石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -7ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

監督:安田淳一、主演:山口馬木也 2024年

 

遅ればせながら、日本アカデミー最優秀作品賞を受賞した話題作「侍タイムスリッパー」を観た。


製作費2000万円は自腹、最初はシネマ・ロサ1館のみの上映から徐々に人気を広げていった、という、まさに中身で勝負に行った映画なのだろうな、と思う。

 

ストーリーはシンプルでわかりやすい。

 

幕末の武士が現代にタイムスリップ、そこが京都の時代劇撮影所だった。

侍だったのだから、殺陣はお手の物、髷や和装が自然体、醸し出す雰囲気は本物。というわけで、その他大勢の斬られ役に納まり、徐々に出世、やがて同志たちと共に斜陽の時代劇映画を立て直そうと奮闘する道へ。そして、かつての時代劇スターから声がかかるがその大御所が何と……という、なるほどで気持ちのいい映画だった。

 

タイムトリップ物は、私も大好きでたくさん書いたことがある。書くのも観るのも楽しい。

この映画はその種の王道を行く、変に小技を使わない真っすぐなお話。視聴者も安心して浸れる。

 

そして、劇中の武士の執念というか志や魂みたいなものが強く響いてくる。それはそのままこの映画の作り手の方々の思いの強さの化身とも思え、心打たれるものがある。

 

主演の山口馬木也さんはドラマでもよく見かける方だけど、主役で見たのは初めて。

とても存在感があって、可愛げや真摯さが魅力的、ファンが増えたのじゃないだろうか。

 

ライバル役の冨家ノリマサさんも、「相棒」などで見かけた覚えが。その頃はお名前がカタカナじゃなかったと思うけど。

 

お二方とも斬り合いがド迫力だった。

個人的には、アクションシーンはそんなにストーリーを動かさないのでそうそう時間を取らなくても、と、あまり好む方ではない。だからちょっと長かったかなあとも思ったけれど、お好きな方は大満足だったのではないだろうか。

 

ラストの「めでたしめでたし」と終わるかと思えた後にも、あらっ……と笑える1シーンがあるので、お見逃しなく。


(了)



 「思い出の味」がお題の新作短編です! 11分で読めます!(ヒューマンドラマ)

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千鶴の恩返し



 

「解」がお題の超短編です! 3分で読めます!(ミステリー)

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「旅・冒険」がお題の短編です! 12分で読めます!(ヒューマンドラマ)

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おみやげ狂騒曲

 

 

 

 「うしろ姿」がお題の短編です! 12分で読めます!(ヒューマンドラマ)

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割れないシャボン玉〜探しもの〜

 

 

 

 

 

「サマー〇〇」がお題の短編です! 10分で読めます!(コメディ)

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踊る休暇戦線

 

 

 

 

 

 

 「雨宿り」がお題の短編です。12分で読めます!(現代ファンタジー)

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パッパのフューチャー

 

 

 

 

 

***以下過去受賞作抜粋です*

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✨第238回超妄想コンテスト「冬の朝」がお題の短編で優秀作品に選んでいただきました✨

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易しい悪女の作り方

 

 

 

第231回超妄想コンテスト「天使」で、佳作をいただきました。9分で読めます!(現代ファンタジー)

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きみのおかげ

 

 

 

 

第213回コンテストで佳作に選んでいただいた「ポケットの中」がお題の短編はこちら↓ 11分で読めます。(ヒューマンドラマ)

ハンドメイド作家とただの客 

 

 

 

第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた、「○○解禁」がお題の短編はこちら↓ 14分で読めます。(ファンタジー)

バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

先日、ちょっと大きめの花火大会を見に行った。ほぼ真下から見る花火は、巨大で多彩で鮮やかで迫力満点、とても楽しかった。

 

ところでこの花火大会、かなり前に知り合いのちびっこを誘ったことがある。けれどその親から、「音に怯えちゃうのよね」と断られた。

確かに花火の大きさに比例するかの大爆発のようなすごい音の連発なので、ちびっこにも心臓の悪い大人にも良くなさそうだ。

 

