「10時間越えの勉強をしたい」受験生からの相談 | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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昨日、こんなメールをいただいたので、今日はちょっと取り上げてみます。


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早稲田大学志望の文系で浪人中の○○と申します。


いつも潤さんからのメールを励みにし、勉強しています。


メンタルの話はとても助かっています!本当にありがとうございます。


『未来の自分をつくる勉強法』買いました!自分についてもっと深く考えて生きていこうという気持ちになりました。何度も読み返そうと思います。


突然ですが相談があります。


僕は今、週に1度個別塾に通っています。


そこでは自習はせずに家で勉強する習慣がついてきているのですが(現役時は塾only)10時間超えの勉強ができていません。


だいたい6.7時間といった所でしょうか。


やりたいとは思うのですが、回りの人の進み具合が知りたかったり、世間の流行が知りたいだったり人と話したいといった意識のせいか思わず携帯やテレビに逃げてしまうことがあります。


後は1日のノルマを決めてやっていて多すぎて萎えてしまっていたりするのかもしれないです。


回りの目もくれず一切他の事は気にせずに勉強だけに打ち込みたいのですがどうしたら良いと思いますか?


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はい、ではいきましょう。


簡単に結論を言うと、


『環境を整えろ』


ということになります。


携帯が手元にある、テレビが近くにある環境にいるからこそ手を出してしまうわけで、


そういうものを近くに置かない、そもそも誘惑がない環境を作ることが大事になってきます。


話が逸れるようで逸れないのですが、


今日、iPhoneを家に忘れてきました。


すると、チラチラ見てしまっていたiPhoneを見なくなります。


だって、そもそもないわけですから。


その結果、「やっぱ意識が分散しねーな」と感じたんですね。


ということは、普段それだけiPhoneに意識を奪われてしまっているかもしれない、ということです。


で、それはなぜかっていうと、「そもそもそこに存在しているから」でしょう。


もちろん、意志の力で我慢できる人はOKです。


また、目的意識の高さ、目標に対する鮮明で強烈なイメージを持っている場合には、


我慢できる場合も多いでしょう。


しかし、昨今のスマホ事情は強烈で、人間を誘惑する機能がたくさんついています。


なので、持ち歩かざるを得ないときは電源を切るなどして、見れないようにしておく。


などして、いかに「環境を整えるか」を意識してみてください。


テレビのある部屋にいかないとか。


究極は、テレビを押し入れに詰め込む、です。笑


誘惑を我慢するというよりも、『誘惑をそもそも断ち切る』という発想です。


我慢することにはエネルギーを消費しちゃうんで、そもそも我慢ということが起こらない環境作りを意識してみましょう。


あと、「世間の流行を知りたい」という気持ちがあるみたいですが、


少し掘り下げていくと、「乗り遅れて嫌われたくない、バカにされたくない」という怖れがあるかもしれませんね。


ドーンと構えましょう。


流行を知ろうが知らなかろうが、どうでもいいことだし、知らなかったら後から教えてもらえばいいのだし、


そんなことで自分の価値は変わりません。


ここの部分が根本かな、という気もします。


スマホを見てしまうのも、どこかで他人の動向が気になっていたり、ね。


いつも言ってますが、大事なのは「自己愛」なのです。


自己愛があるから「他人なんて関係ねえ」と思えるわけで、


だからこそ勉強に集中できるわけ。


「机に向かう前」の話っていうのは、案外大事なのです。


1日のノルマが多すぎることについては、二段構えでいきましょう。


最低限これだけはやる、というノルマと、これだけできれば素晴らしい!というノルマ。


二段構えにすることで勉強しやすいメンタル状態になるはずです。


はい。


こんな感じです。


また、質問にもお応えしていこうと思ってます。


では!