゃないかな、と思います。


なぜ触れたかというと、エネルギーの問題があるから。


元気がなくなると、何もできなくなっていって、勉強どころではなくなったりするから、です。


要はバランスです、というありきたりな話になってくるわけですが、


大事なことは、一人の時間のメリットデメリット、みんなといる時間のメリットデメリットを理解した上で、


そのときの自分の状態を客観的に見て、自分に必要な時間を与えてやればいい、ということです。


私は、普通の人よりは一人時間が多いはず。


一人でも楽しめる活動をたくさん持っているし、そこに自分の使命みたいなものもある、と感じているから。


で、その結果として、みんなといる時間も楽しめるし、


みんなといる時間にそこまで執着しない。


あれば嬉しいし、なければ一人で本を読み、文章を書き、映画を観ればいい。


自然に執着していないからこそ、本当の意味で楽しめるというところもあるのかもしれません。


「みんなとの時間は馴れ合いだ」と言って、「みんな時間」を否定してしまうのも違うんですよね。


それは単純に、自己重要感を満たしたいために、意地を張って、


自分と他人に「差」をつけようとして、無理に言っているだけのケースもあるから。


人は、ありとあらゆる手段を使って、自己重要感を満たそうとするものです。


自己重要感を満たしてあげようとする人は、めったにいません。


めったにいませんから、人気者になりますね。


話が逸れるので、これ以上はやめます。


今日伝えたいのは、こんな感じ。


昨日告知した、加藤秀視さんとのコラボ講演会もよろしくお願いします。


いつもブログを読んでくださっているあなたとお会いできることを、楽しみにしています。

今日の日経新聞に、ドカンと「未来の自分をつくる勉強法」の広告が出てます。


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さらに、大阪梅田紀伊國屋書店では、一番目立つところに展開してくださっています。


大阪紀伊國屋8月2日


下には、加藤秀視さんの「自分を愛する技術」が。


ブログではまだ言っていませんでしたが、加藤秀視さんとコラボ出版記念トークライブを開催します。


8月28日福岡、8月29日大阪、8月31日東京の3都市開催です。


みなさんの前に立って話す、久しぶりの機会になります。


いや、ホント久しぶり。


最近は自分のプログラムに参加してくれている人しか会っていなかったのですが、


このトークライブで久しぶりに多くに人に会えるということで、嬉しいです。


あと、加藤秀視さんとコラボというのがミラクルで、ぜひ一度加藤さんに会ってみてください。


会わないと、彼のことは分かりません。


加藤さんのプロフィールも載せときます。


:加藤秀視


実業家、社会活動家、講演家、作家など多種多様な顔を持ち、100億円企業の顧問、年間1万人以上へのトークライブ、数々の著書の執筆など、幅広い活動を行なう。


人間と真摯に向き合う講演や研修は他の追随を許さないほどの圧倒的なインパクトを誇り、自己の覚醒に導くことで本人の中から自己変容を引き起こすオリジナルのメソッドは、「教育」ではなく、「アート」と表現される。


型破りな育成手法は、ビジネスマンやアーティスト、主婦、僧侶、アスリートなど、あらゆる業界の「変わりたい人」を成功に導くだけでなく、少年院を出入りする非行少年少女といった「変わりたくない人」にまで自己愛や自己変容を促す。


その手腕が高く評価され、スポーツメンタルトレーナー、上場企業の教育担当、財団の理事、海外講演、

香港和僑エグゼクティブアドバイザーなど、幅広い分野で活躍。


「文部科学大臣奨励賞」「衆議院議長奨励賞」「人間力大賞」を受賞。数々の実績から生まれる独自の教育理論は、机上の空論にはない斬新さと確かな効果があると各界から定評がある。