その日も、隣に陣取っていたファミリーの幼児が、始まってすぐに泣き出した。すごく怖かったようで、知り合いのちびっこが怯えるというのも納得だった。

 

また、逆側にいたファミリー。花火が始まる前はパパとじゃれ合ったりですごく楽しそうだったのに、始まって10分もしないうちに飽きたみたいで。

「まだ終わらないの?」「もうお家へ帰りたい!」とぐずり出し、最初は「アイス食べたら我慢できる?」とか甘々にごまかそうとしていた親も、そのうち「一人で帰れば」とか怒っていた。

 

確かにね。

丸いの、細かく色合いが異なるの、方々へ飛び散るの、ナイアガラ的なもの。ある程度の年齢にならないと、そういった違いがわからず「素敵! すごい! 楽しい!」とならないのかも。

 

違いがわからないとすると、ず~っと「ひゅ~、どどど~ん」と爆音&何か光ってる、が続くだけ。

となると、花火大会は多分大体が1時間~2時間くらいだろうから、長すぎる。

 

ディズニーのようにお姫様が出てきたり、戦いで負けそうになっても大逆転したり、とかのドラマチックがあるわけでもない。アトラクションで体感系の「わーい」があるわけでもない。

 

私がその子らくらいの頃は、打ち上げ花火と言えば近所の広場でせいぜい5,6発が上がるくらいで、それも丸くて単色オンリーだったように思う。

だから大人になってからいろいろな花火大会に行って、その多彩さに驚いた。時代は変わったなあと感動したっけ。

 

けれど10分あるかないかの昔の花火も、それはそれで楽しかった。……昔も今も、もしかしたらそのくらいの時間しか子供の興味はもたないのかも。

 

いろいろな花火の違いの風味を味わうとか、爆音への耐性、長めの打ち上げ時間等を考えると、近年の花火大会は子供向けではないのかも、と、自分はすごく楽しかった花火大会を後にした。

 

(了)

 

 

「解」がお題の新作短編です! 3分で読めます!(ミステリー)

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ザッツ・ミステリー

 

 

 

「旅・冒険」がお題の短編です! 11分で読めます!(ヒューマンドラマ)

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理想の旅行

 

 

 

「旅・冒険」がお題の短編2個目です! 12分で読めます!(ヒューマンドラマ)

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おみやげ狂騒曲

 

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

物語を作っていると、タイトルに掲げた5つの境目がよくわからなくなってくることがある。


ネット情報によると、


オマージュ=元ネタに対して尊敬・賞賛の念が込められている。元ネタが分かると更に面白い。


パロディ=批判・揶揄・風刺を目的に模倣している。元ネタがバレなきゃ始まらない、むしろ分かってほしい。


パクリ=利益のために創作的な表現を盗用している。元ネタがバレると困る。


(【まるログ】 (marukin-ad.co.jp) より)


換骨奪胎: 昔の人の詩文や発想などを基に自分自身で創意を加え、独自の作品にすること。


模倣: 他のものの真似をすること、似せること。


(GPT-4 を使用した Copilot (bing.com)より)

 



ところで、物語の作り方として、「パターン」に沿ったやり方を教わったことがある。


例えば、シンデレラ。

不幸のどん底が幸福に変わっていくパターン。


例えば、ロミオとジュリエット。

敵対から恋(または親密)そして悲劇のパターン。


これらのパターンに乗せて、例えば背景が時代ものとか、舞台がサラリーマン社会とか、主人公と周りが独自なキャラや関係だとか。現代の社会問題を織り交ぜるとか。

そういった物語を展開できれば、おそらく換骨奪胎。


というのが私の理解。


でも。

かなり昔のことだけど。


何年も恋人を待たせ続け、久々にその元へ帰ろうとして、相手が待っていてくれてるだろうか? その目印に黄色いハンカチを掲げる有名な映画があったけれど。

 

