勉強しても結果が出ないときや、
好きな人に告白して上手くいかなったとき、
第一志望に合格できなかったとき、
私たちは「勝手にあきらめる」という選択をしてしてしまうときがあります。
勝手にあきらめるとは、勝手に『自分を』あきらめるということです。
自分は上手くいかない、自分は上手くいっている人のようにはなれない、
輝いている人を見て、
「自分は、ああはなれない」と思う。
その結果、自分を嫌い、自分を信じず、輝いている人を妬み、ひがみ、負のループに入ってしまう。
それは、誰にでもあることだと思うんですね。
私の場合で言えば、自分の頭は悪いのだと勝手にあきらめ、
要領が良い人、何でも上手くやれてしまう人、勉強が上手くやれる人に対して、
ネガティブな気持ちを持っていた時期があります。
全ては自分の内側の問題なのですが、自分をあきらめてしまっているので、
上手くいっている人のアラを探し、揚げ足を取るような視点でその人を見てしまったり。
そういうときは、自分の問題を誰かのせいにしてしまいたくなります。
お前のせいで!
あなたが○○をしてくれなかったから!
とか、です。
私の場合は、親に当たりました。親の遺伝子のせいにして、親を恨んだのです。
今思えば、最低なことをしたな、と思います。
当時は、そうでもしないと自分を支えられなかったのかもしれません。
自分の弱さを受け入れられず、誰かのせいにすることで自分の弱さから逃げていたのです。
しかし、それでは絶対に人生は前に進まない。
自分は、これからも自分。
自分のまま、進んでいくしかない。
そうやって自分をあきらめてしまったのは、たった一回の失敗だったり、それほど気にするものでもない、
誰にでも起こりうるような失敗だったりするものです。
人は、絶望するようなことでもないことに、絶望してしまうことがあります。
勝手に、自分が自分をあきらめただけ。
勝手に、自分には無理なのだと決めつけただけ。
実際には、そこまで努力していなかったり。
ただ、やり方が悪いだけだったり。
勉強に関して言えば、私の場合は完全に「やり方」が悪かっただけでした。
頭のせいでも、ましてや親のせいではなく、
全ては自分の問題だったのです。
そのことに気づいてから、前向きに勉強できるようになり、成績も上がり、京都大学に合格しました。
そして今では、受験コーチとして活動しています。(今は活動範囲も広がってますが)
勉強の内容を教えるのではなく、その前の段階。
『内面を進化させることで本来持っている力を発揮させる』というところにフォーカスして教えています。
私は受験コーチなので、勉強内容を教える存在ではありません。予備校の先生ではない。
私がやりたいことは、その子が自分を信じられるようになり、前向きに自分の可能性に向かって行動できるようになること。
結果の出る頭の働かせ方をして、結果の出る自己イメージを作り上げ、困難にもへこたれないマインドを作り上げること。
今は受験生だけではなく、大学生や社会人向けのプログラムも行っています。
で、何でそんなことをしているかというと、私自身、悩んできたから。
私自身、苦しんで来たから。
細かく言えば、勉強面以外のことにはなりますが、
自分に自信が持てない
異性と上手く話せない
自分を出せない、隠してしまう
自意識過剰
愛想笑いばかりして媚びて、自分の価値を下げてしまう
自分を好きになれない、自分を愛せない
人の目をすぐに気にしてしまう
コミュニケーション能力が、ない
人を心の底から信頼できない
周囲の人と打ち解けない、壁を作ってしまう
なんていう悩みも、抱えてきました。
自分なりに、結構、苦しんできたと思っています。
ただ、自分と向き合い、一つ一つの課題をクリアしてきました。
誰かのせいにするのではなく、被害者になるのではなく、己の在り方と向き合ってきました。
その結果言えることは、人は変われる。人は良くなれる。ということ。
今抱えている課題を、クリアすることができるということです。
だから、勝手に自分をあきらめないこと。
無理だと決めつけないこと。
自分を卑下したって、誰も喜ばないから。卑下しても、何もいいことはないから。
自分のやり方や在り方と向き合い、少しでも、一歩でも進んでいけばいい。
そういう気持ちで、日々を生きていって欲しいなと思います。
加藤さんとのトークライブでは、もっともっと深くお話していきますね。
東京会場は満席になりました。大阪、福岡もいつ席がなくなるか分からないので、お早めに。
お会いできるのを楽しみにしてます。