東日本大震災においては震災2日後には現地に入り、物資支援100t以上、炊き出し10万食以上もの支援を行なった。


その功績が評価され社会貢献者表彰を受賞。


といった感じ。


ホントに今回のトークライブが実現して嬉しいし、多くの人に加藤さんと会う機会を創ることができることも嬉しく思います。


ぜひ、会場でお会いしましょう。

あるとき、いつものようにカフェでブログを書いていたときのこと。


あれは、梅田だったかな。


目の前の席に、一人のおっさん。


おっさんは、こちらを見て座っていて、若干気まずい配置。


そのおっさんは、お世辞にもカッコイイとは言えない。


背も低く、姿勢も悪い。


髪も適当で、服もダサい。


見るからに「おっさん」であって、ダンディさもジェントルさもなく、


間違っても「LEON」は読んでいないだろうということが想像できる。


コーヒーは、ズズズっ!!と必要以上の音を立てて、飲む。


私は若干のイラ立ちを感じながらも、


冷静を装って、その日もMacに向かい続ける。


しかし。


外見上はあまり「カッコイイ」と言えないのだが、


その「おっさん」から放たれる雰囲気には、どことなく、存在感があった。


私は、こういう目に見えない「存在感」のようなものには、敏感だ。


その存在感はどこから来るのか、私は頭の端で考えていた。


すると、


「あーー、すません!!」


おっさんらしい口調で、おっさんが声を発する。声は若干でかめだ。


「はーい!」


女店員が来る。


おっさんを見て、若干女店員の表情が曇る。


しかし、


おっさんはその表情の変化は気にせず、注文をする。


そして、注文後、軽い雑談を重ねる。


その様子を見ていて、私は「ほう」と少し驚いた。


おっさんは、堂々としている。


おそらく、女店員が、自分の容姿や格好といった外見で自分をマイナスに評価していることには、気づいている。


でも、おっさんは気にしない。


その女店員は、イマドキの女の子。


おっさんの左に位置している若い男が、チラチラと二人のやり取りを気にしているところを見ると、


その女店員に若干気があるのかもしれない。


そうやって少し状況を観察していると、ある変化が起きていた。


それは、店員の表情。


明らかに、最初とは違う顔をしている。


楽しそうだ。


しかし、おっさんはその女店員との会話に執着することもなく、ある程度のところで会話を切り上げた。


最初の私の見解は、間違っていた。


このおっさんは、ダンディだ。


その後、隣にいた若い男が、


「すいません」と声を発する。


この男は見た目もイイ。服装も最新のオシャレを勉強しているかのような服を来ている。


見た目を見れば、さっきのおっさんよりもポイントははるかに高いだろう。


しかし、


「すいません」と発せられた声には、若干の媚びを感じた。


イイ人と思われたいのだろう。


さっきの女店員が来る。


その若い男は、必要以上に丁寧に「はい、はい」などと言って注文する。


しかし、


「その丁寧さは、相手のことを考えた丁寧さではないだろう?」


そう、私は彼に言いたくなった。


彼は、自己肯定できていない。


自分に、自信がない。


見てくれは、おっさんよりもはるかに良い。


生まれもって持っているものは、おっさんを遥かに凌駕している。


しかし、彼の態度を見ていると、


着飾ったその服装が、自分の自信のなさをごまかすためのものに見えてくる。


着飾った服装は、彼に本当の自信は与えていないようだ。


その男の自信のなさを、女店員も感じたのか、


女店員は事務的に「仕事」を終え、立ち去る。


若い男の表情は、冴えない。


=================


この「おっさん」(失礼ですが)から学ぶことは多くて、


結局、おっさんは自己肯定できていて、若い男は自己肯定ができていません。


で、今回は「人間関係」ですが、例えばこういうところにも、その人の在り方は如実に表れるということ。


今は自分のプログラムで、この「自己肯定」についても徹底的に扱ってます。


結果、実際に、彼氏ができた、彼女ができた、好きな子の連絡先をゲットした、なんて人も出て来ていますね。


それは「結果的」にそうなってしまうんです。


別にそれを目的としなくても、本当に自己肯定できてくると、そうなってしまう。


自分が自分を認めると、ホント、生きることは相当楽で、楽しいものになり、


多くの「結果」が勝手に手に入るようになりますね。


では、今日はこのへんで。


今回は、人間関係系でしたが、


こういったことを学んでいくと、どんどん人生が「おもろー!!!!」なものになっていくということを知っていただけると嬉しいです。


昨日、多くの人に「未来の自分をつくる勉強法」の感想を直接聞きました。


ありがたいことに、内容を絶賛していただけることが多いです。


マジ、嬉しいです。マジ。


まだお読みでない方は、大抵の書店で売っているのでよろしくっす。


では。

今日、カフェでブログを書いていた

ときのこと。


斜め左前方に、家族連れがいました。


パパ、ママ、男の子、そしてベイビー。