あるドラマで、それまでの恋のあれこれは全くの別物だったけど、ラストに彼を待っていたという意思表示が部屋いっぱいに飾られた多量の「黄色い花の絵」だった。


これはどうなのだろう? と思ったことがある。


また、身分違いの恋愛を扱ったドラマのラストで、お金持ちの男が、低い身分の女の働く工場に迎えにきて抱き上げたシーンがあったけど。

これも有名なハリウッド映画を思い出した。


こういうのは割とわかりやすいので「オマージュ」になるのかな? とも思いつつ、個人的には「パクリ」「模倣」に近い気もするので、怖くて自分はやらないと思う。

 

どちらも、風刺とか笑いに縁がないドラマだったように思うので、「パロディ」というには無理がある気がする。


ただ、意図しなくても、自分が影響を受けた作品(自分が覚えていなくとも)に似てしまうことはあるかもしれない。

 

今の時代、かなりそういったことには厳しい目があると思うので、まあ対価をもらっているわけではない自分でも、ちょっと気にしながら創作すべきかとは思っている。

 

(了)

 

 

「うしろ姿」がお題の短編です!

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スナフキンに会いに行く

 

 

 

 

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

朝ドラを代表する大河ドラマに多いが、偉人の幼少期は、人と違う言動で「変人」扱いだったというパターンがある。

 

私は昔から偉人伝を読むのが好きだったが、自分が物語を書くようになって、そういうパターンを避けるようになった。

 

偉くなる人は、子どもの頃から違う。物の考え、感じ方、行動。普通の人にはないそれらが面白すぎる。


けれどそれが、「普通の子」は特に特徴がないまま何かを成し遂げることもない、みたいに言われているような気がして、何だかガッカリしてしまうようになった最近。

 

私自身が「普通」で、例えばアンケートでよくある、1大変よい 2よい 3ふつう 4悪い 5大変悪い から選んでください、とあれば3でしかない、という人間だから。


「3」の人は、悪くはないけれど最初から最後まで平均でつまらない、と感じさせられてしまうのだ。

 

前出の朝ドラ主人公は、まあ大体「5」の大変悪い、あたりから、いろいろいろいろを闘って乗り越えて切り拓いて、そうして「1」に上り詰めて名を残すというパターン。


それが多分、ドラマとしては一番面白いし書き易い(モデルが実在の人物がだとしても)。

 

それでも、そういう人はそうそういるわけじゃなくて、世の中の大半は「3」なのではないかと自分は思っている。そして、その「3」でもみんな同じではなくて、それぞれの闘いがあってそれなりのいろいろを乗り越えて切り拓いて、というドラマはある。

 

といったところを書きたいというのが近頃の私の希望。

 

恐らく胸がすくような大逆転はないけれど、想いが伝わるのがいい小説だと思っているので、自己満足ではあるが目指すところはそこ。

 

ただ、時代設定が大正とか昭和なのに、令和的な「男女平等」とか「ハラスメント」感覚が正しい、だからこの周りの人たちはみな間違っている、みたいな話の進め方は最もやりたくない。その時々の「普通」があり、違うのだ。

 

現代ではそんな考えは古い、間違っている、おかしい、ということが、そう遠くはない昔にはまかり通っていた。

 

例えば女性の会社における差別。

基本給与や昇給、残業や昇進に至るまでそれは厳然と存在した。会社に長年居れば「可哀そう」という感覚も一般的だった。


それが当たり前、常識、仕方ない、と受け入れていて疑問の声を上げたりはしないものの、我慢して無理に笑ってやり過ごすしかなかった時代が確かにあった。

 

そんな「普通」を書けたらいいなと思っているので、とりあえず偉人伝にはあまり興味がなくなっている。

 

(了)

 


「うしろ姿」がお題の新作短編です!

