今回からCQを出してコールがあった場合に、当局が使っている応答側(呼ばれる側)のDSCWマクロをご覧ください。
 
コールに対する応答の場合は、一般的にQSO内容の主導権を握る。
 
当局はCQを出す前に、あらかじめキーボード「↓」を押して、macro16~30の画面に切替えて置くようにしています。
 
中でも多くの局に呼んで頂くような場合は、挨拶、レポート交換などのショートQSOが一般的でしょう。
 

 
CQを出してコールがあったときに、コールが完全にコピーできなかった場合、「macro16」に入れた「QRZ?」で再確認します。
 
イメージ 1
 
caption:QRZ?
macro:<HisCall> ? ]⏎
 
※「」はマクロ記述では、「Ctrl+Enter」に変えて記述。
HisCall(F1)欄で記録した部分を参照して「?」と「BK」を加えます。
例えばHisCall(F1)欄に「LMD」と記録した場合は次の符号になる。
LMD ? BK
HisCall(F1)欄に「JH1」とある場合は以下の通りです。
JH1 ? BK
 
これ以外に、当初は「QRZ」や「AGN」を入れてあったが、現在は使っていません。
 

 
コールサインがコピーできたときは、「macro21」の「CFM ⇒」でコールバックします。
 
イメージ 2
 
caption:CFM ⇒
macro:<HisCall> <HisCall> <Greeting> UR <HisRST> TU_
 
※実際には「_」アンダーバーは「スペース」に変えて記述。
相手局コールを2回送るのは、当局のミスコピーを極力減らすためで、当局のようなCW初心者にとっては、行ったり来たりの時間を反って短縮できます。
 
実際のコールバックでは「 CFM ⇒」を押します。
xx1xx xx1xx GM UR 5NN TU
 
基本的に以上で次のコールに応答する。
 
最後に73を送る場合は「 CFM ⇒」に「BK」を加えて相手局の応答を受ける。
xx1xx xx1xx GM UR 5NN TU BK
 

 
相手局が73/88を送ってきたら「macro26」の「73 SK」を使う。
 
イメージ 3
 
caption:73 SK
macro:CFM ES 73 TU ^ E E⏎
 
当局は別記事「73と88」に記載した理由で、ファイナルで「88」は送りません。最後の「^」は、SKVA)符号で「E E」は「チョンチョン」となる。
 

 
ショートQSOでは、以上で1QSOを終了する。
 
 
 
フォロー4649
 



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