今日の主役は、男の子。


この子が、面白い。


この子の名を、勝手にケースケと名付けよう。


実物の人で、いるような、いないような。


ケースケは、みるからに「わんぱく小僧」。


全然、落ち着かない。


そわそわキョロキョロしている。


ママが「ダメでしょ!」と言っても、


聞かない。


クールな顔をしてMacに向かってブログを書いている私も、


ケースケの動向がすごく気になっていた。


ケースケは言う。


「こーひーが飲みたい!」


おいおい、しぶいお子ちゃまもいたもんだな。


ブラックのコーヒーをすすりながら、そう思った。


「飲めるわけないでしょ!にがいのよ!」


ママは必死の説得を試みる。


でも、ケースケは一歩も引き下がらない。


「こーひーが、飲みたい!」


「オレンジジュースにしときなさい!」


こーひーVSオレンジジュースの激しい攻防は、その後1分程度続いた。


店員は、困ったような顔をしてケースケを見ている。


私は、Macを見ているフリをしながら目の端でケースケを捉えている。


ケースケは、何を言われても


「こーひーを飲む」という決意を曲げない。


見上げた男だ。


そこまで固い決意を持って戦える男は、そうはいない。


ついに、ママも、この一言を漏らす。


「どうなってもしらないからね!」


ママの敗北宣言。


そう、ケースケは勝利を収めたのだ。


揺るぎない信念と、曲げることのない決意を武器に、


ケースケは、己が心の底から欲するものを手に入れた。


『こーひー』を、手に入れた。


そのときのケースケの誇らしげな表情を、私は忘れられないだろう。


数分後。


「お待たせしましたー」


勝利の美酒を持った女の店員が、ケースケの元にやってきた。


ケースケはおもむろに姿勢を正し、


「ふーふー」し始める。


合計、5回はしただろうか。


ケースケは意外にも、猫舌だったのだ。


そして、こーひーのカップに手をつけ、


勝利の美酒に口をつける。


さぞかし、満足だったのだろう。


ケースケは、ひと呼吸おく。





「にげえーーー!!!!!!」


苦悶の表情を浮かべ、天国から地獄へと落とされ絶望した人間のような顔をしながら、


ケースケは叫ぶ。


「まずいーー!!!!!!」


ブラックのコーヒーは、ケースケに

はまだ早かった。


ケースケは、そのことを身を持って学んだ。


こーひーは、にがいのだ。


その後、パパが角砂糖を2個入れて、なんとかケースケはちょびちょびとこーひーを飲んでいた。


私はそのとき、思った。


ああ、これでママが『正しい』となって、これからはママの言う通りにするのだろうな。


これからはオレンジジュースを頼むようになり、


自分がそうしたいと思ったことも、


ママの意見を聞いてから、やろうとするのだろうな、と。


少し複雑な心情になって、


私はケースケから目を逸らす。


その気持ちから目を背けるように、


目の前のMacに向かって記事を書き始めた。


集中して記事を書いていると、


ケースケが、何やら騒いでいるのが聞こえた。


何やら、「デザート」のことでママと言い合いになっているらしい。


ケースケの言葉に、耳を傾ける。


「抹茶パフェが食べたい!!!!」


「…抹茶、か」


なぜか嬉しくなって、


来たときよりも明るい気持ちになって、


私は店を出た。


という話。


この話から、何が学べるでしょうか?


実は、最後の「抹茶」のくだり、これは作り話です。


それまでは、実話。


実際には、彼らが来たのは私が来てかなり経ってからで、


コーヒーのくだりが終わった後、私は店を出ました。


だから、その後どうなったかは分かりません。


抹茶のくだりは、私の希望です。


私が「そうなって欲しい」と思う姿です。


つまり、


失敗を怖れず、飛び込んでみろ!


ってことです。


一回失敗したって、自分の思いを無視するな!


ってことです。


失敗しながら、体感して、どんどんぶつかっていけ!


ってことです。


自分の身で、経験すればいい。


いつだって何かをしようとする人には、


「やめておけ」


「こちらにしておけ」


そんなことを言う人が現れます。


しかし、自分で実際に体験してみなければ分からないことがたくさんあるのです。


体験すること、体感すること。


自分の肌で確認すること。


自分が「そうしたい」と思ったことが、できること。


それは、すごく大事なことだと思うんです。


失敗することだって大事なことで、


そこで体感レベルで経験するからこそ、


分かることがある。


自分の思いを、どれだけ大事にできるか。


失敗することを怖れず、興味あるものに飛び込んでいけるか。


それはすごくすごく、大事なことのように思います。


最後までお読みいただきありがとう

ございます。


今日は、このへんで。


新刊「未来の自分をつくる勉強法」各書店で展開されているので、まだお読みでない方は、よければお読みください。


感想などもお待ちしています。


mail@junmethod.com


まで。