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

今年は完封負け数が新記録という。

パ・リーグのぶっちぎりのビリ。

地元球場に行っても遠征しても、見どころなしの負け試合しか観られていない。

 

そういう、ロッテファンとしては厳しい年になっている。

 

今や今年のペナントレースはどうでもいい、来年再来年、若しくは5年後10年後を見据えた若手起用が主流になって、その活きのよさ、怖いもの知らずっぷりの活躍が、ファンとしては唯一の楽しみとなっている。

 

なのに。

 

先日のこと、、、

1点差で勝っていた試合。

球場は屋外、空からはバケツ雨、稲光もものすごく。

3回を終わった後、1時間以上の中断となった。

 

でも中止ではなく再開。

5回まで頑張れば試合成立。

このまま早く終わってくれ。久々に勝ち試合を見せてくれ。

とのロッテファンのささやかな願いもむなしく、5回裏、打たれた。点が入った。

同点で試合成立……。


いやでも、ロッテも粘る。6回表、ホームランが飛び出し、押し出しやらタイムリーやらで、4点入れたぞ! 何と久しぶりに爽快な。

 

けども。

なぜここでまたも豪雨となるわけ?

 

6回裏に進むことなく、審判が降雨コールド(試合終了)を宣告。

ルール上5回裏までの点数で勝敗が決まる。


これはつまり、6回の表にロッテが入れた4点が幻に。で、2-2の同点という結果となった。

 

ウソや~ん、雨のバカヤロー!

 

その4点のうち2点は、今年2年目の若手が打った記念すべき初ホームランだった。

それも、幻。

 

♬ふ~っぶきのやま~、吹~雪の山~、

山は叫ぶ、山は叫ぶ、山は叫ぶ……ま、ぼ、ろ、し~~~!!

 

動揺しすぎて大昔に合唱コンクールで歌った曲が頭をよぎってしまった……

 

今年のロッテファンはさあ、なかなか勝てなくて勝った少ない試合に喜びを集中させてんのよ……

若手の躍動にしか楽しみがないんよ……

この日はまさにそうした滅多にない見どころ満載の試合だったんだよ……

 

天気までロッテファンを見放すか。

もう暴れていいですか。

 

それでも、プロ野球ニュースではその試合をダイジェストで振り返ってくれた。

で、「今日のホームラン」のコーナーでも一応取り上げてくれるかな、と張り付いていたのだが。

 

なかった。

 

混ぜてくれたっていいじゃん。

「幻の1号」とかテロップ入れてくれればいいじゃん。

あるいは映像をぼかすとか白黒にするとかでもいいじゃん……

今年のロッテファンの数少ない楽しみを、ちょっとだけ増やしてくれたっていいじゃん……

 

夜中にどこかからそんな叫びが聞こえたら、それは私です。

 

(了)

 

 

 

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踊る休暇戦線

 

 

 

 

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

1992年アメリカ、監督:スティーヴ・マイナー、出演:メル・ギブソン、ジェイミー・リー・カーティス、イライジャ・ウッド

 

あらすじ

パイロットのダニエルは、プロポーズできないまま恋人が交通事故で昏睡状態に。その回復を待つため、冷凍睡眠の実験台になる。が、目覚めたのは50年後、恋人も冷凍睡眠担当者も行方がしれない。右も左もわからない未来で、発見してくれた少年たちの協力を得て恋人を探すのだが。

 

副題にわかりやすく「時を超えた告白」とついているので結末は大体想像はつくけれど、かなり好きなタイプのストーリー。

 

メルが若くてパワフルな感じ、何しろプロポーズするとかしないとかのお年頃。その主人公はやんちゃでもよそ者でも、子どもにアドバイスしたりする内容や態度が大人だなあと憎めない。(海外の映画を観ると、こういう「大人」な部分に感心することが多い――私自身を顧みてこういう大人の要素が育たなかったことに失望する……)

 

ジェイミー・リー・カーティスは「トゥルー・ライズ」でコメディ路線というイメージを強烈に持ったけど、ここでは落ち着きを見せていて、初めて観たときに意外に思ったのを覚えている。

 

また、イライジャファンならばこの映画、お宝映像じゃないだろうか。

子どもながらに芯の強さや信念のようなものを持っていて、かっこもつけるが可愛げのある坊や。一挙一動に目が行くオーラがある。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」にチョイ出したのはこの3年前で7歳、デビュー作だとか。「ロード・オブ・ザ・リング」はこの9年後。B級でもつい見入ってしまう「パラサイト」が7年後。他にも出演作多数で、いずれもさすがに達者でインパクト大。

 

映画のストーリーはシンプルで爽やか。

行方を捜し当てた恋人は昏睡から醒めてちゃんと人生を送り、年を重ねていた。

メル演ずるダニエルは、冷凍から覚めて若いままだったのが、途中から急に老化が進み、恋人と再会する頃にはちゃんと年齢バランスが取れている……意地悪な私がこのラストを書くとしたら、年をズラして葛藤やトラブルを起こし、悲劇っぽい要素も入れるだろうな、とは思ったけれど。

 

でも、そんなシンプルでお決まりのハッピーエンドと言えなくもない物語でも、温かさがある。ダニエルと少年たちやシングルマザーとの間に信頼のようなものが築かれていく過程が優しくて、応援したい気持ちになる。

 

久しぶりに観て、古くてもストーリーが読めても、味付けや過程の丁寧さに、目が離せないと感じた一作。

 

(完)

 


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きみのおかげ

 

 

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

今回物語を書いていて、「自分」が宿るものだなあと再び感じたので、先週の続きとして。


先週締め切りだった短編コンクール、ライトなコメディを目指したのだが、結局笑えるものになり切れていない気がして、公開寸前に「現代ファンタジー」にジャンル変更した……弱気。

 

タイムトラベルものなので、あちこち齟齬が出まくりで、それを直し回るのにかなりの労力を要してしまい、コメディ強化に専念できなくなって時間切れ……残念。

 

その中で、ちらりと昔のヒット曲を引用した。

「ラブストーリーは突然に」(小田和正)の、「あの日あの時あの場所で君に会えなかったら 僕らはいつまでも見知らぬふたりのまま」というサビ。


その歌詞に対して「運命の相手なら、その日でなくてもきっとまた必ず出会うようにできている」と登場人物に言わせている。

(誤解なきよう、私はこの歌が大好きだし、名曲だと思っています)

 

自分で書いたそのシーンを読み返してみて、改めて思った。私って、こんな風に考える人だったんだ、と。

 

とにかくしゃべるのが下手、人の話はよ~く咀嚼しないと飲み込めず、それに対する意見が頭でまとまるまでにものすごく時間がかかる私。自分がどう思ったのか、なぜモヤモヤするのかがなかなか的確につかめない。


でも、架空の物語を創っているときに、ふとそれが表れる。

 

遡れば、「世界で一つだけの花」(SMAP)が大流行した時にも、その歌詞にモヤッとしたことを、物語を書いてみて気づいた。

「ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン」というのは本当にそうなんだろうか、と。

 

「2位じゃダメなんですか?」との蓮舫さんの流行語があったけど、「2位じゃダメなんです」とイチロー選手は言っていた。


その真意とはズレるかもだけど、1番になろうと頑張って2番になることはあってもその逆はほぼないのでは。そして、自分がどういうオンリーワンか見つけることだってそのくらい必死にならないと難しいのではないか。

という風に私は捉えた(この曲も名曲だし大好きなのでそしる意図は全くない)。

 

それから、「北風と太陽」。

あれが何かの例えに使われる度に思う。

だって北風は風を吹かせるしかできなくて、太陽は周りを温めるのが才。それぞれが自分の特技を出したときに「北風が悪い」と決めつけるってどうなの、と。

 

その思いも、「自分を出せば出すほど人に嫌われる人間」と「何をやっても人から喜ばれる人間」の物語を書いたときに、ああこれは北風と太陽だな、と感じたところから気づいた。

 

前回とはちょっと趣旨が違うけれど、

先週から引き続き、創作した作品には作者が宿る、と改めて思ったのだった。


私の場合、それを経てやっと自分が何をどう考えているかわかるという……何とも頭の悪い人間だなあとため息をついている。

 

(了)

 

 

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パッパのフューチャー

 

 

 

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

小説には、ノンフィクションやエッセイ等、事実を書く分野があるけれど、私が書くのは完全なフィクション。

 

フィクションというのは、幽霊だったり生まれ変わりだったり異世界もありの作り事。そういうものが出てこなくとも、実際はこんな都合のいいことありえない、こんなカワイイ男の子いない、こんなえぐい結果にはならない、……等々、まあ現実とは違うはず。

 

でも、かつての文豪や現代のドラマ脚本など読むとわかるように、偉人をモデルにしたり、作者の経験を踏まえてあったりで、結構リアルな物事が裏に流れていて、だから読み手は共感等をするのだと思う。

 

自分も空想の世界を描いているわけだけど、それは時に日記のようなものだと思うことがある。

その時その時の思いが端々に盛り込まれている。

 

大事にしていた物を失くした時のあきらめきれない気持ち、理不尽な出来事に対して「どうして」と思ったこと、こんなとき側にいてほしい人が遠い、等々。

 

その作品を読み返した時、そういうことがあったなあ、だからこういうストーリーにしたんだっけ、と明確に思い出すくらいに。

 

経験だけじゃなく、それまで読んだもの(小説、エッセイ、漫画、記事)、見たもの(景色、旅行)、観たもの(映画、ドラマ)、好きな俳優(私の場合その人をキャラクターにイメージしたりする)が、作品にすごく出る。

 

例えば、「となりのトトロ」を観た後、自然の中の子どもの感覚を描いたことがある。

「ブラックジャック」は医者ものだけどヒューマンドラマでもあり、読むたび人と人との不思議な関わりを書いてみたくなったり。

海外で言葉が通じなくてうまくいかなかった経験は、異世界で異星人とすれ違った話にできるな、と思ったり。

 

いずれもそのままそのことだけを書いてしまえばノンフィクションやエッセイになるのだろうけど。

 

でも、私は起承転結の物語を書くのが好きなので、そういった経験や思いを生かせるキャラと背景を作って、作り事のドラマにする。作り事だけど読めば「あ、あの頃こんなこと考えてたな」なんて思い出すわけである。

 

だから、いわゆるステレオタイプと言われるよくあるパターンを描いたとしても、きっとその人なりの何かがそこには宿っているはずで。「ここはこういう経験からこういう思いでこんな友人をモデルに書いた」というその作者しか書けない何かが。

 

パクリはアウトだけど、そういうところを見れば、オマージュはあるとしてもステレオタイプにはならない気がする、と個人的には思っている。

 

(了)

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

その昔、日比谷で乗り換えて通学していた。

その地下通路で、謎の行列をいくつも見かけたことがある。整然と、おとなしく、あちこちに少しずつ並んでいるのである。

 

その謎が、〇十年経った今、ようやく解けた。あれは、宝塚の推しの方の入り待ち、出待ちの列だったのだろう。

 

というわけで、数年前から私もちょいちょいうかがうようになった宝塚。

といってもチケットはそうは取れず、コロナとハイテクのご時世で登場した「ライブ中継」という形で、映画館の映像で観ることが可能になって。

 

ご贔屓トップさんの卒業公演ラストデー、近所の映画館のライブ中継へ行ってみた。

 

舞台だけでなく客席の前方も少し映って、その大半の方が白っぽい何かを羽織っていることがわかり、これが噂に聞くファンクラブの方々のお見送り装束というものなのか、と。

 

ちなみに日比谷周りの映画館のライブ中継チケットは早々に売り切れていたので、おそらく中継で観てから現地へ駆けつけお見送りする方も多いのだろうと想像。

 

ところで、そもそもが公演はショーとお芝居を合わせて3時間を超えるもの。

でも最終日には、更にその後にトップさんラストデーの特別ショーがあって。

更に更に、その後卒業する他の生徒さんらとともに、階段降り&花束贈呈とご挨拶があり。

そして鳴りやまないアンコールで緞帳が下がったり上がったりをくり返し。「本日の公演は終了しました」と放送があってもアンコールはまだまだ続き、再び幕が上がって降りて上がって降りて。

 

ということで、本当に終了して灯が点くまで4時間以上は経っていた。観ているこちらも結構へとへと。

 

元々のショーとお芝居だって、出ずっぱりで歌って踊って演技して、の主役(トップさん)には相当の体力が要ると思うのだが、終始にこやかで軽やか。最後のご挨拶も丁寧。

 

その後は生で見たわけではないけれど、卒業インタビュー、白装束のお見送りに応え、そしておそらくお茶会なんかが続いたのでは。お風呂に入って布団に横になったのは、一体何時頃だったのだろうか。。。

 

最後の最後のお別れだから。

とは思うものの、正直「早く休ませてあげたい」と思ったりもした。

 

余談ながら、これは野球を観ていても思うことで。

寒さや雨の中、例えばサヨナラ打などを打つと、ペットボトルシャワーをぶっかけられ、ヒーローインタビューがあり、観客席への挨拶やサイン、記念撮影等々……あのお、早くお風呂へ入って温まらないと風邪ひいちゃうんじゃ。身体どっか痛めちゃわないかとか。そんな余計な心配でいっぱいになってしまう……それと似ていた。

 

宝塚の話に戻るが、短い私のファン歴の中で、そのお芝居に魅せられてトップに上り詰めたジェンヌさんのラストショーを観られて嬉しかった。そして卒業公演のラストというのはこういうものかと初めて知って、それは楽しかった。

 

ただ、相当のトレーニングを積んできたからこその図抜けた体力なのだろうけれど、これからも健康には十分留意して、元気に新たな人生へ向かってほしいと思った。

 

(了)

 

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先日、プロ野球交流戦を観るために、名古屋まで遠征してきた。

 

3-0の完封負け。

……8安打4四死球で1点も入らないってどういうわけ?

 

行った日を間違えた、3連戦のうち別の日にすりゃあよかった、

……というわけでもない。

1点差負け、2点リードの9回2アウトから逆転サヨナラ負け、そして完封負けの3タテだったから。

 

思えば遠征は過去全敗。

札幌、大阪、宮城。しかもなぜか見どころゼロの試合ばかり。交通費、宿泊費を使ってそれ。

正直ちょっとムカムカを抑えきれない。

 

勝負事だから負けるのはしかたない。けれど負け方ってものがあるんじゃない? 

 

チャンスも数少なく、案の定それを潰しまくり、好投の先発投手の見殺し。勝てそうと思えばリリーフ陣が崩れ。そんな繰り返しで目も当てられない。

今年はそういう酷い展開の試合を飽きるほど観た。なのに遠征なんてしたお前が悪い、と言われればそれまでだけど。

 

負けたけどいい試合だった。そう思える展開なら楽しかったはず。打ち合いのルーズベルトゲームとか。

 

これは、アウェイの遠方に限ったことじゃない。今年はホームにも一度行ったが、やはり8-0の惨敗で、途中で席を立った。

もう球場に行く気が失せかけている。

 

そもそもチケットの高騰が半端じゃない。野球観戦は高級道楽になってしまった感。

イニング間や試合後のイベントがめちゃくちゃ増えたけど、いや、そんなもんよりまず面白い試合が観たい。

グッズもあれやこれやの多様化。けど何であんなに高いのか。皆さん、よくそんなに買えますな。と、数年前に買ったタオルと去年のグッズ付きチケットで貰ったTシャツを未だ愛用してる私。いや、グッズつきじゃなくてもいいからチケット代下げてほしい。

 

加えて、飲食物持ち込みの禁止化。

え? 野球って、お弁当食べながらピクニック気分で観るエンタメじゃなかった? 

東京ドームや神宮などは、いまだ駅から球場に向かう間に、あちこちでお弁当を売っているし、作って持参する人も多いはず。

それを、球場周りのテントで買ったものしか持ち込み不可、とか言い出した。

 

あの~~~~、球場で売っている食べ物って、かなりお高いんですけど。それに美味しい物もあるけど、唐揚げフェスの鶏唐&ギョーザ、なんて、ちょっとボリューミー過ぎて。若者じゃないと無理じゃない?

 

何だかなあ。

 

その充実のさせ方が正しいかどうかは別として、そもそも野球が楽しくないと、球場に行く気になれない。

と言っているうちに、コーチが交代、少し点が入る野球に変わってきた贔屓チーム。

 

性懲りもなくもう一回、遠征ではないけど出向く予定。

 

(了)

 

 

 

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